2011年3月アーカイブ

3月15日(火)

C型慢性肝炎(インターフェロン治療)による入院9日目。

体重測定93.6kg。
減り幅が少なくなってきた。
やはり、だいたい予想通りの推移である。

採血。
昨日の採血結果(とくに白血球値)がよくなかったので、
インターフェロンを投与する前に再検査。
投与後の副作用(高熱)も予想されるし、今日は病室に引きこもりだ。

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◆07時55分/朝食:ご飯(180g)、味噌汁(豆腐)、サバの生姜煮、おくらのおかか和え、牛乳(180ml)。602kcal、タンパク質22.0g、塩分4.1g。

おくら好きなので嬉しい。
慣れたんだろうか。塩辛さも減ってきたように感じる。
あー、アークスで売っている「おくら漬け物」が食べたい。


病棟中央にあるディルームは人が多くて、
パソコンや資料を広げてテーブルを占領するのは気が引ける。
ということで、必然的に病室で仕事をすることになるのだが、
看護師長の目も怖い。ただ、1週間がたって、勘所がわかってくる。
(バレてはいるだろうが)さっと隠すこと、遠慮げに使うこと。ここだな。

パソコンと電源と携帯電話とネット回線があれば、
まわせる仕事は多いものだと、あらためて実感する。
入院中もそれほど滞ることなく仕事を進めているし、納品もしていたりする。
ついでに、新規の依頼を受けたりもして。

入院に際して、いくつかの原稿は締め切り前に入稿していたし、
 (これはぼくにとっては奇跡のようなことだが、誰も褒めてくれなかった)
執筆前の原稿でも、取材や資料集めを終えて、あとは書くだけにしておいた。
さらに、取引先の理解で配慮や猶予をもらったり、
仕事仲間のサポート(来院してもらって打ち合わせするとか)も受けている。
とは言え、ぼくの仕事は基本的には誰かに引き継げるものではない。
取材や原稿執筆などは、やはり替えはきかないのだ。


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◆12時30分/昼食:わかめご飯(180g)、鶏肉のおろしポン酢、かぼちゃの甘煮、おひたし(ホウレン草)、オレンジ。646kcal、タンパク質25.6g、塩分3.6g。


主治医の回診。
今朝の採血結果では、白血球の数値が改善したとのこと。
とは言え、基準値よりは低い。(たしか、3.6とか言っていた。)
それでも、初回と同じ量のインターフェロンを投与することに。
今回は右腕にしてもらった。
せっかく始まった治療である。いきなり中止にはしたくない。


夕刻、面会謝絶なのに、仕事仲間の敦賀さんが病室に。
不思議に思って聞いてみたら、どうやら同じ姓の患者が同じ病棟にいたらしい。
で、その人の病室を案内されたのだが、当然ながら別人。
困って廊下をきょろきょろしたら、たまたま俺の名前を発見した、と。
偶然とはいえ、おもしろいもんだ。


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◆18時03分/夕食:ご飯(180g)、焼き魚(鮭)、味噌汁、炊き合わせ(フキ・ガンモ)、春菊の胡麻和え、冷や奴、キウイ。587kcal、タンパク質26.6g、塩分4.2g。


注射後、何度も何度も体温を測るが、36度平均で熱が上がる気配はなし。
そっち系の副作用は、初回だけで抑えることができたようだ。
そのかわり、手の痒みがぶり返してきた。
C型慢性肝炎(インターフェロン治療)による入院8日目。

3月14日(月)

6時半、起き抜けに採血。
痛くない。幸せ。インターフェロンの影響を検査する。

体重93.8kg。
体温35.1度。
血圧116の68。

いまさら気が付いたが、ここの体重計は200gきざみだ。
糖尿病などの治療で、体重管理を指導されている人は、
まず最初におこなうことのひとつとして、
100g単位で計測できる体重計を用意することを強くすすめる。
わずか100gなんて、誤差の範囲とも思えるが、
なるべくゴマカシ無く自分の体重を把握することは、
食事療法による減量には重要なことである。
100gの一喜一憂を励みに変えて、ダイエットを継続させる原動力にするのだ。
自分の身体を数字で把握するのは、大げさに言うと生きている理屈がわかって
それはそれで気持ちの良いものだと思う。
太るのにも痩せるのにも、ちゃんと原因・理由があるのだ。

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◆08時01分/朝食:ご飯(180g)、納豆・ねぎ、味噌汁、煮物(キャベツとツナ)、牛乳(180ml)。675kcal、タンパク質23.2g、塩分3.1g。

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◆12時29分/昼食:ご飯(180g)、蒸しタラのあんかけ、いんげんと豚肉、りんご。595kcal、タンパク質22.9g、塩分4.1g。


主治医の回診。今朝の血液検査を知らされる。

前回(3月12日)からの推移。異常値を抜粋。
 ◆白血球数   3.8→2.6(正常値4.0〜9.0)
 ◆GOT(AST) 57→81(正常値8〜38)
 ◆GPT(ALT) 86→106(正常値4〜44)
 ◆γ-GTP    117→113(正常値0〜70)
 ◆LDH     228→224(106〜211)
 ◆尿酸値    8.7→8.2(2.5〜7.0)

白血球の下がりが大きい。あまりよろしくない副作用。
このままの傾向が進めば、インターフェロンの投与量を減らさなくてはいけない。
肝臓の数値(GOT・GPT)が悪化しているのが気にかかる。
「治療を始めたばかりですから、反対の反応が出る場合もありますので」
とりあえず、投与からまだ1週間。
様子見だ。そのための入院でもある。


気晴らしに外出。

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◆五稜郭にて。冬と春がせめぎ合っている。

裏手の方は、まだ水面全体が氷で覆われていた。


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◆18時00分/夕食:ご飯(180g)、煮物(鶏肉など)、味噌汁(お麩)、煮物(キャベツとツナ)、春雨サラダ、和え物、パイナップル。536kcal、タンパク質23.6g、塩分3.8g。

またタケノコが入っていたので、
きれいに残す。食べられないのだから、仕方がないじゃないか。
3月13日(日)

C型慢性肝炎(インターフェロン治療)による入院7日目。

体重94.0kg。
体温35.6度。
血圧143の87。

日曜日なので、病棟はのんびり。
しかし、震災報道は日ごとに辛い状況を伝えている。
手の痒みあり。筋肉痛は漸減。

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◆朝は来る。

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◆08時03分/朝食:ご飯(180g)、卵とじ(ニラ)、和えもの(白菜)、味噌汁、のり。463kcal、タンパク質13.9g、塩分3.5g。

ツイッターでは、復興支援に関するつぶやきが増えてきた。
いますぐ現地へ行きたい、という人と、
いまはまだ時期尚早とアドバイスする人たち。
誰かが(国家でさえも)絶対的に正しい指針を出してくれるわけではない。
なにが正しいのか、わたしたちは自分で冷静に判断する必要がある。

たとえば、原発事故に対して、どんな判断をするべきか。
なにが起こっているかはわからない。
そして、事故に対して、ぼく個人がなにをできるわけでもない。
それでも、これは本を読む人種にならわかることであるが、
後日、事件や事故を検証することで、ようやくあらわれてくる事実がある。
かならず、ある。そういうものだ。
プラスとマイナス、表と裏、良い面と悪い面。それぞれにある。

もし、ぼくの妻や家族が、事故を起こした原発の近くにいたら、
避難区域から外れていたとしても、
やっぱりぼくは、事情が許す限り離れなさい、と伝えるだろう。
それが、心情だと思う。パニックではない。過剰な反応でもない。
しごく当然の気持ちじゃないだろうか。
  そんな必要がない、と断言できる判断材料も手段もないし、
  誰もなにも保証はしてくれないのだ。
たとえば、避難指示や避難勧告の圏域から外れているのだから、
避難の必要性はない、という考え方もある。
ぼくも、それでことがすめば、いちばん良いと思っている。
しかし、国や自治体は一度たりとも
圏域外の人たちに「避難してはいけない」とは言っていないのである。
みずから危険を感じ、必要を認めたら、避難しても良いのだ。
  自分が被災当時者であると仮定すると、また別の思考となる。
  そもそも、避難する手段を失っているかも知れないし、
  一片の情報さえ入らず、寒さと飢えにうろたえている可能性もあるし、
  その場にいることで役に立とうと決心することもあるだろうし、
  地元への愛着が避難を選択させないとも想像できる。

