糖尿病と暮らす日々:8月12日(還暦を祝う)

8月12日(水)

7時起床。お腹が痛い。トイレに駆け込む。
お尻が熱い。昨晩のハバネロがお腹で暴れているようだ。
1時間くらいトイレで暮らす。新聞を読みながら長期刑に耐える。

体重測定94.8kg。

激辛ハバネロ痩身術。

妻の実家から電話があって、イカがあるという。
さっそくもらいに行かせる。

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◆朝食。イカ刺し(皿半分1.5単位120kcal)、ご飯(150g3単位240kcal)、大根の味噌汁。

うまいな。つくづくイカ刺しはうまい。しかも、ローカロリー。
事前に分量を量っていなかったら、ぜったいに一皿ぜんぶ食べてしまうところだった。

今年も日本海側(松前〜檜山沖)のイカは不漁だという。
松前の漁師は、この時季すでに浦河沖で漁をしているそうだ。
スルメイカ(真イカ)は日本海を回遊(北上後南下する)するのだが、
その一部は太平洋側に回り、北海道沖を時計回りに泳いで、
浦河や東北(八戸港は最大のイカ水揚げ量で知られる)に流れていく。
その動きは、例年だと夏を過ぎて秋から冬にかけての動きなのだ。

どうやら、お盆休みで帰函している妻の伯父さんが、いずこからかもらってきた真イカとのこと。
伯父さんの手でさばかれた刺身。
太く厚みがあるが、それがイカのうまみをしっかり伝えてくれる。

函館のイカがうまい理由。それは、釣りたてを朝に食べるからだ。

子どものころ。親父が前の晩から海に出て釣ってきたイカを、
母親がさばいていくそばから、大盛に持った炊きたてご飯の茶碗にどんどん乗せて
がつがつと食ったのがいちばんうまかったなぁ。

10時、事務所。
ここ数日で大量に撮影した写真データの整理など。
なんとなく昼を食べ損ねる。

今日は母親の還暦祝いをするので16時には帰宅。

17時、桔梗町「ひろべ」。
3家族の夫婦(両家両親と妻と俺)がそろうのは何年ぶりだろうか。
結婚前の食事会以来かもしれない。
妻と共同出資で1人5000円の料理を用意。酒は別途。
父は酒をやめてしばらくたつし、
義父はこのあいだ倒れたばかりだし、
義母は正月しか飲まないし、
俺もがぶがぶと飲めるほど復調していないし。
妻と主役の母親だけは、ぐいぐいと飲んでいた。
もちろん、俺も飲んだけど。以前の20%くらい(ビール2杯・日本酒2合弱)。

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◆あんきも

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◆鯨の酢みそ和え

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◆刺身6点盛り。エビはぴちぴちと動いてた。身はきらきらぷりぷり。

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◆揚げナス煮浸し。涼しい逸品。

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◆塩焼き。甘みがあって美味。魚の名前は聞きそびれる。トラウト系か。

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◆聞き酒セット(3種1000円)。病み上がりのはずの義父がいちばん飲んでた。

札幌の弟から母親の携帯に電話が入る。
今回は自転車で帰ってくるとかで、いまは室蘭だという。
あいつ、ずいぶん遠回りの道を選んだな。
どこか宿は知らないか、だと。
そんなこと親に聞くなよ。駅で寝ろと伝えて電話を切る。
明日から大雨予報だが、無事でたどり着くんだろうか。

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◆うなぎの巻きずし。とろける身と寿司飯の相性がぴったり。泣く泣く1つ妻にあげる。

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◆天ぷら盛り。こちらも泣く泣く妻にあげる。

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◆冷製そうめん。口あたり良くて、夏飲酒のしめには最適。

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◆こちらも、ひと口だけ食べて妻に。あいつ、俺の分も払え。

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◆よくわからないが、とりあえず笑わせて撮影。歯並びが気になる。

これで、両家両親ともに還暦を過ぎた。
次は後期高齢者を目標に生きてくれと申し渡す。

予約の電話で「還暦の祝いなので」と伝えていたので、
胃の負担にならないような高齢者(ぷっ)向けのメニューだったかも。
若い僕は肉系をもっと食べたかった(ここは串もうまい)が、
ご高齢の皆さまにはご満足いただいたようなので良かった。
この日、お店はだいぶ忙しかったようで、ちょっと雰囲気が違ったな。
2階に個室を増設し、屋上にジンギスカンコーナーもできていた。

次は北村さんと高橋さんと木村さんと行こう。

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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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