2009年7月アーカイブ

7月30日(木)

7時半起床。今日は天気が良いようだ。
夏は嫌いだけど夏にはちゃんと夏にならないとやっぱりまずい。

体重測定97.3kg。減った減った。もうちょっとで10kgの減量だ。
つーか、10kg減ってもこの体重だけど。

8時半ころ朝食。
魚肉ソーセージって、けっこううまいな。
ふのりの味噌汁に滋養を感じた。

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◆今夜は4週間ぶりの飲酒ということで、ご飯は少なめ。

10時ころ事務所へ。
わりと良い天気だなー。田んぼの撮影に行けば良かった。
12時過ぎ、妻が弁当を持ってくる。

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◆渦巻き模様に市松模様。お魚醤油入れが渦潮を泳ぐの図。

ご飯(3単位240kcal)、鮭(1単位80kcal)、キャベツ炒め(0.5単位40kcal)、ズッキーニ炒め(0.5単位40kcal)、梅干し。満足。

1時間ほど床に転がって昼寝。つま先が冷たくなっていた。
起きて銀行へ。残高を見ながらため息をつく。

18時帰宅。着替えて電話を待つ。
18時半、NCVの一森さん着。本日の収録先、新川町「おくしり」へ。

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◆市役所前から街を縦断する広小路(グリーンベルト)沿いにある。

店主のキャサリンは奥尻島初松前出身。
中学卒業後、集団就職で静岡県へ。


なぜ、この場所に店を、と聞いたら、ご両親の家があったからとのこと。
お店はもう少しで開店20年。
キャサリンは(きっと)10歳くらいから店を切り盛りしてきたんだろう。

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◆奥尻と言えばウニでございます。トゲの長いムラサキウニです。淡麗な味が好き。

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◆陽気な酔客たち。左がキャサリン。赤川中が最凶ということ話になった。本中の皆さんゴメンなさい。

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◆カメラマン兼ディレクターと。

ビール(ジョッキ)3杯、焼酎ロック1杯、塩水うに、イカ刺し。

なんかね。もっとがぶがぶ飲もうと思ったんだけどね。
あの、あれ、どうしても頭でカロリー計算しちゃったりして、
以前のように飲酒できなかった。やっぱ、日々の練習は大切だと思うわけで。
お客さんとのからみは楽しかったんだけどね。
お店の魅力をうまく紹介しきれなかったような。

どうしようかと悩む。

とっぷり収録が長引いて、午前0時過ぎに帰宅。
7月29日(水)

7時半起床。体重測定98.1kg。朝の快便がないためと思われる。
8時半朝食。

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◆皿数が多いと食事が楽しくなる。

食パン、フルーツヨーグルト、キャベツ千切り、唐揚げ、ピーマン、キウイ、ルバーブのジャム。
赤ワインのように見えるのは麦茶。
ルバーブは6年ほど前に始めて食べた野菜というか、なんというか。
見た目はフキみたいな感じ。食物繊維が豊富。酸味がここちよい。
ひかりさんからいただいたパルスイート(0kcalの甘味料)を使ってジャムにしてもらう。
入院中に購入していた書籍『もっと からだにおいしい 野菜の便利帳』(高橋書店)で
ルバーブを調べると「豊富な繊維質は大腸の毒素と余分な脂肪分を取り除き、便秘解消や動脈硬化予防に役立つ」とあった。
ちなみに、この本は充実した内容でおもしろくて使える本だが、デザインも素晴らしい。

10時半、事務所。
ちょこっと仕事してたら昼。

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◆もちろん、食べたのは1つ。

おにぎりは「ふっくりんこ」だ。
5合炊いて150g(3単位240kcal)ずつ小分けして冷凍したもの。
少しずつ炊くのは効率悪いので。
さすが「ふっく」。炊きたてはどんな米でもうまいが、冷めても美味である。
高野豆腐、トマト、キャベツとワカメのマスタード和え、百合根。

仕事しつつ、アマゾンから届いた
『へうげもの 9服』『弱虫ペダル 6巻』『もやしもん 8巻』を読みつつ。
隣ではカミさんが書道の作品を書いていた。

星野さんが、例の「生キャラメル」の店に寄って「REA」の件を聞いてきたという。
店員は「そうですかぁ。上の者に相談してみまぁす」と対応。
ちなみに商品パッケージも「REA」だった。こういう独特の表記があるんだろうか。
1粒もらって食べる。ふつうの味。口溶けが、あの生キャラメルより固い感じだ。
半分食べて、惜しみつつ口から出す。甘みが愛おしかった。

20時、万代町「毎度おおきに食堂」へ。
ここはいわゆる全国チェーン店である。いつも気になるのは、
商品POPに「函館直送イカの刺身」ってのがあること。
このPOPだけは掲示しない方が良い気がするんだが。
まぁ、この店でイカの刺身を食べることはないんだけどさ。

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◆ぜんぶで450円くらい。ご飯と味噌汁が無料だったので。

秋刀魚煮付けは2切れ入っていたが、ひとつはカミさんにあげた。
生姜大根煮、枝豆豆腐の冷や奴、梅干し、ご飯、味噌汁。
全体的に味付けが濃い。甘い。飯をがっつり食えるようになっている。
味噌汁が塩辛いだけで最悪。何度も沸騰させちゃいましたという味。
味噌の風味が完全に飛んでしまっていた。無料だからか。だとしたら、あまりにも。
2口飲んで残す。

20時半、妻を書道の師匠のご自宅に送る。
事務所に戻って仕事の続き。
22時過ぎ、師匠宅で妻をピックアップして帰宅。
なぜか、両脚がひどくだるくて、ぐいぐいと踏みつけてもらった。
いつのまにか就寝。
7月28日(火)

今日は天気が良さそうだ。
今年は本当に笑えない天候である。
不安を煽っても仕方がないのだが、現場で取材をしていると
いろんな兆候を見聞きできてしまう。

さて、体重測定。97.7kg。昨日からの変化なし。
昨夜遅く、妻方の叔母から「いなり寿司」と「唐揚げ」を大量にいただいたらしい。
俺はお先に眠っていて気がつかなかった。
「高山さんは、いなり寿司も唐揚げも大好きだから」と、わざわざ届けていただいたもの。
ぐわああああああああああああああああああ。
食いて。がつがつ食べたい。入院前なら、いなり3つ・唐揚げ3つは朝飯前だった。
で、朝飯にいなり5つと唐揚げ5つを食べるわけ。
ああ、そんなあのころが懐かしい。
シンナーやガスを抱く少年のように、唐揚げの入った袋で鼻もと覆う。
これはまた、なんとも香しい。鶏と脂のハーモニー。

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◆冷静さが必要だ。1唐揚げ40g。できれば2唐揚げを食べたいところだが。

かなり便利に使っているサイトがある。
簡単! 栄養andカロリー計算」。このサイトにある「グラムでわかる写真館」はかなり使える。
携帯サイトもあり、いつでもどこでも「いま食べたいもの」のカロリーを調べることができる。
たとえば、「からあげ」と入力して検索すると、
鶏の唐揚げ30g(写真付き)は71kcalであるとわかる。
いなり寿司は50gで124kcalだ。

それにしても、唐揚げは悪魔のような熱量だな。
俺に許された全摂取カロリーを投入すれば26個弱食えるが。
あー、まてまて。冷静に冷静に。

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◆ということで朝食。

唐揚げは2個(80g)にした。約190kcal(2.4単位)。
パン160kcal(2単位)、味噌汁80kcal(1単位)。合計約5.5単位(440kcal)。

10時前、今日も函館大妻高校へ。
アフリカで貧困層の子どもたちのボランティア活動をしている卒業生を通じて、
乳幼児向けの衣類を贈るために、家政科の生徒たちが「甚平」を縫っていた。

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◆子ども用の甚平。手ぬぐいを使って縫う。米屋のほしい。

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◆夏休みなのに、生徒たちは偉いもんだ。

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◆ついでに部活の様子を撮影。リアル「とめはねっ!」。高校書道部。

事務所に戻って昼飯。
今日はお弁当をつくってもらった。

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◆なぜかスウェーデン王国の国旗が。

いなり寿司と唐揚げの黄金コンビ。いなり寿司は2.5単位(200kcal)くらい。
ぜんぶで5単位(400kcal)くらい。
つくづくおいしい。

14時半、ホクレン。久しぶりに堀口さんに会う。
作況の話を少し。あとは入院話ばかり。美人女医と泌尿器科の話など。
「いや、高山さんは、長生きしますよ」と言われた。
久しぶりだったので、ちょっとしゃべりすぎた。

17時半、帰宅。上磯ダイエーまで散歩。自宅から約20分。
減塩しょうゆ、バナナ、キウイ、爽健美茶、ノンオイルドレッシングなどを購入。
帰り道はちょっと足がふらついた。

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◆夕食。盛りだくさん

高野豆腐とキャベツの炒めもの(半分)。いなり寿司。
ズッキーニのチーズ焼き(半分)。白菜とワカメの味噌汁。
6単位(480kcal)ほど。
チーズ焼きはいつもモッツァレッラを使うのだが、買い忘れてカマンベールで代用。
それにしてもズッキーニはうまいなぁ。

22時過ぎ入浴。浴槽につかりながら眠ってしまった。
7月27日(月)

8時半、体重測定97.7kg
わけがわからん。急に2kg近く減った。

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◆朝飯。パン(2単位160kcal)、トマトの味噌汁(1単位80kcal)、サラダ(卵1単位80kcal)。

9半、大妻高校へ。
食物健康科と辻調理師学校との連携教育に関する調印式。

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辻調理師専門学校西洋料理教授で、
テレビ出演でもおなじみの斎藤直樹先生による調理実習指導。

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◆テレビ出演の際のスナップ写真。「どっちの料理ショー」などに出演。

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◆オマールエビをさばいております。

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◆鍋蓋の上にふりかけられた塩。

「これは、料理がおいしくなるおまじないです。・・・・ってことはなくて、料理人同士の合図なんです。この鍋はさっきまで180度で20分間熱していました。熱いから注意してねっていう意味。これは料理人同士の約束だからね」

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◆味見。「料理人は味を知ることも大事。オマールエビの味をしっかり覚えておきなさい」。生徒から1口わけてもらう。うまい。フランス料理で使う調味料は、基本的に塩とコショウだけなんだって。それなりに西洋料理も食べてきたけど、そんなことは始めて知った。深みのある味に仕上がっている。

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◆オマール海老のアメリカ風。

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◆イカの煮込み セート風。なんでフランス料理で成都(中国四川省)風なんだろうと思っていたら、フランスにセートという街があるそうで。「生徒風」かとも思った。セートは運河のある港町で小樽みたいな雰囲気らしい。

フランス料理は手間がかかる。どんな料理でも2〜3時間は最低でも必要だという。
料理デモンストレーションを見学していて、なるほどと思った。
めまいがしてきて、視界がぼやけてきたので、12時半ころ退散。
生徒たちは偉いな。ずっと真剣に教授の話と手先を見つめていた。
先生の話も上手で、注目のさせどころがよくわかる。

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◆昼飯。セブンイレブンで購入。

焼きカレーパン(2.7単位211kcal)、サラダ、牛乳(1単位80kcal)、ゼリー(0kcal)。
もうちっと野菜を食べたいところだが。

朝から立ちっぱなしだったからか、なんだか疲れてしまって、
昼食後は仕事場の床に寝転がる。


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◆晩飯。サラダと野菜炒めはカミさんと半分にわけた。

高野豆腐とキャベツの炒めもの(2.5単位200kcal)、ご飯(3単位240kcal)、白菜味噌汁(1単位80kcal)、サラダ、自家製ピクルス。

学生時代、学校の目の前にあった竹茂食堂で、
いつも食べていたハムキャベ(入学当初は470円だった)。
たっぷりのサラダ油とごま油、真っ赤になるくらい振りかけられた一味唐辛子。
大汗をかいて食べたもんだった。うまかったなぁ。
その味を妻に伝えて、ハムのかわりに高野豆腐を入れるアレンジをほどこした料理。

もともと家では薄味派。ダシの効き具合を重視する舌だ。
そんな俺でも、食物交換表に合わせ調味料量では、うすく感じる。
食べた満足感が得られない。これはダメだ。
カロリーに問題のない調味料は、これまで通りの味付けにしてもらうことにした。
もともと、塩や醤油やマヨネーズをどかどかとかける方でもないし。
楽しくない食事は精神を蝕む。

22時ころ、いつのまにか就寝。
7月26日(日)

6時50分ころ起床。胃もたれ。
体重測定99.6kg。昨夜の晩餐を考えれば満足すべき数値だ。

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◆朝食。ね、彩りが良くなったでしょ。

フランスパン(60g・2単位・160kcal)、ゆでたまご(1単位・80kcal)、サラダ、自家製ピクルス。
8時過ぎ、北洋資料館へ。

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◆北洋資料館にて「海藻おしば」教室。今年は50人ほどの親子が参加。

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◆海藻で宇宙を表現。この作品には感動。細部まできっちり表現。お父さんの力作。

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◆函館市芸術ホール(北洋資料館)にある喫茶店にて。ホットサンド。このうち3枚を食す。

15時半、講座終了。こたこたに疲れる。
事務所に寄ってから帰宅。
すぐに風呂を洗って入浴。さっぱりしたら疲れも取れた。

19時半、晩飯。

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◆ちまき・自家製ピクルス・トマトの味噌汁・白菜ともやしのおひたし・ハーブサラダ・ニラまん。

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◆奥尻のホッケ。半分こし食べる。紫色のものは辛み大根のおろし。

21時半、さて、ツール・ド・フランスの最終日。
入院で3週間のうち2週間を見逃したのは残念だったが、
やはり日本人選手が出ていると盛り上がる。
新城と別府が併走する姿がテレビに。
新城がフランス人のカメラマンから、「バンザイ! カミカゼ!」と言われて、
「ハラキリ!」と応えているのは笑った。

23時39分。シャンゼリゼの周回コース。別府が自らのアタックで先頭に。
鳥肌。踏め踏め! 7人の逃げで先頭集団。国際映像にアップで写りまくり。
シャンゼリゼの大通りで先頭を引く。
まじですげー。別府ありがとう。いま、猛烈に感動している。
スプリントポイントまで獲得。2位通過。涙が出るくらい嬉しい。
残り半周で集団に吸収。別府は最後まで逃げ集団をひいていた。
ゴール!
新城は20位。別府は敢闘賞! すげー奴らだ。

早く再放送しないかな。
7月25日(土)

まずは昨夜のことから。
早めに帰宅。セイコーマートでキャベツの千切りを購入。
昨日の晩飯は、またもコンニャク野菜鍋。こんどは味噌で。

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◆うどん半玉(1.5単位)、味噌(えのきと合わせて1単位くらい)、豆腐半丁(1単位)、ふき炒め物(83kcal・1単位)。

それなりにうまかった。
手間をかけた料理は作れない。毎日、野菜を食べているだけましだろう。

ここから土曜日。
8時起床。またもや、ツール観戦中に寝落ちしてしまったらしい。
シュレック兄弟もおもしろい動きをしているが、
総合優勝はコンタでほぼ決まりだな。やっぱ底力があるわ。
それにしても、ランスもすげーな。来年度の新チームについての発表もあって、
まだまだ現役を続けるっちゅーことだろ。しかも、トップレベルのプロ選手として。
ガンを発症して低い生存率を告知された人間とは思えない。

朝から雨。地面を打つ雨音が部屋まで届く。
寒いってほどではないが、暑くもない。じめりとはしている。
起き抜けに「わらじ虫」を捕まえた。なんで部屋に入ってくるのだ。
部屋に入らずば囚われの身にもならないだろうに。
昨日の木古内町での取材では、今年の冷夏を肌・目・耳で感じた。
いま、お米はすごく大事な時期。
ある程度の高い気温が続かなければ生長が滞るし、
数時間でも急激な冷気がおりれば、お米としての実を結ばない事態にもなる。
個人的には暑い夏は体力を消費するので得意ではないのだが、
農作物のことを考えると、まともな夏が来てほしいと切に思う。

体重99.6kg。血圧124の78。

寝転がりながら本を読んでいたら9時を過ぎてしまった。
朝食。昨日の残りに、食パンと野菜ジュース。
この野菜ジュースは200mlで81kcalだ。また、ちょうど1単位の食品を見つけた。
パンは軽く焼いて食す。

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◆パン2枚(4単位)、野菜ジュース(1単位)、野菜鍋(豆腐と味噌で1.5単位)。

10時過ぎ、小樽の妻から電話。これから出発とのこと。
函館到着は16時くらいか。
入院をしていたので、それほど部屋は荒れていないが、掃除機くらいはかけておく。

土曜の定番、CS朝日ニュースターで「愛川欽也のパックインジャーナル」を見ているうちに昼過ぎ。
手みやげを持って、お隣の大家さんのお宅を訪問。
夏休みの間だけ妻の車の駐車スペースを貸していただけるようにお願いする。毎年のこと。
いつものように、こころよく無料で貸してもらう。ありがたいことだ。
ついでに、放置自転車の件も相談。俺の駐車スペースの横に、いわゆるママチャリが放置してある。
まだ新しい。数日前は施錠されていなかったが、今日見たら後輪に鍵がかかっていた。
盗難、放置、悪戯という流れだろうか。
連絡先が書いてあれば持ち主に教えてあげられるのだが、手がかりなし。
もっと自転車を大切にしよう。盗むバカは苦しんで死ね。

13時前、事務所。
ちょぼちょぼと仕事。途中、なぜか胸が苦しくなる。
これが胸騒ぎなのか、って感じ。縁起でもない。
心配になって妻に電話。
「どのへん?」
「落部の手前くらいから渋滞で、国道から別の道に迂回してるところだよ。」
「あら、通行止めかい?」
「うん。パトカーたくさんいた。」
道路情報で確認。ほんとだ。
国道5号で崖崩れのために今日の11時から通行止め。八雲町の落部〜東野(3.1km)。
雨が多いもんな。ちょうど迂回路のあるところで良かった。

