トロロコンブ (褐藻綱コンブ科) |
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トロロコンブは釧路から根室を経て、中部千島のウルップ島までの太平洋沿岸に分布するトロロコンブ属の一種で、同属の仲間には函館付近のガゴメがあります。普通は浅い、波あたりの少し静かな海岸に生えているので、潮の引いた時に簡単に見られます。長さは2〜3mくらい。特徴は葉の全面に独特な龍紋状の凹凸紋ができることと、若いうちは色がかなり黄色味がかった褐色を呈することです。風味はガゴメより劣りますが粘り気が強いので、「とろろ昆布」の原料として使われ、またご飯に振りかけ熱湯を注いで自家製のとろろ飯としても楽しめます。日本特産種。 採集地:北海道根室市友和 |
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更新日/2004年05月30日 |