函館大妻高校の最近のブログ記事

使い古された表現だし、
これまでも、そう感じる瞬間がいくつもあって、
そのことを充分に知っているわけだけど、
やっぱりこうつぶやきたくなる。
長いようで短いもんだ。あっというまに時間は過ぎていく。

2011年3月3日、函館大妻高校で卒業式があった。


まずは、厳粛な式典へのぞむ直前の卒業生たちの様子から。
明るくて元気で、彼女たちらしい。

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家政科・福祉科・普通科の卒業生たち。
しっかり憶えているわけじゃないけど、
きっとみんなを撮影したことがあるはずだし、
ちょくちょくレンズに入ってきた顔も見つかる。
幾人かに声をかけつつ撮影しながら廊下を歩いた。


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◆卒業生で写真をほしい人がいたら、
 学校まで連絡してください。もとのデータをさしあげます。
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午前10時、卒業式が始まる。

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◆食物健康科の講師(中華料理)、函館国際ホテル・木村料理長。

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◆池田校長先生から卒業証書が授与される。大妻高校ではクラスの代表が受け取って、
 卒業式の後で担任から一人ずつ手渡される。

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◆学科ごとに、成績優秀者の表彰もおこなわれた。

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◆卒業生を受け持った教員。

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◆校歌斉唱。

やっぱり、ここでほろっとくる。


次の記事からは、入学からの3年間をかけて、
びっしりと追いかけカメラを向けてきた食物健康科を中心に紹介。
11時30分、式を終えて最後のホームルーム。
食物健康科3年、野村久子先生の教室にて。

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「3年間、よくがんばりました。
 でも、ここにいらっしゃる家族や、
 協力をしてくれた全員の支えがあってこそ、
 卒業することができた。そのことを忘れないようにしなさい。」

野村先生の言葉を心に刻む生徒たち。

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◆野村先生が袴のすそをめくりあげた。
 「私は今日、袴の下に留め袖を着てきました。
  かわいいあなたたちを、お嫁に出すような気持ちです。」

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◆ひとりずつ卒業証書を手渡していく。

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◆38人の生徒たちに、声をかけ、握手をし、頭を撫でる先生。

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◆生徒たちは、卒業証書と調理師免許証を受け取った。

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◆最後の1枚。

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11時55分、卒業証書と調理師免許証を渡し終える。

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◆生徒たちからの花束を受け取った野村先生。涙が見えた。

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◆調理実習を支えてきた北出先生。

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◆「おばあちゃん」と慕われたこいた先生。

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◆七飯町「ブランヴェール」の田中シェフ。
 「厳しく指導してきたが、みんな立派に成長した。」

 生徒たちは、こっそり「や●ざ先生」と呼んでいたらしいが。
 それほど、厳しく怖く、でも、慕われていたということだろう。

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◆ついに、こらえきれず。

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◆イタリアンの講師、本通「アンティカオステリアデルアルバ」の奈良シェフ。

こちらは「紳士」と呼ばれていた。

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◆ゆっくりと別れと励ましの言葉を交わしていく。
卒業式は終わった。
最後のホームルームも終えた。
旅立ちの時間だ。

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【クリックで拡大します】
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◆函館大妻高校食物健康科としての最後の集合写真。
 あいつら、すごく良い表情してやがる。

 3年間通って、彼女たちの写真を撮り続けてきたので、
 外部の人間であるぼくでも、さすがに生徒ひとりひとりに思い出がある。
 名残惜しい。でも、この笑顔にいつか再会できる楽しみができた。

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せっかくなので、記念として。

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花束ありがとう。お手紙も嬉しく読ませていただきました。

みんなに「工房さん、こんにちは」と声をかけられるたびに、
嬉しくも照れくさくもありました。
ところどころではありましたが、
みんなと同じ時間や気持ちを共有できたのは、
ぼくにとって大切な思い出です。
たぶん、仕事を越えていたと思います。いや、かなり。
レンズ越しだけど、きみたちを見続けてきて本当に楽しかった。

それから、たくさんのつまみ食いもありがとう。
あと2年たったら、うまい酒をご馳走するからな。

たくさん失敗して、叱られて、悩んで、それでもあきらめない。
しなやかで強いこころ。
人生でいちばん大切なことを、
この学校でたっぷり学ぶことができたと思う。

もし、この先、
落ち込んで泣き疲れて、もうダメかなと思うことあったら、
高校での3年間を思い出すといいよ。
先生たちのこと、仲間たちのこと、ひとりじゃないことを
ずっと忘れずにいてください。
卒業おめでとう。

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生徒みんなの卒業アルバムに、メッセージを書き込んでいく野村先生。
食物健康科一期生を送り出して、今年で函館大妻高校を退職する。


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それぞれの思い出はつまった先生や校舎に別れを告げて。

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また、いつかそのうち、会いましょう。
元気でね。健康第一。それは、俺か。



これは先生との約束でした。
食物健康科一期生たちの3年間を記録すること。
膨大な数の写真と思い出を、
彼女たちの成長を本当に楽しみにしていた
外山茂樹校長先生へ捧げます。


プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、街のアジテーター(扇動家)、奥尻島旅人。C型肝炎患者(難治性・HCV・2011年3月から抗ウィルス治療を開始)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市出身(第一次オイルショックの年に生まれる)。父母はいわゆる団塊世代。妻は奥尻島で小学校の教員(臨時)をしているので別居中(長万部町静狩小→旧砂原町砂原小→小樽市北手宮小→奥尻町奥尻小)。体重増減中(最大117kg→最小86kg、現在リバウンド中。主治医による目標体重は70kg。そんなに痩せられるかよっ!)。取材・執筆のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。インタビュー記事や日常雑記に歴史や民俗学のテイストを加えた文章を得意とする。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。函館海藻アート協会」事務局長。函館市女性センターの指定管理団体監事。NCV「函館酒場寄港」案内人(ただいま休止中)。2005年から田んぼの取材を継続。「函館育ち ふっくりんこ蔵部」田んぼ記者。

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