明日、北洋資料館で開講する「海藻おしば教室」の準備。
人数は増えたのかしら。

気が付けば17時。これも土曜の定番「アヴァンティ」が始まる時間。
あわててラジオのスイッチを入れる。
あっ、昼飯を食べ忘れてた。
やっぱり時間が不規則になると、食事も乱れる。

17時半、ようやく妻が到着。
函館の自宅のカギを小樽の自宅に忘れてきたらしい。
急いで帰宅。
「あっ、顔ちょっと痩せた。」

小さい軽四に、六畳間くらいの荷物。
なにを持ってきたんだ。
お土産に染めの前掛け(「帆前掛け」というらしい)を2枚。コレクションに加える。
今回の戦利品は、「住友肥料」「マル井醤油・えびす味噌」。
後者は、マルイ(○に井桁の家印)今井醸造株式会社とある。
百貨店の「丸井今井」とは関係あるのかしら。
その他、もろもろ。かなりレアなグッズもあるので、そいつらは追々紹介(自慢)していこう。
アボカドの鉢も持ってきてた。すげー生長してる。

19時45分。晩飯。もう、だめだ。我慢できない。
行こう。焼き肉に。ということで、食事制限中に焼き肉食べ放題へ。
これは、挑戦である。北大裏の「焼き肉番長」にて。
(もうすぐ1年期限が切れるポイントカードが、もう1回で満杯だったもんで。)

※カメラを忘れたので、妻の携帯電話にて撮影。

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◆最初に持ってきた皿。とにかく野菜を生で焼きで。肉は(豊富な経験から)口にあうものを少量。ただ、肉は1切れか2切れで1単位(80kcal)になる強者ぞろいだ。このあと、焼き野菜も生野菜もそれぞれ2回(計各3皿)おかわりした。

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◆ナムルもキムチうまかった。

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◆肉2皿目。

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◆肉3皿目。これにて打ち止め。

かつての15%ほどの食事量だ。
結論。肉はうまい。泣きそうになった。
でも、食事制限中の食べ放題はお金がハイコストだ。
もっと高級な肉を食べに行けば良かった。どうせ、かみさんにおごらせるなら。

でも、我ながら肉は少量に抑えられたと思う。
妻も驚いていたくらいだ。
怖いのだ。怖い。正直、肉を食べるのが怖かった。
入院の教育効果はてきめんである。

もう満足だ。あっ、でも、ディナー無料チケットを1枚もらっちまったな。
誰かほしい人いる?


帰宅して胃もたれ。
21時半からツール。最後の勝負どころ。モン ヴァン トゥ。
シュレク兄弟のゆさぶりもむなしく、コンタドールのマイヨ確定。
明日はパリ、サンジェルジェのクリテリウムだ。
来年は、健康体でツールを迎えたいと思う。
7月24日(金)

まずは昨夜の夕食から。
21時半、自宅への帰り道、いつものセイコーマートでお買い物。
かなり空腹だったので、けっこういろいろ買ってしまう。
もちろん、成分表(カロリー量)をいちいち確認しながらだが。

野菜ジュースとトマトジュースが低カロリー(190ml/39kcal/0.5単位)なのに気がつく。
こんど箱で購入しておこう。これで野菜を食べたことにはなるのかな?
それにひきかえ、おにぎりの凶悪なこと。
優しい顔して、梅干しおにぎりが169kcal(2単位ちょっと)。
まぁ、でも、軽く茶碗1膳と同じか。
コンビニおにぎりでも、カロリーを表示しているものとしていないものがある。
これはどんな差異なんだろうか。

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◆左のヨーグルトは63kcal。ぜんぶで6単位(480kcal)くらいかな。

この夜のツールは個人タイムトライアル。
23時ころ、あっさり落車。起きたら朝の6時でした。またも照明をつけっぱなし。

右の首筋が痛い。リンパ腺がありそうなあたり。二日ほど痛みが引かない。
歯痛から来ているんだろうか。

体重測定100.0kg。うーむ、停滞。
体重と一緒に体脂肪率ってのも出るんだけど、こいつの変動が大きい。
今日は31.0%で、一昨日は28.2%だった。
いま、俺の体重は100kgちょうどだから、体の中に脂肪が31kgあるってことなのか?
体重の2〜3kgは排便による誤差だろうから、
この体脂肪率に注目したほうが良いんだろうか。
ただ、どこまで正確なのかがわからん。

朝食。パン2枚(4単位320kcal)、ヨーグルト(0.6単位67kcal)。
この野菜ジュースは280ml入りで83kcal(1単位)。
看護師さんからの宿題に対する2つ目の回答だ。
低血糖症状が出た際の緊急避難に使える食品にどうだろうか。
ただし、砂糖不使用とあるから、糖分の素早い吸収に向くかどうかはわからない。

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◆低カロリーのマーガリンとかあるのかな。こんど探してみよう。

10時すこし前、事務所。

函館市女性センターの原田さんに電話。
来月8日にある海藻おしば教室の予約状況を確認。
嬉しいことに、すでに定員に達しているとのこと(20組40人以上)。キャンセル待ちもある。
センターの皆さんの努力のたまものだろう。ありがたいことだ。

今週末26日にせまった北洋資料館での海藻おしば講座も確認。
こちらは、午前午後各25組だが、まだ定員の半分以上が空いているとのこと。
もったいない。早く言ってくれれば、いくつか宣伝の方法もあったものを。
このタイミングではどのくらい効果があるのかわからないが、
ハコダテ150」に投稿しておく。いつも宣伝のときばかりだな。

12時半、木古内に向かう。

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◆昼飯。またこれ。移動しながらだと便利。

13時半前、木古内駅前のJA木古内支店に到着。JA知内の玉森さんと待ち合わせ。
今日は「はこだて和牛」のお仕事。農家と牛の写真撮影。
が、できるかと思ったら、どうやら今日は別件の撮影(動画)が入っていたようだ。
現場が交錯するので、こちらの仕事はやりにくいかも。
最初に訪れたのは東出さんのところ。
東出さんは「ふっくりんこ」の取材で何度もお世話になっている。
気が楽。こんど改めて撮影の機会をつくってもらえませんかとお願いをする。

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◆オス。彼らは去勢済みでおとなしい。25カ月かけて肥育され体重900kgになる。

「はこだて和牛」は木古内町の4戸の農家でのみ飼育されている。
赤毛の牛だ。ほんとは褐毛和種という名称らしい。
適度な霜降りで柔らかい肉質。僕のような人間にはヘルシーで良いだろう。
実際に食べてみると、脂に邪魔されないので、肉の甘みを実感できる。
飼料として「函館育ち ふっくりんこ」の稲わらを与えているのもポイント。

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◆牛は人なつっこくて好奇心旺盛。以前、牛乳の取材のときに実感した。
◆撮影していると、むむむーっと顔を寄せて鼻息をかけてくる。
◆そして、べろりと腕を舐められた。何度か。かわいいやつだ。おいしく食べるからね。

ちなみに、「はこだて和牛」は、「ホクレンショップ」「肉のつしま」「Aコープ」で購入できる。

テレビ(動画)の撮影は、ほんとうに大変だ。
クルーは多いし、生(あとで補正できないという意味)だから、OKテイクが出るまで繰り返しだし。
だから、その場のディレクションがとくに問われる。
のせて、うまく引き出して、良い表情をもらわなくちゃ、どんどん時間がかかる。
ま、話を引き出すための努力は、俺のような物書きでも同じなのだが。
じゃっかん、段取り悪いなぁノリが悪いなぁという感じがした。
たぶん札幌から来て、取材対象者との距離感も縮められないままに話を聞き撮影する。
それで満足のいく画をものにするのは、ずいぶんと難しいことだろうと思うが。
ちょっと不幸な仕事であるなと。

けっきょく17時までかかる。
ずっと見学していたが、ぼちぼち肉牛のことを立ち話で取材できたし。
まぁ、こちらは、こちらのスタンスとスピードで取材を進めるのさ。

18時半、事務所に戻る。
かなりの空腹。今日は早めに帰宅して晩ご飯を食べることにしよう。
ここ数日、体重減少が停滞しているのは、遅い晩ご飯が原因かも知れない。
あと、入院中と比べて、圧倒的に水分補給量が減った。
慢性高血糖症(糖尿病)の典型的な症状である「口渇」「多飲」が、
血糖値が下がったことですっかり収まってしまったからだ。
でも、水を飲まないと体内の潤滑油が足りない感じがする。
なるべく水分を摂ることにしようと思う。
7月23日(木)

6時半起床。部屋の電機は全点灯。23時くらいに眠ってしまったようだ。
またも、ツールのゴールシーンを見逃した。
今夜は個人TTか。意外と盛り上がるんだよな。

8時くらいまで、だらだらと読書。散歩にでも行けば良かった。
体重測定100.0kg。びったり。

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◆朝食。パンを焼いてみる。以上。

昨夜に続いて「神戸こむぎ館」のパン。
マーガリンを付けなくても美味しい。でも、焼かない方が良いかも。
これだけってのも味気ないので、珍しくコーヒーを飲んでみた。インスタントだけど。

新聞読んで、シャワーを浴びているうちに、9時半過ぎ。
知内農協の玉森さんに電話。明日の撮影について。
「ごめん。明日の朝にもういっかい電話してぇ。」
田んぼの取材もしたいので、午前中から知内に向かおうか。

事務所まで歩こうか迷う。天候は曇りがち。
ただ、帰りが遅くなると面倒。昼食後に散歩することにして車で行く。
午前中は細々とした資料整理など。
函館市中央図書館に資料使用の申請書をファクシミリする。
今月末の道新に載せる記事のため。

12時過ぎ、星野さんが仕事部屋を覗き込む。
「今日は昼飯に行かないの?」
行きましょう。「できれば、セーフティーな店で。」
ご近所の万代食堂へ。歩いて行きゃ良かったな。

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◆「ずいぶん絞ったなぇ」と言われた。

ご飯(ミニ盛り・小さいおにぎりくらい)、だしとろろ、海藻サラダ、大根煮物、お茶、水。
さすがに少なかったかも。焼きサバを付けるか迷ったんだよな。
タンパク質補給のためにも食べるべきだった。4〜4.5単位(320〜360kcal)くらいか。

喫茶店(名前失念)でアイスコーヒー。もちろん「素」で飲む。
食育の話など。ごちそうになった。しめしめ。

事務所に戻って、冷蔵庫に入れてあった低脂肪牛乳をほんの1口。0.3単位くらい(24kca)。
生命保険の申請書を書く。書式に則った文書を書くのは面倒だ。
ほんの数枚の書類を書くのに2時間くらいかかる。

15時ころ、NCVの一森さんが来る。
「函館酒場寄港」の過去4回分が入ったDVDを受け取る。

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◆第4話、日吉町(花園通り商店街)「藤吉郎」は、20日から1カ月間放送中です。名前が同じだったので、たぶん飲んだ焼酎。番組でご確認ください

港祭りから150周年イベントまで、ずっと働きっぱなしだそうだ。
ずいぶんと仕事好きな人である。
というわけで、次回の収録は来週ということになった。
来月6日は退院後最初の診察だというのに。
取材先はまだ決めていない。
ここ2回は立ち飲み屋さんが続いたので、ちょっとしっとりした店にしようかと相談。
でもさ、俺、しっとりとは飲めないんだよなぁ。

一森さんが、なにか微笑みをたたえながら、僕に向かってしきりにジェスチャーをしている。
なんだっけ。たしか手話にあったな。伸びたアゴヒゲをさするような仕草。
はっ、待てよ。こいつは「あなたが好き」とかいう手話じゃなかったっけ。(ちがったらゴメン)
いや、俺、妻がいる身だし。一森さんも奥さんとお子さんがいるはず。
っていうか、なんだろう、これはW不倫になるのか。男同士は良しとしても、って良いのか?
と、いろいろ心の準備をしていたら、「やっぱりアゴのラインが痩せましたね」と。
あああ、そっちか。ありがとう。誰も言ってくれないんだよね。
それにしても、どきどきしてしまった。

15時半、お散歩へ。風が涼しい。

海岸町、開かずの踏切を渡って、国道5号、若松町、大村病院、新川町、函館中央郵便局で封書を投函、自由市場で電車通り、千歳町、みちのく銀行でお金をおろす、若松小路、松風町、線路をまたいで棒二森屋、公園通り、東雲小路で右折、大手町、ふたたび若松町、函館駅、ともえ大橋の下を岸壁沿いに、海岸町船溜、日清製粉の前はやはり粉っぽい、共栄運輸、事務所。くたびれた。約60分。

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◆棒二森屋本館。しつこいようだが、ポールモーリアに似ている。

後半、めまいの症状が出てくる。さらに、これも、いつもこのくらいの時間帯にあらわれるのだが、
あきらかに瞳孔が絞られていない状態に。カメラで表現するなら、露出オーバーの状態。
左手に握っている白いタオルさえまぶしい。なんなんだろ。
入院中から意識しだした症状だ。2時間くらいで治まるんだけど。

おそらくカモメ(ウミネコかも知れないけど)の親子。

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◆「かぁちゃん、腹減った。」「さっき食べたばっかりでしょ。」

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◆「だって腹減ったもの。なんかなんか食べるものないのぉ。」「はぁ、もう、うるさい。」

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◆「ちょっと、お父さん、もう叱ってあげてください。」

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◆「なしたのよ?」「ちょっと、聞いてくだ・・・」
◆「どうしたい。ケンカか。やれやれぃ!」「なによ、あんたっ。あっち行きなさいよ」

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◆「ま、お父さんも子どものころは、いつもお腹が空いてたもんだ。仕方ないな。」
◆「もう、あなた、そんな無責任なこと言って。だめ。晩ご飯まで我慢しなさい。」
◆「ちぇっ。」

広い岸壁に真っ直ぐの線がついていたので、目を閉じて30歩ほど歩いてみる。
どれほどのめまいなのか確認できるかと思って。
目を開けてみると、案外ぶれていない。半歩だけ左にズレただけ。
しかも、目を閉じていると、ふらつきがなくなって、かえって安定するようだ。
耳鼻科の診察では目の揺れを確認されるから、視界情報を遮断するとめまいを感じないのは、
もっともなことなのかも知れない。それにしても、やっかいな病気になったものだ。

もしや低血糖の症状なのかとも思って、サクマ式ドロップス(100周年缶)のぶどう味を口に入れる。
数週間ぶりの間食。ああ、でも、これでカロリーはおいくらなのかしら。
飴を舐めながらネットで検索。16kcal。生意気な奴め。半分ほどでゴミ箱に捨てる。
小憎らしいほど甘くて美味しかった。

函館と電信柱に関する原稿に着手。
いまいち乗らないので、ブログに逃げる。
もう、あんまり長く書かないつもりだったのに、また長くなっちまった。

なんだよ。もう21時じゃん。
あとは明日の朝にしよう。晩飯の記録も明日のブログにて。
7月22日(木)

6時半、起床。窓を閉めて寝たので、それほど寒くない。
やっぱり、ラッシーがいないと寂しい。そろそろ、事務所から帰ってきてもらうか。

7時、体重測定。100.6kg。昨夜の宴の後にしては、それほど増加していない。
瞬発的には増加していないが、脂肪定着の恐れはぬぐえない。脂っこかったし。

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◆TANITA 体脂肪計付ヘルスメーター(ホワイト BF-046-WH)。アマゾンで2950円にて購入。

7時半、集中豪雨のニュースを見ながら朝飯。
昨日の朝の残り。つまり、一昨夜の残りだ。熱々にしてうどん半玉を食す。
トマトが美味しくて半分くらい食べてしまった。

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◆トマト大好き。これは北斗産。甘かった。糖度が増すとカロリーも高くなるんだろうか?

