01 日記: 2009年8月アーカイブ

8月10日(月)

7時半起床。体重測定95.4kg。
空腹で起きる。朝飯を食べる。ごく普通の人間生活。
入院以前は、このことさえビタいちできていなかったわけだ。

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◆朝食。味噌汁の大根がずいぶん固かった。

カメラのレンズ。やはり壊れてしまったらしい。
カメラ本体の設定をいろいろいじくるも復調せず。
気持ちが沈む。

テレビは酒井法子だらけ。

10時、田家町のキタムラ。
店員にレンズを診てもらう。「うん。壊れてますね」。
だよね。

ちなみに故障したレンズは、
「TAMRON AF18-270mm F/3.5-6.3 DiⅡVC」。

ズームレンズの中でも広い画確を誇るレンズで、
僕のように雑多な被写体を撮影する者には便利なアイテム。
つけっぱなしで、取材旅にも出かけられる。
カメラの腕(や機材)はどんなに凝ってもプロやハイアマチュアには及ばないので、
使いやすく、撮影の技量不足を補ってくれるものを選んでいる。

購入から8カ月。当初から、VC(手ぶれ補正機能)もAFも反応が鈍い症状が目立ったが、
昨夜はVCの異常動作(ファインダー画像が激しくブレ続ける)が発生して、
ついにAF・VCともに反応しなくなった。

カメラを買い換えたときにも感じたことだが、
近年は高機能というか多機能になりすぎて、
思わぬ不具合が発生したり、致命的な設定ミスを犯すことがある。
また、こういう状態になったら、こうして強引に使う。といった、逃げ道がない。
故障したら、はいそれまでよ状態だ。

キタムラで現品限りと値札が付いたレンズを取り置いてもらう。
いったん事務所へ。
メーカーに電話。保証期間内の無償修理を確認。
ただし、夏休みに入るようで、今月末くらいまで時間がかかるとのこと。
もちろん、他にもいくつかレンズを持っているんだけど、
ここまでの画角をカバーするには、
最低でもレンズ2本をがちゃがちゃさせなくちゃいけない。
それも面倒ってことで、やはりキタムラで購入することにした。
くそー。またもや予定外の出費だ。

新たに買ったレンズは、VC機能がないタイプ。
そのぶんだけ、故障のリスクは減るはず。
でも、手ぶれ補正機能はけっこう便利だけどね。
「TAMRON AF18-250mm F/3.5-6.3 DiⅡ」を購入。20%割引でした。

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◆昼飯。お弁当。開港ネタとして大英帝国の国旗つき。

豚たんスモーク(1単位80kcal)、ルバーブジャムのサンドウィッチ(2単位160kcal)、
茹でキャベツ、ピクルス、焼きズッキーニ。

16時、星野さんと弁天町へ。

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◆ドックのクレーン上部。両脚はすでに解体され、梁(?)は半分に切断された状態。

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◆上の写真の裏側。

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◆横から断面を覗いたところ。

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◆スイッチ。マニア垂涎。ほしい。心底思う。

17時、緑の島へ。
今日もちょっとだけ「函館開港150周年記念イベント」のお手伝い。

090810-00000.gifのサムネール画像


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◆人がまばらですが、まぁ平日昼間だからね。展示系ブースは17時までなので。

函館山はすっきり見えている。
このあと、あれよあれよという間に、すっかり雲で覆われちゃいました。

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◆函館市港湾部のお二方。
◆黒くなっていく人と白いままの人。毎日、朝から晩までお疲れさんです。

しっかり日焼け止めを塗っているそうです。

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◆たぶんペロリくんの顔はめ看板。

ゆるーい雰囲気の会場を後にして事務所へ。

19時半、NCVの一森さんが来る。
8月17日から放送される「函館酒場寄港 第五夜」のナレーション録り。
今回は新川町「キッチン&居酒屋 おくしり」。
病み上がりということで、第三夜・第四夜のように泥酔はしていません。
とは言え、やはり飲んでるだけの番組ですが。

番組は第六夜(半年)までの予定だが、
いちおうセカンドシーズンの可能性もありということで。
ついでに、健康番組(糖尿病の知識とレシピとエピソードを楽しく紹介)を提案。
いいっすよ。って、ずいぶん軽く承諾されたな。
企画書をつくることにした。

22時半過ぎ帰宅。
晩飯。

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◆今夜も宅配食(メディカルフードサービス)を利用してみる。
◆上・あさりとタケノコ(ぐぇっ)。下・ハンバーグ。どちらも3単位240kcal。

食べていて気が付いた。
カミさんがいる間は、これを利用する必要はないんだよな。

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◆サイドメニューは手作り。ナス焼きびたし、ニラのナムル(がっつりうまい)、大根の味噌汁、冬瓜の煮物、乙部釣りタラコ。

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◆焼きズッキーニ、ご飯(150g・3単位240kcal)。

晩飯を食べながら、ふたりで「函館酒場寄港」を第一夜から最新作まで見る。
妻の感想。「ただただ酔っぱらってるだけじゃん」。

そういう番組ですから。
8月9日(日)

まずは昨夜の晩飯から。

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◆たっぷり茹でキャベツ。左下はタラコとしらたきとシソ。

おにぎり(2.3単位185kcal)、イカ大根(0.5単位40kcal)、ニラ味噌汁、茹でキャベツ、野菜の甘酢漬け。
タラコは乙部の釣りタラコ。いちばん高いやつだ。今年の2月に漁協を取材したときに購入したもの。ほどよい塩気で上品な味で、房が整っており見た目も美しい。んだけど、妻はあっさり加熱調理。

風呂入って就寝。

8時起床。
体重測定95.3kg。おっ、減った。
増減に規則性がないので、これをやれば減るってのはわからない。
増やすのは簡単で確実なのに。

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◆9時朝ご飯。タラコちょっぴり。以前なら、二房はぺろり。

