海藻おしばの作り方(その3)
【乾 燥】
 ダンボールの目を通り抜けるように扇風機などで風を当てると、薄いもので一晩、かなり厚いもので2〜3日で乾きます。扇風機などを使わない場合は、朝晩に吸い取り紙を交換して、2〜4日で乾燥します。
 しっかりと乾燥させることが、きれいに仕上げるコツです。また、作品の美しさも長持します。
【完 了】
 ダンボールや吸い取り紙を取り除き、布をていねいにはがします。ほとんどの海藻は、海藻自身にふくまれている「糊」の成分で、台紙に張り付いています。はがれている部分には、合成糊や木工用ボンドなどを付けて張り直します。
 海藻が縮んだり台紙にシワができていた時は、もう一度水につけて押し直すこともできます。
【仕上げ】
 完成した作品は、さらにラミネート加工(透明のプラスチックフィルムを圧着させる処理)をすると、痛みにくく長持ちし利用方法も広がります。
 作品を額などに入れて飾る場合は、強い光を避けると美しい海藻の色を長く保つことができます。
イラスト:長谷川美喜子
※このイラスト画像は、横浜康継・野田三千代共著『海藻おしば カラフルな色彩の謎』より、著者の了解を得て紹介しています。関係者のご協力とご快諾に感謝します。
※イラスト画像を許可なく複製・転載・利用(加工)することを禁じます。
  海藻おしばの作り方  


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更新日/2004年06月02日


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