9時半、家を出る。今日も雨がちなので車で事務所へ。
なかなか歩けないな。やっぱり、なにか屋内用の運動器具を手に入れようかしら。

10時半くらいに、事務所の小さなテレビで皆既日蝕の特別番組を見る。
美しい。函館は曇り空だが見えるだろうか。
隣の若者と中若者に「もうすぐ日蝕だよ!」 とけしかけるも、あっそーすか的な反応。
ちっ。若さゆえの反応なのか。俺は次の日蝕を見られるかどうか自信がない。

隣の奴らは誘っても出てこないので、ひとりで空を見上げる。
雲が厚く、太陽の位置さえわからない。
新聞によると、函館では11時10分に最大55%欠ける。
このまま見えないのか、とあきらめかけていたら、11時8分ころから雲が薄くなってきた。
太陽発見。おおお! 欠けてる。日蝕ってそういうもんなんだろうけど、きれいに欠けている。
いや、まじ感動。
たまに、こういったスケールのでかい(まさに天文学的なわけだが)ものを見なくちゃだめだな。

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◆かなり感動した。首が疲れるほどに。せっかくなら、ちゃんとフィルターとか用意して撮影すべきだったな。日蝕の間だけ雲が薄くなり、しかも、その雲がちょうど良く遮光してくれて、満ち欠けの様を観察できた。

12時過ぎ、星野さんと昼飯。
「では、体に悪いものを食べに行くかい」。善意か悪意かわからん。
でも、けっきょく自然食志向のブッフェ「ひな野」(港町)へ。
ひとり1575円。好き勝手満腹嘔吐寸前食べ放題ができない身となると、
この料金は高く感じるな。
お客はおばさんがたばかり。肉の大皿の前では、かるく押しのけられたりする。
温かい目で見つめてあげる。みんな太ってしまえば良い。

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◆まずは野菜を盛りつけた。生野菜、温野菜、ピクルス、海藻(みなさん「海草」と書き間違いの無きように:函館海藻アート協会)。実は右上に牛肉4切れ。我慢できなかった。この皿で1.5単位(120kcal)くらいだと思うが。ちょっと甘めの算定か。でも、海藻は0kcalだしな。

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◆こちらメインの皿。左上から時計回りで、肉じゃが・サバ塩焼き・だし巻き卵・大根とイカの煮物・サトイモ・茶碗蒸し、そして中央はもずく酢。全部で5単位(400kcal)弱と見たが。

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◆玄米と雑穀米を半分ずつ。梅干しとキムチ。これで2.5単位(160kcal)か。

昼飯は目算で9単位(720kcal)。朝食は最大でも3単位(240kcal)だろう。
するってぇと、俺は1日23単位(1840kcal)の男だから、
あと11単位の猶予があるということか。
牛乳と果物を食べていない分で、抑えめのカロリーになったんだと思う。
ただし、昨夜は羽目を外した外食(なんてスケールもカロリーも小さいことよ!)だったので、
今夜はこのまま抑え気味が良いかも知れない。

 あらためて昨夜の晩飯を目算でカロリー計算してみると、
 (食べたものは全部撮影しているので、ふり返りが楽だな。)
 15単位(1200kcal)と見たが。昨日は朝食4単位(320kcal)・昼食3単位(240kcal)だから、
 目算上ではぎりぎりって感じか。夜の15単位の精査が必要ではあるけれども。

やはり、2週間の食事療法で、食事量の感覚は身に付いたようだ。
栄養バランスまで手が回っていないが、カロリー計算(単位換算)はパズルみたいでおもしろい。
ゆっくり食べているのと、少しは胃が小さくなった影響もあるんだろう。
ちゃんと食事の終わりごろには、この量でも腹八分を感じられるようになっている。
いいぞ、俺。このまま行こう。あとは、飲酒時の壊れ具合(ハメの外れ具合)を確認しなくちゃな。

 入院中、ほんとは間食してるんでしょ、と聞いてくる人がいたが、
 お金と時間を投資して治療してるんだから、そんな無駄なことはしない。馬鹿らしい。
 もったいないじゃん。金も時間も、もっと、くだらないものに使いたいのに。

14時過ぎ、大妻高校へ。
今日は三者面談とかで、親子連れがちらほら。もうすぐ夏休みだね。
今年は学校祭にも行けず、ファッションショーの審査員もできず残念だった。
「ブログを拝見しましたけど、ほんとうに文章を書くのがお好きなんですね」と事務長先生に言われる。
人に読まれることを意識しない文章、もしくはお金をもらっていない文筆は、気が楽で書くのも楽しいんですよ。
これが、ひとたび「仕事」になると、はっきり言って嫌で嫌で。

20時半過ぎ、仕事ひと区切りついたので帰宅。
港町「アークス」で買い物。切らしていた味噌、もやし3袋、乾燥ワカメ。
いろんな食品のカロリー表示を見ていた。けっ、こんな高カロリーなものを食えるか。とか独り言しながら。

21時過ぎ帰宅。しまった。ツールを忘れていた。
さっそくテレビをつける。今夜は7時から放送してたらしい。
スプリンターのフースホフトが山岳で逃げている。マイヨベールを着てるし、不思議な光景。
ツールを見ながら晩ご飯。

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◆丼にはなかなか別れを告げられない。

食パン2枚(神戸こむぎ館)、サラダ(ワカメ・ニラ2束・もやし1袋・ミニトマト)。
昼が多めだったのでサラダをおかずにパンを食べる。
しっとり、それでいて弾力を感じるほどの噛み応え。うまいパンだ。
食べてしまってから、食物交換表を見て驚く。パンは1枚で2単位、つまり4単位(320kcal)も食べてしまった。
病院では、たしかに2枚食べていたが、そういえば小さめだったな。
ぜんぶで6単位(480kcal)ほどの晩飯。
やっぱり牛乳を買ってくればよかったかな。200mlで1.5単位(120kcal)ほどなので迷ってしまった。

さて、今夜は最後まで落車せずにツールを観戦するぞ。
それにしても、寒い。

7月21日(火)

5時半起床。タオルケット1枚では寒かった。
冷たくなった足を膝裏に挟んで暖をとる。ほんとに7月かよ。

書きかけだった昨日の日記を書き継ぐ。
ノートパソコンの発熱を利用して指先を温める。

  あっ、そうだ。もう今日からの日記は長い文章は書かないので。
  さすがに日常業務に支障が出るし。ブログとの蜜月は終わったのだ。
  これからは軽い交際になります。

6時半すぎ日記アップ。
布団に潜り込んで、病気関係の書籍を読む。ちょっとため息をしつつ。
7時、小樽から電話。あちらは汗だくで寝ていたという。
基礎代謝が落ちたのかね。発汗量が少なくなった。

7時半、例のブツも出したので体重測定。

99.8kg

ありがとう。ありがとう。ありがとう。
8年ぶりくらいで3ケタを割りました。パンツ一貫(これは父オリジナルの表現)で小躍り。
嬉しくて二度寝。

9時前、朝食。昨日の残り。

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◆鍋の直径は15cmくらい、深さは10cmくらいか。

野菜しゃぶしゃぶをイメージしていたのだが、味気ない料理に終わったので、
今朝はそばつゆを足してしまう。
また、コンニャクにはカラシを付着させて食することにした。熱々。
底まで2cmほどのところまで食べ進めて箸を置いた。
脳から「こんなもんだ」という指令が下ったのだろう。いいぞ。俺の脳。
ってことは、明日の朝も、この鍋だな。

シャワーを浴びて事務所へ。
強めの雨が降っていて寒い。今日は車で行くことにする。
それに、今夜は退院後最初の誘惑が待ち受けている。
飲むか飲むまいか迷っているが、歩いていけば後顧の憂いを経つことで飲酒しそうだ。
という言い訳を付けつつ車で移動。

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◆昼飯。SOYJOYを2本。低脂肪乳を180mlくらい(計量していないので)。

13時半。めし。SOYJOYはストロベリー(133kcal)とサンザシ(126kcal)。
低GI食品と書いてあった。つまり、食後の血糖値が上昇しにくい食品なのだ。
ういやつだ。もうちっと食べ応えがあって、カロリーそのままならもっと良い。

窓の下に選挙カー。自民党の候補者。企業訪問なんだろうか。
そういや、この建物の入り口にポスターが貼ってあるもんな。脂っこい顔の。
おそらく国道を走る車からも、選挙活動らしき騒音が響いてくる。

18時半、函館市青年センター。「ハコダテ150」( 記録チーム)の会議。
緑の島で開催されるイベント(8月8日〜16日)での取材というか記録のための人員配置の件など。
もう3週間ないんだなぁ。土日の人手は足りるだろうけど、
平日の日中はやっぱフリーター の俺に期待されてるんだろうな。定職(主婦でもない)に就いていないの俺だけになっちまったし。
「僕は病気なんで。」と言ったら、みんなに「こんなときばっかり」と言われてしまった。
来月、入院すりゃよかった。
ひとつ、おもしろいたくらみが持ち込まれた。そいつには積極的に参加することにする。
マニア心をくすぐるネタだし。
会議終了後、ひかりさんから快気祝いに「パルスイート」をいただく。

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◆デコレーションしてある。ラベルには「糖尿病や肥満症の方に」とばっちり記載。

「カロリーゼロなんで、料理とかコーヒーにざぶざぶ入れられるよ。」
ありがとうございます。これで、僕の味気ない料理も少しは改善するでしょう。

ちなみに、会議には10人以上が出席していたが、
チーム不健康のJAM小林さんを除いて、誰からも「痩せましたね」と言われず。
やっぱ4%くらい減量したって変わらんか。
弟にはメールで「5kgは誤差の範囲だ」と言われたし。
そうだなー。大食いして宿便を放置したら5kgくらい増量しそうだし。

会議終了後、星野さんが快気祝いに晩飯をおごってくれるという。
宝来町「うじうじ飯店」(在函館少年さんの紹介記事)へ。
なんたる誘惑。なんたる誘惑なんだっ!
退院3日目にして、このようなマーラの誘惑に出会おうとは。
車で来て良かった。

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すべて45%ほどずつ食べた。それにりに誘惑には打ち勝ったと思う。
うまかった。ビールが飲みたかった。中ジョッキ5杯はいけただろう。
ゆっくり味わった。腹八分目で箸を止められたかと思う。
ありがとう星野さん。このような修業を与えてくれて。

22時半、帰宅。
ツール・ド・フランスは残り65km地点だった。
第16ステージ、アルプス山岳2日目。
不覚にも、あっさり落車して(眠って)しまった。
久しぶりの外食に、胃がはりきって、たくさん血液を回してしまったんだろう。
7月20日

7時10分起床。おお、ちゃんと寝坊している。
体重測定100.8kg。体重計が変わったので、これが新たな基準値になる。
函館はすっげー良い天気。
部屋の窓から函館山の稜線が、快晴の空を背景にして輝いている。

朝食。コンビニでおにぎりでも買おうと思ったが、
どうせ出かけるなら、そのまま散歩したい。
ということで、部屋にあった袋のラーメン(屋台十八番 みそ味)。もやし半袋。

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◆ほんとうに貧相な飯だ。1袋360kcalほど。

3割ほど麺を残した。汁はほとんど飲まなかった。
台所の生ゴミコーナーに丼の中身を捨てるとき、どれだけの決意が必要だったことか!

シャワーを浴びて(毎朝シャワーが浴びることができる幸せ)お出かけ。
10時5分、今日は海岸町の事務所まで歩いてみることにする。
北大裏手から大野新道を歩く。途中のバス停で時刻表を確認。
徒歩での通勤が現実的であれば、雨の日のバス利用も視野に入れておくため。
ただ、取材に出回る日は自動車ナシでは不便だが。
机の前から動かないような日は歩いてきても業務には差し支えないだろう。
急な打ち合わせや呼び出しにはタクシーを使うしかないが。帰り道は歩けばよいし。
自転車を早く購入したいところだが、いまは資金が払底している。
ちょっと我慢だ。クロスバイクのコンフォートタイプを狙っている。

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◆鳥居の魅力は尽きない。神道にはまったく興味なし。

風が涼しく快調に散歩。途中、セーマーで昼飯を購入。
ついでに、函館新聞と毎日新聞を購入。
数年前から気になったいた神社を撮影。函東工業という会社の敷地内。
できれば、もう少し近くでみたいのだが、守衛所があって面倒だ。
素朴な鳥居が良印象。ぜひ、撫でてみたい。
扁額には「函●八幡●」と書いてあるようだが、判読はできず。
隣の胸像はたぶん創業者なんだろう。1943(昭和18)年の創業だそうだ。

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◆碇泊していた船の煙突部分。外国籍の船っぽかったが。

めまいがしだす。目がちかちかする。瞳孔が開いている感覚。
網膜検査のとき瞳孔を開く薬を使うが、その後のようにまぶしい感じ。
このことは、耳鼻科と眼科の診察時に相談してみよう。
どこもかしこもメンテナンスが必要なようだ。困ったもんだ。

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◆貯木場の木材。

事務所に到着。11時5分くらい。
歩くだけなら50分ほどで到着できそうだ。
万歩計は20650歩。1歩0.8mくらいだから、16.52km歩いたことになる。
そんなはずないな。1歩で2カウントでも約8km。そんなにないはずだ。
地図で確認。定規で測ると約4.5kmだった。時間的にもこんなもんだろ。
リュックにパソコンを背負ってきたのだが、けっこう肩と首に負担がかかる。
そのうち筋肉がつくのだろうか。

ぼちぼち仕事をしていたら、お隣の社員が。
「ラッシーにエサをあげに来ました。」
「あっ、ありがと。でも、あげちゃったよ。もう少し食べると思うけど。」
「水槽を洗いたいんですが。」
「いやー、そんなまめに。臭いかなぁ、やっぱり。」
「実は生き物大好きのサキちゃんがお手伝いに来てまして。」
「洗わせてあげても良いです。」 なぜか高飛車に許諾を与える。

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◆若い女性ふたりにチヤホヤされるラッシー。しかし、メス(推定)。

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◆現状への不満か、カラスへの恐怖か。何度も逃亡を試みる。行けラッシー!


13時、昼飯。
看護師さんに言われていた低血糖対策の食品を探すというミッション。
いきなりコンプリートかも。
病院では薬やインスリンで低血糖の症状が出たときには、
オロナミンC(オロCと略してた)を飲んでくださいと指導してた。
ちょうど80kcalなんだという。
いつも買っていたセイコーマートの「DRINK jelly」グレープフルーツ味が、
1袋72kcalでした。しかも、11種類のビタミン配合です。
180gあって、なにか食べた気にもなるし、これどんだんず? 1袋100円。

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◆左のやつです。右のマスカット味は164kcalで2単位分ある。

15時ごろ星野さんが来る。雑談。
気が付けば18時半。空腹を覚える。入院前なら、ここからもう一押し仕事をした。
が、なるべく定刻にあわせて食事をしなければ。薬の関係もあるし。
18時40分、事務所を出発。
自転車に乗った青少年にずいぶんとすれ違う。
浴衣を着た少女もいた。そうかそうか。今日は花火大会だ。昨日からの順延。

線路沿いをまっすぐ歩いていたら鳥居に遭遇。
不覚にも、ここに神社があることを知らなかった。
龍神が祀られているわりに、あんまり水に関係なさそうな場所だけど。
移転してきたんだろうか。こんどちょっと調べてみよう。

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◆亀田龍神社。典型的な靖国型鳥居だ。

「民謡酒場悦子」前の踏切を渡って、大野新道をまっすぐ。
北大裏手の魚長(いつのまにか100円魚長じゃなくなった)で買い物。
やはり空腹の時は買いすぎてしまう。ただし、肉や菓子ではなく、野菜をだけど。
でかい白菜(半分)、ミニトマト(1パック)、ニラ(2束)、ニンジン(3本)、こんにゃく(2パック)、低脂肪牛乳(1L)、SOYJOY(2本)、うどん(3玉入り)、エノキダケ(2袋)、焼き豆腐(2丁)、ゆずポン酢しょうゆ。

めっぽう重い。空腹とあいまって、足下をふらつかせながら帰宅。
19時50分。
万歩計4444歩。ちょっと少ない気がするな。設置する場所でずいぶん異なる。
もっと精度の高い万歩計はないだろうか。

今日も鍋にするつもり。味気ないが、とりあえず簡単だし。
買ってきた野菜をざくざく切って、ときたま「食物交換表」をチェック。
管理栄養士さんは、「野菜は存分に」と言っていたから、遠慮しないことにしよう。
コンニャクは0kcal。
ただし、あんまり食べ過ぎると、俺は拒否反応がおこって吐いてしまう。ほどほどに。
大鍋でぐつぐつ煮る。その間にシャワーを浴びる。

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◆この鍋を見ると、イモの塩煮を思い出す。食いてぇ。

20時20分完成。
大鍋から、昨日かった電機鍋に移す。半分くらい入った。
外では花火の重低音がときおり響く。窓からいくつか大輪を見ることができた。

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◆意外と容量がある。そして、野菜は茹でると体積が減る。

おかわりをして食べ尽くすつもりだったが、その前に満腹感を得たので終了。
最後にうどんを半玉入れる。
入院前なら3玉食べていた。肉ががっつり入った鍋を完食したあとで。
満腹といっても、やはり以前の8割くらいか。
ま、あんまり美味しくないってのもあるけど。
調理できる「うまい料理」は、ぜんぶご飯を3合食えるおかずばかりだし。

21時、CS朝日ニュースター「愛川欽也パックインジャーナル」を見ながら、いつのまにか就寝。
この番組は、もう4年くらい見ている。かなりおもしろい。
23時半、足が冷たくて起きる。
なんだろう。脂肪が3%くらい減ったから、ちょっと寒がりになったのか?
いや、窓を開けてると寒いんだな。7月も下旬なのにね。
昨日の出来事になってしまったが、退院日の日記を。
(入院体験の総括は、ひとつ前の記事にて。)

7月19日

ことほどさように、慢性高血糖症(糖尿病)での入院治療十四日目。
函館中央病院にて、心優しき看護師さんに囲まれて。

4時7分起床。
昨日、新たに部屋に加わった男性が見事なイビキ。往復轟音。
おもしろいもんで、看護師さんが廊下をぱたぱたと歩くとイビキは止まる。
そうして、1分後には再開。向かいのおじさんが、たまらず「すげーな」とつぶやく。
イビキ1分間止まる。また、再開。
そういったやりとりが何度もあって、こちらはカーテン越しにくすくすと笑っていた。
朝、おじさんの耳を見ると耳栓をしてた。
「いいもの持ってますね。」
「なんもよ、ぜんぜんだめよ。4時すぎにようやく眠れたわ。」
俺はぐっすりだったけど。

6時くらいまで読書。
入院日記に総括を書こうと思うのだが、まだちょっと乗り気がしない。
うだうだと寝転がっているうちに7時。雨の曇天。

体重測定100.8kg。けっきょく大台は切れず。

7時半、朝食。

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◆この量を覚えなくちゃ。

ご飯、味噌汁(オクラ)、湯通し豚肉と野菜、ほうれんそう、焼き海苔。
とくに無理せずご飯が二口ほど残った。
血圧測定125の85。

朝食後から入院の総括を書く。
11時、書き終える。

荷物の整理。お散歩のついでに持ち帰っていたのだが、
昨日の書籍も加わって、けっこうな重さと体積の荷物に。

11時半、最後の昼食。

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◆最後だからか。豪華だ。お隣さんのも同じメニューだったけど。

パン2枚、バナナ1本、ブロッコリーとトマト、ハンバーグ、牛乳、ジャム。
ゆっくりと噛みしめ咀嚼する。
「これで最後かい。寂しくなるなぁ。」と、Sさん。
たまに、見舞いに来ますよ。
「おぅ、来てくれや。手術までは2週間あるから。」
それから、Sさんと話し込む。
やっぱり話が面白い。仕事の専門的な話も、大門を舞台にした函館紳士たちとの交友録も。
ぜったい本にした方が良いですよ。「そうか。まだ話はいろいろあるよ。」
Sさんも乗り気だ。今度お見舞いに行くとき、書籍の企画をつくっておこう。

Sさんは会社に転地静養と伝えてあるため、ご家族以外はお見舞いに来ることもない。
ちょっと寂しいのかも知れない。
それで、子どもくらいの年齢の俺(Sさんは父より2歳上)に、
いろいろと話をするんだろう。入院患者同士の連帯感もあるだろうし。

入院患者になって強く思った。お見舞いはありがたい。
時間をつぶすとか、なんかもらえるとか、そういうことは副次的なことだ。
世間とつながっている、という安心感。それだ。
お見舞い人のお相手をするなんて煩わしいと思っていたが、
それは間違いだった。こんなに嬉しいことはない。
今後、俺はお見舞いのプロをめざそうと思う。なんだそれ。

13時10分、看護師詰め所に「帰ります」と挨拶。お昼休みなのかな。
このブログを見てくれている看護師さんしかいかなかった。

「糖尿病の勉強をした方が良いですよ。」
「はは、そうだな。」
Sさんがエレベーター前まで見送ってくれる。
「来月末には現場復帰してるからよ。」
トビラが閉まるギリギリまで話をしていた。近日、寄りますよ。

病院前でタクシーに乗車。
ねずみ取りの話。930円で事務所に到着。

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◆事務所入り口。どういう状況なんだ? 最初、星野さんがあわてて外出したので、靴がこういう状態に脱ぎ捨てられているのかと思ったが。でも、これ外靴なんだよね。スリッパで駆けだしたんだろうか。サザエさん?