避難の必要はないという判断、それもまた尊重すべきだと思っている。
判断の基準も結論も、人それぞれであるのは、もっともなことだから。
言い争ってまで、そうではない、と伝えようとするのは不毛である。
後日、その人の判断が正しかったということもあるだろうし、
(それはむしろ、歓迎すべきことである)
そうではなかったと言って、ぼくが責任を取らされることもないだろう。

ただ、すこし怖いなと感じたのは、
このような不安を吐露したり、当然の心配を指摘することさえ、
「冷静になれ」「不安を煽るな」という言葉で押しつぶされそうになることだ。
そのような言説を声高に唱えてしまう人にこそ、
冷静になってほしいと思うのである。言わないけれども。

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◆12時31分/昼食:パン(2枚)、牛乳(180ml)、いちごジャム、鶏肉の香草焼き、おひたし(もやし)、チーズ、バナナ。622kcal、タンパク質25.8g、塩分2.3g。

昼食後は外出。
出がけにツイッターでおこなった発言に対して、
訂正を求める意見が来る。
それは誤解だ、と伝えるものの、意図は伝わらず。
根本から解決すべき問題と判断して、あわてて病院へ逆戻り。
あとは、3月13日に掲載した
ブログ記事「震災支援を目的とした献血と肝炎検査」の通り。

ぼくはあんまりプライドがないので、訂正するのも謝罪するのも平気だ。
ま、その結論を導くまでの間は、大いに胃が痛いわけだが。
主義や主張を言いつのるよりも、歩み寄って方向修正することで、
より正しくわかりやすい情報を発進できるのであれば、
そのほうが現実的なメリットがあると考えている。
ぼくの職業上の責任は、そこにあるとも感じている。
もちろん、自分の主張にも愛着はあるが、
ぼくがぜんぶ正しいという自信や過信なぞ1ミリも持っていないし。
いつでもわずかな間違いもしない、そんなに優れた人間ではない。

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◆18時15分/夕食:ご飯(180g)、味噌汁、鮭バター焼き、和えもの(三つ葉)、煮物。593kcal、タンパク質25.7g、塩分3.9g。

いろんなことを考えつつ就寝。
日記をつける気力がみなぎらず。ストレスは病気に悪いし。
C型慢性肝炎(インターフェロン治療)による入院6日目。

震災の報道は止まず。
寝不足か、副作用か、頭痛がする。

体重94.4kg。
血圧128の72。
体温35.5度。

起床して、病室の窓から見える津軽海峡を見渡すと、
大津波警報を受けた入港制限で沖止めしている船が並んでいる。
昨夕から、函館にも押し寄せている津波の状況が、
少しずつ報道されてきた。けっこうな高さの波が、海岸部をさらったようだ。

7時に開店する1階のローソンで新聞を購入。
全紙とも震災を知らせる黒ベタ白抜きの大見出し。
道新は表1・表4のぶちぬき紙面だった。

  けっきょく、震災直後から14日(月曜日)まで、
  震災報道に気を取られて、枕元の備忘録に入院記録をほとんど書き留めず。
  震災のことも書き留めず。これはツイッターでつぶやき続けていたため。
  つぶやきのログって残っているんかな。
  なるべく、冷静・寛容にって発言をしていたけど、
  さすがに原発事故に関しては、あまり冷静でいられなかった。
  被害(影響)の多寡については、ある・なしで両論両極それぞれあるが、
  ありえないはずの事故が起こってしまったことは、
  国民みんなが当事者として受け止めるべきことだと思う。

インターフェロンの投与から5日たって、
熱は早々に下がり、筋肉痛も落ち着いてきた。
ただ、ひとつ。
手の甲側に発疹がめだってきた。
最初は手がかゆいなー、くらいの認識だったが、
この日から肌の赤みが確認できるようになった。

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◆08時12分/朝食:ご飯(180g)、魚(さば缶)、小松菜のだし和え、のり、牛乳(180ml)。561kcal、タンパク質20.4g、塩分3.2g。

仕事関連のメールをいくつか。
ホクレンとJAには、ふっくりんこ蔵部としての災害対応の検討を打診。
青函フェリーの欠航情報については、昨夜から公式ページの更新と、
ツイッターの個人アカウントをつかった準公式情報の提供をしていた。
フェリーターミナルと連絡をとると、
函館港への入港制限が一時的に解かれるという。
(青森港は先行して、その処置がおこなわれていた。)
午後からの外出では、その様子を見に行くことにする。

主治医の回診。
昨日の朝に採血した検査結果について。
目立ったのは白血球数の低下。薬の副作用のひとつ。
いつも正常の尿酸値が悪化している。
いまのところは治療継続には問題なしとのこと。

異常値だけを書き出しておく。
 ◆白血球数   3.8(正常値4.0〜9.0)
 ◆GOT(AST) 57(正常値8〜38)
 ◆GPT(ALT) 86(正常値4〜44)
 ◆γ-GTP    117(正常値0〜70)
 ◆LDH     228(106〜211)
 ◆尿酸値    8.7(2.5〜7.0)

ちなみに、入院直前の数値は下記の通り。
 ◆白血球数   5.1(2010年4月21日)
 ◆GOT(AST) 34→34→33→48→46→44→58→47→45(※)
 ◆GPT(ALT) 56→48→48→96→78→75→74→67→66(※)
 ◆γ-GTP    109→85→132→191→171→130→176→233→128(※)
 ◆LDH     192→207→216→243→233→214→272→265→253(※)
 ◆尿酸値    6.0→5.8→6.5→6.4→6.9→7.4→7.2→6.3→6.5(※)

(※)2010年4月21日〜2011年2月16日の推移

関連数値については、入院前からの推移もあったほうが比較できるので、
それらは別項にあらためて書くことにする。
数値の意味するところの解説についても。


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◆12時34分/昼食:山菜ご飯(180g)、焼き魚(赤魚)、大根おろし、おひたし(おくら)、オレンジ。492kcal、タンパク質20.6g、塩分6.2g。

変化球「山菜ごはん」が嬉しい。
ふだんはまったく食べないフルーツを摂取。
オレンジはノドが痒くならないので。甘くてうまいな。
醤油の小袋が二つも。減塩でいいのに。

13時15分、外出許可をもらって浅野町の北浜ふ頭へ。
ターミナルの3階にある北日本海運の事務所から港の様子を見る。
いま、ちょうど海上保安庁の許可が下りて、入港するところだという。

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◆13時20分、青函フェリーターミナル(函館市浅野町・北ふ頭)。

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◆13時27分、タグボートに付き添われて入港する青函フェリー「あさかぜ21」。
 ふだんは単独で着岸するのだが、今回は大津波警報・入港制限中なので。

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◆13時45分、沖止め(函館港外での待機)から約23時間ぶりに下船する乗客。
 乗船客には船内の非常食が提供され、お弁当なども届けられた。

この「あさかぜ21」をつくった宮城県石巻市の造船会社「ヤマニシ」は、
津波で大きな被害を受けたようだ。
進水式の撮影で訪れたことがあるのだが、
当然ながら海岸っぷちにあって、平坦な土地だった記憶がある。

14時ちょうど。
すべての乗客を下船させた船は、ふたたび港外に出ていった。
それを見届けて、青函フェリーのサイトを更新。
北日本海運の事務所は、ネット回線(KDDI)が不通で、
対応に苦慮していたようだ。