おにぎりは197kcal(2.5単位)。あとは昨夜と同じ。イカ大根の染み具合が全然違うが。

10時、本通の実家。海藻を再冷凍するために。
札幌の叔母が遊びに来ていた。
顔が小さくなったと言われた。

10時半、今度は妻の叔母の家へ。
いとこが里帰りしており子どもを連れてきていた。人見知りしていた。
枝豆をつまみに麦茶。この枝豆は、酒場寄港の収録で食べた味と同じだ。
レシピを聞くといただきものだという。もしかしたら出所は同じかも。
塩じゃなくて、だし醤油風味なんだよね。皮までうまい(しゃぶるとね)。

12時すぎ函館港「緑の島」へ。
電車通り「大町」電停を右折、臨港道路で右折して会場に行くわけだが、
かるく渋滞していた。警備員の第二駐車場への誘導がはっきりしない。
こちらは駐車証を掲げて、ひと足お先に入場。ありがたく便宜を利用する。

函館開港150周年記念メインイベントのお手伝い。

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◆↑の詳細はコチラで。

日曜日ということもあって、なかなかの盛況。
まずは、昼食がてら会場をひと回りしてみる。

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◆函館鮨同業会のお店。なかなか威勢の良い接客で○。これ大切。

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◆イカづくし。500ペロリ(1ペロリ1円とお考えください)。

情報によれば、津軽海峡沖で釣り上げたスルメイカ(真イカ)で、
生け簀ものを使っているそうだ。そろそろ厚くなってきた身をほどよいシャリに乗せて、
なかなか贅沢な一皿だった。ただし、醤油がおいしくない。惜しい。

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◆こちらは韓国朝鮮料理アッパの屋台にて。串焼きイカ(500ペロリ)。

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◆このイベントにあわせて限定醸造されたビール(600ペロリ)。

ぐびぐび飲む妻。0.02口ほど舐める。苦みが効いたビール。くー、がぶがぶ飲みてぇ。

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◆こちらも韓国料理の屋台から。宮廷料理と書いていたが。500ペロリ。

うまいけど、イカもこちらもタレが甘すぎる。
白い物体は大根かと思ったらモチでした。

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◆表千家同門会が主催するお茶会(野点)。趣向をこらした内容だった。
◆お菓子「汽笛の影」。ペリー艦隊の蒸気船(黒船)の煙突を表現。千秋庵総本家の作。

16時半からライヴイベント「黒船2009」の撮影。
これ、かなり楽しかった。仕切もばっちり。マナーもしっかり。盛り上がりもしっかり。
最後の30分は雨が降り出したが、そんなの気にならなかったくらい。

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◆函館の若者へ夢と未来と元気を。そんなテーマが語られていた。

1500カットくらい撮影。
途中からレンズのVC(手ぶれ補正機能)が異常動作するようになり、
ちょうどイベントが終了した時点でAFとともに作動しなくなった。

ライヴの余韻とレンズ故障のがっかり感をむねに帰宅。
くたくたに疲れた。

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◆晩飯。宅配食を購入してみた。どちらも、たったの3単位(240kcal)。
◆妻と半分ずつ食べた。ただ、野菜がもの足りなくて追加。

ご飯(3単位240kcal)と味噌汁(1単位80kcal)と合わせても7単位。
味は中の下だが、見た目は彩りあるし、栄養バランスは抜群だ。

健康管理食の宅配サービスはいくつかあるのだが、
料金と内容を勘案してメディカルフードサービスという業者を選んでみた。

今週末で妻は小樽に戻り、また独身生活が始まる。
そこで心配なのは、浮気よりも食事である。
バランスの良い食事をとる機会を少しでも多くするために、
このような投資をすることにした。
本当は地元に給食サービスがあれば良いんだけど、
いまのところ見つけることができていないので。
冷凍便で1週間分が届く。7日で10食分を注文してみたが、
余してしまいそうな気がするので、次回からは7日で6食分にするつもり。

8月8日(土)

8時半ころ起きる。曇り空。
体重測定96.1kg。ここ数日は一進一退の攻防が続く。
9時半に朝食。

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◆幼少のころから愛飲している函館牛乳。気のせいか。春先くらいに味が少し変わったような。

以前のようにガブガブ(1日1Lは余裕でした)飲めない。180mgをきっかり計量。
この電子計り便利だ。器の重さをゼロにして中身だけを計量できる。

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◆牛乳(1単位80kcal)、ソーセージ(1単位80kcal)、パン(4単位320kcal)。

10時、自宅を出る。大野新道、港小学校前から渋滞気味。
函館新聞社前の道道から渋滞。海岸町の事務所に着くまでヅラリ。
ともえ大橋も渋滞しているようだ。
今日から始まった函館開港150周年記念イベントで、
航空自衛隊による曲芸飛行が披露される。函館では初めて。そのための渋滞だろう。

海藻おしば教室の荷物を車に積み込んでいると、
星野さんがあわてて帰ってくる。
「飛行中止だよ。」
あららん。そうなんだ。そりゃ残念でしたね。
民間機との兼ね合いもあるだろうし、延期は難しいだろうし。
どうせ、ぐだぐだと文句を言い募る人がいるだろうなぁ。
仕方のないことは仕方ないのだ。

ただ、この時季の函館は曇りがちだし、海霧の発生も多い。
スケジュールを決めたり、イベント内容を考えるときに、
そのへんのことは考慮したんだろうか。そういうことって、地元の人に聞いてくれりゃなぁ。
夏は難しいかもよってヒントを出せたかもしれないのにね。
ご立派なプロデューサーやたぶん有能なイベント会社に
仕切をお任せするのは目をつぶっても、
地元民として一切智恵を出さずに済まそうってのは、あまりにお粗末な諸行だ。