ラッシーは昼間から家に入って眠っていたようだ。寒いからだろう。
物音に気づいて、お尻のほうからごそごそと家から出てきた。
郵便物のチェック。荷物の仕分け。
カバンから外付けハードディスクを出したら、ずいぶんと軽くなった。
ちょっとめまいがひどい。ひと仕事と思ったが、今日はおとなしく帰宅することに。
久しぶりの運転。めまいでじゃっかん集中力がなし。スピードに戸惑う。
ヤマダ電機に立ち寄る。小さな電機鍋を買う。
入院前に大きめの電機鍋が壊れた(鍋のテフロン加工が剥がれた)ので、
食事療法に合わせた大きさの鍋に買い換えた。
器が小さければ食べる量も制限されるだろう。
病院のメシはうまかったが熱々ってのはなかった。仕方がないことではあるけど。
めまいがひどい。ときどき立ち止まってふらつきに耐える。
昨日、書店に行ってからめまいが再発してしまったようだ。
幸い薬はまだあるし、今月末には耳鼻科の診察もある。
今度の診察で、めまいと糖尿病との関係、
それに書店で背表紙を見ているときに再発したことを、先生に話してみよう。

ハセストに寄る。今日は手の込んだ晩飯をつくるのがめんどう。
梅おにぎり1個(これまではジャンボを躊躇なく手にしていたのに! しかも2つ。)、千切りキャベツ、もやし、豆腐。

14時45分、帰宅。郵便物がごっそり。
きっちり部屋を掃除してから入院して良かった。
変な虫は飛んでいないし、快適な状態だ。
帰ったとたんに便意をもよおす。いつものことだ。腸が安心するんだろ。
トイレに駆け込むと、病院食しか食べていないのに、大物が落下した。
荷物の不在連絡表が2通。さっそく電話。3分で来た。
体重計と血圧計だ。取説を読みながら体重計の設定。
最初の計測をしてみると102.0kg。ま、明日の朝だな。

疲労感がどっと押し寄せたので、荷物の整理もせずに布団へ。
体がだるい。すぐに意識不明。

17時半、起きた。手足が冷たい。めまいは少しおさまった。
体を暖めるため風呂に入ることにする。
お湯がたまるまで晩飯の用意。つっても、鍋に材料をいれるだけ。
あうち。なんてこった。味噌がなかった。てっきり買い置きがあったと勘違い。
即席味噌汁のミソを使うことにする。もやし半袋。豆腐半丁。
これまでなら、もやしも野菜も一食で2袋2丁は食べていたのに。
慣れないことをしたので、豆腐を半分床に落とす。ちくしょう。
いつも木綿豆腐を買うのに、絹ごし豆腐しか売ってなかったからだ。
冷凍庫にあったサトイモを三つ投入。超手抜。おいしくない。

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◆いきなり貧困な食事になって恥ずかしい。夏休みに妻が帰ってきたら彩りも良くなるだろう。

テレビで道南地域のニュースを見ていたら、
「強風で大門祭中止 けが人あり」の報道。警察官に取り囲まれる仙石くんの姿が。
午前10時、イベント開始直後だという。突然の突風だったのだろう。
まったく感じなかった。彼らはイベント慣れしているから、強風がいちばん危ないことも知っているはずだ。強風が収まりそうもなければ、早々にテントをたたみ、風に煽られそうな構造物は撤去してしまうはずだ。
大型のアーチが倒れてケガ人が出てしまったらしい。その方には不幸な出来事ではあるが、時間をかけてイベントを準備してきた彼・彼女らにとっても残念な出来事であったろう。

20時半、あああああああああ、ツール・ド・フランス!
第15ステージで追いつきました。今日の山岳は盛り上がるはず。
と思ったら、23時前に敢えなく落車。起きたら、すでにゴール後だった。
コンタドールが動いたようで。くそー。俺はなにをやっているんだ。
明日こそはっ! と思ったら、明日は休息日。水曜日までお預けなり。


※明日からしばらくは、日常治療日記を書いていくつもりです。
7月19日(日)

そこはかとなく、慢性高血糖症(糖尿病)治療のための入院十四日目。
社会福祉法人厚生院 函館中央病院(日本医療機能評価機構認定施設)にて。

主治医Ws先生および病棟看護師・管理栄養士・事務職員の皆さん、自動製氷器・小型冷蔵庫・全自動洗濯乾燥機、ついでに副院長にも深く感謝。
あと1時間ほどで退院である。

※慢性高血糖症(糖尿病)という表記については、本ブログ「糖尿病入院日記(7月14日)」の13時55分からの記述を参照。また、国立国語研究所「病院の言葉」委員会による「『病院の言葉』を分かりやすくする提案」にある「糖尿病」の項目もご一読いただきたい。

病室にいる間に、いちおう総括的なことを書いておく。
これまでの記事と重複する内容もあるが、反復学習は大切なのでご了承願う。
(って、誰に言ってるんだ?)

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◆著者(隠し撮りによる)近影。俺、前より後ろの方が肉厚だな。【撮影:星野さん(無断使用)】

体調を表す数値や単位がないので、血液検査の結果を比較することで、
2週間の入院成果をふり返ってみたいと思う。

糖尿病の診断(2009年6月15日)から入院までの3週間、
それなりの節制(飲酒は番組収録の1回・野菜を多く摂るなど)で体調はかなり改善していた。
また、通院のきっかけになった膿瘍(※)は、1週間の点滴と3週間の抗生物質投与で静まった。

※これまで本ブログの記事中で「膿傷」と誤記してきた。正しくは膿瘍(のうよう)である。専門用語の聞き取りは難しい。書いてもらった診断書を見て間違いに気がついた。

ちなみに、断片的に書いていた過去の日記によれば、
皮膚に近い部分(つまり眼に見える範囲)の膿瘍は、2008年1月に発症していた。
お腹の下(ちょうどパンツのゴムが当たる部分)にニキビのようなものができて、
あっというまに3cmほどの黒い固まりになった。
2週間ほどして破裂して、皮膚にぼっこり穴があいた。
黒い傷跡が残っている。でも、いま確認してみたら、だいぶ色が薄まっていた。
実はあんまり気色悪くて立派な膿だったので写メで撮影していた。
いま、その写真データをみると、
糖尿病の合併症のひとつとしてあげられる神経障害の症例(足の壊疽)写真にそっくり。
背筋が寒くなる。1年半以上前の発症も怖いが、こいつが不可視な体内にできたことに。
主治医は体内の深い部分にできた膿瘍について、こう説明してくれた。
「常人では考えられませーん。高山さんの膿瘍ができた部分は、無菌であるはずの場所なんですよぉ。普通じゃありません。」
いま、笑えて良かった。


まずは、入院時最新の検査結果。

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2009年7月15日
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函館中央病院
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GOT  43
GPT  68
γ-GTP  131
LDH  211

総コレステロール  191
中性脂肪(LDL、悪玉コレステロール)  129

UA(尿酸)  7.2

血糖値(ターゲス:血糖値日内変動)
 朝食前(7時)   124
 朝食後(9時半)  180 食前後に投薬
 昼食前(11時)  114
 昼食後(13時半) 116 食前に投薬
 夕食前(17時)  118
 夕食後(19時半) 151 食前後に投薬
 就寝前(21時)  156

γ-GTPとコレステロールの下がりっぷりが見事。
血糖値もかなりまともな数値に。食事療法と薬物療法の成果。


そして、初診(通院)から入院中の結果を並べて比較してみる。
まあ、ほんとに、わかりやすいカラダでありますこと。

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数値の比較
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6月15日→6月22日→7月7日→7月11日→7月15日
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函館中央病院
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◆体重 ※標準体重:69.157kg
105.6kg → 105.6kg → 104.2kg → 102.4kg → 101.4kg

◆γ-GTP(アルコールによる肝臓障害の指標) ※正常値:70以下
301 → 206 → 171 → 146 → 131

◆LDH(乳酸脱水素酵素。肝機能障害の指標) ※正常値:106〜211
360 → 238 → 220 → 216 → 211

◆総コレステロール ※正常値:150〜219
355 → 259 → 293 → 217 → 191

◆中性脂肪(LDL、悪玉コレステロール) ※正常値:70〜139
266 → 182 → 217 → 155 → 129

◆尿酸(UA) ※正常値:2.5〜7.0
7.8 → 7.2 → 8.0 → 8.7 → 7.2

◆空腹時血糖(朝食前) ※正常値:〜110
351 → 229 → 数値なし → 146 → 124

◆血圧(測定日の最上値を採用)
測定なし → 測定なし → 180/110 → 173/110 → 139/86


だんとつに、体重は正常値にほど遠い。
これから、長く辛い山岳ステージに挑戦する気分だ。
もちろん山頂ゴールのカテゴリー超級である。(自転車ロードレースで表現。)
体重は最新(7/19)で100.8kg。残念ながら目標の0.1トンには届かなかった。
でも、初診日から数えると約1カ月で4.8kgの減量だ。
(本当に、誰からも「痩せた」と言われないな。なんだよ、もう。)


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主治医Ws先生による診断書
(初診時の所見と症状の経過)
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数カ月前から口渇、多尿が出現していた。2009.6初旬より右下腹部に疼痛を伴う腫瘤が出現、徐々に増悪したため6/15初診。CT、エコーの上、外腹斜筋内に膿瘍を認め、また著明な高血糖を認めた。
外腹斜筋内の膿瘍については外来通院にて加療。糖尿病の加療目的に7/6当科入院となった。食事療法のみでかなり高血糖は改善し、内服薬で血糖コントロール良好となり、7/19退院となった。


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かるく総括。
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盛大なる快気祝いは、もうしばらくお預けにしようと思う。
あっさりスリップする可能性があるので。

さて、僕の高血糖症との交際は、自立的にはこれからが本番だ。
35歳にしてずいぶんと痛めつけた体が、あとどのくらい保つのか。それはわからない。
健康(もしくは小康)の維持には、さまざまな要因がからみあうわけだが、
なかでも「腹八分・飲酒は月2回」という決意を、
どのくらい長く、どのていどの精度で貫けるかが重要であることは間違いない。
酒は百薬の長。然り、然り、呵々大笑。


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◆初診日(6月15日)、病院から帰ってきて用意したノートの表紙。みなぎる決意。あふれる主張。入院当初、「糖尿病を治す気持ちはありますか?」と聞かれて、ここぞとばかりに、この表紙を看護師さんに見せるものの見事に冷たくスルーされた。その後、飲酒に関する相互理解(「あきらめ」成分もあり。)により、この標語に隠された意図を理解していただく。


【補足】
◆アクセスログによると、この「糖尿病入院日記」を掲載した期間中のアクセス数(7/6-7/18までの13日間の集計分)は、訪問者数のべ7175人(1日平均551.9人)・ページビュー15936(一日平均1225.8)だった。
◆WEBの良いところは、この記録がサーバー上から消さない限り閲覧できる状態が続き、また、広大なネットの彼方で誰かの参考になるかも知れないことだ。
◆この記事に関するご質問・ご意見・ご感想、内容に関するご指摘(病気のことだけね。)などありましたら、コメント欄もしくは直メールにてご連絡ください。電子メール:tj@monokaki-0138.jp
7月18日(土)

ようやくながら、明日退院。
慢性高血糖症(2型-インシュリン非依存型糖尿病)の入院治療十三日目。
すっかり暮らし慣れた函館中央病院にて。

4時20分ころ起床。
いったんパソコンを開くも、外は曇り空だし、乗り気がしない。
さらっと斜め読みしていた『糖尿病とたたかう』(ベスト新書)を読む。

「長期間にわたって血糖コントロールした場合でも、時の経過とともに網膜症は発生し進行し、比較的軽い2型の糖尿病でも、発病後5年で35%、10年で55%、20年では73%に網膜症が現れている。しかも、いったん網膜症が出現すると、どの10%近くの人が3年以内に失明に近い状態になっている」(64p)
数字は冷酷だ。
血糖を正常値に近くなるようコントロールをしていても、常人よりも血管(糖尿病合併症の多くは血管の障害が原因)の経年劣化が早まるようだ。

この本は以前の記事で紹介した本(『糖尿病は専門医に...』)よりもイヤミはなく、また、一般人が疑問に思いそうなところを丁寧に、しかも何度も説明してくれる。また、新書版ということで(文庫本に比べて)容量が多いので、解説も詳細で多岐にわたる。ただし、面白味には欠ける。
ただ1点だけ納得いかない記述があった。
「太って、いいことは何もない。ズボンや服が合わないとか、異性にもてないとかだけではなくて、医学的には太ることの利点はない。」
下線部。どうなんだ。これ、科学じゃないだろ。ここだけ思い込みで書いてやがる。

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◆朝食。向かいのおじさんはまだ絶食。

夏山遭難のニュースを聞きながら食事。
ご飯、味噌汁、とろろ、ニラ玉、白菜、牛乳。
俺はそうでもないが、多くの入院患者は(急性を除けば)時間を持て余している。
いまは、時間を消費するアイテムを隠し持つことも可能であろうが(一般的な話です)、
それでも、いちばん簡便なのは、話し相手を見つけることだ。今も昔も。
まず病気の話があって、毎日の天気の話をして、だんだんと家族の話が出て、
それなりに人生経験がある人だと「半生」を語ることもある。
野球でも相撲でもゴルフでも良い。とにかく、ひとりでも話し相手を見つけること。
ニラ玉を食べながら、このニラは知内のかしらと思いつつ、そんなことを考えていた。

おじさんと食後の雑談。窓辺にパイプイスを並べてとりとめなく。
「あんた、退院したら食事が大変だな。どうすんの?」
「とりあえず、もうすぐ妻が帰ってくるので、夏休みの間は何とか。」
「なに、離れて暮らしてるのかい。そりゃ、大変だな。」
「結構当初からですから。俺の稼ぎが少ないので、自分の食い扶持は自分で稼いでもらってます。」
「まぁ、俺も45歳くらいまでは、ほとんど家に帰らなかったからな。」
おじさんの仕事話がかなり面白い。
取材モードの相づち技術で、お話を聞きついでいく。
大門の話。高校生のころから、いわゆる社長たちに連れ回された話とか。
出てくる名前が、いわゆる函館の財界人で、ほぼ全員が故人だったけど。
つい先ごろお亡くなりになった大物も入っていた。
横田基地のホットドッグの話。すげーうまそうだった。
ラーメンや蕎麦の話。奥さんが飲食店を開いていた時期があったそうだ。
「ふらみんご」という名前だったらしい。
大学など学校が多くある町で開業していたので、お店を利用していた学生が、
社会人になってから訪ねてくることもあったそうだ。
ここでは書かないが、とにかくバブルの時代に盛り上がった業界で長く活躍してきたとのこと。
技術と経験を買われて、日本全国・アジア各地を回ってきたらしい。
なんでも、毎日欠かさず記録している日報があるらしい。何十年も。
素晴らしいことだ! すごく読みたい。一冊の本にしたらどうですか?
「いやいや。でも、まぁ、いろんなことがあったわ。おもしろいぜ。」
でしょー。日々の記録ってのは、蓄積されると大きな力になるんだよね。
そういえば、今年の冬、江差追分の青坂さんを取材したとき、
やはり数十年にわたって几帳面な文字で記録してきた日記を見せてもらった。
しかも、ボケ防止だとか言って、その膨大な日記を清書していた。
「書いたのと同じくらい時間かかりそうだわ」。そりゃそうだ。
青坂さんは(船酔いする)漁師だったので、毎日の天候・風向き・波の高さ、
海がどんな色に見えたとか、この日はどこで何を漁したとか、細かに書いてある。
僕なんぞには、とうていできない。たった2週間のブログを書き続けるのでもギリギリだ。
でも、町に埋もれた記録の存在を知るたびに、自分の仕事を思い出せと奮い立つことができる。

