カシワバコノハノリ (紅藻綱コノハノリ科) |
|
コノハノリ科の中には陸上植物の紅葉を見ているような海藻がいくつかあります。その中でもカシワバコノハノリは葉の形や葉面の脈の様子がびっくりするほどカシワの葉に似ています。しかし脈のように見えるのは陸上植物の葉脈のように水分や光合成産物を運ぶための組織ではなく、体の強度を保つための肋(ろく)です。新しい葉は古い葉の縁から出てきます。寒流の影響の強い北海道東部太平洋に分布し、海中のほかの海藻に着生しています。 採集地:北海道浜中町藻散布 |
(C)Kawashima Shoji 2001/許可なく複製・転載・利用(加工)することを禁じます。
|
□ページを閉じる ↑表紙へ戻る |
更新日/2004年05月30日 |