例えば、僕たちがパソコンなりカメラなりの高額商品を購入するとき、
どの機種が最適か、どんな機能が必要か、どんなアフターサービスがあるか、
そして、どこで買うのがいちばんお得かを、ずいぶんと思い悩んでお買い物をするはずだ。
当然である。自分の大切なお金を使うのだから。
ときには、予算がオーバーをしても、必要であると思えば、高額高機能のものを買ったり、
あえて安売り店ではなくてアフターがしっかりした店を選ぶこともある。
なんだか、そういったレベルでの悩みが感じられない。

ま、いいけど。
せめてボランティアスタッフに対する最低限の配慮はしてくれよな。
なんでも頼りっぱなしじゃ、あんたたちの存在意義が問われるぜ。

12時半、函館市女性センター。
施設のスタッフに手伝っていただいて、3階の会場に荷物を運び講座のセッティング。
 僕はこの施設の関係者でもあるので、ここに書くのもなんだけど、
 どんな理由があったとしても、利用者に対して、そちらの事情を押しつけるのは、
 施設としては良くない傾向だ。まずは、話を聞け。話し合え。それからだ。

14時前、受講生がやってくる。約40人。
始まる前に世間話をしていると、ブルーインパルスの飛行中止の話題になった。
やはり、けっこうな数の市民が見に行っていたみたいだ。
川嶋先生の奥様も見物に出かけたらしい。
妻の両親は出かけたものの、駐車待ちをしているところで中止と聞き、
そのまま帰ってきたらしい。それもどうかと思うが。

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◆今日は14種類の海藻をつかってアートした。

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◆参加者の一人から、「先生、いつもNCVの番組を見てます」と言われた。
◆本当にテレビの力はすごいな。

16時終了。今回も素晴らしい作品がそろった。
16時半、事務所に戻る。
妻はお友だちと晩飯に出かける。
こちらは遅い昼飯。

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◆とんきのカツサンド。こんなすごいものを食べて良いんだろうか。

野菜ジュース(0.8単位64kcal)、小さめカツサンド(5単位400kcal)、ごまパン(1.2単位96kcal)。
土曜日の定番「アヴァンティー」を聞きながら食べる。


22時半。妻から電話。帰宅したとのこと。俺もそろそろ帰るか。
晩飯はニラの味噌汁とか言ってたな。
8月7日(金)

体重測定96.2kg。
やはり停滞。昨日は食べ過ぎの感があったので良しとするか。
午前中は家で読書。
2年前に買っておいた岡田斗司夫著『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)を再読。
当時ぱらぱらと読んで、良いダイエット方法(とにかく食べたものを記録するというレコーディングダイエットを提唱している)だとは思ったが、日々の欲望にまみれて実行していなかった。
あらためて読み直してみると、僕が入院中に学んだり発見したりしたことと、かなりシンクロする。
やはり長く続けるための工夫がキモとなっている。
そう。体重のコントロールは続いてナンボだ。正直に言う。俺は不安で不安で仕方ない。
たしかに、いまは「酒飲みてー」とか叫びながらも、食事への注意を継続しているが、
いつ何時つるりとスリップしてしまうかわからない。

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◆朝食。昨日の夜と同じ。ゆでたキャベツは柚子醤油で食べる。

11時、木古内・知内方面へ出張取材。
まずは、知内の農協へ。ニラを仕切っている玉森さんは、いつも忙しそうだ。
1時間ほど打ち合わせ。
センター長の小西さんと「はこだて和牛」の撮影へ。

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◆目があった。

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◆部外者(俺)を発見して、いっせいに牛舎へ向かって走り出す牛。

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◆はこだて和牛を育てる四人衆。左から2人目の東出さんは「ふっくりんこ蔵部」でもおなじみ。

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◆さっきは逃げたくせに。牛に取り囲まれる俺。

16時すぎ、遅い昼食。
めんどうなのでローソンで買い食い。

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◆204kcalでした。こいつとお茶。あとで野菜ジュースにすべきだったと思った。

木古内から函館へ向かう海岸線の国道。
海(函館湾)越しに、頭だけ出した函館山が見える。
すそ野から街にかけて、真っ白の深い雲が覆う。

17時、事務所。
明日の海藻おしば教室の準備など。
20時、亀田本町の魚長へ。
肉を買う気まんまんだったが、迷っているうちに食べる気が失せた。
ところてんと長ネギを買っておしまい。
店舗2階のダイソーで買い物。はさみや下敷きなど。明日の備品。

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◆妻がつくっておいてくれたお弁当。晩飯におかずだけ食べた。
◆のりはカバかと聞いたら、プーさんだと叱られた。妻は紙切りの特技を持っている。

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◆義母のズッキーニ。生後3カ月の赤ん坊くらい。

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◆肉はあきらめたがホットプレート料理を食べたくて焼き野菜にした。

食パン1.5枚(3単位240kcal)、焼き野菜のための油(2単位160kcal)、
ブルーチーズなど(4単位320kcal)。最後まで迷ったが、今日も酒は飲まなかった。
8月6日(木)

6時に目覚まし時計が鳴る。消す。再セット。眠る。
6時半に目覚まし時計が鳴る。消す。再セット。眠る。
7時に目覚まし時計が鳴る。消す。眠る。
8時10分。飛び起きる。
8時半、あわてて出かける。予定では8時半に病院へ着いているはずだったのに。

8時50分、函館中央病院へ。駐車場はまだ空いていた。
内科受付の箱に診察券を投入。
15分ほどして呼び出し。中央採血室にて採血。
「食事は何時ですか?」と看護師さん。
「今朝は食べてきませんでした。検査の時って食べないんですよね。」
「いいえ。特別な指示がないかぎり、普通に食事をして薬も飲んで来てください。」
そうだったんか。1食損した。

