03 考えた・感じた・見つけたの最近のブログ記事

6時半起床。頭痛がする。
ずーと歯を食いしばって寝ていたような感じ。
体重測定98.9kg。前日から100g減って、入院初日から7.0kg減。
便通はなし。

朝食、いらっしゃい。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
味噌汁           1杯 0.5単位:40kcal
ボイルウインナー      1本 1単位:80kcal
アスパラサラダ       1皿(野菜はカロリー計算せず)
切り干し大根煮       1皿(野菜はカロリー計算せず)
牛乳            180ml 1.5単位:120kcal
【5単位:400kcal 7時45分】

よしよし。ほぼ献立の通りだ。
病院での食事もあと16回となった。
そろそろ牛乳の隠し在庫の整理を始めるタイミングだな。

朝食後は仕事の事務処理。
ご請求の数々をネットバンキングで送金していく。
開業当初から活用しているが、ATMに並ぶ必要もなく便利なもんだ。
とくに使用料もかからないし。
年々セキュリティー対策がめんどうにはなっているけれど。
みるみるうちにお金が消え去ってしまった(実際には月曜日の朝にだけど)。


11時、主治医の回診。

3度目のターゲス(血糖日内変動)については入院の成果が出た数値に。
今回の入院でも、抑制された食事内容と継続的な軽運動によって、
血糖は大きく改善されることがわかった。
インスリン抵抗性への懸念もあるが、まだ膵臓は機能しているようだ。

血液検査の結果も、おもに食事が影響する数値については、
軒並み正常値もしくは正常値に近づいた。
これもまた毎回の入院と同じ傾向をたどっている。

腎臓に関する変化はとくになし。もちろんそうだろう。
クレアチニンは2.08、eGFRは29.6ということで、
慢性腎臓病(CKD)の重症度分類はG4(高度低下)のまま。
「遠からず人工透析は避けられない」という所見。
腎臓病の進行を抑える薬としては、
クレメジン(活性炭で体内の毒素を吸着する作用のある薬)のみとのこと。
医療技術が進んだ現代でも腎臓を治す薬はないのだ。
糖尿病の薬としてメトホルミン(薬剤商品名:メトグルコ)を使ってきたが、
いまの腎臓の状態を勘案して入院後すぐに中止となった。
これは腎臓への影響を考えると、
もうすこし早めに中止すべきだったかもしれない。
「腎臓専門医に診てもらって、
 糖尿病、高脂血症、高血圧、それぞれの薬から
 腎臓に負担が少ないものを検討してもらう必要があるでしょう」
「むかしは腎臓病になると、医者もそこまでとあきらめたものですが、
 いまは進行を抑え、人工透析に進むのを遅らせるような努力をします。」

こちらから過去のデータを示して、
体重と腎臓病の相関関係(体重が増えると数値も悪化する傾向)を指摘し、
幼少のころからのタンパク尿についても改めて話すと、
「おそらく、生まれたときから腎臓の機能が弱かったのかもしれません。
 肥満によって糖尿病が進行し腎臓病に悪影響を及ぼすわけですが、
 高山さん程度の糖尿病では、ここまで悪化しないと考えられている。」
という推論もありうるということだった。

自業自得と仕方なさと、半分半分の痛み分けってところか。
腎臓病患者は死ねと放言したフリーアナウンサーには、
どうにか半殺し程度で済ませてもらえそうである。


星野さんから電話。この病院での診察があったそうで。
ドトールでコーヒーをご馳走になる。
三回目の抗がん剤投与を終えて、やはりあちこち影響はあるようだ。
いまのところ頭も口も達者だし、あれこれ走り回ってもいるので、
こちらがてっきり勘違いをしそうになるが、
長くはない余命宣告も頂戴している立派な末期癌患者である。
どう生きるか、どう生きたいか。考える機会をもらった気がしている。

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星野さんと面識のある人はご本人からの直接購入をおすすめします。
著者の励みにもなるし、売り上げが直接届きますので。

函館・近郊在住の皆さんは下記の取扱店で。
 いるか文庫(函館駅2階)
 cafe Drip Drop(函館市地域交流まちづくりセンター1階)
 函館蔦屋書店

遠方の方はAmazonで。

コンパクトかつ高精細。
古書店で見つけても数万円〜数百万円の地図が、
お手元に置いておけるのは魅力だろう。
なによりも、古地図という視点から「函館の歴史」を概観できる。
各ページおよび巻末の解説を、ぜひ読んでいただきたい。

30分ほど話して星野さんとわかれ、
入れかわりにかみさんが荷物を持ってやってくる。

そしてすぐに昼食。


カレーピラフ        1杯(半分残す) 2.5単位:200kcal
ポテトグラタン       1盛 1単位:80kcal
鶏肉            2口 1単位:80kcal
サラダ           1皿(野菜はカロリー計算せず)
チョコデザート       1個(残して夕食へ)
【4.5単位:360kcal 12時35分】

お、本気を出した。
カレーだ。たしかにカレーの味だ。うまい。
半分残すのが辛かった(かみさんがおいしくいただきました)。
奇跡のようなチョコデザートは夕食の楽しみに残しておくことにした。
こんなに素晴らしいメニューでは、退院後の楽しみが薄れてしまう。
シャンメリーもほしかったね。

食後は散歩。寒いが天気は良い。
いまごろになって手袋(スマホ操作対応)を購入する。
これまでは左手だけはいて(北海道ことば)、
右手は素手でiPhoneをいじっていた(ポケモンGO)のだが、
病院に戻るころには凍傷にでもなりそうな冷えっぷりだったので。
買おう買おうと思って買いそびれていた。

途中、丸井今井をひやかす。
かみさんは来月の旅行用にと、薄手だけど暖かいズボンを購入してた。
どこかでお茶でもしようかと店内をさまよっていたら三宅くんに遭遇した。
3階にある「喫茶ジョリー」に入る。