昨年、この「あさかぜ21」をつくって青函フェリーを退職した父親も、
気になるのか会社に来ていた。
なぜ、北ふ頭はなぜ冠水しないのか、と聞くと
 「西ふ頭や豊川ふ頭は、もともと岸壁が低いので、
  中央ふ頭や北ふ頭に比べると、津波の影響を受けやすい」とのこと。
なるほどね。
海が近いことで、港町の風情を感じられるエリアではあるが、
その一方で海(波)からの影響も直撃する場所でもあるわけだ。
今回、意外なほど大きな被害を受けた金森倉庫などが並ぶエリアは、
いまの函館観光には欠かすことができない。
安全だが無粋な護岸をつくるわけにも行かず、
また、倉庫を内陸に移すわけにもいかないだろう。
津波は来るもの、と認識して、ことがおこったときに万全の対応がとれるよう
物心両面の準備だけは怠れないと思う。

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◆滞ってしまった荷物を積み替えるトラック。

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◆フェリー乗り場に待機していたトラックは、この時点では30台ほど。
 想像していたよりも多くなかった。
 おそらく、乗船・配送をあきらめた業者も多くいたのだろう。

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◆フェリー乗り場の近くにあるガソリンスタンドで給油。制限が出ていた。

まだ時間があったので、亀田港町に一時帰宅。
玄関に回覧板がぶらさがっていた。
日付を見ると、入院したその日にまわってきたらしい。
ずっと留守であると主張し続けてしまった。
せっかく新聞配達をとめてたのに。
町会ってのは、わずらわしさも感じるものの
災害や事件・事故の際に重要になってくる地域のつながりを維持するには
たいへん役立つ機能だと感じている。
ただ、情報伝達の手段というよりは、
ご近所との交流をうながす媒体としての回覧板も、
ただただ顔も見せず声もかけずに回していくだけでは、
それは無駄だと感じてしまう。
地震直後にどのような動きがあったかはわからないので、
回覧板の扱いだけを見て考えたことではあるが。

風呂に入って、緒川ラッシー(亀)にごはんをあげる。
線路(JR津軽海峡線)のすぐ側で、いつもがたがた揺れている
狭いアパートではあるが、やっぱ落ち着くもんだ。

病院へ戻る。

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◆18時12分/夕食:ご飯(180g)、トンカツ、蒸しキャベツ、大根おろし、いんげん煮、すまし汁(お麩)、りんご。733kcal、タンパク質20.1g、塩分3.1g。

21時過ぎ、函館沿岸の津波警報は注意報に変わる。
21時20分、青函フェリーから電話。運航再開の報せ。
消灯時間は過ぎていたが、こっそりサイトを更新。
この日はこれで就寝。
C型慢性肝炎(インターフェロン治療)による入院5日目。

とにかく、この日も良い天気だった。
体重94.8kg。
血圧124の75。
体温35.9度。

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◆08時04分/朝食:ご飯(180g)、目玉焼き、うめびしお、おひたし(もやし)、味噌汁(キャベツ)。596kcal、タンパク質17.3g、塩分2.7g。

◆病室からの景色。

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◆12時29分/昼食:ご飯(180g)、青椒肉絲(牛肉とピーマンの千切り炒め)、ひじき煮、キウイ。639kcal、タンパク質20.3g、塩分3.8g。

きれいにタケノコは残す。
小学校1年生の給食以来、食べられないのだ。


主治医の回診。
9日の日記で「肝臓が丸みを帯びているから脂肪肝」というセリフは、
ぼくの聞き間違いだという指摘を受けた。(当該箇所はあとで訂正しておく。)
要因はどうあれ、肝炎の症状があると肝臓が丸みを帯びるそうだ。
つまり、画像から「脂肪肝」であることは判断できない。
先生は「尾状葉(びじょうよう)」の形状が変わると言っていた。
ぼくの場合は、
 ウィルスの検査でC型肝炎であることがわかり、
 血液の検査などで脂肪肝であることがわかり、
 食生活の調査と血液検査の結果からアルコール性肝炎の影響がわかり、
かつ、年齢が若い(肝臓の回復力が期待できる)ので、
インターフェロン治療をすすめたという経緯。

C型肝炎に対する食事療法について質問。
関連本を読むと、鉄分の過剰摂取に注意する、という説明があるが、
入院中の食事には「鉄分がたっぷり」というチーズが出たり、
鉄分含有量が多い海藻(ひじき)がメニューに出てきたため。
 「高山さんの場合は、そういうレベルではなくて、
  食べ過ぎや飲み過ぎを控えて、体重を減らして肝臓の脂肪を減らすこと。
  それが、なによりの(脂肪肝を要因とする肝炎の)治療になります。」
一般的な食事量なら、問題がないということ。


13時過ぎ、外出。
電車通りを函館山方面へ向かって歩いていく。

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◆13時27分、堀川小路のベンチ。

ハローワークのところから大門・市役所まで続く広小路を歩く。
日陰になる歩道は、やはりまだ雪が残る。

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◆13時49分、駅前の大門商店街。

1年半に1回の頻度でウォーキングシューズを購入している
靴店に顔を出す。そろそろ、買い換え時なので。
(一昨年の入院時にも、ちょうど靴を購入している。)
ところが、足を見てもらっていたシューフィッターさんは退職されたそうで。
がっかり。さいわい、お気に入りの靴(月星のワールドマーチ)は、
定番品として同じ商品を取り寄せることができるので、
いずれかの方法で購入することにする。
それにしても、残念だ。退職されて1年くらいたつという。

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◆14時09分、海岸町の開かずの踏切。

海岸町の事務所で郵便物の整理。
病院へ戻る時間は16時だ。
いくつか仕事の資料をコピーしながら、
そろそろ病室へ帰ろうかと考えていた矢先に、
ぐらぐらとゆれだした。14時46分。
となりの女子社員が、すばやくストーブを消す。
長いゆれだ。
岸壁から200メートルほどの立地である。
良い気分がしない。
まだゆれているのを感じつつ、仕事部屋にある小型のテレビをつけると、
大津波警報を報じている。
こりゃ、やばいなと感じて、
ひとまず隣の社員と一緒に建物から出る。
14時49分、あたりを見まわすと、近くに駐車してあったクルマが、
勢いよく前後に入れていた。
とっさに、抱えていた一眼レフカメラをビデオモードにして撮影。
詳細を確認していないが、
やはり津波が気になるので、隣の社員にここから離れることを提案する。
ついでに、クルマに乗せてもらって、病院の近くまで送ってもらった。

丸井今井函館店のあたりから、電車通りを病院まで歩く。
幾人ものひとが、建物を見上げながら不安げな顔をしている。
たちか屋の前を通ると、以前お世話になった店長も
お店の前に出てきていた。
 「ゆれるたびに、出たり入ったりですわ」と。

病院内も騒然としている。
エレベーターの使用を控えてほしい、という館内放送がかかる。
病棟に戻ったら、出歩けなくなるだろうな、と思いつつ
心配をかけるのもよくないと考えて、6階の病棟に戻る。
看護師さんたちは冷静であるが、
患者はみんなテレビに釘付けである。

おれ、病室に寝転がっていていいんだろうか、と思いつつ
散歩で汗ばんだ身体も気になって
看護師さんに「お風呂に入っていいですか?」と聞いたら、
余震が続いているので今日は遠慮して欲しい、と断られた。
そりゃそうだ。

WEB管理の仕事をしている青函フェリーに電話。
大津波警報による函館港への入港制限で、沖どめ欠航中とのこと。
函館市内でも津波を警戒する報道が目立ち始める。
現場が気になって、ふたたび外出許可を求めるが、
それは危険ということで許されなかった。
いま思えば、外出できても役に立たなかっただろうし、
ありがたい判断をしてもらえた。


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◆18時18分/夕食:ご飯(180g)、焼き魚(さば・大根おろし)、ゆで野菜(白菜)、味噌汁(たまねぎ)、豆腐あんかけ、マカロニサラダ、パイナップル。534kcal、タンパク質27.0g、塩分4.1g。