血液検査の結果が出るのを待って診察になる。
日本糖尿病協会発行の専門誌「さかえ」を読みつつ待つ。
ちなみに、退院してすぐに協会に入会したのだ。情報収集は大切だ。
10時20分。診察室の前に。なぜか緊張する。
10時30分、ついに診察室へ。

「お久しぶりでございます。」
「あっ、すこーし痩せた感じですねー。」
「そうなんですよ。意外と減りまして。まぁ、分母が多いもんですから。」
「あはは、そうですね。」
ここで、昨夜遅くまでかけてつくっていた体重変動の資料を登場させる。
「うわ、まめですね。」
「こんな感じで減ってます。」
「96kgまで減ったんですか。すごいですね。退院した後のブログを見ましたが、最初のうちはちょっとがんばりすぎてた感じでしたよね。海藻ばっかり食べてたし。」
「がんばったというか、めんどくさがってただけですが。妻が帰ってきてから、だいぶ食事の彩りが良くなったかと思うんですが。」
「そうそう、そうですよね。なんか、奥さんすごく料理がお上手ですよね。」
「その発言はポイントが高いですよ。」
「それで検査結果なんですが、かなり良くなってますよ。コレステロールは低くなり過ぎちゃってますし。」

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2009年8月6日
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函館中央病院
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GOT  50
GPT  66
γ-GTP  68
LDH  226

総コレステロール  138
中性脂肪(LDL、悪玉コレステロール)  69

UA(尿酸)  6.5

血糖値(朝食前/前日24時)   109

HbA1c 8.6


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数値の比較
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6月15日→6月22日→7月7日→7月11日→7月15日→8月6日
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函館中央病院
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◆体重 ※標準体重:69.157kg
105.6kg → 105.6kg → 104.2kg → 102.4kg → 101.4kg → 96.2kg

◆γ-GTP(アルコールによる肝臓障害の指標) ※正常値:70以下
301 → 206 → 171 → 146 → 131 → 68

◆LDH(乳酸脱水素酵素。肝機能障害の指標) ※正常値:106〜211
360 → 238 → 220 → 216 → 211 → 226

◆総コレステロール ※正常値:150〜219
355 → 259 → 293 → 217 → 191 → 138

◆中性脂肪(LDL、悪玉コレステロール) ※正常値:70〜139
266 → 182 → 217 → 155 → 129 → 69

◆尿酸(UA) ※正常値:2.5〜7.0
7.8 → 7.2 → 8.0 → 8.7 → 7.2 → 6.5

◆空腹時血糖(朝食前) ※正常値:〜110
351 → 229 → 数値なし → 146 → 124 → 109

◆ヘモグロビンA1c(HbA1c) ※正常値:4.3〜5.8
12.8 → 数値なし → 数値なし → 数値なし → 数値なし → 8.6


体は正直だとも言える。
γ-GTPが正常値になったのは15年ぶりくらいじゃないだろうか。
初診の時の検査結果には、数字の横に片っ端から「H」の文字が躍っていた。
high(高い)の表示である。今回はコレステロールに関して「L」と出た。Low(低い)である。
ヘモグロビンA1c(HbA1c:過去1〜2カ月間の血糖コントロール指標)に関しては、
初診時12.8という最悪な数値(これを見て渡邉先生は即刻入院を通告した)だったが、
今回ようやく人並みに悪い数値にまで快復した。

ちなみに、12.8という数字がどれくらい悪いかと言うとですね・・・。
糖尿病手帳というものがあります。
慢性高血糖症(糖尿病)患者が、自分の体の状態や治療内容を把握するための手帳です。
薬局で配布しているお薬手帳のようなもの。
そこに、血糖コントロールの記録として、ヘモグロビンA1cの数値を書き込む欄があります。
そこの最大(つまり最悪)の目盛りが12.5っすから。書けません。
いやー、もう、勝手に死ねよって感じの数値で。我がことながら笑っちまいます。

「血圧はどうですか?」
「薬を飲んだあとの計測だと、平均で120の80くらいですね。」
「そうですか。ちょっと計ってみますね。」
「でも、今日は薬を飲んできていないんで。」
「あっ、悪い。170の98です。」
「あららら。薬はえらい。」
「そうですねー。自分の力ではないってことですね。」
「はぁ、もう少し油断していたかったですよ。」

10時50分、診察終了。
11時25分、案内されて栄養相談室へ。
管理栄養士の外舘さんと面談。ここでも、さっそく昨夜つくった資料を取り出す。
体重変動と退院後の全食事写真。
「やっぱり奥さんが帰ってきてから、すごく食事のバランスが良いですね。私でも、こんなに料理はつくりたくないくらいですよ。」
過分なお褒めの言葉をいただく。
いかにして、この「良い」状態を続けていくか、というお話を繰り返しやりとりする。
「私は、これまでの経験から言って、高山さんの場合は3カ月が山場だと思っているんです。そのころ、たぶん気がゆるむんじゃないかと。」
「いや、それわかります。そうなりたい、という意味ではありませんが、僕は勉強でも仕事でも3カ月以上続いたためしがありませんから。」

ここだけの話ってのもあったので、会話の全部を書けないのだが、ひとつだけ。
「僕は、もっと糖尿病患者や治療スタッフの交流があっても良いと思っているんです。アルコール依存症患者のAAとか断酒会のようなもので、励まし合ったり、確認し合ったり、悩みを語り合ったり、病気の苦しさを笑い合ったりするような。」
「それは私も考えていました。中央病院には、たくさんの糖尿病患者さんもいらしゃってますし。栄養士の立場から、もっと積極的な活動もできるんじゃないかなと思っています。」
この話、かなり盛り上がる。
が、諸事情でここまで。古川さん、あとでお話がありますので。