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素早くメニューを下げられてしまったので、
なにがあったのかは判然としないが色々そろっていた。
なんとかいう特別な豆のコーヒーを飲む。うまい。
アップルパイは果実感が活きたままで、たいそう美味しかった。
そうです。かみさんが食べてた。

16時半に帰院。鼻水がたっぷり。
看護師さんに「いつもよりお早めね」と言われる。

土曜日しかも12月24日。夕食はこちら。


米             195g(25%残す) 3単位:240kcal
豚味噌焼き         1皿 2.5単位:200kcal
もずく酢          1皿(野菜はカロリー計算せず)
おひたし          1皿(野菜はカロリー計算せず)
牛乳            180ml(隠し在庫を飲む) 1.5単位:120kcal
【7単位:560kcal 17時50分】

豚肉しかも味噌漬け!
入院中はふだんの2〜3倍ゆっくり食べるように心がけているのだが、
今夜だけはブレーキがきかずにがつがつと食べる。
なんという多幸感! なんという罪悪感!
あまりに勢いよく食べ過ぎたのか、胃もたれを感じ始めて、
夕食のお楽しみにしておいたチョコデザートを食べられず。
さらに、食後すぐにベッドに横たわって眠ってしまった。

消灯間際に起き出して、ブログの続きを書き始める。
近くの病室(個室)からアラーム音が10分ほど鳴り続いて、
どうなることかとヒヤヒヤしながら。


長いと思っていた入院も、残すところ5日間となった。
そろそろ病気について現時点での総括をしておくべきだろう。
これまで蓄積してきた検査データなども提示しながら、
これからどうなっていくのか、どうしていくべきなのか。
まとめながら考えて行くことにする。
というか、仕事もそれくらい熱心にやれよ!
誰かに言われる前に自分でつっこんでおきます。

【本日の食事量総計】
16.5単位:1320kcal(設定値:21単位1680kcal)


ニュアンスが難しいのですが、
原稿料1円だから仕事をやらないってのとも違いまして。
心意気を感じると、ギャラのことはあまり考えずに、
こちらからぜひにもやらせてくださいってことになりますし。
はなから1円しか支払うつもりがないような人とは一緒に仕事はできません。
そんな感じだろうか。
書くことは特別なことではないけれど、
無責任に書き飛ばせるものでもないからね。プロとして。

便意を覚えて6時前に起床。

便通あり。体重測定100.6kg。少しずつ、でも着実に。

血圧測定121/75。どんどんまともになるじゃないか。


まだ薄暗い外は真っ白な雪で覆われている。

子どものころは12月25日の朝に大雪が降って、

それが根雪になるというのが定番だった。

いつのまにか、そのタイミングが遅くなり、

近年は年明けくらいにズレこんでいたのだが、

今年は逆に早めの根雪になりそうだ。


看護師さんが廊下を歩きながら、

楽しげに今夜の忘年会の話をしていた。

いっぱい飲みそうだよな。


朝食はこちら。



米             195g(25%残す) 3単位:240kcal

味噌汁(しめじ)      1杯 0.5単位:40kcal

ツナマヨ和え        1皿 1単位:80kcal

もやし白和え        1皿 0.5単位:40kcal

ちくわ炒め         1皿 1単位:80kcal

牛乳            180ml(飲まずに保管)