10時半くらい。血圧測定127の85。ほとんど健康な人じゃないか。

11時前、最後の取り調べ。いろいろと決意を聞かれる。
なるほど。これも治療法なんだな。

俺も、入院しながら毎日このブログを書いていて、
糖尿病治療に「記録する」ことが使えるんじゃないかと感じていた。
 これは、俺が「ものかき」だからという特殊な事情は関係ない。
 だいたい、めっぽう精神を削られる「書く」行為は、なるべく逃げたいと思っているし。
たとえば、入院中の日記をつけるとか、入院前の食生活を語るとか。
(患者に語らせ、かつ自分の生活を振りかえってもらいには、インタビュー術の訓練が必要だ。いわゆるカウンセラー<有資格者の意味ではなく>的な人が必要になるかも知れない。)
いずれにしろ、寝かせておくだけの治療、投薬や注射を押しつけるだけの治療では、
(とくに2型)糖尿病の患者には手応えがない気がする。
ま、いまどき、そんな医療はないし、患者だって、よく見ていると思うが。
いちど、自分自身とがっつり向き合わなければならない。僕のような病気は。
ただ、反省や後悔をしても治るわけではないので、
「俺ってバカだったなぁ。あはははっは。」ってところから、リ・スタートする。
それが大事かなぁと思う。糖尿病のような、良くも悪くも慢性化する病気は、
長くお付き合いするしかないのだ。投げやりになれば、はい、それまでよ。
なにかしら楽しみとか目標とかを見つけていくしかない。
終わることがないRPG、ひとつのミッションコンプリートは、
新たなミッションの始まりである。いいじゃん。それで。
ゲームのレベル上げって、けっこうはまっちゃうし。
(いまだにファミコン版の「Wiz」「ドラクエⅢ」のレベル上げを楽しむ俺。)

昼食前に1階で入院費などを精算。
たいていは退院日にするものだが、日曜日は事務窓口が休みなので。
現金を残しておきたい気分なので、クレジットカードで決済した。ポイントも貯まるし。

11時半、昼食。お向かいも食事再開。

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◆「おたくはバナナが好きね」と言われた。飽きたので昨日から食べていないけど。

ご飯、ゴボウきんぴら、さんま蒲焼き、大根おろし、ほうれんそう、バナナ。
やっぱ、ちょっとしょっぱい。さんまとバナナを残す。飯も軽く残す。

13時10分、お散歩に出発。小雨模様。テーオー小笠原の書店に向かう。
丸井の交差点で、5月末に閉じてしまったダイエーの店舗を見上げる。

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◆むかしはホリタだったな。弟の友だちに堀田くんがいたな。たしか。

コンサドーレの試合があるようで、大きめの駐車場の入り口には、
試合観戦を目的とした駐車場利用の禁止を告げる看板が。警備員も配置。
テーオー5階の書店へ。
おっ、本棚の向こうに、ひょっこりあらわれた見覚えのある顔。
カミさんの書道の師匠、鈴木大有先生じゃないか。
「ようっ。元気かい?」
「入院してまして。」
「へ。そりゃ聞いてなかった。彼女、そんなに悪かったの?」
「あああ、すんません。この場で言うのも変な話ですが、入院しているのは僕でして。ま、明日には退院するんですが。」
「そうかそうか。どうしたの?」
「てへへ、糖尿でして。痩せろと言われてます。100kg以上ありますか。」
「そんなにあんのか。そりゃ痩せなくちゃだめだ。」
「とりあえず、90kgくらいをめざそうかと。」
「そうか。酒は飲ませられんな。こんどはお茶を用意しておくわ。」
「いやいや、もう、お気をつかわずに。遠慮なくお酒をください。」
俺は入院した方が、いろんな人に会えるらしい。

まず「健康」のコーナー。糖尿病の解説書は、アマゾンで買った2冊より良いものなし。
レシピ本が多い。そして、民間療法(主食ヌキで薬いらず、とか)の本。
今回、ついでに見つかった●●●●の本を購入。
「マンガ」のコーナーで、「新ナニワ金融道」(1〜4巻)を購入。
もともとの作者はガンで亡くなったはず(「ナニ金」は社会人の必読書だ)。
原作者を付けて、作画は青木雄二プロダクションになっていた。
絵のタッチは、ほとんど変わっていない。ちょっと表現は薄ペらになった感じがするが。
「新書」コーナーで6冊ほど。野菜の図鑑みたいな本も買った。

ずいぶんとめまいがする。足もとがふらつく。低血糖症だろうか。
でも、血糖を下げる薬は朝のアマリール0.5錠だけ。
耳鼻科のめまいと迷うところだ。とにかく、長く本の背表紙を眺めていられない。
なんとことだ。ますます、アマゾンでばかり買ってしまうじゃないか。

行きに20分かけた道を、帰りは12分ほどで戻る。4432歩。
今日は涼しいので、それにあまり歩いていないので、汗をかかず。
明日の体重計は、また期待はずれになりそうだ。
汗と言えば、このブログのどこかで書いたと思うが、入院後、とみに汗がくさい。
カミさんに電話でそのことを話すと、ダイエット本の中に
「食事制限を始めると体が臭くなることがあります。それは体の脂肪が燃えているためです。」と書いてあったという。なーる、それだな。二人でくくくくっと笑う。

15時半、予定より1時間早く病棟に戻る。
いつも調書を取る看護師さんに
「早かったですね。良い画(え)は撮れましたか?」と聞かれる。
今日はホリタだけでした。

16時、入浴。ゆっくりと入る。
毎日、足をしっかり洗って、皮膚科で処方されたクリームを塗っていたら、
長年、俺の足に駐屯してきた水虫が、撤退しかけている。
思いやり予算も移転費も拠出していないのに偉い奴らだ。

17時、土曜夕方の定番「アヴァンティ」を聴く。
ウィスキーのソーダ割りが飲みたくなった。
こんど、ラフロイグのソーダ割りを成田くんにお願いしてみよう。

17時半、最後の晩餐。赤ワインもパンもないけど。

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◆とても糖尿病食とは思えない面構え。

ご飯、味噌汁、豚肉すきやき風、白菜、もずく酢、キウイ。
もずく酢がめっぽう酸っぱしょっぱい。向かいのおじさんも同意見。
主菜も濃いめの味付けで、ご飯が先になくなったので少し残す。

20時まで、珍しくベッドに横になって読書。
(結局、消灯時以外はベッドはサブデスクになっていたので、ほとんど寝転がっていない。)

そうだ。昨日、書き忘れた話題。
ずいぶん多くの人がお見舞いに訪れていただいたが、
誰もが「部屋番号を教えてもらうのに、ずいぶんと根掘り葉掘りと聞かれたよ」と話す。
どうやら、●●●●の●●●●●●●さんが入院しているのではないかと。

入院の決断には勇気が必要だった。
2週間も働けないなんて。(でも、よく考えてみると、1カ月くらい引きこもってる時期もあるんだけどさ。)
実際に、周囲に迷惑をかけたし、ずいぶんとお世話にもなった。
でも、体をむしばんでいた糖尿病を、これ以上、見知らぬふりはできなかった。
もう、はっきりとヤヴァイ状態だった。
うん、負けを認めよう。でも、これから延長戦だ。たぶん、シーソーゲームだろうが。

いろんなことを体験し、いろんなことを考え、いろんなことを知った。
心から有意義な入院であったと思う。


あっ、まとめちゃったけど、病院には明日の昼まで居座る予定。
7月17日(金)

もしよろしければ、函館中央病院での入院十二日目の金曜日。
慢性高血糖症(糖尿病)および高血圧および高脂血症の治療中である。
日曜日には退院だ。あと少し。

4時7分に起床。今日は晴れそうだ。
忘れた。昨日のことは、すっきり忘れた。気分も晴天だ。
ということで、日記の書き直し作業に着手。
6時すぎ、向かいの病棟から、びがーっと朝日が登場する。

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◆病棟から見渡した函館。

7時、体重測定100.8kg。おお、一つ目の峠の山頂が見えてきた。
数字をメモするついでに、「もう少しだ!」と書いておいた。
こういうことも叱られるんだろうか。

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◆目玉焼きには醤油ですか? 塩ですか?

7時半、朝食。ご飯、味噌汁(大根葉)、白菜おひたし、牛乳、焼きのり。
正しい朝食。ゆっくりと食べる。
そりゃね、朝4時から起きてりゃ、朝飯だって余裕ありますぜ。

ばりばりと昨日の日記のリロード分を書いていく。
昨日のことだから、もう忘れてしまったと思っていたが、
意外なほど記憶を紡ぎ出すことができて、気が付けばいつもと同じ分量に。
9時くらいに書き終えた。

9時15分、血圧測定139の86。
日曜日で退院ということで、支払いのことを言われる。
精算は土曜日に、とのこと。金額のことを聞きそびれた。あとで聞きに行こう。

朝の集中力を使い果たしたので、午前中はネットで糖尿病食の通販などをチェック。
ニチレイが最大手らしい。調理済み品(おもに主菜・副菜で300kcal前後)か、
材料を送ってくるタイプの二つがある。
そういや、事務所の上の階の会社で、給食サービスを利用しているところがあるな。
月にいくらぐらいなのかね。「函館 宅配 給食 糖尿病食」などでググるも、
しっくりくる検索結果は見つからず。

 話がちょっとズレるけど、糖尿病って商売になるよなぁ。
 ネットで関連項目を検索していると、つくづくそう思う。

宅配業者4社の資料請求をしておく。
その他、入院中に通販で用意したもの。
・体重計(かなり探したが、手頃な価格で100kg以上を100g単位で計量する体重計は見つけられなかった。失礼しちゃうわ。ただ、いま持っている100kg以上は投げやり1kgきざみ表示よりは良い。)
・血圧計(これは安いのを選んだ。こっちは目安だし。)

来週末には小樽からカミさんが帰ってくるから、来月の旧盆くらいまでは
食事に関して問題はないだろう。ただ、飲酒回数がじゃっかん心配だが。
カミさんからのメールを見ると、毎晩、糖尿食メニューを試作してるようだ。
薄味にしてみたら、薄すぎて味気ないとか言っている。
つーか、お前が痩せても仕方ないんだけど。おっぱいも小さくなるぞ。
心配なのは彼女が帰ってからの食事だ。
料理を「つくる」ことを習慣づけられるかが問題だ。
いままでのような趣味の料理ではない。生きるための料理だ。

11時前、主治医の回診。
「書いておきましたよぉ。診断書。もしかすると、退院前にお渡しできるかも知れません。」
あら、すんません。ありがとうございます。
なんか催促したみたいで悪いですね。まぁ、催促したんですが。
昨日、気になった質問をする。
「糖尿病の影響で、記憶力に障害が起こることはあるのでしょうか?」
「直接的には、、、」
「脳の記憶を司る領域の血管が滞るとか。」
「ああ、それはあり得ますね。とにかく、糖尿病は全身の血管に障害を起こす病気ですから。」

そうなんだよなぁ。糖尿病で失明するのも、腎臓を患うのも、足が腐っちまうのも、脳の血管がやぶれちゃうのも、ぜんぶ高血糖によって血管が劣化しちゃうことが「引き金」なんだよね。
別に、尿に糖がふくまれていて、なにかどこかを傷つけるわけじゃない。
尿に糖が出ちゃうような高血糖(もしくはインスリンの枯渇や機能低下)が問題なわけで。
やはり、糖尿病は慢性高血糖症か高血糖性血管障害に改名すべきだと思った。
病気への理解(病気を知る・患者へ配慮する)も進むと思うのだが。

「もうすぐ100kgを切りそうですね。」
「そうなんですよ。あと800gです。」
「退院までは、ぎりぎり難しいかな。」
「いや、今日は外で思いっきり走ってきますから。」
「や・め・て・く・だ・さ・い。」
ということで、主治医とはしばしの別れ。
来月の6日に外来で再会することになる。HbA1Cの数値はどうなっているやら。
「じゃ、試験がんばってください。」
「覚えてましたか。」

11時半、昼飯。
向かいのおじさんは、昨日の昼から絶食状態。
だんだん嘆きが多くなってきて、看護師さんに多少あたる感じもある。
うまくガス抜きをする看護師もいれば、たじろいでしまう看護師もいれば、
とにかくスルーに徹する看護師もいる。
こちらはずっと背中を向けて机の前に座っているので、
声だけしか聞いていないが手に取るように感じる。

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◆今度こそ熱々かと思ったら、やっぱり冷たいそうめんだった。一瞬、天かすが乗っているように見えて、これは脂まつりだ、と思ったが、それは儚い夢だった。

そうめん(鶏ささみ・ほうれんそう・ゆで卵・ネギ)、茄子揚げびたし、湯豆腐、バナナ。
ぜったい醤油は2袋いらんと思った。使わすに、バナナと一緒に冷蔵庫で保管。
そうめんの汁は、汁までカロリーと塩分の計算がされているのかどうかで迷ったが、
底に2.5cmほど残すことにした。入院生活による確実な進歩の跡だ。

13時25分、体温測定34.89度。脈拍チェック。
体温が低いんじゃないだろうか。こんなもんか?
1階に行って自動販売機で道新の朝刊を買ってくる。
「海藻おしば」の記事は無事の載っていたようだ。
とくに、渡島支庁からも道新からも、今回の件での連絡はない。
道新はもうどうでも良いが、渡島支庁とは話し合っておいた方が良いだろうな。

14時、最後の糖尿病教室。今日は薬剤師さんが講師で、糖尿病の薬物療法について。
経口薬とインスリンについての説明。それぞれの薬の効き方とか持続時間とか効く場所とか。
授業を聞きながら思ったこと。
1型と2型の糖尿病は、一緒に説明しちゃいけないな。
あなたは2型です。これから2型の説明をします。と、やらなくちゃ混乱する。
例えば、今日一緒に授業を受けていたおっさんが、
「結局あれだべ。膵臓がダメになったんだべ。」
たぶん、この後のセリフは、
「だもの、インシュリンをうっておけばいいんだべや。」となりがちだ。
糖尿病を短時間で一般的な解説によって説明しようとすると、
たぶん「薬があるべや」と短絡してしまう恐れがあると思う。
この件は、項を独立させて改めて書こうと思う。

14時半、本日もお散歩へ。
リュックいっぱいに着替えや書籍を詰め込んだので重い。
やはり海岸町まで40分。これを30分にすれば、もっと汗をかくだろうな。
事務所に着いたら、仙石くんが「お客様が来てましたよ」と。
携帯の着信履歴を見たら、北日本海運の高橋さんと共栄運輸の木村さんだった。
電話をすると、今から行くからと言われた。
その間に郵便物をチェック。
いま放送中(19日で終了)の「函館酒場寄港」第4話で知り合った神奈川のたかやまさんから。
NCVの一森さんから番組のDVDを送ってもらったのだが、そのお礼状だった。
ご丁寧にありがたい。横浜と函館の開港150周年記念切手が同封されてた。
ありがたし。さっそく私設ライブラリーに収蔵。

高橋さんと木村さんが来る。
「ぜんぜん痩せてないなぁ。」
「食事と運動なんでしょ?」
「運動は腎臓の診断が先送りされたんで、食事とお散歩くらいなんですよ。」
「いやー、つまんでんじゃないの?」
「つまんでませんよ。たしかに、ヤキトリ系の香りが病室に漂うこともありますが。」
「飲み屋の真ん前だもんな。」
「それにしても、痩せてないなぁ。」
「期待はずれですんません。」
過分のお見舞いをいただきありがとうございます。

お隣のみなさんに「じゃ、また、ちょっと入院してくるから」と告げて出発。
せっかくなので、歩いて20秒の共栄運輸さんに立ち寄る。
あっ、いたいた。北村さん。
「なんでいるの? さっき木村くんがお見舞いに行ったんだよ。」
「はい。事務所で会いました。」
飲酒の話ばかりしてた。
たしかに、酒の話ばかりしてましたが、以前と比べたら覚悟して節制するつもりです。
でも、打ち上げをしてないんですよね。千葉ちゃんか。
病院の窓から見おろせる「ミカド」の話もしてた。
かなり軍資金が必要とのこと。酒場寄港の取材費じゃ、ぜったい足りない。
北村さんからも病気へのご支援をいただきました。
今後も楽しく飲めるように、きっちり治療を続けていきたいと思います。

16時半、共栄運輸を出発。5分くらい歩いたら木村さんから電話。
「タオルを忘れてますよ」。わざわざ持ってきてもらう。
「送っていきますか?」 ありがとうございます。
でも、歩かないと、退院までに100kgを切らないと思うので。

だいぶ靴になれてきた。もう少しかな。
靴ズレとかは全然なし。やはり足首のサポートがしっかりしているので、
歩いていて足首が「かくん」とならない。
17時7分、函館市青年センターに立ち寄る。
佐々木さんと10秒ほど会話を交わして、門限があるからと、すぐに出発。
痩せましたね、とは言われず。やっぱり、見た目はぜんぜん変化ないんだな。

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◆「あおセン」って略称だけは、どうかと思うぞ。青少年にはわからんだろうけど。

17時15分、病院到着。それなりに汗をかく。
体質が変わったんだろうか。いま、悪いエキスがあふれてるんだろうか。
ずいぶんと汗が臭い。腋が臭い。
ふだんなら毎朝毎晩シャワーを浴びるから、それに比べりゃ不潔ではあるが。
それにしても臭い。耐えられん。
(どのように解決したかは、病院内超法規的措置なので割愛。)

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◆期間限定本町オフィス。上の方にいます。

17時半、晩飯。向かいのおじさんは、いまだ絶食中。
うーーーーんと唸りながら、どこかへ行ってしまった。

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◆(7月23日追加掲載/載せ忘れていたようです。)