よくよく見たら、奥尻島も大津波警報の地域になっていたので、
ようやく妻に電話をしてみるが、ぜんぜんつながらず。
消灯時間を過ぎるが、看護師さんにお願いしてディルームにて待機。
22時過ぎ、ようやくつながった。
ゆれたの気がつかなかったよ。と呑気な声がした。

けっきょく、夜もなかなか眠ることができず、
ツイッターに流れてくる情報から目を離すことができなかった。
twitter(ツイッター)での「つぶやき」のうち、
ぼくがおこなった献血時におこなわれている肝炎検査に関する発言が、
誤解を招きかねないという指摘があった。

 高山の発言(要旨):献血をするなら、肝炎検査がおこなわれるので、
           検査結果の受領を求めてほしい。
           結果を知ることで、肝炎治療のきっかけになる。

 受けた指摘(要旨):検査目的で献血を推奨するのは、
           肝炎の感染を広める結果になるので、間違っている。
           訂正すべきだ。

 高山の応答(要旨):指摘を受けたような発言はしていない。
           また、そのような意図のくみ取りは誤解である。
           検査を目的とした献血は、ぜったいに
           避けるべきであることは、当然ながら同意である。

 ◆上記の指摘のような誤解を招いた原因:
  ・3月11日の震災支援として、「献血」をという流れが見えてきた。
   そこで、せっかく献血をするのだから、肝炎などの検査結果について
   受領する手続きをしてほしい、と考えて上記の発言をおこなった。
  ・140文字という短文では、「検査のための献血」を勧めているという
   誤読を生む余地があったと考えられる。

 ◆高山の当初発言への補足:
  ・現在、肝炎をふくめた血液感染の影響がある要因(ウィルスなど)は、
   献血者が希望しなくても、自動的に検査されることになっている。
    ※日本赤十字血液センターによる全献血者を対象にした
     C型肝炎検査の実施は2010(平成22)年6月から。
  ・この検査結果は、基本的には希望があった献血者にのみ伝達される。
  ・高山は、この血液センターの対応について、
   ウィルス性肝炎の検査をおこなっていない人たちにとって、
   感染の有無を「ついでに」知ることができるという意味においては、
   より多くの人が活用すべきであると考える。
     ※改めて補足するが、感染の可能性を承知している人間が、
      検査目的で献血をおこなうことは当然禁止すべきである。

 ◆再発言:
  ・以上をふまえて、「震災支援を目的とした献血と肝炎検査」に関して、
   補足や削除をおこなった上で、下記(点線内)のように再発言する。
   ※455文字。
  ・ツイッター上で、このような発言を誤解なくおこなうことは、
   補足説明のためのページをリンクするなどが必要となるため、
   1発言(1ツイート)では完結することができない。
   そのような特性を充分に理解することなく、
   誤読を生む当初発言をおこなったことを反省し、
   同内容をツイッターで発言することは今後控えることにする。
  ・なお、本記事は高山の執筆するブログに掲載されるとともに、
   ツイッターに本記事へのリンクが自動投稿されることになる。

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 震災復興の後方支援を目的とした献血は素晴らしい取り組みだと思います。献血の前には、日本赤十字社による「献血をご遠慮いただく場合(※外部リンク)」に該当していないかを確認してください。
 また、そのような感染リスクが考えにくいと判断できる人でも、献血に際してはウィルス性肝炎をはじめとする感染症などの検査がおこなわれるので、この機会に結果を知ることをおすすめします。そのためには、献血時に検査結果の受領を希望してください。
 この献血時の検査によって、感染していることを知った場合は、すみやかに医療機関での診察を受けて、病気の状態を正確に把握し、かつ一日でも早く治療を開始されることを強くおすすめします。
 献血された血液は、徹底した感染症スクリーニング(検査)がおこなわれた上で活用されますが、ごくまれに検査の網を抜ける事例が報告されています。検査目的で献血をおこなうと、仮に献血者が何らかのウィルスなどに感染していた場合、不特定多数への感染リスクを広める可能性がゼロとは言えませんので、絶対にお止めください。

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C型慢性肝炎(インターフェロン治療)による入院4日目。

6時ちょうど、起床。頭痛がひどい。
体温は37度。寝ている間は発熱しているらしい。
もうひと眠りする。
7時、起きあがってブログの更新。

体重測定95.4kg。昨日、便通あり。
退院までに93kgくらいまでは減るだろう。
適度な運動がしたい。

◆08時05分/朝食:ご飯(180g)、味噌汁(菜っ葉)、酢の物(きゅうり)、焼き魚(サバ)、なめこおろし、牛乳(180ml)。606kcal、タンパク質22.6g、塩分4.0g。

やっぱり頭が痛くて辛いので、
朝食後もベッドにもぐり込んで眠る。
副作用とかじゃなくて、単なる寝不足という線もある。
入院してからの方が、睡眠時間が短いような気もするし。

9時35分、血圧測定129の68。いつもより低め。
看護師さんに、頭痛、めまい、背・腰・首・胸の筋肉痛を伝える。
さりとて、湿布を貼りますか、と聞かれると、
なんだかそこまでじゃないような気がして遠慮してしまう。
それでも、けっこう痛いのだが。

本を読んでも頭に入らないし、
入院中のポリシーに反するが、今日は休日にする。
予定していた仕事は、まだいくつもあるが仕方あるまい。
ふだんでも頭痛がするときは、仕事さぼり気味だし。

11時ころ、看護師長の見まわり。頭痛とめまい、身体の痛みを伝える。
アマゾンから届いた荷物を渡される。(SONYの小型ラジオと書籍を購入した。)
「高山さん、ベッド移りましょうか?」
おおおおおおお、なんたる福音。
昨日の午後から今朝までベッドは空いていたが、
のぞみ薄とあきらめていたのに。
ありがたい、ありがたい。いっきに気分が晴れる。

人間と荷物が移動するのかと思ったら、
看護師さんが二人来て、ベッドと頭床台を移動させる。
余計な仕事を増やした感じで申し訳ない。
というわけで、念願の窓際ベッドを確保した。
やはり、眺めは良い。
眼下の街並みはなんてことはないのだが、
戸井の汐首岬、陽光輝く津軽海峡、
そして下北半島(大間崎)までくっきりと見渡せる。

しかも、これみてよ。

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◆12時32分/昼食:うどん(1玉?)、天ぷら(かぼちゃ)、サラダ(キャベツとチーズ)、バナナ。420kcal、タンパク質11.7g、塩分4.7g。

うどんである。麺類である。天ぷらである。
サラダにはチーズである。
素晴らしすぎる。
どんぶりに浮かぶ油膜を、遠慮無くすすりこむ。
ヤケドするくらい熱いものが好きなぼくには、
まったくものたりない温度だが、
俺は病人なのだ。これでいいのだ。七味を振りたい。
続けざまに、悪口じゃないけれど、こうるさいことを書いていたので、
がつんと喰らわされられた気分だ。もちろん、うれしい。
結局は食べ尽くすのだけど、
これはどれくらいのカロリーなんだろう、
カロリーオーバーしてるんじゃないかとも思う。
とにかく幸せである。


14時、主治医(さっちん)の回診。
開口一番に「あ、窓際を獲得したんですね」と。
めまい・頭痛・上半身の筋肉痛を伝えるも、
インターフェロンの副作用の可能性は低いという。
やっぱり引きこもっているからかしら。
散歩しても良いですか、と聞くと「もちろん」ということなので、
さっそく出かけることにする。

外出の申請書をもらうために、ナースステーションへ。
不審がられるも、主治医の許可をもらったので、と伝えると
医師に確認してみますとのこと。
ちょう先生が戻ってきて、「えー、散歩って外出ってことー?」
うーん、とうなった後で「ま、いいけどねー」と軽く許可。
いま、かなり適当でしたよね、と指摘しておく。
無理しないでね、と送り出された。