【6単位:480kcal 7時50分】


今朝はおかずが多い。

ツナマヨをパンに挟んで食べたいものだ。

退院したらパンを買いに行こう。とびきりのやつを。


11時、主治医の回診。


まずは高血糖症(糖尿病)の状態から。

蓄尿検査(C-ペプチドの測定)の結果からは、

現時点ではまだ「自前のインスリンは分泌されている」が、

これまでの数値(入院のたびに同検査をしている)と比べると、

「インスリンを分泌する膵臓の機能は落ちてきている」ことがわかった。

 インスリンとは血糖の上昇を抑える役目をしているホルモンのこと。

 つまりこの機能の低下は、高血糖の症状が進行することを意味する。

 以前の記事で触れたように、高血糖症状は合併症を招くので

 最終的には「死」に至る病気につながっていく。

さらに、ターゲス(血糖値日内変動)の結果から検討すると、

インスリン抵抗性が増しているようでもある。

「ちょっとのインスリンでは血糖値が下がりにくい状態」と説明された。

ターゲスとは食前食後の決まった時間に採血をして

血糖値の動きを詳細に確認する検査である。

今回の数値変化から読み取れたのは、

 「インスリンが遅れて効きだす」ことと、

 「夜間の血糖値がさがらない」ことだった。

入院直後のターゲスでは当然だが、

入院7日後(食生活改善後)となる2回目のターゲスでも、

血糖値は同様の推移を示していた。

ここからインスリン抵抗性の進行が判断できるというわけである。

ターゲスについては、入院14日目くらいに3回目をおこなうので、

すべて出そろった時点で並べてみようと思う。


そして、もうひとつの案件(懸念)である腎機能について。

 糖尿病とC型肝炎(これは昨年で寛解)に続く三つ目の持病だ。

 腎臓機能の低下は、糖尿病の合併症としても知られている。

 私の場合も、いわゆる糖尿病性腎症は腎機能低下の一要因だろう。

 ただ、子どものころから健康診断の尿検査で

 かならずタンパク尿で要検査となっていた事実から推測されるのは、

 もともと腎機能がそれほど良好ではなかったということ。

 そこに肥満とか高血圧とか糖尿病とかが重なり、

 ほかの人よりも早く慢性腎臓病(CKD)へと進行したのかもしれない。

最新(15日)の血液検査では、

腎臓機能の指標となるクレアチニンが2.29と上限値を超えている。

これは手もとで記録している2003年12月以降の検査結果のなかで、

最悪の状態であり明かな慢性腎臓病(CKD)である。


クレアチニンの数値が記載された血液検査の結果がお手元にあるなら、

下記のサイトを開いて自分の腎臓をチェックしてみてほしい。

 ◆日本慢性腎臓病対策協議会「腎機能をチェックしましょう」

私自身のデータ(43歳・男性・クレアチニン2.29mg/dL)を入れると

はっきりと次のような診断を下された。


--- チェック結果 ---

ステージG4。腎機能は高度に低下していると推定されます。

透析治療を要する重症な腎不全になる危険性が高く、

心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患にかかりやすい状態です。

高血圧・糖尿病・脂質異常症・肥満・喫煙は、CKDを悪化させますので、

しっかりと治療してください。透析療法や移植についての説明を受けて、

そのような治療が必要になった場合にどうするか、

腎臓専門医に相談すると良いでしょう。<一部改変引用>

--- ここまで ---


まったくもって残念である。

ちなみに、クレアチニンの数値を少しずつ高くして入力していくと、

私の場合は3.9を超えたところで

「末期腎不全と推定されます。透析治療などを要する直前の状態です」となる。

クレアチニンの欄には4.0までしか入力できない。

1年ほど前から数値上昇を指摘されていたし、気にしてもいたのだが、

ここ半年でいっきに悪化してしまった。


慢性腎臓病の場合は「腎機能の回復は見込めない」。

 ◆全国腎臓病協議会「腎臓病について」


今後の治療としては、

腎機能の悪化をすこしでゆっくりにすることが目標になる。

(これまでも目標は同じだったが、よりシビアにということ。)

そして遠くない将来、末期腎不全にたどり着いてしまった時点で、

人工透析をはじめるということになる。

まったくもって残念だ。


御用達であるAmazonの履歴を確認してみると、

クレアチニンが悪化しはじめて今年5月に関連書籍を購入している。

いずれも出版日が新しく、入門・解説にはぴったりの本だ。


 『腎臓病と診断されたら読む本』経営者新書・幻冬舎

 『腎臓病の人のためのひと目でよくわかる食品成分表』学研プラス

 『改訂版 慢性腎臓病(CKD)進行させない治療と生活習慣』法研


   



さすがに沈みがちな気分のまま昼食。

悩んでも落ち込んでもお腹はきっちりすくのである。



米             195g 4単位:320kcal

鶏肉            1皿 2単位:160kcal

のり和えも         1皿(野菜はカロリー計算せず)

もやしのおひたし      1皿(野菜はカロリー計算せず)

【6単位:480kcal 12時30分】


毎回書いているが、

とにかくお肉は脂質がほんのりも感じられない。

これなら魚か豆腐を食べていた方がマシに思える。


13時30分、病院を出て自宅までの散歩へ。

コースはいつものように五稜郭公園を抜けて行く。

今日も観光客が大勢いらっしゃっていた。ありがたいことだ。

めぐりめぐって俺も儲からないものだろうか。

自宅で用事を済ませて滞在15分。今日もかみさんは出かけている。

俺がいないと伸び伸びしているのかもしれない。

16時過ぎに病院へ戻る。


17時、星野さんが来る。重病人(末期癌)が病人を見舞うかたちだ。

函館の古地図をテーマにしたカレンダーが完成したので、

出版協力のわけまえ分として数冊いただく。

俺がお手伝いしたのは、

各月に掲載された古地図のキャッチ(紹介タイトル)を考案したのと、

編集およびデザイン上のアイディア提供、

それに版元として図書コード・JANコードの提供くらいだが。

香典だと思って(ご本人がそうおっしゃるので)協力したら、

ずいぶんとお高くついた気がする(冗談だからね)。


コンパクトかつ高精細。

古書店で見つけても数万円~数百万円の地図が、

お手元に置いておけるのは魅力だろう。

なによりも、古地図という視点から「函館の歴史」を概観できる。

各ページおよび巻末の解説を、ぜひ読んでいただきたい。


hoshinocalendar1.jpg


星野裕 編著

「箱舘古地図 2017 Calendar 時代をめくる」

ビットアンドインク発行

ISBN978-4-9906706-4-1 C1425 ¥463E


1部500円(本体463円)

購入先はこちらのサイトを参照してください。

 ◆函館古地図・古写真ポスター


出版記念の講演もあるようで。

 ◆函館蔦屋書店「古地図で楽しむ函館の歴史」

  2016年12月26日19時から


30分ほどで星野さんは帰る。

来月のイタリア行きの話をすこし。

入院費、親戚の子どもへのお年玉、イタリア渡航費と、

この年末年始にお金がどんどん消えていく。

たぶん破産するじゃないかと思う。


夕食のお時間です。



米             195g 4単位:320kcal

柳川風(肉・卵)      1皿 2.5単位:200kcal

味噌汁(山菜)       1杯 0.5単位:40kcal

冷や奴           1皿 0.5単位:40kcal

【7.5単位:600kcal 12時30分】


汁気に飢えているのかも。

柳川風を迷った末にごはんへぶっかける。

完食してしまった。明日の体重は減っていないだろう。


【本日の食事量総計】

19.5単位:1560kcal(設定値:21単位1680kcal)

そんなこんなでどうにかようやく、
函館市・北斗市・七飯町で配信されているケーブルテレビ局NCVにて、
企画・取材・出演を担当した番組「函館図鑑 #03 SL公園の謎を解く」の放送が始まりました。

ぼく自身が子どものころ遊んでいた「本通公園」に
かつて展示されていたSL蒸気機関車(D51・デゴイチ)のその後について
追いかけてみた内容になっています。
番組ではあわせて「農住団地」に関する話題にもふれています。