12時半、お会計。
病院内の銀行ATMでお金をおろす。
ちょうどブースに入ったら、ATM機の裏に入るトビラが開いていて、
奥で分厚い札束を補充しているところだった。
思わず「すげー」と声をだしたら、静かにトビラが閉まった。

売店で、大好きな神戸こむぎ館のパンを購入。
空腹だったので、おもわず4つも買ってしまう。

病院前のアイン薬局へ。どっさり薬をもらう。
糖尿病薬のアマリールが中止となった。高脂血症の薬も半分に。

外は暑い。車内も熱い。さっき買ったサンドイッチは厚い。情けに篤い。
13時半、帰宅して昼食。

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◆検査の打ち上げ。ということで、かなり油断した内容。

うーん、9単位720kcalくらいか。
食べ過ぎて胃もたれ。昼寝をする。

16時過ぎ事務所へ。
妻は篆刻。ついでに、俺の家印(大△:ダイウロコ)も彫ってもらう。
あれやこれやしているうちに23時。

晩飯を迷っていたら、妻がラッピを所望。
ということで、北大前の店へ。

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◆サンドイッチは1枚だけ。ミネストローネとともに。

食べ過ぎた昼を反省した俺の横で、
妻は函館に帰ってきてから二度目の「ふとっちょバーガー」に喰らいつく。

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◆ふてぶてしい風体。

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◆ひとりで完食。ちょっぴり殺意を抱く。

あいつ、あんなに食うくせに、体重は俺の半分である。
この世は不公平に満ちている。
8月5日(水)

体重測定96.1kg。
朝食8時半。

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◆キウイが熟れ熟れ。

ご飯(3単位240kcal)、鮭(1単位80kcal)、大根の味噌汁(1単位80kcal)、
白菜のおひたし、キウイ(1単位80kcal)。しめて480kcalなり。

11時半、高丘町「特別養護老人ホーム 百楽園」へ。
函館大妻高校福祉科3年生の実習の様子を撮影。
この施設には2年にいっぺんくらい取材で訪れている。
ひとことで表現すると、さわやかな風が吹いている施設だ。

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◆がんばれ。実習は2週間。ゲスト(施設利用者)のお顔を紹介できないのが残念だが、みなさんずいぶんと良い表情をしてくれて。良い写真がたくさん撮影できた。

撮影のあいまに何人かのゲストと会話。
98歳のおばあさん。下海岸のお生まれだとか。明治最後の年の生まれになる。
いまの季節は昆布で忙しいから、邪魔にならないように施設に来た、と話してくれた。
耳が遠いようだったが、その他はご健康そうに見えた。
何のことはない会話だったが、なんだか感動してしまった。
「なに、あんた35歳なの。若いねぇ。」
おばあさんから見たら、ほとんど99%の人が若者でしょう。

いったん自宅に戻って昼食。13時半。

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◆オムライス。そして右の皿はズッキーニ(巨大)。5単位400kcal。

ズッキーニは妻が実家からもらってきたもの。
ふつうはキュウリくらいの大きさで収穫するのだが、義母は「大きくなるから」と
ずっしり重くなるまで育てていたんだという。
固くて大味になっているかと思ったら、それほどでもなく美味しかった。
ステーキのようにナイフとフォークで食す。

そう言えば、同じ畑で育てていたカサブランカの花が、
何者かによって切り取られて盗まれたという。
通りに面していない、わざわざ路地を入ってこないと見えない畑なのだが。
心の寒い浅ましい人間がいるもんだ。
義母のご実家のお墓に供えるために育てていたもの。
花を盗んだ人に不幸あれ。

食事後昼寝。15時半に起きて事務所へ。

細々と仕事。ブログ。
ひと段落させて、明日の診察の準備にとりかかる。

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◆体重変化のグラフと一覧表。

この他に、このブログから退院後の全食事の写真とコメントを再編集した資料をつくった。
食事の資料は栄養指導のおりに診てもらうつもり。
かんたんにと思っていたのだが、つくり始めたら止まらなくなって23時すぎまでかかる。

23時半帰宅。晩飯。迷ったが食べる。うまそうだし。

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◆メインは鶏手羽元ワイン煮。うめえ。ぜんぶで5単位400kcalくらい。

入浴。少しでも体重を減らしておこうという魂胆。
明日は診察だ。どんな数値が出てくるんだろう。
8月4日(火)

8時半起床。おっ、天気良いかも。
体重測定96.2kg。
いきなり減った。3回ほど計測し直す。

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◆朝食。自家製ピクルスがさわやか。

10時過ぎ、星野さんから電話。
事務所にNPO法人なちゅらすの赤石くんが来ているという。
電話を替わってもらう。
「近くまで来たんで、お見舞いを持ってきました」とのこと。
すんません。わざわざ。エロ本だろうか。
「けっこうハードです」。超期待。

天気がよいので歩いて事務所へ行くことにする。

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◆我が愛しき小田島川にて。ボラ。成長して、とどのつまりってやつだ。

雑誌などで何度か書いたことがあるんだけど、
小田島川は富岡町3丁目の住宅街に、とつぜん出現する三面張りの川だ。
僕はこの川が大好きだ。
子どものころ、やはり三面張りで直線的な鮫川を飽きずに眺めていたからかも知れない。
昭和2丁目の豪邸(ぷっ)に住んでいたころは、
すぐ裏を小田島川が流れていた。幸せな家だったな。
で、引っ越した先の亀田港町は、その小田島川の下流にある。
北大と港中学校の間を流れて函館港にそそぐ。
下流域では、ボラがすごい。川底にみっちり群れをつくっている。
6月末に、そのボラが酸欠で大量死したというニュースがあったが、
そんなもんじゃ絶滅しなかったようだ。
つくづく小田島川は不自然な川なんだけど、なぜか僕はこの川が大好きだ。
5〜6年前から熱く語っているんだけど、なかなか賛同者があらわれないのが残念である。
同志からのメールをお待ちしています。