14時半、病院を出る。今回の制限時間は1時間半。
病院を出て最初に感じたのは「香」だった。
うまそうな香りが漂っていやがる。気のせいだろうが、酒の香りまでするようだ。
行啓通のゆるい坂を下りながら感じたのは「色」である。
病室ではテレビを観ていないので、
動く色と言えば、白いナース服と水色のパジャマくらいだ。
街には色とりどりの服を着た人たちが行き交い、
これまた色とりどりの自動車が走り去っていく。
「音」もそうだ。街の喧噪も、今日は心地良く頼もしく感じた。

風は冷たいが陽光は春の暖かみを湛えている。
亀田港町の自宅まで歩いて、自転車で戻ってこようかと思い歩を速める。
しかし、田家町あたりまで歩いてきたら、歩道に雪が残っているので、
今日のところは止めておくことにした。

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◆亀田川の五稜郭橋から。

みちのく銀行でお金をおろし、盲学校から教育大通りへ。
テーオーデパート4階のダイソー(100円ショップ)で洗面器を購入。
隣の書店で、ロードバイク(自転車)のカタログを購入した。
デパートを出て、並びのアルペンへ。
入り口すぐのところに自転車コーナーがある。
残念ながら、ここではお気に入りのメーカーの自転車は扱っていない。
さっきお金を引き出してしまったし、
この真っ赤なウェアが欲しいなぁと手を伸ばしかけるが、
いやいや、やっぱり自宅の近所にあるショップで買うべきだな。
いつも、ずいぶんとサービスしてもらっているし。
長谷川さんが購入したキャノンデール「BADBOY」も展示してあった。
カタログ写真も印象的だったが、
実車も強い存在感のあるシクロバイクだ。

店を出て病院へ向かう。
ベルクラシック前の歩道が、びっくりするような残雪。
たぶん、一日いっぱい日陰なんだろう。
堅く凍ったつるつるの路面は、
お盆過ぎまでそのままじゃなかろうかと思うくらいだ。
客商売だろうに。目の前の歩道の雪割りくらいしたらよかろうと思う。
ご立派な建物の影響で、いまだ雪が残っているのだし。
新郎新婦を祝福に来て、転んで足の骨を折るようなことがありませんように。

第一生命の前で、知り合いに遭遇。
大妻高校の2年生だった。「おう」と声をかけてすれ違う。
学校以外で会うと、ちょっと照れくさいもんだ。

15時50分、病院着。
1階のローソンでゼロコーラを購入していると、
副院長に声をかけられた。「だめだよ、ジュースを飲んじゃ」。
いやいや、これはゼロカロリーなのだ、と訂正を求める。
このブログの話になって、給食の件を聞いてみた。
やはり、五稜郭病院と同じ業者だという。
恐縮なことであるが、記事中でおこなったいくつかの提言は、
管理栄養士さんに伝えられたとのこと。
追々、中央病院は食事療法に秀でた病院になっていくかも知れない。

散歩に出かけて(ついでにベッドも移動して)すっかり気分は晴れたが、
やっぱり上半身の痛み、めまいは良くならない。
こいつが副作用かどうかを見きわめたいところだが。
もし副作用だとしても、だんだんと身体が慣れていくものなのか。
血流が悪いのかとも思い、ベッドの上で軽くストレッチなぞしてみる。

主治医が再訪して、リバビリン(レベトール)の説明書を置いていった。
「高山さん、こういうの好きでしょ」。さすが、わかってらっしゃる。
A4紙で15枚もある。仕事なら「テキストデータでください」ってところだ。
「劇」とか「警告」「禁忌」とか「慎重投与」などの文字が並ぶ。
いくつか、先生がアンダーラインを引いてくれていた。
精神神経系の副作用として「頭痛(86.0%)、めまい(5%以上)」、
神経・筋系には「筋肉痛(60.7%)、背部・腰部痛」とあるから、
インターフェロンではなく、リバビリンの副作用なのかも知れない。

ちょっと神経質になっているのかも知れないが、
ちなみに「神経過敏」も副作用だ。

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◆18時01分/夕食:ご飯(180g)、味噌汁(豆腐)、煮魚(ホッケ)、ナス(たぶん煮たやつ)、和え物(ちくわ)。575kcal、タンパク質27.1g、塩分3.7g。

本当に小料理屋に来たみたいだわ。
亀田港町「やえちゃん」に行きたい。
うずうずする。

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◆これも、退院後を見すえての食事(生活)訓練である。

つー、わけでキリン「オールフリー」を飲んでみる。
糖尿病での入院時よりも、食事・体重への緊張感がゆるい感じがする。
 もちろん、間食とかしていないけど。
 治療にマイナスな行為しない。せっかく俺の大好きなお金から、
 入院費用を泣く泣く捻出しているわけだし。そんな無駄はしない。
病院ローソンで売ってるんだもの。しかも、いまならローソンポイントがプラス20点。
さすがに酒類は販売していない。

味わうってのは、本当に大切なことである。
分量も少なく、アルコールも皆無であるが、
すっかりその気で、きっちりと満足をさせていただいた。

退院後も、できればたまに酒は飲みたいと思っているが、
インターフェロンの治療結果が出る48週間は、
基本的にこの食事法(擬似飲酒法)を極めていかなくちゃいけない。
たぶん、大丈夫だろうとは思っているが。
そのために、C型肝炎の治療を公表したのだし。

21時半就寝。
3時ころ起きて、携帯電話でツイッターのやりとり。
C型慢性肝炎(インターフェロン治療)による入院3日目。

5時55分、起床。悪くない目覚め。
体温は37度ちょうど。
昨夜ざっくり書いておいた入院2日目の日記を
書き足しつつまとめていく。

体重測定96.5kg。
入院前の「最後の暴食」が、まだ出てこない感じ。
便秘が続いている。
運動なしの23単位(1840kcal)だと、ほとんど痩せないんだよな。

血圧測定161の82。高め。
めまい、寒気、鼻の奥がつんとした感じ。

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◆08時01分/朝食:ご飯(180g)、味噌汁(たまねぎ)、もやし炒め(卵入り)、煮びたし(麩かな?)、牛乳(180ml)。597kcal、タンパク質18.4g、塩分2.6g。

こんなにしょっぱい味付けだったかなぁ。
もうちっと、だしを生かす系で勝負すりゃいいのに。
たしか、五稜郭病院と同じ給食業者なんだよね。
昨年、五稜郭病院に腎生検で二泊三日入院したときは、
あちらの食事に感心したもんだ。
なんだろ。一食の料金とか違うのかしら。
そう言えば、五病は病室でのパソコン使用がオッケーだったなぁ。
持ち込み料として、1日あたり32円かかるけど。

同室のお爺さんが、看護師さんに不調を訴えている。
「いや、こわいじゃ。」
これはわかる。函館あたりの言葉で、倦怠感がある、という意味だ。
「腹がにやにやする。」
こいつは、聞いたことあるけど、意味はよくわからない。
自分で使ったこともない。
雰囲気はわかるけど。吐き気がする、くらいの感覚だろうか。
今回はあんまり患者交流していないけど、
こういう言葉(仰々しく言うと文化の違い)と出会うのは楽しい。

そういや、一昨年の入院時に向かい合わせになって、
病気が治ったらラーメンをおごってくれる、と言っていたおじさんは、
正月あけ、黒枠広告に載ってしまった。
何度がご自宅に電話したが、ついに再会できなかったな。

10時、仕事道具一式を持って、病棟の真ん中にあるディルームに出勤。
テーブルをひとつ占領して出張デスクにする。
病室より落ち着かないが、まぁ、明るいからいいか。

ほどなく、主治医(さっちん)の回診。
本当に、まったくもって関係のないことだが、
ぼくがイスに座っていても、先生との目線はちょうどくらいだ。
そういう系のキャラが好きな人にはたまらないだろう。

閑話休題。
事前にまとめておいた質問をする。
 (1)ペグインターフェロンとリバビリンによる副作用の波について。
 (2)C型肝炎ウィルスの遺伝子検査(HCV-RNA)の数値。
 (3)インターフェロン感受性領域(遺伝子変異数)の検査について。
 (4)コアたんぱく70番目の検査について。
 (5)ぼくの「肝炎」の状態と要因の再確認。