配信は1カ月ほどありますので、
契約者の皆さまはご家庭で、その他の人は街頭テレビで、
遠隔地の人はそのうち誰かが違法アップロードするまでお待ちください。

時間切れもありまして、
当時の関係者すべてを完全に取材できたわけではありません。
おそらく、ほかにも「歴史の事実」が埋もれていることと思います。
ご存知の方はぜひご一報ください。
いずれ、番組では盛り込めなかった要素もふくめて、
完全版の記事にしたいと考えています。

また、鉄道に関してはもともと詳しくありませんので、
その筋の人には言いたいことがたくさんあると思いますが、
そこはぜひ優しく教えていただければ幸いです。

◆追加情報やお寄せいただいたご意見などは、
 コメント欄で随時紹介いたします。

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【配信時間】
 17日(月) 16時〜 19時〜 23時〜
 18日(火) 21時〜 23時30分〜
 19日(水) 12時〜 19時〜
 20日(木) 21時〜 23時〜
 21日(金) 19時30分〜 23時30分〜
 22日(土) 16時30分〜 23時30分〜
 こちらの番組表で「函館図鑑」と検索すると詳細が表示されます。

◆◆◆放送では割愛された取材クレジットをこちらに。◆◆◆

【取材協力・資料提供】
 佐呂間町役場 町民課
        企画財政課
 函館市役所 都市建設部 都市整備課
       土木部 施設管理課
 函館市亀田農業協同組合
 株式会社オオウラ
 北海道旅客鉄道株式会社 函館支社
 函館市中央図書館
 小松秀明さん
 尾崎 渉さん
 本通クラブスポーツ少年団

【参考資料】
 函館市本通中央土地区画整理事業組合「土地区画整理事業 完成記念」
 函館市都市建設部都市整備課「函館市の土地区画整理事業」
 函館市土木部公園緑地課「緑のひろば No.4 公園の紹介"本通公園"のこと」
 函館博物館友の会会報No.58「函館市<本通>の町名の由来をめぐって」
 函館市市民部戸籍住民課「住居表示の記録(改訂版)」
 亀田町「亀田町建設10か年計画書 昭和44年11月」
 戎光祥出版「蒸気機関車D51大辞典」
 佐呂間町役場「佐呂間町交通公園の鉄道車両・備品整備の歴史」WEB
 やまてつ「蒸気機関車ほか 鉄道保存車両について」WEB
 函館市史編さん室「函館市史 通説編第4巻」
 函館市史編さん室「函館市史 別巻 亀田市編」
 鍛治町会「鍛治町会誌」
たまたま知り合った自転車で日本一周している旅人。

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◆8月31日13時、「青函フェリー 函館フェリーターミナル」にてお見送り。

埼玉県浦和を出発して太平洋岸を北上し、
函館を起点に北海道をぐるっと回って(道内だけで3355km走行)、
出発から80日目に函館へ戻ってきた。

 彼の旅日記はこちらで。
 GASUという名のもとに@日本一周

北海道での最後の夜、
迷走した台風10号の影響で市街は強風と豪雨で大荒れだったが、
おっさん3人で彼を連れまわし酒を浴びせて歓迎。

彼から聴けた話は、
いかにも現代っ子(平成生まれの25歳)らしい奔放さとゆるさ、
その一方で強い意志を持つ青年の志を感じるものだった。
ちなみに、彼は学生ではない。
寿司職人として6年間働いて資金を貯めて旅を始めている。
旅の荷物には包丁が入っているそうだ。

このあとは日本最南端(たぶん波照間島)をめざして南下し、
およそ1年くらいかけて日本一周を達成するつもりだという。

彼の旅の成功と安全を祈っている。


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これは知り合うきっかけになった2カ月ほど前の投稿(Facebook)。
奥尻島のバス停でこれから野宿するというつぶやきを見つけたことから、
おもしろそうなんで連絡を取り合ってみた。
かつて「奥尻は出会島である」と書いた。
何度も島へ通っているうちに、そう実感するようになったからだ。
島人との出会いはもちろんだが、
奥尻の魅力に惹かれて集まってくる人たちとの出会いも多い。
「あなたもお好きですね」的な連帯感を持ったりもする。
  ラグビートップリーグ「ヤマハ発動機ジュビロ」で活躍する
  笠原雄太くんとの出会いもそんな感じだった。

先日参加した「奥尻しまびらき」で、
例のごとくワインをがぶ飲みしてへべれけになっていたら、
奥尻島に移住(転勤)して間もないご夫婦に声をかけてもらった。
なぜ自分をご存知かと問えば、ご実家が函館ということで、
あの「函館酒場寄港」を親御さんがご視聴いただいていたようだ。
  番組のお休みをいただいてから随分たつのに、
  いまだに「見てました」と言われることが多くて驚く。

そのおりにプレゼントしていただいたのがこちら。

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チョークアートという描画技法らしい。
飲食店などの店先や、結婚式のウェルカムボードとか、
あたたかみある看板として使い勝手が良さそうだ。
イラストは強いインパクトを与えるとともに、
多くの情報を伝えることができる。それも一瞬で。

この絵はおそらく雑誌「HO」の奥尻特集に掲載された
写真(球島山にある昼寝石に寝そべっているカット)から描きおこしたのかな。
手描き作品(1点もの)ということで、申し訳ないやら、嬉しいやらで。
こんどゆっくり島で飲みましょう、ということに。
ぼくの書いた文章とイラストを合わせることもぼちぼちあるので、
なにか一緒に仕事ができたら良いなと思ったり。
かならず黒(板)が背景になるから、そこはひと工夫が必要になるけれど。