ご飯(やわらかめ)、味噌汁(キャベツ)、ホッケ、大根煮物、きゅうり酢の物、りんご風味のマッシュポテト。
噛みしめながら食べる。

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◆今朝とほぼ同じ画角の写真。

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◆・・・・・・。

7月15日(木)【リロード】

(あ、晴れた。よし気分はよい。書こう。)

慢性高血糖症(糖尿病)による入院十二日目。
函館中央病院の糖尿病クリニカルパスに基づく入院体験の記録。
※以前の日記で「クリティカルパス」と誤記していた。

お爺さんが退院した。木古内の人だった。
長かったのだろうか。看護師さんが、何人も見送りの挨拶をしていた。
キャラメルが好きで、くちゃくちゃと食べていた。
僕のキャラメルコレクション(50種ほどある)を差し上げようかとも思ったが、
賞味期限も切れているので、それはやめにした。

午前中は「海藻おしば」作品の仕上げ作業。
市立はこだて幼稚園の園児と保護者ががつくったものだ。
幼稚園に電話をして、午前中には完成するのでと伝える。
看護師さんが、これ海藻なの? と驚いていた。
ちょうだいと言われるも、そりゃ無理だ。協会の講座に参加してくれ。

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◆仕事部屋から工房に変身。つーか、病室ですから。

向かいのおじさんと、また病気の話。尊厳死の話。医療制度の話。
おじさんは検査のために、朝食は重湯で昼食は抜き。
しきりに、豪華な食事だと嘆いていた。そのたびに笑う。

昼食、なんと八宝菜が出やがる。
タケノコだらけだ。本来なら皿ごと食べない。
しかし、憎むべき空腹は、俺に28年ぶりくらいに八宝菜を食べさせた。
とろりとした汁に、少しタケノコの味が漂っている。
くそ。こんな状況でなければ、お前なぞ食べてやらないのに。
きっちりタケノコは残して食べ終える。
なぜ、こんなにタケノコと八宝菜を恨むのか。
それは小学校1年生のときの給食(日吉ヶ丘小学校1年1組にて)にさかのぼる。
その日の温食は八宝菜だった。そういや、当時は米飯給食は週1回しかなくて、
あとはどんなおかずでもパンを食わされていた。いびつな話だ。
で、八宝菜。当時まだ標準体重以下で、やせていた俺(ほんとだって)。
なんとなく最後に残った八宝菜。
そして、カップの底にごろりと鎮座した大きめの物体。
先割れスプーンにて突き刺し、そいつを口に入れた。
(当時、隣の席の好きな子にスプーンの持ち方が変だと言われたっけ。嫌なことばかり思い出すなぁ。)
ひとかじり。
ぐぇー、えろえろおろおろおろげろげろげー。
この話をすると確実に鳥肌が立つ。思えば、あれがタケノコだった。
口中に広がった不気味な甘い汁。よくあんなものをみんな食べるもんだ。
俺の繊細な味覚には、まったく合わない。
ということで、タケノコが食べられなくなった。怨嗟。

13時10分、看護師詰め所に寄って外出許可証を受け取る。
「今日の教室は大丈夫なのかい?」と今朝の看護師。
「1回受けたコマなので。」
「ぜんぶ覚えた?」
「あー、もちろんですよ。」
「帰ってきたら小テストします。」
ここは職員室か。
緊張すると、その場に順応するまで汗が噴き出すたちで、
しかも、あっ汗が流れているのを見られている、と思うとさらに汗が出る。
職員室は、そんな汗が出る場所だった。
今でも仕事で学校の職員室などへ行くと、ちょっと気圧される感じがする。

お散歩に出発。
電車通りを真っ直ぐ函館駅方面へ。
昭和橋を渡って、合同庁舎の手前で右折。新川町の広小路を歩いていく。
13時40分、丸山靴店。新調の靴にはきかえる。防水スプレーを買う。
事務所に向かって出発。
まだ靴が慣れないので、これまでと違う場所に力がかかるような気がする。

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◆若松町に先月オープンしたお店。星野さんと「REA」のスペルが違うんじゃないのかと話していたが。なにか意図があるんだろうか。

事務所に到着する手前で万歩計を確認。
あれ、1800歩? そんなはずない。設置箇所が悪かったみたいだ。
海岸町の事務所。
俺の車は、潮風と西日にあてられて、順調に白く変色していっている。
やっぱ、エネオスのコーティング洗車は、赤い車にあわないな。
今年も、また磨いてもらわなくちゃダメかもわからん。

事務所で星野さんと麦茶。ラッシーをからかう。
青函博(1988年)の報告書をあげつらう。
15時、そろそろ出発しなければ。
こんどは腹の真ん前に万歩計を取り付ける。

国道5号(国道の場合は「線」が付かない)から、西警察署のある松代通り。
中の橋を渡り、公園通り。共愛会病院の前を歩く。
ちなみに、この橋から下流で亀田川の様相は変化する。
川幅が広くなる真っ直ぐに流れる。大森浜(津軽海峡)まで直進だ。
これはつまり、かつてこの場所から、川の付け替えがおこなわれたということ。

向こうから浅黒い細面の青年が歩いてくる。
じっと俺を見ている。いやだなー。にらみ返す勇気もないし、
眼の焦点を合わせずに、ぼんやりした顔をして足早にすれ違おうとする。
いきなり、青年が立ち止まる。「高山さんですよね。」
誰だ。知らん。「わからないっすか」。
うーん、顔は見たことがあるが、なんか全体的な印象に違和感が。
「江差まで迎えに行ったのに。丸山さんと。」
あーあーあー、FMいるかのADだった人だ。
名前は覚えてないけど。「吉田ですよ。太一です。」(名前違ってたらゴメン)
彼は東京でAV製作会社に入社したと丸山くんから聞いていたけど。
「なに、夢破れて帰ってきたの?」
「そんなことないっす。」
「でも、だいぶガリっとやせたね。体壊した?」
(より)かっこよくなって、服屋のお兄さんっぽい。
だいぶ変わったから、気がつかねーよ。
「かるく胃潰瘍です。それに、親が服屋を開店しまして、アメリカからの仕入れがあるので、僕に手伝いをということで。」
あー、君はアメリカ留学してたんだもんね。ドットをダァットと発音するんだよね。
お店はどこなの?
「すぐ底です。この交差点の先です。」
あっ、あれかい? 「巴亜麻」って看板。前から気になってたんだけど。
「違います。『AKT』って言います。」
そうかそうか。ぜんぜん力になれないけど、がんばってね。
もうすぐ退院なので、飲みに行きましょう。AV現場の話を聞かせてください。
(彼がAV業界に就職していたかどうか、事実確認はおこなっていません。)

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◆これがお店。元「ロリアン」のあった場所。ロリアンと言えば、本通の実家の近くに「ロリアン」という店があったな。30年くらい前だけど。その隣は書店だった。よく「ドラえもん」の単行本を買った。道路を挟んだ並びには文房具屋があった。いまのダイソー山の手店がある交差点だ。あそこはヤマハかなんかのビルだったように記憶している。

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◆なんか貼り紙がしてあったので掲載しておく。

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会話ってのは、実践的に使わないと身に付かないものだ。
小学校への英語教育導入も決まった(んだっけ?)し、
そんなことより、思考や視差を深めるには、
やはり複数の言葉(と言葉が表現する文化)を学ぶべきだ。

俺は日本語(東京語)と函館語の会話、そして松前語の聞き取りしかできないけど。
それでも、都会と街と村の意識の違いなんてものを感じたり考えたりできる。

立ち話をしているうちに門限がせまる。
マリエールの裏手から丸井の向かいに抜けて病院到着。
約束の15時半。ぴったり。海岸町から病院まで4654歩。

病棟のエレベーターのトビラが開く。
15人くらいの妊婦が行進しながら出てくる。
あれ、ボタンを操作している妊婦さん、見たことある顔だなぁ。
あんきもさんだった。
「散歩に出かけるときも後ろ姿を見たんですよ」
そうだったんだ。

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◆春先の画像。2cmだって。今は2kgほど。性別は確認していないそうだ。きっと強い子が生まれてくるよ。写真うつりも良いし。

病棟のロビーが混雑していたので、仕事場じゃなくて病室で話をする。
15時50分ころ、主治医が回診。昨日のターゲスのデータを持ってきてくれる。
(詳しくは別項にて。)
あんきもさんを「カミさんです」と紹介すると、まんまと騙されていた。
悲鳴のような声であんきもさんに否定されたけど。
「血糖値はあかなり改善しました。ほんとうに、どんな食事をしてたんでしょうね」
と、先生があんきもさんに説明をしだす。あのね。包囲網をつくるつもりか。
「高山さんはオブラートに包んで言っても通じないので。」
「あっ、わかります。」
あきらかに、こちらが劣勢である。
ほんとにカミさんに叱られているみたいだ。
話題を変えるために診断書の件を聞いてみた。
「あっ、それはそのくらい時間をいただいてます。最大で2週間ということです。事務から書類が来るのに数日。すぐに書けるときもありますし、なかなか着手できないこともあります。」
この先は、書くべきかどうか迷ったが、お互い大人の発言だし。
僕がブログを書いていることは知っているわけだし。
きっと、ふだんはそういう発言はしないんだろうけど。
「だって、診断書を●●し●も、●●は●●●も●●●せん●●。お●●ですからね。」
あっ、やっぱ、俺はジャーナリストじゃないし、医師との良好な関係を築きたいので。
思わせぶりでゴメンね。
先生が帰ったあと、なぜか、あんきもさんが小声で「めちゃくちゃ美人ですね」と感想。
大声で聞こえるように言ったら、早く診断書を書いてもらえるかも知れないのに。

16時10分、泌尿器科から呼び出しがあったので、あんきもさんとお別れ。
ありがとうございました。それにしても、札幌に行ってしまうのは寂しいねー。

泌尿器科も美人医師なんだよな。いや、別に容姿には興味ないんですがね。
ただ、今日はメガネじゃないな、とか観察してみたり。
先生、なんとなく半笑いなんだよね。
「9月10日の入院ということで。それまでに、体重を減らすということでしたね」。
主治医の先生と「俺」に関する情報交換があったようだ。
「がりがりになるくらい痩せるそうですね」と言って笑っている。
なにを吹き込んだんだ。
「そら無理ですが、できれば6kgくらいは。」
医師と看護師さんから同時に、「聞きましたよ」と言われた。
「10日は仏滅ですね。」
「気にしますか?」
「いいえ、ぜんぜん」。ほんとは結婚式も仏滅にしようと思ったんだけど、
俺以外の全員に反対されたんだよね。創始改名もダメだと言われた。

まだちょっと先の話だが、次の入院は腎臓の生検査だ。
いろいろ説明を受けて恐怖が募った。
背中からぷすりと針を刺して、腎臓の細胞を採取して検査する。
僕の腎臓の症状(尿蛋白が4+)が、糖尿病によるものなのか、生まれつきなのか、
そういつに診断を付けるためのものだ。主治医は後者かも知れないと。
針は1本かと思ったら、15本くらい刺すんだそうだ。
「あの、タンスにぶつけた足の小指の痛さを5とすると、10段階評価でどのくらいの痛みですかね?」
入院説明をしていた看護師さんが、カーテンの後ろに駆けだして、
あきらかにベテランの看護師さんを連れてくる。
「局所麻酔をしますから、中学生でも耐えられる痛みですよ。そりゃ、針を刺すので痛いですが、我慢できないことはありません。」
はぁぁ、痛いってことか。胸が苦しくなる。
「手術室で検査をして、短くて半日はベッドの上で安静です。」
あっ、ということは。「あの、カテーテルとかも、怖いんですが。」
「バルーンですね。うん、じゃあ、病棟に電話してみるから。」
さっと聞いてくれて、尿瓶ですと教えてくれた。
「えーと、検査と入院の費用なんですが、おいくら万円なんでしょうか?」
これもすぐに電話をしてくれたが、担当者不在ということで明日の午後に確認することに。
入院日数がわからないから概算だという。
確認すると、これは手術ではなくて、検査だそうだ。
体に、というか、内臓にたくさん針を刺すのに。治療行為ではないけど。
ということは、生命保険がおりないんだな。
短期間の入院には給付金は付いてないし、手術見舞い金の対象にもならんし。
秋くらいには破産するかもしれん。そうなったら、健康な体で放浪の旅にでよう。

そして夕食。

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◆こんなにご立派な夕食だったので、思わず薬を飲み忘れたわけだ。いつもと違って、皿のレイアウトに手を加えた。3割くらい見た目の美味加減がアップする。

20時40分には、泣きながら寝てしまった。
7月15日(木)

さて、慢性高血糖症(糖尿病)による入院十二日目。
入院体験および治療の記録である。今日だけはフィクションだ。

体重測定101.4kg。
血圧測定156の85。

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◆朝食

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◆昼食

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◆夕食

17時40分、夕食を食べ始める。
18時、夕飯を食べ終わる。
18時40分ころ、食後の薬を飲み忘れていたことに気が付いて薬を飲む。
そう言えば、はて? 食前の薬を飲んだかどうか不安になる。
いつも置く場所に薬の空はない。ということは、薬を飲んでいないか、飲んで空を回収されたかのどっちかだ。病棟では飲み終えた薬の空を看護師さんが回収することで飲み忘れを防いでいる。

どうだったかなぁと記憶をたぐっているところに、
「高山さん、空を回収します。」と看護師さんが来た。
食後の薬の空を渡しながら、「僕は食前の薬を飲みましたかね?」
「そんなことは知りません。飲んだか飲まないかさえ分からないんですか?」
まぁ、飲んだか飲まないか記憶が定かではないから聞いてみたんだけど。
ここ数年、直近の記憶があやふやなことが多くて。それも特に重要なことが抜ける。
「あの飲み忘れたままにしたことは、これまでないと...」
「いえ、そんなことないですよ。2回目ですよ。」
ぴしゃりと言われる。そうだったな。
で、薬の飲み忘れシステムがあるから、
食べ始めているところで慌てて薬を飲んだことは、2回以上あった。

食事を目の前にすると、早く食べたいという意識が盛り上がってしまう。
恒例のメニュー写真の撮影も、2〜3度、忘れそうになったこともあった。
それにしても、ぴしゃりと言われてしまった。僕は怒られたんだろうか。それは曲解か。
まともに薬さえ飲めない僕に、叱咤激励をしてくれたのだろうか。
よくわからない心持ちになってしまった。
でも、僕は薬を飲んだかどうかについて、看護師さんに聞くしかなかったんだ。

うん。これは質問の仕方が悪かったんだろう。
「では、僕は薬の空をお渡ししましたか?」
「もらってないですよ。」
じゃあ、まぁ、飲んでいないんだろう。
それをチェックするための空回収システムなんだろうし。
ただ、その素晴らしいシステムも、記憶のあいまいな患者がボタンを押してみても(質問をしてみても)、そのボタンの押す角度や時間が異なれば効力を発揮しないようである。多くの人にとって簡単に使いこなせるボタンでも、それをうまく押せない人もいるかもしれない。俺が、そうなのかはわからない。入院も十日を越えて油断したのかもしれない。このまま退院しては、薬を飲み忘れて血糖コントロールに失敗するかもしれない。糖尿病と記憶障害の関係ついては、明日の回診で主治医に聞いてみよう。

はーー、でも、俺、入院して始めて暗い気持ちになったなぁ。
動悸がする。胃が痛い。表情が沈む。酒を飲みたい。逃げだしたい。
悔しいなぁ。悔しいなぁ。悔しいなぁ。悔しいなぁ。悔しいなぁ
俺、もし脳の血管でも破裂して、動くことも話すことも不自由になって、
でも、意識や思考は鮮明で、
自分ではどうしようもないってことだけは把握できる状態になったら、
自殺を望むだろうな。そればかり考えるだろう。
そして、自死さえも不随の状態では実行できない悲劇。この世でいちばんの恐怖。

早く退院したい。

今日はもう書けない。
楽しいことがたくさんあった日だったが、それは明日、空が晴れていたら書くことにする。

薬を欠かしてしまうほどの忘れっぽさだから、
明日にはきっとすべて忘れてるだろう。



※この文章はフィクションです。現実の人物・団体などに一切関係ありません。
7月15日(水)

かくなる上は、糖尿病(慢性高血糖症)の入院治療十一日目。
函館中央病院でお世話になっています。あと4日で退院だ。

6時起床。昨夜は、ちょっと遅めの就寝だった。
雨降り。薄暗い。風があるので窓を開けられない。
今日はお散歩に出かけられないなぁ。
原稿書きながらの貧乏ゆすりが運動になるのかしら。

体重測定101.4kg。やはり朝の便通なし。
入院十日目でようやく3.2kgの減量。たった3.1%の減少率。
ようやく1989年当時の消費税導入当時の数値に。
スウェーデン・ノルウェー・デンマーク・ハンガリーでは消費税率25%だという。
俺の体重減少率はそれでも足りない。
ちなみに、5000万円を超えて1億円以下の相続がある場合は税率30%。
俺には縁のない話ではあるが。

7時、採血。
あっ、この看護師さんは。
「たぶん大丈夫だと思うんですけど...」。
細い針で痛くもなく失敗もなかった。不安な会話を笑える精神を持っていて良かった。
血圧測定156の101。
血を抜いたので体重減ったかと思い体重計に乗る。
ま、7ccで減るわけなし。

朝食。7時半。
ご飯、味噌汁(とろろ昆布)、白菜おひたし(だし醤油)、きゅうり酢の物、納豆・きざみネギ、牛乳。

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◆入院食で初めての納豆。納豆ほどうまいものはない。大粒が好き。

昨日、着手しかけていた原稿の続き。
お隣の爺さんが退院するようだ。
「もっと自分でできるようにならなくちゃだめよ」と看護師さんに励まされていた。

9時20分、血圧測定131の83。トレビアン!

