マツノリ (紅藻綱ムカデノリ科)
 マツノリは1855年(安政2年)、米国のロジャース北太平洋探検隊によって函館で採集された標本を基に新種とされたもので、もちろん現在でも函館山周辺の海岸にたくさん生えています。北海道から九州まで広く分布することも知られています。体は軟骨質で、細くて扁平な枝が繰り返し叉状に分かれて全体がほとんど半円状に広がり、各先端は広がって丸みがあります。マツノリの和名はその形が松の枝ぶりに似ているので付けられたものでしょう。
 採集地:函館市立待岬
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更新日/2004年05月30日


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