そんなわけで、奥尻島に通ってると、
いろんな人に出会えておもしろいのであります。


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日々の仕事や飲酒や病気のいろいろはこちらで。
 こんなぼくでも少女のように舞い上がることはあるのだ。
 函館市芸術ホールが主催する市民向け企画「ステージラボ」の演技ワークショップに、劇作家・演出家の鴻上尚史さんが講師で来函すると聞きつけて、いてもたってもいられなった。
 ぼくの仕事(おもにインタビュー取材)は、一方的にインタビュイーのお話を聴くだけでなく、インタビュワーであるぼくの意志を(すこし過剰気味に)伝えながら、一緒に話したい・聴きたい・書きたい「なにか」を探していくスタイル。取材現場でぼくが発する声や表情や反射(反応)は、インタビューを進めるために重要な要素だと思っている。ここに生かせるはずだ。ま、そんな言い訳を用意して、演劇人でもないのにワークショップに参加することにした。
 ワークショップでは心身の緊張をやわらげることからスタートし、おもに「発声」について教えていただいた。声(音)のメカニズムを学びながら、実際に発声をして体感していく。鴻上さんの「気持ちは瞬時に変化することもあるが、身体はワンクリックでは変わらない」という言葉は、なにかを「めざす」人たちすべての励みになる言葉だと思う。
 身体の重心を下げること、声のベクトルを意識すること、声の五つの要素を理解すること、など。鴻上さんの書籍で読んでいたはずだが、ご本人のレクチャーを受けることで身体になじませることができた。
 緊張したとき、焦っているとき、人は首(上半身)から動き出してしまう。声もうわずっている。そのままでは、行動も表現も上滑りだ。思いも狙いも届かない。とにかく、身体の重心を下げる。声を落ち着かせる。そのことが精神にフィードバックされて落ち着きを取り戻す。これはナルホドと思った。日常にも生かせることだ。
 5時間はあっという間だった。地域で活動する若い演劇人へ向けて、明快で丁寧な技術指導と深い情熱を秘めたメッセージ(けして暑苦しくない)を伝える姿に感動した。ぼく自身は本当に年甲斐もなく舞い上がってしまって、鴻上さんに16回くらい「うるさい」と言われて、そのたびに多幸感に包まれていたのが恥ずかしい。
 居酒屋での打ち上げでは持ち前の厚かましさを発揮して、サインをねだる・写真を撮る・厚かましい質問はぶつけるはで大興奮。同伴したかみさんにも良い想い出をプレゼントできたと勝手に思っている。
 今回の受講生はぼくを入れて23人。これはすっごくもったいないことだと思う。鴻上さんを困惑させるくらい人が集まっても良かったのに。かかわりのある演劇関係者にも声をかけたが、参加が叶わなかったことは残念なことだ。次の機会はいつになるかわからない。せめて、ぼくが聴きとめたことを、伝えられる機会があればな、と思う。下記に紹介した書籍を読んだ方がわかりやすいと思うけど。
 素晴らしい機会をつくってくれた函館市芸術ホールに感謝。そして多忙を極めるスケジュールの間隙を突いて函館にお越し頂いた鴻上尚史さんに大感謝です。

◆今回のワークショップに関連する鴻上尚史さんの書籍

    

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かみさんは中学生のときに、書店で鴻上さんの戯曲を手にして以来の熱心なファン。数年前、札幌公演のおりにロビーに立っていた鴻上さんに話しかけ、ぽろぽろと涙を流していたくらいに。

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かみさんが何度も何度も大切に読んできた『私家版 第三舞台』にもサインを。

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さらに、鴻上さんの処女戯曲『朝日のような夕陽をつれて』(初版二刷)にサインしていただく。
さらにさらに、『孤独と不安のレッスン』と『「空気」と「世間」』にもサインをいただこうと思っていたが、自宅に忘れてくる痛恨のミス。欲ばりすぎはよくないか。

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ぼくは大学生のとき、週刊誌連載のエッセイ「ドン・キホーテのピアス」で、文筆家としての鴻上さんに惚れた。
その後、かみさんと出会った影響で戯曲を読み、演劇にも興味が広がったのは幸せなこと。

※鴻上尚史さんご本人に写真掲載の許諾は受けています。酒席で。
昨夜、渡辺保史さんが急逝された。
くも膜下出血のため。47歳、あまりに早い。

ぼくが函館でのフリーランスのライター仕事を本格化させたころ、渡辺さんからメールが届いた。桔梗町のモスバーガーで待ち合わせして3時間ほどお話をした。ぼくは興奮していた。インタビューされる側が、インタビューされちゃったよ。そう笑っていた。
当時、渡辺さんは仕事の拠点を函館に移して、精力的に「仲間」を探していたようだ。

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渡辺さんが主宰した市民グループ「ノード・ハコダテ」のトークライブにて(2001年1月)

渡辺さんが語ってくれること・教えてくれることは、ぼくにとってどれもが新鮮かつ刺激に満ちていて、ひとつひとつに蒙が啓かれる感じだった。
そして、中央から遠く離れた地・函館で暮らしながらでも、やれることがるんだ、と覚悟を決めさせてくれるヒントをたくさん与えてもらった。いまもぼくの仕事の中に、その影響を見つけることができる。

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西村佳哲さんを函館に迎えて。「サウンドバム」をテーマにしたトークライブ(2001年7月)

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地域での実践。街の音を探す「サウンドバム@ハコダテ」での1コマ。(2001年7月)

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函館で開催した「
hakodadigital×shrinking cities----縮小する都市の過去・現在そして未来」展にて(2007年11月)

いつも忙しそうに飛びまわる。それが渡辺さんの仕事のスタイルだったのだろう。
人に会うこと、現場に立つこと、実践すること。それらに時間と体力を惜しむことがなかった。全国あちこちに、渡辺さんに会って・感じて・行動した人が多くいるはずだ。そして、これからも渡辺さんが「考えていたこと」は、さまざまなところで萌芽していくに違いない。
たぶん、唯一めんどうだったのは、原稿を書くことじゃなかっただろうか。
ライター同士の立場で話をするときは、いつも「書かなくてもいいなら良い仕事だよね」と笑いあっていた。

