オオバオキツバラ (紅藻綱リュウモンソウ科)
 海藻というとなんとなく「くすんだ」色合いの地味なものばかりと思われがちですが、実際にははっと息を飲むように美しく、また面白い形をした海藻がたくさん海中に生えています。この絵の海藻もその一つです。皆さんはこの絵から大輪の赤いバラの花が枝えだの先に咲き競う姿を連想されると思います。オオバオキツバラとは正に「海の沖に咲く大きいバラ」を意味する和名です。もちろん、花かと見えるのは決して花ではありませんが、どうか自然の妙を楽しんでください。この海藻は道東から遠くベーリング海やアラスカ地方にまで分布する代表的な寒流系の種類の一つです。
 採集地:北海道浜中町(水深5m)
(C)Kawashima Shoji 2001/許可なく複製・転載・利用(加工)することを禁じます。
 ページを閉じる

 ↑表紙へ戻る


更新日/2004年05月30日


函館海藻アート協会
【事務局】 北海道函館市中道2丁目35-2
ご連絡は事務局(ものかき工房)まで