「ちょっと体重が増えましたね。」
「えっ、そんなことはないですが。確かに昨日は便秘で600g増えましたけど、今日は一昨日より200g、つまり800gの減量なんですけど。」と色めき立つ。
どうやら、寝ぼけて記録用紙に書き間違えたようだ。
(あとでチェックしたら書き間違えてなかったけど。)
「みんなで、この食事で増えるんだとしたら、外出したときに...って話してたんだよ。」
なんてことだ。ショック。やっぱ基本的に信用されていないんだな。
ま、信用しにくい体型ではあるが。

9時半、本日2回目の採血。担当看護師のSさん。
ほとんど痛くない。早いし太めの針だけど。
「体重、減ってますので。」と言うと、さっき聞きましたと笑われる。
採血の後で体重計に乗ってみる。102.8kg。
メシは1.4kgもあるんだ。水も飲んでるとは言え。
宿便なんぞを抱えている皆さまは、出しちゃえば3kgくらい減るんじゃなかろうか。
体重を減らすの楽しくなってきたなぁ。でも、やりすぎると早々に落車するんだよな。
よく言われるのは1カ月で2kg。俺は3kgくらいを目標にしても良いかもね。

10時前、1階の文書受付窓口に。
生命保険の診断書を書いてもらうための手続き。
「退院した時点から診断書を書きますので、お渡しまで1週間から2週間ほどいただきます。」
うぇっ。そんなに時間かかるんだ。入院前に書類をそろえた意味があんまりないね。
保険会社は速達で送ってきてくれたのに。2週間後か。
「診断書をお渡しするときにお支払いとなります。」
入院費ではなく、診断書代ってことだな。たぶん。いくらなんだろう。
こちらも事務手続きがあるから、支払いを2週間くらい待ってもらおうか。
あっ、私物のクリアファイルを回収されちゃった。

病院って、事前に費用を言ってくれないよね。
CTはおいくら万円、レントゲンはいくら、この注射は何百円とか。
ま、いちいち言っていたら、面倒とは思うが。
ただ、高額になる検査だけでも、こちらから聞かなくても教えてほしいものだ。
例えば、内科の外来初診日の請求は17,180円(保険点数5,725点)だった。
国保30%自己負担の金額である。
病院慣れしていないと、なんぼほどお金がかかるのかわからないものだ。
幸い函館中央病院は、みちのく銀行・北洋銀行・ゆうちょ銀行のATMがある。
いったん自動精算機で請求額を確かめた上でキャンセルボタンを押して、
ATMでお金を引き出してから、再度、自動精算機で支払いを済ませた。
入院費も診察室では教えてもらえなかった。
「おいくら万円でしょうか?」と、入院の説明をしてくれた外来の看護師さんに聞いて、
ようやく内科外来窓口から、あとでお知らせしますと言われた。
(このときは、たまたま担当者が不在ということで、あとでfax.してもらった。)

医療関係者にしてみれば、ひじょうに細かくて小さいことかも知れないが、
いまのお寒い時代、僕もふくめて生活の余裕などない者にとって、
病気も治療も気になるが、それと同じくらいの切実さをもって医療費を気にしているのだ。
ただ、医療費を聞いて、治療や通院をあきらめるのも切ないことだが。
予測できない医療費を心配して、病院へ行くことをためらっている人も多いだろう。

最近、ある病院で働いている人(医療事務)にインタビューしたとき、
「患者さんが医療費への不安を持っているのは確かですね。最近は、ジェネリックでお願いします、と言ってくる患者さんが確実に増えていますから。」
と話してくれた。
昨日のブログ記事で紹介した文庫本『糖尿病は専門医にまかせなさい』の中で、
「ひと言でいうと『安い薬』だ。(中略)私は一切ジェネリック薬は使わない。糖尿病治療は薬が勝負だ。(中略)薬だけはベストのものを使い続けたい。初めに開発した製薬メーカーの薬のほうに私は信頼感を持っている。」(154-155pと)と書かれていた。
いかにも専門家の言葉だなと思った。
まぁ、東京銀座に医院を開業している医師だから言えることでもある。

もうひとつ気になったのは、この医師の言葉から類推すると、
ジェネリック薬ってのは、効果が低かったり不安定だったり、
薬としての品質が落ちるのだろうか? それとも、そんな気がするってことか。
最新の薬ではないことは確かであるが。
こうも書いてあった。「(ジェネリック薬の)公定価格はオリジナルよりも三〜五割安い(中略)薬局などへの卸価格は、公定価格の半分以下のことが多く、薬局などでもジェネリック薬のほうが利益が出る」。
開発も営業も「後発」であれば、そういった販売手法をとることも有るのかも知れない。

10時半、昨日のトラブルの件で川嶋先生から電話。
けっこう怒っている。先生は研究者であると同時に
役所の人間(北海道水産試験場の場長を歴任)だったわりに役人に厳しい。
「驚きましたね。机の前にいるだけの典型的な役人なんだな。
 なんにも勉強していない。いまさら、海藻おしばを禁止などと。
 いちど、渡島支庁へ話し合いに行かなくちゃならんと思いましたよ。」
そうですね。ただ、僕も道新の校閲責任者を経由して聞いた話なので、
渡島支庁の水産課とは直接やりとりしていませんから。
抗議のニュアンスをふくんだ文書は提出したので、少し待ちましょうか。

11時前、主治医のWs先生の回診。今日は病気の説明。
これは2週間の糖尿病入院(血糖コントロール)における
クリティカルパス(治療の工程表、治療計画)の手順のひとつ。
病室で患者と対面しながら、種類を仲立ちに病状を解説してくれる。
いろいろ会話をしていたが、ここでは煩雑になるので箇条書きで記録しておく。

【病状】
◆2型糖尿病です。
◆食事療法で血糖コントロールが改善しています。
 (運動療法は腎臓の診断が付いていないので開始せず。)
◆腎臓機能に問題はないが、尿蛋白の原因に診断が出ていません。仮に腎臓の合併症が進行すると、浮腫や肺水腫が生じる危険があります。
◆眼の合併症は生じていません。
◆自覚症状はありませんが、腱反射の低下などから末梢神経障害の存在が示唆されます。
◆水虫に注意が必要です。治療中。

【治療の優先順位】
(1)良好な血糖コントロールの維持
(1)良好な血圧コントロールの維持 ※同率1位
(3)血中脂質の改善(悪玉コレステロールを下げる)

【現在必要な治療】
◆糖尿病の一般的な食事療法
◆降圧剤
◆塩分制限
◆経口血糖降下剤
◆高脂血症薬
◆禁酒  という気持ちで酒量を減らす。(笑)
◆特殊な食事療法(蛋白制限) ※腎臓の診断が付いてから。

「今朝の血液検査の数値ですが、やはりかなり良くなっていました。糖尿病の薬を減らし、運動療法はせずに食事療法だけで血糖値が下がっているということは、いままでの食事はなんだったのかってことです。」
入院前の散々な食生活は包み隠さずに(じゃっかん増量して)伝えたので、
どうやら症例として興味深い(?)と判断されたようだ。
医師・看護師・管理栄養士などが集まる糖尿病の検討会みたいなもので、
あまたいる糖尿病患者の中から検査対象になったという。
「みごとに当選です」。嬉しくないわ。
いや、できれば、その場に参加して、どんな話をしているか聞きたいところ。

11時15分、すっかり忘れてた。
看護師さんが病室まで来て採血。手の甲。ちょっぴり痛い。

11時20分、函館大妻高校の外山茂樹校長先生が病室に。
目標体重は69kgなんですと言うと、それは無理じゃないかな、と言われた。
まぁ、同感です。90kgだな、とも言われるが、もうちっと減らそうかと。

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◆こちらは大妻高校福祉科オリジナルグッズだ。

学校にあった古いピアノの話。
食物健康科棟のカフェスペースに飾ってあったのを、
横浜にある工房へ運んで修理してもらっているとのこと。
このピアノ、もしかすると明治時代のものかも知れないらしい。
大正末期、初代校長(外山ハツ)が横浜で買い求め、函館へ運んだらしい。
横浜はペリーの来港、そして開港をきっかけに、楽器産業が発達した土地だという。
開港つながりの函館で、その横浜のピアノが残されていた。
もしかすると、あちらの博物館で所蔵されているピアノよりも、
製作年代が古い可能性もあるらしい。ロマンを感じる話だ。

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◆とあるライブ音源CD。さっそくiPODに入れておく。

「まだまだ、がんばってもらわないといけないから。しっかり治すように。」
ありがとうございます。学校の百周年記念誌までは執筆したいと思っています。

11時45分、校長先生を見送ってから昼食。

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◆カレー! やっぱり嬉しい。まるでガキだ。

カレーを楽しみながら、たまたま耳に入ったマイケル ジャクソンの「The Way You Make Me Feel」を聞いて、イントロが「函館イカ踊り」にそっくりで驚いた。ちなみに、マイケルは1987年のリリース。イカは1981年だ。
きっと、もっと前に「いただき」した曲があるんだろうけど。

13時半、採血。
「痛いときと痛くないときがありますね?」
「痛みの神経に触れたときは痛いんですよ」とSさん。
でも、Sさんの採血は、あんまり痛くないんだよな。
神経をよけて刺す技術を体得してるんだろうか。
思うに、Sさんの場合、手順がきっちりしてるんだよね。
「手を握ってください。」
「少しチクっとしますよ。」(この声かけのあと針刺しまでに躊躇がない)
「手の先は痺れませんか。」
「はい終わりました。抜くとき少し痛いですよ。」
「2〜3分、ここをしっかり押さえておいてください。」(この最後の言葉で、注射跡の押さえつけを忘れない。結果、青くなって数日間跡が残るということがなくなる。)
あとは、不安げな発言や態度をしない。これも重要だ。
お任せするしかない患者の立場ではあるものの、そこは生身の人間である。
痛みは感じるし、なるべく痛くない方が嬉しいものだ。

14時、糖尿病教室。今日は食事療法の話。
出席者が順番に、入院前の食事と病院での食事の量について聞かれる。
「いやあ、俺はまともに食べてねんだ。酒はいっぱい飲んで、さらっと食うだけよ」
これ、俺じゃないよ。思わず声を出して笑う。
通っていると、妙な連帯感が生まれておもしろい。

15時半くらいに原稿アップ。もうひとつ書いておきたい。

16時、星野さんが来る。
病室でうしろから写真を撮られていることに気が付かなかった。
1階のドトールでおしゃべり。紅茶ごちそうさま。
アルハンブラ宮殿、レコンキスタ、観光政策、イザベラ バード、中央ふ頭、室蘭、谷地頭、共同通船、遊覧船の話など。
途中から副院長も来て、病院経営についての話など。
まぁ、あとは退院してから書くことにしよう、かな。
話こんでいるうちに17時を過ぎていたので、ちょっと焦って病棟へ。

採血。
晩ご飯前に入浴。ひとりで入浴するには広い浴槽でゆったり。
じゃっかんめまい。頭痛。ありえないことだが、寝不足かもね。

洗濯。なぜか、あと200円残っていたカードがエラーに。
乾燥機って便利だな。

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◆晩餐。水戸黄門を見ながら食べてみた。

17時半、夕食。
ご飯、焼き魚(塩サバ)、すまし汁、白菜浅漬け、ささぎのそぼろ煮。
飯を食べながら向かいのおじさんと病気話。
どうやら、医者から長くかかると言われたらしい。
午後から家族も来てたし。
技術畑を歩んできた人らしく、仕事の話など聞くとおもしろい。

夕食を食べ終えて、本日最後の原稿仕事。
30分ほどで終了。ほぼリライト作業だったので、かるく。
19時半、採血。右腕。まだ、もう1回ある。
食後、胃もたれ。食べ過ぎた感じ。二口くらい残しておけば良かった。

ハコダテ150のMLで、あんきもさんから衝撃のメール。
あぁ、見送ってばかりだなぁ。
函館で生きていこうと覚悟したときには、
こんなにちょくちょく悲しく寂しい気持ちになるとは想像してなかった。

最後の採血。無事終了。
看護師さんの「おつかれさまでした。」の言葉が嬉しい。

ブログ記事のまとめ作業。
書ききれそうもないので、いくつかのネタは明日以降にまわそうと思う。
今夜は新しいシーツで就寝だ。
でも、なぜかパジャマの交換がないなぁ。俺だけ。

外は雨だ。梁川町のネオンが滲んでいた。
7月14日(火)

いかにも、糖尿病の治療のために入院中。ここの亀。九日目。
この病院の正式名称は「無料又は低額医療施設 函館中央病院」という。

隣の爺さんが病室に戻ってくる。それで起きた。4時起床。
少しは落ち着いたのだろうか。ちょっぴりストレス素因。
まぁ、お互い様のご近所づきあいだし。

4時半から原稿書き。9時くらいまでにはアップしたい。
今日は天気も良くて暑くなりそうだ。

採尿。便秘。体重測定はまたあとで。
6時50分、看護師さんにうながされて体重測定。
その前にトイレに行くものの、出ず。ちくしょう。
本日の体重102.2kg。600g増量。昨日お散歩してないしな。
頭脳労働はカロリーを消費するけど、体重減少までには至らない。
100kgを切ったら、お祝いに焼き肉食べ放題へ行きたい気分だ。
(お酒じゃないところに注目すべきだと思うよ。)

隣の爺さんが、どうやらしきりに看護師さんの腹をさわるらしい。
「だめ。そこはお父さんのものだから。」
カーテンの向こうから聞こえてくる会話に、
窓際のふたり(俺と昨日入院したおじさん)が思わず笑い出す。
笑いが止まらない。なにしてんだよ。

朝日がまぶしい。
7時半、朝食。ご飯、味噌汁、温泉卵、煮野菜、牛乳。牛乳は昨日の残りを飲む。
入院前は1日1リットルだったけど。
牛乳もお米も仕事だからとずいぶん大量に摂取していたな。

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◆野菜は煮てしまうと、こんなもんかってくらい体積が小さくなる。

血圧測定147の83。
低いねぇ。いいねぇ。投薬前、頭痛かったな。

朝食後、いっきに追い込んで9時前に原稿アップ。
今日は腎臓の診察があるから、午前中の仕事はこれまでかも知れない。

9時、川嶋先生から電話。来月、腰の病気で入院するという。
しかも、ここ函館中央病院に。
「実は、いま中央病院に入院してるんですよ。」
「あらあらまあ。」と、いつものように川嶋先生は上品に驚く。
本当はすぐに入院と言われたらしい。
ただ、26日に北洋資料館の海藻おしば教室があるので、
その後でということにしたという。川嶋先生は今年で82歳。
さすがに、あんまり無理をさせてはいけない年齢だ。

10時、便通。30分で3回ほど通う。そのたびに出る。
最初は堅く、そして軟らかくなった。
くそー。これが体重測定前に出ていればなぁ。

まだ診察のお声がかからない。向かいのおじさんと世間話。
なぜか名刺交換。退院したら、おじさんの職場に行くと約束する。

昨日アマゾンから届いていた糖尿病の本をぱらぱらと読む。
「糖尿病」で書籍検索してみたが、出版点数は多いものの
意外なくらい(俺に)役立ちそうな本が見つからなかい。民間療法が多い。
そのなかで糖尿病の専門医が書いた本を購入した。

牧田善二著『糖尿病専門医にまかせなさい』(文春文庫)
二宮陸雄・高崎千穂著『糖尿病とたたかう 専門医が書いた最先端の治療法と知識』(ベスト新書)

いずれも糖尿病治療の重要さ(合併症の重大さ)を知ることと、
必要以上の不安を取り除くことに適した内容を持つ書籍だと思う。
(不安が募ると病院から足が遠のくものである。)
どちらも治療に関する「新しい知識」を得ることが重要だと書いてあった。
患者自身さえも抱いてしまう糖尿病への偏見を霧消させてくれる内容だ。
いまや糖尿病は国民病となった。それならば、患者や家族に限らず
誰もが糖尿病について知るべきではないだろうか。
どうしても慢性化する病気だから、社会的な治療コストはかさんでいく。
予防医療の観点からも、「知る」ことは「防ぐ」ことにつながる。

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◆昨日、一森さんからいただいた包みを開けてみる。まろみのある茶でおいしい。

たぶん11時くらい。主治医の回診。
「やっぱり血圧がまだちょっと高いので、明日から薬を半分に割ったものを追加します。」
そうですか。頑固な血圧ですな。
「昨日、聞きそびれたことがいくつかあるんですが。」
「はい。どうぞ。」
「通院のきっかけになった膿傷の状態はどうなったのでしょうか?」
「血液検査の結果では、いわゆる炎症を示す数値は出ていませんから、体の中の膿は消えていると思いますよ。」
「じゃっかん、腫れがあった場所に違和感を覚えるときがあるんですが。」
「膿は消えても、そこに膿があった跡は残ってしまうんですよ。」
「わかりました。あと、血液検査で見つかった●●●●については、どういった治療をしていくのでしょうか。」
「耳にしたことがあると思いますが、●●●●●●●●を使った治療などがありますが、いずれにしても、まずは高血糖の状態をどうにかしなくちゃいけないので、その後になりますね。」
「退院後の外来診察日を決めておきたいのですが。1カ月後くらいでしょうかね?」
「そうですねー。あんまり時間をおくと、高山さんはまた食生活が乱れる恐れもありますから、最初は早い方がいいかなー。」
びたいち信用されず。でも、僕のような暴飲暴食による糖尿病患者は、
たぶん嘘つきばかりだから、信用すんなというマニュアルがあるのかも知れない。
つーことで、8月6日に決定。広島原爆の日だ。
「眼科で網膜症の検査を受けたとき、退院後に落ち着いたら、もう一度診察を受けてと言われているのですが。」
「あっ、それは勝手にどうぞ。いつでもかまわないです。」
くくく、たまに言葉の選択を間違えるんだよね。