渡辺さんが函館を離れてからは、1〜2度ほどしか顔を合わせる機会がなかった。
最後にお会いしたのは北大の研究室。2時間ほどのインタビューをさせてもらった。家族のことを話す渡辺さんのはにかんだ顔を思い出す。

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北海道大学にて。(2008年10月16日)

渡辺保史さん
http://www.facebook.com/yaswtnb
 本日(5月24日)、公表された奥尻島の「入島税」について。
 奥尻町からの発表内容がすこし説明不足だったのか、報道機関(北海道新聞の記事しか読んでいないけど)がいじわるなのか、多くの人が目にする短文のヘッドラインニュースでは「税への懸念」しか読み取れないためなのか、ネットで拾ったご意見を眺めると誤解含みの批判の声も聞こえてくる。
事前の検討段階から内容を知る立場にあったが、「みんなの手(入島税)で美しい奥尻島を守る」「美しく美味しい奥尻島はみんなの(入島税の)おかげ」という流れは、大いに理解を得られると感じていた。
 しかし、どうも「税」という言葉に、悪く引っ張られちゃった印象か。昨今、「税=無駄遣い」的な雰囲気があるしね。当然、「税」という名称についても、こういった懸念は協議されていたのだが。
おそらく行政的な制約で「税」という語句の使用は仕方がないことだと思うのだが、「入島税(おくしりブルー保全協力金)」とか「入島税(島守金/しまもる金)」とか「入島税(奥尻ごちそうさま基金)」とか、ちょびっとだけやわらかなネーミング(目的説明)を併記させる方法もあるのかも。
 とは言え、導入まではまだまだ数年かかる大きな決断だ。記事にもある通り、じっくりと理解を広めていくしかない。おそらく、奥尻町としての「思い」がきちんと届くようになれば、この取り組みは高く評価されるはずだ。
 もちろん、迎える側(税をいただく側)の奥尻町と島人も、それに応える努力と工夫を精一杯おこなっていかなければならない。だから、「入島税導入」の発表は、本気で観光に取り組もうという奥尻町としての覚悟を示したものなのだ。
 さて、地元(函館支社・江差支局)の記者が、どんな記事を書いてどのような論評をするのかにも注目だ。

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※画像は北海道新聞(2013年5月24日夕刊)に掲載された記事。

奥尻、入島税を検討 観光事業の財源確保
2013年05月24日  北海道新聞夕刊全道(総合)

 檜山管内奥尻町は24日、奥尻島への来島者から1人100~300円程度を徴収する「入島税」の導入を検討していることを明らかにした。数年以内に実現させ、観光振興に使うという。島外に出かけてから戻る島民も対象にするため、反発も出そうだ。
 入島税は、地方税法に規定がない法定外目的税の一つ。地方自治体は条例を定め、総務相の同意を得れば導入できる。総務省によると、沖縄県伊是名(いぜな)村(伊是名島)などいずれも沖縄の3自治体が入島税を導入済み。
 奥尻町は今後、税の額や徴収方法などを詰める。24日に道庁で記者会見した田中敦詞副町長は、「今後、島民の理解を得る必要があるが、新税収入を観光事業に役立て観光客を呼び込みたい」と説明した。奥尻島を訪れた観光客は、2011年に約3万3千人だった。
 入島税の導入は、町が進める新たな財源確保の「資金循環モデル構築事業」の一環とされている。
 事業の他の試みとして、町は来年6月に奥尻島内でマラソン大会を開き、出走者から参加料を得ることを計画。島の関係者や企業に加わってもらい、奥尻の特産品を使う加工品などを開発する団体を設立、売り上げの1%ほどを寄付金として町が受け取る構想もある。



<5月25日 追記>
北海道新聞で関連の続報・解説記事が掲載されました。
全道版・地方版にそれぞれあります。
以下、参考資料として転載。


【全道版】
奥尻町が「入島税」検討*財政の逼迫、背景に
2013/05/25  北海道新聞朝刊全道(総合) 

 檜山管内奥尻町は24日、来島者から1人100~300円程度を徴収する「入島税」の導入検討を明らかにしたが、その背景には島の主産業である観光業と漁業の低迷、人口減による財政の逼迫(ひっぱく)など、町の苦しい台所事情がある。
 入島税は、地方税法に規定がない法定外目的税の一つ。地方自治体は条例を定め、総務相の同意を得れば導入できる。
 奥尻島への観光客入り込み数は、2001年に4万9千人だったが、10年後の11年には3万3千人に減少。漁獲高は1991年には15億2千万円だったが、20年後の11年は9億2千万円まで落ち込んだ。さらに93年の北海道南西沖地震を挟み、島の人口も年々減少。95年の4301人が、13年4月末現在では2981人となっている。
 税収が縮小し、観光客の誘致促進を図るにも予算不足が深刻になったため、新たな財源として来島者から税を集める方向で模索を始めた。税額は今後検討する。
 ただ、町は島の外に出かけ、戻った島民にも税を課す考え。函館市内の病院などに定期的に通う島民もいて、その理解を得られるかハードルは高い。また、町はフェリーや航空便の運賃に上乗せする形で税を課す方法を検討するが、ヨットで島を訪れる観光客もいて、徴収方法をどうするかなどの課題もある。
*導入の沖縄3村*自治体の安定財源に 船賃上乗せ住民負担
 檜山管内奥尻町が導入を検討している「入島税」は既に沖縄県の離島3村で導入している。財政難に悩む3村にとって新たな収入源となったものの、船の料金に上乗せされるため頻繁に使う住民ほど負担がかさむなど、解決すべき課題は多い。(経済部 升田一憲)