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◆俺の肝臓。CT(造影剤あり)画像。2011年1月18日現在。
 主治医曰わく「本来、肝臓はもっと角がとがって写るのですが、
        高山さんのは丸みを帯びています。つまり、脂肪肝ですね。」
 外側の厚みがあって黒く写っている部分は皮下脂肪である。上が背中側。

(1)については、副作用の主因はペグインターフェロンで、
週一回の投与直後がいちばん影響が強く、ゆり戻しの可能性はあまりない。
毎日朝夕に内服しているリバビリンの影響は低い。

(2)は、検査数値をプリントアウトしてもらった。
後日改めて日記に書くが、きっちり難治性かつウィルス大盛を示していた。

(3)(4)は保険対象外ということで、検査していないとのこと。
これも詳細は後日に書く。

(5)については、ウィルス・酒・肥満の三要因であると。
やはり詳しくは後日に譲るが、
C型肝炎については、ウィルス感染だけが原因である。
肝炎(肝機能の障害)は、ウィルスと酒と肥満のそれぞれが、
複合的かつ個別的に影響を及ぼしている。
たしかに、まじめに糖尿病治療を取り組んでいた時期、
つまり酒量を減らし肥満を解消していった期間は、
肝機能の数値が改善した。その一方で、完全に正常値になることはなかった。
酒をやめても、やせ細っても、
C型肝炎が完治することはないのだ。
逆に言うと、ウィルスを排除できれば、
まぁ、大酒飲んでも激太りしても、とりあえずウィルス性肝炎は完治する。
でも、アルコール性肝炎・非アルコール性肝炎(nash/肥満要因)は治癒しない。
そういう関係性にある。

そんなことを話していた後で、11時45分に地震あり。
ひどいめまいかと思った。
けっこう大きく長く揺れていた。30秒くらいか。
函館は地震が少ないし、
ここは6階なので、ちょっと怖かったな。

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◆12時32分/昼食:ご飯(180g)、豚肉生姜焼き、大根の煮物、カボチャのポタージュ(?)、りんご。590kcal、タンパク質11.1g、塩分3.2g。

病棟に掲出されたメニューには
「米飯・中華スープ・かに玉・春雨サラダ・杏仁フルーツ」とあるから、
ぜんぜん内容が違う。
ただ、よく見ると前後二日くらいのメニューが、
振り替えで出ている感じがする。そういう法則なのか。
いずれにしろ、カロリー量(料理全体と皿単体)がきっちりわからないので、
やっぱり個別の「メニュー」をつくるべきだと思う。
それが、病院のサービスであり、病院の思いやりだろう。
手間だろうけど。それで患者は納得するし、治療への積極性を持てるのだから。

今日は男性が入浴できる日。
14時10分、おそらく一番風呂に入る。
浴槽のお湯はぬるめ。
自宅の浴槽の3つ分くらいの広さなので、
大きなぼくでも全身を伸ばして湯につかることができた。
浴室には昼間の陽光がまぶしく射し込む。
前回の入院は夏場だったので、この隔日入浴はきびしく感じた。
糖尿病患者の特権(?)である「フットケア」入浴を使って、
毎夕シャワーを浴びていたのは秘密である。
  重度の糖尿病患者は、末梢神経がおかされて
  小さなケガをしても気が付かない場合がままある。
  そのまま化膿して、最悪の場合には脚を切断となるのだ。
  それを防ぐために、足先を毎日洗うことを指導される。

15時、また窓際のベッドが空いた。胸がどきどきする。
ちょうど脈をとりにきた看護師さんに、
「あちらのベッドは、明るくて気持ち良さそうですね」と、
ごくごく遠慮がちにつぶやいてみる。
(実際、窓際は追加料金を取って良いくらい明るく、真ん中のベッドは暗い。)
困り顔で苦笑されつつ、看護師長さんに相談してみますね、と言われた。
ま、やっぱり、無理なんだろう。

道新小樽支局の倉さんから電話。
ブログを読んだらしい。
数年前、道新のホームページでブログの連載の仕事を
紹介してくれたのが倉さんだ。
あんまり書かずに、ずいぶん迷惑をかけちゃったけど。
あのとき病気に気が付いていたら、
もっと多くの人に読んでもらえる記事になったのにね。
退院したら、小樽でビールをおごってもらう約束をする。

熱も下がり、腰痛もなくなったが、
めまいと背中の痛み(張り)が悪化していく感じ。
めまいについては、メニエールを発症したときに苦しんだので、
本当に嫌な症状だ。

ちょっと用足しに一瞬だけ外へ出る。
寒い。
たまたま、裏手の駐車場の前を通ったら、
札幌ナンバーの普通乗用車が、バックでぶつけて金網を曲げていた。
スーツのふたり組だから、きっと製薬会社のプロパーなんだろう。

ついでに、病院向かいのインド料理店「アンビカ」に顔を出す。
開店前のお店に、マスクして坊主頭でずかずか入っていったので、
オーナーの渡部さんは、たぶん強盗だと思ったはずだ。
退院したら、自慢のタンドリーチキンを食べに行こう。

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◆18時04分/夕食:ご飯(180g)、味噌汁(ワカメ)、おかか煮(人参・ササゲ)、卵豆腐、焼き魚(たらの味噌漬け?)、大根おろし、パイナップル。551kcal、タンパク質27.9g、塩分3.8g。

お、だし巻き玉子があるじゃん。しかも、大根おろしまで。
こいつは居酒屋メニューだ。
思わず、病院1階のローソンで購入したキリン「オールフリー」を
(しかも新商品の500ml缶を販売していた)プシっと開けそうになった。
が、よくみたらパイナップルでやんの。
いや、たいへん甘くて美味しかったけどね。

食後、またディルームに移動して、
パソコンに向かってお仕事。日記ブログも書き継ぐ。
やっぱり、めまいがするので、今日は短めにこれくらい。

HTB「水曜どうでしょう」、復活第二夜なんだよなー。
携帯ワンセグで、こっそり観たいところだけど。
静かな病室で笑っちまいそうだし。

4時45分ころ起床。
どうしようか迷ったが、そのまま起きてしまう。
ちょっと寒い。
ブログの続きを書く。6時半に書き終える。

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◆効率的な除雪風景。ラインに沿って雪かきしている。

前回の入院では、窓から本町の飲食店街が見えて、
ちくしょうと思ったものだが、
今回は裏手(杉並町方面)に面しているので、いたって心おだやかである。
この病院の醍醐味を味わえなくて、ちょいと寂しい気もするが。

体重測定97.2kg。
昨日から便秘である。トイレが変わると、いつもそうだ。
旅から帰ると、びっくりするくらい出る。
とは言え、三日も詰まると物理的に押し出されてくるような
快便体質ではあるのだが。

血圧測定132の76。俺にしては上々。
今日は初日ということで、
なるべくベッドの上でおとなしくしているつもりだ。

◆08時02分/朝食:ご飯(180g)、納豆(ねぎ少量)、すまし汁(たまご)、ササゲの煮物、牛乳(180ml)。594kcal、タンパク質21.8g、塩分4.5g

正直、納豆くさい。
ベッドはカーテンで仕切られているのだが、
納豆臭(好きなんだけどね)がこもってしまった。
ねぎってのは偉いね。ほんのちょっとで、ずいぶんな存在感だ。


今日から治療が始まる。
主治医にも言われたように、副作用はおもに発熱だが、
それがどれくらいの期間と程度でおこるのかは、
投与してみないとわからない。

8時45分、
はじめてのリバビリン(レベトール)服用。
なんとなく飲むのがこわくて、食後30分ほど逡巡してしまった。
飲んでしまえば、とりあえずはナンテコトなし。