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◆まっつぐ昇る飛行機雲。

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◆晴れた、と言っても、こんな感じの雲がかかってるんだよね。

45分ほどで事務所に到着。

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◆赤石くんからのお見舞い。仙石くんによればレアな逸品だそうだ。こちらを参照。

エロ本じゃなくて心底残念。うそうそ。ありがとう。
次はファーストガンダムの144分の1「ボール」で良いので。

ああ、俺のガンダムは1年戦争だけなのさ。

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◆昼飯。カミさんが書道展の設営にいっていたので簡単に。83kcal。1単位。

17時過ぎ、「港まつり」最終日に行く。
会場の函館駅前は、事務所から歩いて10分くらい。

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◆駅前の交差点。この先から松風町電停の交差点までは歩行者天国に。

「函館港まつり」の様子は別項にて。
19時半過ぎに会場をあとにした。

カミさんと晩飯の相談。
外食の気分だな、ということで、長らく夫婦の懸案事項となっていた店へ。

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◆はい。けっこう見知っている人は多いのではないでしょうか。

北斗市七重浜「和食屋 七福神」。国道227号沿いです。
「北斗料理」「すっぽん」「ふぐ」と大書された看板に見覚えあるでしょ。

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◆晩飯のつもりで行ったのに、思わず刺身とか注文しちゃう。

夏刀魚の刺身(500円)。
「それって、やっぱりサンマって読むんですか?」
「そうですよ。いまは夏でも獲れるからね。」
そうなんだ。こんな記事があった。

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◆天ぷら盛り合わせ。ご家庭の味って感じ。玉ねぎ甘し。

ご飯は北斗市大野「ななつぼし」。
この間までは「ふっくりんこ」だったという。ぜひ、戻してください、とアピール。

ぜんぶで10単位(800kcal)ほどか。
サンマの刺身以外は半分こで食べた。


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◆「高い」って噂を耳にしていたが、ごく普通のお値段。むしろお安い。

すっぽん料理は要予約。最短で3日前。確実を期すなら、1週間以上前に予約すること。
1匹12000円。2人で食べるのが適量で、すっぽんづくしのコース料理を堪能できる。

ふぐ料理も要予約。同じくお早めに。
コースは8000円。いや、7000円だったかな。忘れちゃった。
1匹か1人の値段かも聞き逃した。
でも、お店はお一人で切り盛りしてるんで、かなりお安くしてるよと話してた。

いやー、酒を飲みたかった。
飲みたくて飲みたくて飲みたくて飲みたくて、たまらなかった。
「俺は飲む」と小声で宣言すると、妻が眉間にシワを寄せやがる。
くそ。さっき、駅前ではキミも飲む気ありありだったのに。

お会計2500円。

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◆予約済みのすっぽん様。首がめちゃくちゃ伸びる。かわいい。でも、うまそう。
8月3日(月)

7時半起床。
体重測定97.3kg。久しぶりに減った。
木曜日の診察までに、あと1kgくらい痩せられるだろうか。
6月15日の初診日から8.3kgの減量。
今後はだんだんと痩せにくくなるだろうから、
今年の年末までに90kgを切るのを目標にしようと思う。
その辺まで減らすと、そろそろ俺に体重が追いつかれる人も出てくるだろう。

入院前、ジーンズのウエストは110cm(44)だった。
退院直前に買ったジーンズは105cm(42)。
ためしに、タンスの奥にしまってあったジーンズを引っ張り出してみる。
ウエスト96cm(38)。ちょうどぴったり。
さらに、過去の地層から掘り出したジーンズは91cm(36)で、これはちょっときつかった。
もっとも最下層から発掘されたものは81cm(32)である。
このときの体重は78kgくらい。
当時の彼女(つまり現在の妻)に痩せろと言われて奮発したころだ。
あれから約10年。当時の服は1着も捨てていない。
ふたたび日の目を見ることができるのだろうか。

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◆8時半の朝食。

バナナ、食パン2枚、味噌汁(なめこ)、キャベツ酢炒め、目玉焼き(しょうゆ派)、自家製ピクルス。
あー、久しぶりに納豆が食べたいなぁ。

10時、事務所。
支払いなどの計算。ため息。
11時半、東川町「函館市女性センター」へ。
8日にある「海藻おしば」講座の下見。ちょっと教室が狭いかもしれない。
すでに定員20組(46人)はいっぱいでキャンセル待ちの状態。
もろもろ確認して、あとは当日ということに。
センター内にある談話室のカフェ「喫茶 まったり屋」で昼食。

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◆あわせて950円。パンダトースト(上)にはバニラアイスが付いてくる。

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◆トーストサンドは具だくさんのしっかり味。うまい。
◆メニューは多くないが、お安くて美味しくておすすめ。

14時半、デザイナーの敦賀さんの事務所。
函館酒場寄港の話。豚タンのスモークとサラミをいただく。
そういや、カミさんのお土産(サンミート木村のホルモン)を持って行くの忘れてた。
FMいるか「いるかプレス」の夏号を見せてもらう。
いちおう表紙の記事だけ書いているんだけど。
はっきり言って、ちゃんと配布しているかどうかあやしいな。
配置先であるはずの魚長でもハセストでもセイコマでも、ぜんぜん見つからない。
いまだに前号が置いてある店もある。
情報媒体として、広告媒体として、そういうのはダメだ。
新聞の押紙より悪いわ。