 総務省によると、3村は伊是名(いぜな)、伊平屋(いへや)、渡嘉敷(とかしき)。いずれも沖縄本島から離れた離島で、行き来するには村営のフェリーや高速船を利用する必要がある。3村の入島税はいずれも本島との間を行き来する船の利用料金と一緒に1人100円を徴収し、環境協力税と名付けている。
 観光以外に主な産業が乏しい3村にとって、入島税は貴重な財源。人口約700人、村の歳入が15億8100万円(2011年度)の渡嘉敷村は11年4月に入島税を導入。11年度で860万円、12年度で910万円の税収があった。海岸や道路の清掃費、キャンプ場の委託管理費などに使う。
 導入前に住民向け説明会も実施した結果、大きな混乱は生じていないという。村の年間予算のうち自主財源は4%に過ぎないため、村の宮平昌治総務課長(58)は「新たな財源を確保できた」と評価する。
 一方、座間味村は、11年の議会で入島税条例案が否決され、導入のめどがたっていない。ダイビングなどで訪れる観光客は1回で済むのに、病院通いや仕事などで船を頻繁に使う住民の方が負担がかさむことに、反発の声があるためだ。
 離島が多い沖縄県では、クルーザーを使って複数の島を回る観光客も多い。こうした観光客からは入島税を徴収できない状況が続いている。
 
◇法定外目的税◇
 地方税法に定められていない税目を、地方自治体が独自に条例を定めて徴収する目的税。創設には総務相の同意を得なければならない。「環境税」や「宿泊税」などの例がある。地方税法に定めがある"法定内"の目的税には「自動車取得税」「軽油引取税」「入湯税」などがある。


【地方版】
「町民も対象」に戸惑い*奥尻入島税検討*町は自然保護強調
2013/05/25  北海道新聞朝刊地方(函館・渡島・桧山)

 奥尻町が24日明らかにした「入島税」導入の検討について、町内からは「観光に対する影響は小さい」とする意見の一方、「町民も対象とするのは納得いかない」と反対の声も出た。
 町によると、来島者1人に100~300円の課税を検討。観光資源となる島の自然を守るため、観光客にも町民にも負担を求める考えだ。入島税による税収は森林の保護管理や海岸線のごみ回収・処理費などに充てるという。
 奥尻島観光協会の制野征男会長は「観光客は奥尻に魅力を感じて訪れるのだから、少額の税負担なら影響は少ないのでは」と冷静に受け止める。だが、町内で民宿を経営する菊地勇人さん(49)は「どんな影響があるか分からないが、観光客は減少傾向。入島税の導入で、さらに減らないか心配」と懸念を示した。
 町内には通院や買い物、出張などで島外に出る町民も多く、町民も課税対象となる可能性があることに対しては反発もある。奥尻地区の自営業男性(63)は「自分の島に帰るたびに税金をとられるのは合点がいかない」と疑問を呈した。
 町は上陸する町民と町外からの観光客を区別して入島税を徴収するのは難しいと考えている。
 新村卓実町長は「反発は覚悟しているが、住民にしっかりと説明して理解を得ながら新たな財源の確保に努めたい」と話した。(山田一輝)


<5月30日追記>
読売新聞に掲載された関連記事です。

奥尻町、入島税を検討 人口減少で財源確保
(2013年5月30日  読売新聞)

 奥尻町は、島に入る人から1人当たり数百円程度を徴収する入島税導入の検討を始めた。町の人口が減少し、税収も減っている中、町の観光振興を図るため、新たな財源を確保するのが狙い。数年以内の実現を目指し、住民説明会を開くなどして理解を求める考えだ。入島税が導入されれば、道内では初めてとなる。
 町によると、来島者1人から100~300円の徴収を想定している。昨年1年間に島を訪れた観光客は約3万2000人で、入島税が導入されれば年間300万~900万円の財源が確保できると試算する。
 導入に向け、町は昨年11月から、奥尻島観光協会や外部の観光専門家らと意見交換している。来月7日には議会側に説明することにしており、徴収方法や町民も課税対象とするかどうかを議論する。
 町の基幹産業は観光と漁業で、入島税を検討する背景の一つに、人口と観光客が減っている現実がある。人口は1962年の8254人をピークに、今年3月末時点で2978人に減った。観光客数は「離島ブーム」でにぎわった91年度の約5万9000人から大幅に落ち込んでいる。
 これに伴い、町財政が窮迫しており、今年度一般会計当初予算約31億1500万円のうち、自主財源にあたる町税収入は約2億8400万円と全体の1割にも満たない。
 ただ、町には慎重論もある。奥尻島観光協会の制野征男会長(69)は「個人的には町民に負担を求めずに、東京都の宿泊税のように課税対象を絞った税の方がいい」と語る。
 町町内会連合会の神崎通会長(76)は「仕事や通院で定期的に島外へ向かう町民が少なくない。町からの情報が少なく困惑している町民もいる。町民への説明を尽くしてほしい」と訴えた。


<6月8日追記>
北海道新聞に掲載された続報記事です。

入島税 議会に反対の声 「町民や観光客が混乱」
2013年06月08日  北海道新聞朝刊地方(函館・渡島・桧山)

 奥尻町議会総務産業常任委員会が7日開かれ、町が導入を検討している入島税について、初めて町議会に説明した。町議からは「導入を見送るべきだ」といった反対意見や再検討を求める声が相次いだ。
 町は安定的な財源確保策として来島者1人に100~300円の税金を課す入島税の導入を目指している。買い物などで島を離れ帰ってくる町民にも負担を求める考えで税収は観光資源として魅力ある島の自然を保護するために活用する方針。
 常任委には町側から田中敦詞副町長らが出席した。島内で高齢化、過疎化が進行する中、今後、観光を産業の柱に据える方針を説明。観光で収益を上げて税を徴収し、税収を観光振興に還元する政策を考えている点を強調し「今後、検討委員会を設置して入島税以外の税の検討や、入島税の免除対象などを議論したい」と、導入に理解を求めた。
 町議からは「入島税は町民や観光客を混乱させるのではないか」「通院で島を行き来する人も多く、(入島税は)町民にとって影響が大きい」などと批判の声が上がった。(山田一輝)