最新のC型肝炎の治療では、
インターフェロン・ペグインターフェロン・リバビリンという薬が使用される。
ウィルス量が少ないと、
インターフェロンやペグインターフェロンの単独投与となる。
しかし、ぼくは遺伝子型が1b(難治性)と分類され、
さらにウィルス量も多いので(これは日本人のC型肝炎患者の70%だそうだ)、
ペグインターフェロンとリバビリンの併用投与となった。
期間は最長の48週間である。

ペグインターフェロンは注射によって投与されるので、
退院後も毎週1回病院へ通い、
そのつど採血して身体の状態を確認しながら続けていく。

ペグインターフェロンは、インターフェロンの改良版。
かんたんに言うと、インターフェロンにくらべて、
より長く体内に止まる(つまり長く効く)ように改善し、
そのことで副作用と手間を抑えることができる薬だ。

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◆これっぽっち。50ccだったかな。皮下注射で、ちょいチク。
 ちゃんと撮影許可を得ています。前回は勝手に撮って嫌がられたので。

リバビリン(レベドールは商品名)は、
朝食後2錠・夕食後3錠を経口で投与する内服薬だ。
抗ウィルス薬として、ペグインターフェロンの効果を高めるのが役割。
これ単体ではウィルス排除の効果はない。
副作用としては溶血性貧血(赤血球が壊れる)があり、
治療中に貧血が進行した場合は、リバビリンの投与は中止される。
そして、もうひとつの副作用。
これは、薬袋に入っていた
「服用に際する避妊のお願い!」という説明書から引用しよう。

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抜粋すると下記の通り。

「妊婦または妊娠している可能性のある婦人は、このお薬を服用できません。」
「患者さんは、服用中と服用後6カ月間は避妊してください。また、毎月1回妊娠検査を受けてください。」
「パートナーが妊婦の男性患者さんは、コンドームを使ってください。」
「妊娠が判明した場合は、すぐに主治医にご相談ください。」

影響としては、
「動物実験では強い催奇形性(胎児になんらかの異常が現れる)があることがわかっています。人間でも胎児に影響を与える可能性が考えられる」(榎本信幸著『C型肝炎 正しい治療がわかる本』法研、88pより)
と関連書籍などで説明されている。
事前にあった主治医からの説明も同様である。

妻にはすまないと思っている。


11時50分、いつもと違うトーンで名前を呼ばれて、
もしや、とふり向くと、やっぱり鋭そうな看護師さんが立っていた。
とくに自己紹介はなかったが、おそらく病棟の看護師長だろう。
パソコンをぎっとにらまれて、「それはネットに接続しているんですか?」。
そうです。おもに仕事で...と言いかけるものの、
「病室でのパソコン使用はお控えください。
 デイルーム(病棟の真ん中にある談話スペース)で使えますので。」
と、ぴしゃり。それが、この病院のルールであるから、
そりゃそうだ、と謝罪。おどけてみせるも、笑いはとれず。

「パソコンを使う音(キーボードの打鍵音)が、
 まわりの患者様のご迷惑になりますので。」
Macのノートパソコンは、そんな下品な音はしないと、
言いたかったけど、それはやめておいた。
 がやがやと見舞客が来て、しゃべっている方が騒音レベルは高いと思うが。
 でも、みんなの会話を聞いているのは、たいへん興味深くておもしろい。
 まぁ、音として別ものということか。

「注射と熱はどうですか?」と聞かれて、
「注射は9時43分に、熱は11時22分で34.98℃です。」と答えると、
ようやく少し笑ってもらえた。

今回は院長・副院長カードの効果が低いようである。

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◆12時33分/昼食:ご飯(180g)、ホウレン草おひたし、筑前煮(鶏肉)、酢の物(キュウリとワカメ)、ちくわ炒め(カレー味)。556kcal、タンパク質24.1g、塩分3.9g

この筑前煮がすごい。鶏肉が4切れも入っている。
昨日の鶏肉パン粉焼きもふくめて、
ずいぶんと歓迎メニューじゃないか。
やっぱり、ご飯(お米)の量が多いような気がするなぁ。
ふだんは100g〜150g(2単位160kcal〜3単位240kcal)にして、
野菜とおかずの増量作戦なので。

ただ、お米は腹持ちがいいね。
決まった時間に食事をするから、いつも感じている空腹感・飢餓感を
まったく感じないでいる。
だから、どか食いもしない。できない。
まさに、食事療法って感じだ。
これを日常生活で続けると、結果として食費効率があがって、
家計を助けることになるんじゃないだろうか。
みんな、お米を食べよう。地元のお米「函館育ち ふっくりんこ」を。
以上、田んぼ記者からのお願いでした。


廊下に掲示してあるメニューと、
俺が実際に食べている食事は1〜2品ほど違うようだ

今日の朝食だと「生姜和え」「昆布佃煮」のかわりに、
「すまし汁」と「ササゲの煮物」が出ている。これは塩分抑制か。
昼食は「金時豆」のかわりに「ちくわ炒め」と「酢の物」となっている。
こちらはカロリーの抑制か。
いずれにしろ、個別のメニュー表があると、もっと合格点だな。
成分表に「脂質」もあると良いのに。
外館さん、よろしくご検討を。


16時、となりの空きベッドまわりが騒がしくなって、
どうやら入院患者が入るらしい。
ひじょうにがっかり。
期待しなければ良かった。
ストレスは薬の効果をいちじるしく低減させるということなので、
なるべく早く淡い期待は忘れることにしよう。

ブログやツイッターへの反応が届き始める。
やっぱり嬉しいし、励みになる。

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◆18時11分/夕食:ご飯(180g)、カレーライス(豚肉・たまねぎ・人参・じゃがいも)、コンソメスープ(白菜・コーン)、サラダ(たまねぎ・糸こんにゃく?)、バナナ。700kcal、タンパク質16.5g、塩分2.6g

カレーが出た。びっくり。
カレーは飲み物である、という至言があるが、
飲んでしまうのはもったいないので、ゆっくりと味わう。
ぜんぜん辛くないけど、それなりにスパイシー。
ハバネロ唐辛子(辛さ3倍)とガラムマサラを忍ばせてくれば良かった。
刺激物は基本禁止。
コンソメスープは、まぁ、ひどかったですな。
シチューにしたら、さぞうまかろう。


ぼくの意中の窓際ベッドをゲットした患者は、
どうやら、ぼくの母親と同じ年齢らしい。
突然の入院だったようだし、
ま、遠回しの親孝行だと思って、窓際ベッドを譲ってやることにする。


ここで体温の推移を見てみよう。

 07時05分  35.2℃
   ペグインターフェロンとリバビリンを投与。
 10時12分  35.3℃
 11時22分  34.9℃
 12時07分  34.8℃
 13時07分  34.9℃
 14時17分  35.8℃
 15時31分  36.1℃
 16時48分  36.3℃
 17時36分  36.6℃
   腰の筋肉が痛み出してきた。
   あ、風邪かも。というときの身体がふわふわした感じ。
 18時06分  36.9℃
 19時00分  37.7℃
 19時15分  37.8℃
   倦怠感が目立つ。ほほが熱い。
   ふだんでも、今日は早めに寝ようか、という感覚か。
 19時30分  37.8℃
 20時01分  37.9℃
   ベッドに入って、ツイッターでみんなとやりとり。
   一気にツイート数が増えて、いつのまにか集中していたらしい。
   汗をかく。
 21時15分  37.49℃
   熱下がる。ツイート効果か。

ここでナースステーションに行き、
どのタイミングで解熱剤を使うか質問。
にこっと笑われて、「38℃です。」との返事。
惜しい。

どのくらいで収まるのかなぁ。

就寝前に奥尻島にいる妻へ電話。
あいつは小学生のお母さんたちに、
ダンスを教えていたらしい。

やっぱり体調が優れないので早めに就寝。

いきなり叩きつけられた挑戦状を読みながら、
泣き笑いしつつ眠る。
本当にありがたいことだ。
C型慢性肝炎(インターフェロン治療)による入院1日目。

土日をかけて部屋の掃除をしつつ、入院のための荷づくり。
けっきょく、いくつかの仕事は病室へ持ち込むことになった。
大荷物だ。こんなの持ったら、背中が折れるかもしれない。