15時、イラストレーターのかわむらさんのところ。
「そう言えば、入院の件はどうなったんですか?」
「あっ、してましたよ。2週間ほど。」
「マジすか?」
「もう毎日忙しくブログを書いてました。」
「ひゃー、ぜんぜん知りませんでしたよ。そう言えば、ちょっと痩せましたよね。」
「くくくく、ありがとう。8%ほど減量したんですよ。」
「どんな病気で入院したんですか?」
「糖尿病ですね。食事療法と投薬が中心なんだけど。」
「よく入院できましたね。忙しいのに。」
「いやー、ちょうどうまいぐあいに仕事の狭間ができたし。それに、けっこうマジでヤヴァイ状態だったからね。」
「僕らとしては、なんか、高山さんて最後の牙城的な存在なんですよ。ほら、ブログとか読んでると、こう言っちゃなんですが、まじめそうな顔してヒドイ生活してるじゃないですか。」
「あははっは。それ、弟にも言われたわ。」
「でも、糖尿病ってどんな病気なんですか?」
「ほうっておくとヤヴァイよ。マジで。いろいろと合併症があって、言われてみればあれもこれもそれも糖尿病の兆候だったのねって感じ。」
「どんなふうになるんですか?」
などと、まずは病気話。そして、デブ話へ移行。
「1割もやせてないのに、もう8kgちょっと減ったからね。」
「すごいっすね。」
「でもさぁ、あんまり『痩せましたね』って言われなくて。」
「顔が少し細くなったって感じですかね。いや、お腹もへこんだかも。」
「今朝、かつて着用していたジーンズをはいてみたんだけど。」
「どうでした?」
「いやー、ぴったりだったよ。まだ、36インチはきつかったけど。」
「あーあー、それくらいになると、デブコーナーに行かなくても服を買えるんですよね。」
「そうそう、そうなんだよ。で、くそ高いんだよね。デブ服って。」
「やっぱ生地をたくさん使うからでしょうね。」
「うん。それと、コンプレックスには『高く』つけ込むのが基本だから。ハゲとか包茎とか。」
さらに、病院話も。
「・・・で、それがすっごく・・・・なわけ。だって、背伸びしながらコラーって感じですよ。」
「うわー、すげー萌える!」
「だよねー。もう、中央病院はイチオシっすよ。」

16時、事務所に戻る。
お隣で星野さんから、これ読んだ、と『函館物語 昭和の函館から』を渡される。
記録写真家で郷土史家の金丸大作さんの写真集。
残念ながら、お粗末な部分が散見。
もしかすると、著者の手が届かない部分で、やっつけ仕事がおこなわれたのかも知れない。
詳細は別記事にゆずる。

20時、万代食堂で晩ご飯。

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◆からし菜のおひたしが美味。

カミさんは書道の集まりへ。
事務所で原稿、ブログ。
8月2日(日)

8時半ころ起床。体重測定97.8kg。
もうひと押しなんだけどな。

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◆朝食。9時半。右上のバターは食べていない。

食パン1枚(2単位160kcal)、ゆで卵(1単位80kcal)、ルバーブジャム。
荒めに切ったキャベツの千切りが朝にぴったり。

11時、なんとなく長崎屋へ。

僕たちの世代にとって、長崎屋はワンダーランドだった。
(と書いてみたが、ワンダーランドの原義はよくわからない。)
ごく幼少時(昭和40年代末)は、お出かけと言えば大門である。
「さいか」の屋上で遊んだ後は、フタバヤでラーメンを食べ、ソフトクリームも舐める。
手をべとべとにしながら。
2〜3歳のころに赤川町(赤川通町)へ引っ越した。
引っ越した記憶はないが、赤川の家や周辺の記憶は残っている。
父は30歳を前にして、建て売りながら一戸建てを購入したことになる。
原野に家が十数軒建っていた感じだ。あくまで記憶のみを頼りに書いているが。
幼稚園(亀田ゆたか幼稚園)の夏休み前に本通に引っ越した。
これは覚えている。今度は新築である。
当時、ボーニミサワホームというハウスメーカーがあり、そこで建てた。
父は30歳そこそこで新築を手にしたわけである。つくづく船員の稼ぎはすごいもんだ。
この前後に、5歳下の弟が生まれている。
本通(当時の住所は本通町356。その後、本通4丁目27に変わった。)は、
いも畑を住宅街にした街だ。農住団地と呼ばれていた。

・・・農住団地(のうじゅうだんち):『函館市史 通説編第4巻』から引用(一部編集)
 大団地として造成されたのが、五稜郭公園の裏手、本通地区の「亀田中央団地(農住団地)」である。「″安値が花″の人気」を博したこの団地造成は、函館市本通中央土地区画整理組合が施行した。本通地区の農家などが休耕田や原野を供出し、農地の切り売りを防ぎ、団地造成による土地の付加価値を高めて、離農農家の収入の安定を図るのがおもなねらいであった。
 約48万平方メートルにおよぶ水田などが約1200区画の宅地に造成されていった。さらに小学校、中学校の開校や公園、保育所の開設、道路、下水道の整備にともなって追加造成がなされ、最終的に約50万9000平方メートルの水田地帯がベットタウンに生まれ変わった。
 このような住宅団地の造成は、昭和30年代から40年代にかけて函館市内の農地の約2割を消滅させ、景観も大きく変わった。

つまり、僕はいわゆるニュータウンで育ったわけだ。
実家のあるあたりは、その北側の端に位置していたた。
そのめか、区画(道路)はわりと乱雑で、行き止まりや袋小路がたくさんあった。
周辺は住宅よりも畑の面積の方が広かった。
実家の前は、素晴らしい黒土の道路で、雨が降るとよくぬかってすべった。
近くを流れる鮫川には、戸板のような橋がかかり、手すりさえなかった。
蒸気機関車(D51)が展示された大きな公園があり、その隣に生協と農協があった。
実家の2階の窓や屋根からは四方を見渡せた。
高い建物は公園の前にあった市営団地と五稜郭タワーくらいで、
函館港と函館山を見渡せた。ドッグのクレーンが並んで見えた。
そして、小学校(日吉ヶ丘小学校)に入学したころ、
美原に長崎屋とイトーヨーカドーが、たしかほぼ同時にオープンした。
母は長崎屋の正社員として働くことになったので、
僕はだんぜん長崎屋を贔屓にしていた。
長崎屋の看板(あのヒヨコのマーク)は大きくて、実家の窓からも見えるほどだった。
なぜか誇らしげな気持ちだったことを覚えている。