<6月12日追記>
北海道新聞に掲載された続報記事です。

入島税 奥尻困惑*外出→帰島のたびに徴収
島民に十分な説明が必要 町「自然景観維持の財源に」

2013/06/12  北海道新聞朝刊地方(函館・渡島・桧山)

 【奥尻】町が打ち出した入島税導入方針が、島内に波紋を広げている。観光客のみならず、島外から島に戻る住民も課税対象となるためだ。町は税を島の大切な観光資源である豊かな自然の保全に活用する考えだが、島民の間からは「唐突すぎる。慎重に議論すべきだ」との声も聞こえる。(山田一輝)
 「5年後、10年後を考え観光に力を入れる。そのための財源の一つと考えている」。7日の町議会総務産業常任委員会で、導入の趣旨を説明した田中敦詞副町長は強調した。これに対し、委員側の意見は「観光客が減ってしまう」など、ほぼ反対一色だった。
 町の計画では、島に上陸する人1人につき100~300円を徴収し、自然保護などに活用する。具体的な仕組みは検討委員会を設置して議論する予定だ。
 導入を目指す背景には、マチの衰退に対する危機感がある。1993年の北海道南西沖地震から20年を迎える町の人口は2981人(4月末現在)と、発生当時から約4割減少。主要産業の漁業も、2012年度の漁獲高は約6億8500万円とピークの06年度に比べ約4割落ち込んだ。
 そこで、町は観光産業に活路を見いだそうとしている。同島を訪れる観光客数は、91年度の約5万9千人をピークに減っているが、それでも12年度は約3万2千人と人口の10倍を超えている。
 奥尻の「売り」の一つの美しい自然景観を維持するため、観光客だけでなく町民にも負担を求め、安定的な財源としたい構えだ。
 しかし、島民に戸惑いが広がる。毎月、函館市に通院する自営業男性(68)は「自分が住む島に帰るたびに課税されるのは納得いかない」と憤る。民宿経営の川尻清美さん(56)は「『南西沖地震で全国から支援を受け、さらに取るのか』とイメージが悪くならないか心配です」と懸念を示した。一方、観光客の中には理解を示す人も。千葉県から来た無職渡辺勇一さん(65)は「金額もそれほど大きくなく、島の環境保護に使うなら抵抗感はない」と話した。
 町は1年程度をめどに議論を続けて結論を出す方針で、高齢者や低所得者など免除対象をどう決めるのか、ほかに有力な税がないかなど幅広く検討する。新村卓実町長は「今のうちに新たな財源を確保する必要があることを丁寧に説明していきたい」と力説した。
 観光による地域振興が専門の帝京大(東京)経済学部の金振晩(キムジンマン)准教授は「行政はなぜ入島税が必要なのか、その使い道や納税者へのメリットなどをしっかり説明しないと理解は得にくい」と指摘する。
 
◇入島税◇
 地方税法に規定がない法定外目的税の一つ。地方自治体が条例を制定し、総務相の同意を得て導入できる。奥尻町は島に上陸した1人につき、100~300円を徴収し、環境保全の財源とする方針。
 総務省によると、奥尻の入島税と同様な趣旨の税は、沖縄県の伊是名(いぜな)、伊平屋(いへや)、渡嘉敷の離島3村が導入済み。3村とも「環境協力税」の名目で、島民も含め船の利用料金と一緒に1人100円を徴収し(いずれも課税免除あり)環境美化や観光施設の維持管理に充てている。
 一方、導入を目指す島の中には負担を求められる島民の抵抗が強いケースも。同県座間味村は2011年に議会で否決され、実現のめどが立っていない。
【写真説明】奥尻に到着したフェリーから降り立つ観光客ら。入島税導入へ理解は得られるか=8日、奥尻港


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日々の仕事や飲酒や病気のいろいろはこちらで。
煮しめがあるというので、実家に立ち寄ったら赤飯も渡された。
お彼岸に「ぼたもち(おはぎ)」はわかるが、赤飯も炊くんだっけか。
春が近づくのは「めでたい」ことなのかな。

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これが正調「北海道のお赤飯」。
小豆ではなく甘納豆を使うので食紅で色をつける。
もち米は蒸すのではなく炊いてる。

甘納豆の赤飯は、昭和30年代に札幌の女子短大で生まれたと言われている。
かつて、どこかに書いた文章にも、そのように書いた記憶がある。
しかし、青森県や山梨県でも同じ食文化があるらしいので、
発祥はもっと古いのかもしれない。

子どものころはお米と甘い豆の取り合わせが嫌いだった。
甘納豆をほじくって皿に寄せて、赤いご飯だけを食べていた。

それでも、上京して(いわゆる普通の)赤飯を食べたとき、
甘みが無いので物足りなく感じたのだから、
慣れ親しんだ食文化・食生活の影響は大きいものだ。

ちなみに、ぼたもち(おはぎ)も
あんこを丁寧に箸でこそぎ落として、お米部分だけ食べていたな。

プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。C型肝炎患者(難治性・HCV・2011年3月から抗ウィルス治療を開始し、翌年2月に寛解するもウィルス再燃、2014年10月からインターフェロン・リバビリン併用療法で再治療、2015年9月ウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市出身(第一次オイルショックの年に生まれる)。父母はいわゆる団塊世代。取材・執筆のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材)。


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