7時半、妻からの電話で起床。
3日の卒業式に、生徒たちからいただいた花束は、
吊り下げてドライフラワーに。
緒川ラッシー(亀)は、まだ半分冬眠しているので、
妻と相談して部屋で留守番させることにした。
今朝も、がたがたと騒がしいが、エサは食べない。

10時すこし前に、函館中央病院の入院受付へ。
病棟から迎えに来たスタッフが、
登山家のようなリュックと両手一杯の荷物を見て、
「お持ちしましょうか」と驚いている。
ご親切はありがたいが、
(おそらく)年上の女性に重い荷物を持たせるわけにはいかない。
書籍やパソコンやらで、かなり重いのだ。

病室は6人部屋。真ん中のベッドに案内される。
前回(2009年7月の糖尿病教育入院)も6人部屋だったが、
窓際を占領できたので、今回はすこし窮屈に感じる。
そう言えば、案内表示板に「無菌病棟」と書いてあった。
なんか違うのかな。

大量の荷物を、ベッドの下にある物入れや
床頭台(棚と引出とテレビと冷蔵庫とロッカーが一体化したもの)にしまう。
例によって、ものかき工房支局のできあがりである。
前回は少しずつ事務所から運んできたが、
そのときの経験がきっちり役立つ。まぁ、役立っても仕方ない部類だが。

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◆入院前に集めておいた関連書籍。近年出版されたもので、一般で入手可能なものはだいたい揃っているはず(患者の書いた闘病記は除く)。一冊ずつ日記で紹介していくつもりだ。

看護師さんが来て問診。
「ちょっとだけ、いろいろお聞きします。」と言われた。
どっちなんだよ。
体重97.6kg(増えたナー)、身長178.5cm(なぜか1cmくらい伸びてる)。
今後、公称身長を179cmにしよう。
血圧は140の90。

廊下側の隣のベッドが空いていたので、
看護師さんに、そっちには移動できないんですかね、と聞いてみると、
午後から入院予定のお爺さんがいるとのこと。
「高山さんは若いから真ん中に」。
なんとなく納得。病気の時は従順なのだ。
でも、窓側が空いたら、移動できるように図ってもらえるとのこと。
ありがたい。やっぱり、外の風景は気晴らしになるんだよね。

看護師さんには「面会謝絶」もお願いした。
明日からはインターフェロンの投与で、
とりあえず確実な副作用として高熱に悩まされることになる。
糖尿病での入院時は、続々と来るお見舞い客が適度なヒマつぶしになったが、
今回はベッドに寝ころんでいる可能性が高いので、
あんまりそういう姿を晒したくない。というわけで、面会謝絶。
正面受付でぼくの病室を聞いても「面会謝絶です」と言われるはずだ。
退院までに、自分で試してみようと思う。

前回は病衣(病院から借りる寝間着)を着ることに抵抗したが、
このたびはすんなり着用。病室が暑いもんで。
それでも、検査のために病棟から外来スペースを
通り抜けていくのには抵抗があるので、ジーンズとTシャツに着替える。
レントゲン室から戻ってきたら昼めしどきに。

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◆12時32分/昼食:ご飯(180g)、鶏肉のパン粉焼き、ハムとアスパラとビーフンのなんか、サラダ(キャベツとコーン)、オレンジ(半分)。636kcal、タンパク質24.2g、塩分2.0g

午後になって、同室のご近所さんたちに家族やお見舞い客が来る。
聞くとはなしに、病気話や世間話を聴きながら、とりあえず仕事をする。
胃ガンと胆石について、すこし詳しくなる。

同室者と一緒に心電図を計測に行く。
「ぼくは肉厚だからですかね。病室が暑くて。」
と話しかけたら、「ま、若いからだろ」と言われた。
それをきっかえに、入院患者的ルールとして、
きっちり病気話を聞かせていただく。
20年近く2型糖尿病でインシュリンを投与しているらしい。
今回は別の病気での手術のために入院したとのこと。
「早めに風呂に入ってしまいなよ」と、病室先輩からのアドバイス。

家から持ち込めなかったものを、
病院1階にあるローソンで購入。箱ティッシュとゴミ箱と烏龍茶。
つくづく便利な病院である。
銀行ATM(みちのく銀・北洋銀)はあるし、
ドトールコーヒーはあるし、
ローソンでは焼きたてパンまで購入できる。
なんなら、すっと丸井さんまで出かけて、
帰りがけに一杯やることも不可能ではない。しないけど。

16時前、主治医が顔を出す。
病衣を来ていなかったので「ふつうの格好してますね」と言われた。
明日からのインターフェロンとリバビリンによる治療の説明。
何度も聞いたし、書籍でもたっぷり予習済みではあるが。
「副作用は様々ですが、多くの場合は熱が上がります。
 これは薬で下げるしかありませんので。
 どれくらい続くかは個人差です。」
主治医とは、2009年6月からのお付き合いだ。
このぼくの糖尿病(ヘモグロビンA1c 12.8%)を、
ここまで回復(ヘモグロビンA1c 5.5%)させた名医である。
今月末で退職というのが、つくづく残念だ。
C型肝炎の治療についても、
主治医のもとでなら大丈夫だろうと判断した部分もあった。
患者への情報提供を面倒がらず、
ぼくが職業的クセでしつこく質問しても、きっちり回答を提示してくれた。
ざくっと叱るし、ほろっと褒めるし、ツンデレっぽいところも好印象だった。
次の主治医とも、同じような関係を築くことができれば幸せだ。

まやまやしているうちに晩ご飯。

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◆18時05分/夕食:ご飯(180gより多いか?)、味噌汁(たまねぎ)、焼き魚(ホッケ)、煮物(絹ごし豆腐)、からし菜の和え物、キウイ。569kcal、たんぱく質21.3g、塩分3.1g。

田んぼ記者である俺の発言としてはぎりぎりだが、
一日でこんなにご飯(お米)を食べるのは久しぶり。
ここしばらくは、おかずばっかり食べてしまう傾向にあったので。
もしくはラーメンばかり。たぶん、いや絶対に塩分過多だったはず。
これで一日23単位(1840kcal)なんだよな。
少なくは感じない。以前の入院時よりも、料理がおいしくなった気がする。
気のせいかも知れないけど。

ナースステーション前の壁に、
摂取カロリーや成分が記載された献立表(1週間分)が張り出されていた。
これは大進歩だ。たしか、2年前にはなかったはず。
昨年、函館五稜郭病院に検査入院した際、
食事トレーに、メニューと栄養成分が書かれた札が添えられていて、
これは素晴らしいと思っていたからだ。
食事も重要な治療のひとつであるから、
退院後の参考になるこのような取り組み(情報提供)は大切である。
ついでに、病院のサイトなんかで、公開・蓄積していけば良いのに。

つつがない夕食後、「デザインルーム・オバタ」の和也さんから電話。
正面1階のロビーで待ち合わせて、
進行中の仕事(日本海フットパス)の打ち合わせ。
明日から数日は、こういうわけにはいかないだろう。
道新のみなさんが、退院打ち上げをご用意しているということなので、
がぜん楽しみになった。

病室に戻り、ブログに掲載する文章を書く。
思いのほか長文になってしまった。
この記事をもって、いちおう病気について公開となる。
治療の開始宣言でもある。

引き続き、入院初日の日記を書く。
書き始めたところで消灯となったが、じわっとこっそり書き続ける。
が、23時ころあきらめて就寝。

あっ、ツイッターを通じて、いくつか励ましをいただきました。
ありがとうございます。それなり真面目に治療していきます。

プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。C型肝炎患者(難治性・HCV・2011年3月から抗ウィルス治療を開始し、翌年2月に寛解するもウィルス再燃、2014年10月からインターフェロン・リバビリン併用療法で再治療、2015年9月ウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市出身(第一次オイルショックの年に生まれる)。父母はいわゆる団塊世代。取材・執筆のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材)。


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