で、話はようやくワンダーランドに戻る。
長崎屋には、噴水があり、ゲームコーナーがあり、HBCラジオのサテライトスタジオがあり、
ファミリーレストランがあり、玩具屋があり、テレビ電話があり(たしか電電公社のフロアがあった)、
ロッテリアがあって、とにかくいつでも人がいっぱいいた。
迷子の呼び出しもたくさんあったもんだ。次々と。
僕は危険を犯すタイプではないので呼び出されたことはなかったが。
家族で長崎屋へ行くことはレジャーだった。
ついでに、地下銘店(東京羊羹の支店があった)で母の働く姿を見てくる。
そんな場所だった。嬉しくて、誇らしくて、楽しくて。そんな場所だったのだ。

やはり長崎屋っ子である同世代のカミさんと、
長崎屋函館店のかつての栄光を語りあいながら店内をぶらつく。
(ここでようやく日記に戻る。)
あの安っぽいラーメンや焼きそばや粉ものを食べた広い食堂は閉鎖され、
噴水の水は枯れ、色とりどりの照明は消され、
アリス(フタバヤ)や小いけ(元祖じゃない方ね)があった飲食店街は薄暗く、
当時から生き残っている店は梅寿司だけだった。
ガンプラ(当然朝から並んで整理券をゲットする必要がある)や
ファミカセ(くるくるランドなど)を買った玩具コーナーは、かなり以前からなくなっていた。
1時間以上かけて、いま現在の長崎屋を隅々まで歩きまわった。

14時半、長崎屋から同じ産業道路沿いのプルスタテラスで昼食。
夜は焼き肉がメインだが、昼はランチメニューをどうぞ、と。
カミさんは2度ほど利用したことがあるが、俺は初めて。

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◆サラダ、冷麺、ビビンバとか。半分ずつ食べる。ふたりで2000円以下。

昭和2丁目のブックオフ。2時間ほど立ち読み。
めまいがひどくならないように、あまり背表紙を凝視しないように探書。
ふたりで20冊ほど購入する。ま、半分以上は100円だけど。

小宮信夫『犯罪は「この場所」で起こる』
鎌田寛『病院なんか嫌いだ』
『BL新日本史』『看護婦の世界』『大学病院ってなんだ』
『医師がすすめるウォーキング』『老人介護 常識の誤り』
立花隆『農協』
三宅乱丈『ぶっせん』
吾妻ひでお『ななこSOS』『オリンポスのポロン』『ネオ・アズマニア』
北尾トロ『危ないお仕事!』『怪しいお仕事!』
『新しい日本酒の話』『ビール大全』
高橋葉介『仮面少年』『夢幻紳士』
『全国アホ・バカ分布考』『ダーリンは外国人withBABY』
竹内薫『99.9%は仮説』 とか

くたくたになって帰宅。
足が痛い。体重測定をすると食後で97.5kg。立ち読みの代謝も侮れず。

木古内の東出さんから電話。
「明日も天気良くねぇから撮影は延期にすんべや。
 火曜日から鹿児島だから、金曜日で予定してみるべ。」

19時半、入浴。
ほんとうに長風呂ができるようになった。汗がたくさん出て気持ちが良い。
週刊新潮を朗読(読み聞かせ)しながら湯船に沈んでいた。

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◆21時に晩飯。

ところてん(100g4kcal)、キャベツ炒め(1.5単位120kcal)、食パン2枚(4単位320kcal)、なめこの味噌汁2杯(2単位160kcal)、たたっきゅうり。

24時ころ就寝。
8月1日(土)

9時過ぎに起きる。
体重測定98.0kg。停滞気味。

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◆10時ちょい前に朝食。鶏手羽元は昨夜の残り。低脂肪ヨーグルト。

昼ごろ事務所。ブログを書く。14時ごろ帰宅。
昼食を食べ損ねたまま15時前から散歩へ。
雨塚踏切を渡って昭和公園。新五稜郭ニュータウン手前の踏切を渡る。
旧ホテルオークランドの横を抜けて国道5号。

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◆たぶん帝王貝(ムギワラギク)。妻によればドライフラワーにするんだそうだ。

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◆こちらは食用菊。お名前は「もってのほか」だって。おもしろい。

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◆「ささげ」が正式名称らしい。でも迷って「ささぎ」と言ったりする。

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◆代金とともに良心をも請求される。欲張りな箱だ。

産業道路まで歩いて空腹を覚える。
16時半、ヴィクトリアで遅い昼食。

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◆俺はサラダバーのみ。これを4回おかわりした。

ホクレンショップでお買い物。
ここを折り返し地点にして帰宅することに。

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◆真鍋博の挿絵のようだ。「エヌ自動車」なら完璧。わかる人は同志だ。

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◆国道5号の街路樹。トチノキ。「モチモチの木」の木。

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◆事件か。忘れ物か。昭和公園にて。

18時半、帰宅。
ゆっくり歩いていたので、しっとり汗ていど。
雲が厚く肌寒かった。

お腹が空かず。
このまま眠ろうかと思っていたら、21時すぎに空腹がやってきた。
ということで晩飯を食べることにする。

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◆野菜をホットプレートで焼く。ガーリックフランスパン。チーズは大好きなブルーチーズなど。

玉ねぎがすごく甘かった。ズッキーニうまし。

プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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