けっきょく午前中は診察なし。
11時45分、お昼でございます。

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◆お醤油が2袋。どちらも使用せず。どんどん貯まっていく。お金もそうありたい。

塩豆ご飯、平べったい焼き魚、ほうれんそう、キュウリの梅酢、大根おろし。

13時、ようやく呼び出し。
腎臓は泌尿器科。待合室でしばし待機。眠くなって、うつらうつら。
40分後、ようやく診察室へ。
あれ、また若い女医さんだ。いや、べつに性別は関係ないんだけど、
主治医に続いてなので、ちょっと驚く。
診察台に横になって、はい失礼しますと、ズボンを降ろされる。
いやーん、どこまでかしら。...お腹の下まででした。
くまのプーさんパンツを脱がされることはありませんでした。
「なるほどぉ」。どこに納得したんだろう。
うつぶせになってエコーの検査。
「あれ(ぐいっ)、あれ(ぐいっ)、深いですね。」
(ぐいっ)というのは検査器具を押しつける描写である。
「その深いってのは、つまり厚いってことですか。ですよね。」
「そうですね。脂肪があって、腎臓がけっこう深い位置にありますね。」
「だんだん、浅くなってくる予定なんですが。」
「腎臓の生検のためには、背中から針のようなものを入れて、エコーの映像を見ながら腎臓に射し込んで細胞を採取するんです。腎臓は血管がたくさん集まった臓器ですから、出血のリスクがあるんですが、高山さんの場合は少しそのリスクが高いと思います。それに、針が届かないかも。いや、届くかな。」
正直、刺された後で、失敗しました、もう1回ってのはイヤだ。
「じゃあ、なるべくリスクを減らすように、脂肪を燃焼する努力をしますので。1カ月とか2カ月後にでも。」
「じゃあ、いまWs先生に確認してみますので。」
電話。オッケーが出たようだ。たぶん、「どーぞー」的な回答だろう。
「では9月10日くらいの予定で。木曜日に入院して、金曜日に検査をして、月曜日に退院というスケジュールになると思います。詳しくは、木曜日にもう一度こちらにいらしてください。」
「あのー、これは検査入院になるわけですね。」
「そうですね」。そっか。
検査入院だと生命保険は出るんだろうか。お金が続くか心配だ。手術だと給付されるみたいだけど。

13時55分、いったん病室に戻ってから、すぐに糖尿病教室へ。
今日は外部講師(糖尿病の専門医、らしい)の講義。実は楽しみにしてた。
内容は糖尿病とその合併症に関する基本的なお話。
ビデオなどより、生の説明の方が知識が頭になじみやすい気がする。
ただ、30分という時間は短くて、早口で一方的な講義になってしまっていた。
「話したいことは、まだまだたくさんあるんですが、時間が来たのでここまでです。」
せっかくなので、居残っていくつか質問。少し取材モードに。
「正常な人は、食後の血糖が基準値をオーバーしないんですか? それとも、オーバーしても、短時間で下がるんですか?」
「越えないんですよ。それが正常な状態なんです。」
「講義の最初に、『糖尿病』という病名は、病気の態を表していないと言ってましたね。僕も、その響きというか印象の点から、名称を変えた方が良いと思うんです。」
「医師の方でも、糖尿病と聞くと、甘い物を食べすぎた患者とイメージする人もいるくらいで。私は『慢性高血糖症』あたりが良いと思っているんですが。」
「糖尿病という名称は日本独特のものですか? それとも、やっぱり西洋医学用語の直訳ですか?」
「直訳ですね。『甘い尿』と呼びますから。病名については、この先十年とか十五年たったころには改称されている可能性はありますけど、今のところはこのままです。」
もっと話を聞きたかったな。

14時45分、病室に帰還。ふとベッドの上を見ると手ごろな大きさの箱が。
メモが挟み込まれていて、やはり「ハコダテ150」仲間のあんきもさんだった。
洋梨さんのときも留守をしてたし、どうも女性には見舞い縁がないのかも。

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◆スパイが隠し持っていそうな物体。

覗いてみたらカレイドスコープでした。
筒の先っぽが球面レンズになっていて、外の景色を織り込んだ万華鏡画像を楽しめる。
窓の外に向けて、しばらくの間くるくる回しながら覗きこんでいた。
たぶん、その姿は向かいの窓を小型望遠鏡でノゾキ行為をする男だったに違いない。
ありがとう。

和也さんから電話があって、入稿済みの原稿の内容でトラブル。
書いても気持ちがささくれるだけなので書かない。

15時半くらいかな。やはり「ハコダテ150」仲間で、雑誌「JAM」の小林さんが来る。
チーム(見るからに)不健康のメンバーである。と、勝手にいま決めた。
最初はまじめに病気のお話。だんだん話がよれて、家電製品の話とか、
ガンプラの話とか、公共広告機構の話とか、レコードの話とか、エスパーの話とか。
エスパーの話だけを書いておく。
僕の事務所の近くに「エスパー電機」というお店があるって話題
(小林さんが高校生のときお世話になったそうだ)と、
僕の自宅の近くに「エスパーB」というアパートがあるという話題。
それだけ。あっ、マイケルジャクソンとユリゲラーの話もした。
わざわざありがとうございます。

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◆お茶セットの差し入れ。入院してお茶長者になれそうだ。

仕事場、じゃなくてベッドに戻って、次の原稿に着手。
筆がのってきたところで晩飯の時間に。

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◆バナナは残しちゃいました。おやつに入らないのに。

ご飯、味噌汁、ブロッコリーとカリフラワー、パスタのサラダ、いも、鶏肉。
鶏肉料理うますぎ。なんか炭水化物が多い気がする。腹がふくれた。
飯のあと、お向かいさんと保険の話。ガン保険の素晴らしさを教えていただく。

原稿の続き。19時半こと脱稿。ギリでした。
小樽の妻に電話。今日はマンモグラフィ検診を受けたそうだ。
おっぱいをずいぶんと引っぱられたらしい。
押しつぶす器具がスケルトン(透明)素材で、押しつぶされていくおっぱいが、
よくよく観察できたとのこと。そんなに痛くなかったと言っていた。

明日は例のターゲスだ。採血7回。
鼻血ならすぐに出るんだけどな。鼻からぽたぽた採血ってダメなんかね。
ごりごりと仕事をすると疲れるなぁ。やっぱり。
7月13日(月)

もしかしたら、糖尿病治療のための入院八日目。
函館中央病院にて。

5時半起床。強めの雨。風もある。薄暗い。寒い。
採尿。出だしはそらしてコップ半分くらい。
体重測定101.8kg。減った。嬉しい。

6時10分、ぼちぼち原稿をかいていたら、
看護師さんがベッドまわりのカーテンを開けるなり驚いていた。
「寝てるかと思ったら、目の前に背中があったから。」
夜中、窓を閉めてくれたらしい。
花かごを見て「ほんもの?」と問われる。「彼女から?」
あー、人生の先輩からいただく、こういうセリフって久しぶりだな。
(この看護師さんはちょっとだけ年輩なのだ。)
この気恥ずかしさが懐かしい。

朝食までに原稿はアップできず。いつもは平気で締め切りを破るのに、
なんだろう、この焦燥感。天気が悪くて風に当たれないから。

例のごとく顔と頭を一緒に洗っていたら、さっきの看護師さんが
「坊主頭が流行っているの?」と聞いてくる。
いや、俺は頭髪を諦めたときに、すっきりとやっちゃいました。
おしゃれ坊主じゃありません。ハゲなんです。ポジティブな。
髪が長いときも坊主になっても床屋代は一緒なんですよ、と言うと、
「あら、親戚の坊さんは奥さんに剃ってもらってるわよ。」
いいねぇ。病院で葬式坊主の話をする看護師。たいへん健全だ。

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◆朝食。やはり昨日から醤油が減塩になっている。

ご飯、煮野菜(ささげ・焼き豆腐)、味噌汁(大根葉)、牛乳。
今朝のメインディッシュである野菜の煮物には、数切れの焼き豆腐が入っている。
これ、数えて盛りつけているんだろうか。
「あら、加藤さん。それじゃあ、お豆腐が一つ多いわよ。」
「すいませーん。まだ慣れてなくてぇ。」
ってな会話があるんだろうか。ご飯はきっちり量ってあるみたいだが。

9時半、函館大妻高校から電話。校長先生からだった。
この電話を皮切りに、次々と仕事関連の電話がかかって来る。
病室もバタバタしていて、隣の爺さんが3分ごとにナースコールを押す。
10回くらいコールが連続した後、どこかへ移送されていった。

10時半、担当看護師さんから、今日の泌尿器科での診察は中止と聞く。
生体間腎移植の手術で休診だそうだ。明日改めて。

11時、病室にひとり新たな患者が入院。
これでこの部屋は満床。1週間前からいるのは俺だけ。
つらつらと思い出していたのだが、母方のばあさんが入院したとき、
旧市立函館病院の病室は8人部屋じゃなかったかな。
あっという間に死んじゃったけど。そういや、ひどい糖尿ですとか言われてたな。

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◆ホイル包み料理は無条件で特別感が増すね。

11時半の昼食。
ご飯、親子丼の具、野菜のホイル蒸し、マカロニとチーズのサラダ、バナナ。
入院してから、すっかりバナナを食べるようになった。
だって、こいつ、なかなかの目方ですから。食べなくちゃ食べなくちゃ。

このままだと原稿が終わりそうもない。
明日いっぱいまで〆切を延長してもらおうと和也さんに電話。
「あれ? 来週の月曜日でも大丈夫だよ。」
はら? そうなんだ。勘違い。今週末は退院でバタつくから、明日アップしよう。

13時8分。体温測定35.52度。血圧測定150の101。
下が高いのは、ぜったいストレスのせいだ。
胃が痛むし、胸は締め付けられるし、貧乏ゆすりを止められない。
星野さんから電話。午後から、またお見舞いに来てくれるという。
ありがたいけど、今日はちょっと落ち着かないかも。

14時、糖尿病教室。貝原益軒(「養生訓」の著者)をアニメキャラ化して、
進行役にしている。今日は合併症の話。
網膜症(失明)、腎症(人工透析)、神経症(足の切断など)。
どれもイヤだ。でも、俺は崖っぷちにいるわけだ。
小さなケガが、あっという間に壊疽へ進行してしまうらしい。
壊疽が進んだ傷口の写真を冷蔵庫のトビラに貼っておこうかしら。

14時半、教室から戻ると、入院1週間目の供述調書を取るとのこと。
取り調べに行こうと部屋を出かけたら、星野さんが来る。
ちょっと早いって。ロビーで待っていてもらって、俺は取調室へ。
この1週間で学んだこと、この先の目標、反省、退院後の生活設計、治療の方針など。
このブログにだらだらと書きつづってきたことを思い出しながら話す。
まだ、如何にして治療(食事・運動)を長続きさせるか。
その決定的な答えを見つけられていない。
月1回の診察と検査と栄養相談は、医師と栄養士にお願いした。
これは治療を持続させるのに良いファクターになりそうだが、
俺が、行きたくなくなってしまえば、はい、それまでよ、だ。
良い線はいっているが、まだ絶対ではない。
あと、もう1週間ある。入院中に画期的な方策を見つけたいものだ。

15時、ずいぶん星野さんを待たせてしまった。まず仕事の話をざっくり。
それから、あずかってもらっている亀(緒川ラッシー)の様子。
今日は星野さんの部下が、水槽の水を交換してくれたそうだ。ありがとう。
ブログの話。こんな冗長な記事を毎日読んでいただけているようで。
たとえたったひとりでも読者がいれば嬉しいものである。

星野さんが帰って、敦賀さんが来る。
仕事の打ち合わせ。今週末までに印刷納品しなければいけない。
「テキストはいつごろになりそうですか?」
いつものやりとりだが、冷徹な質問だ。うーんうーん。
「もし、夕方までに書いてもらえれば、すぐにデザインできるけど。」
あーあーあー、うーん、それはちょっと無理みたいで。ごめんなさい。
水曜日夕方の初校出しでスケジュールを組む。

とにかく電話が多い。そのたびに病室からロビーに走る。
落ち着かなくて、原稿がなかなか進まない。
向かいのおじさんと少し話す。
「冷蔵庫とテレビはけっこう金がかかるかい?」
「冷蔵庫は24時間で200円、テレビは1時間で120円ですよ。」
すらすらと答える俺に、おじさんがジョアを勧めてくれる。
うっ、飲みたい。
「ありがとうございます。でも、俺、糖尿で食事制限中なもんで。」
「そうか。そりゃ悪いコトしたな。」
このあと、しばし病気話。おお、うるわしき患者ライフ。
(眼鏡使用者が視力の悪さを競う、脂肪肝仲間がガンマを競うのと同義。)

17時過ぎ、主治医の回診。

「最初の4日間にしてもらった蓄尿の結果なんですが、あれはインスリンがどのくらい分泌されているかという検査だったんです。どうやら高山さんは、かなりのインスリンが出ているみたいで、膵臓はまだまだ現役みたいです。」

「そうですか。あいつは結構やれる奴だと思っていましたが、なかなかの実力なんですね。」

「たーだーし、その膵臓のがんばりをはるかに凌駕するほど食べたり飲んだりしていた状態なんですね。それに、肥満つまりメタボの状態であることで、インスリンの効きが悪くなっていることも血糖値を上昇させているようです。」

「痩せろってことですね。」

「はい。今までのように膵臓をフル回転させ続ける状態が長く続くと、さすがに膵臓も疲れて、ばりばり働けなくなりますから。でも逆に、体重を落としていけば、その分だけ薬の量を減らしていけるかも知れませんよ。」

希望の光が見えたような見えないような。
だってさ、目標体重は69kgだよ。あと33kgも減らすんだぜ。
幼稚園児ふたり分くらいあるんじゃねーの?
退院後はダイエット日記になるわけだな。

そうだ。昨日は靴を買ったが、体重計も買おうと思う。
いま持っている体重計はデジタル表示なんだけど。数字3桁なんだよね。
つまり、44.2kgとか60.5kgとか88.8kgとか、
0.1トン未満は100g単位まで計測できるんだけど、
俺のような体重だと、105kgとか103kgとか、いきなり1kg単位なんだよね。
なんか投げやりでしょ。お前らのような3桁やろうは、だいたいで良いんだよ。
って感じ。こんなところにも肥満の弊害はあるわけだ。

17時半、夕食です。

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◆たびたびお会いするキウイ。

ご飯、焼き魚(白身。タラかな?)、味噌汁(キャベツ)、春雨っぽいもの、キウイ。
朝の牛乳を飲み忘れた。明日は2本飲みだ。捨てる? まさか。

18時半、NCVの一森さんが来る。でかいテレビカメラとでかい箱を抱えて。
「お茶ならいいと思って。あまったら皆さんでわけてください。」
ありがとう。ナイス配慮。つーか、片手でそんなでかい箱をよく持てるね。

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◆でかい。プラモの箱にしては大きいと思ったんだ。

ロビーで今月20日から放送される「函館酒場寄港」の第4話を見る。
この時点では、放送枠(15分)の倍以上の長さに編集されている。
入院4日前、いきいきとがぶがぶ酒を飲む俺。
収録前日まで禁酒しており、それだけに酒がうまかったのでした。
それに、ずいぶんと良くしゃべっている。
これは、レポーターの仕事をしているのではなく、
ただただ本気で酔っぱらっているだけなのだ。楽しそうだな、俺。
病棟に大きなカメラを持ち込んだので、看護師さんに警戒される。
違うんです。違うんです。すいません。
声だけ収録するのにも、このカメラが必要なんです。

視線が痛かったので1階に移動。
録音に支障があるので、人の気配のない場所を探す。
けっきょく、とある暗がりで録音の準備。
なんだか、ヒミツ基地で息を潜めるガキのようだ。
ふたりとも笑いが止まらなくなる。
こういう仕事を病院でするのはやっぱり奇異だ。

今回は一森さんの台本をほぼそのままいただいてナレーションを録った。
快調に舌が回って、素早く終了。つーか、誰かに叱られる前に早く終わらせた感じ。
過去3回分の出演料みたいなものをいただく。6000円。
あー、楽しかった。でも、明日あたり強制退院させられないだろうか。
またも、ちょっと反省。秩序を乱す行為はよくないよね。

「10月以降は三平汁紀行とかどうでしょうね? 各家庭の郷土食を食べ歩くとか。」
「うわっ、ヨネスケみたい。大きなしゃもじをつくらなきゃ。」
えー、突撃となりの晩ご飯ですな。
それも楽しそうではあるけど、酒場寄港セカンドシーズンじゃダメ?
月2回の飲酒のうち、1回は仕事用と決意したのに。
番組が終了しちゃったら飲酒回数が月1回に減っちゃうよ。
まぁ、その辺は退院後の折衝ということで。

19時40分、浴室で足を洗う。これも糖尿病の合併症対策なのだ。
20時、書きかけの原稿はいったん止めて、ブログ記事の整理。
時間がない。早く早く。
明日、早起きして仕事の続きだ。
おかしな話だが、今日もおもしろい入院生活だった。
仕事は胃が痛かったけど。
7月12日(日)

そして、糖尿病入院七日目。函館中央病院にて。

思わず4時半に起床。
便秘。どうにか出す物を出してから体重測定をしたい。
5時半、向かい合わせの病棟の後ろから朝日が昇ってくる。
ここちよい。今日は13時から外出予定。晴れてると良いな。

6時10分、血圧測定。「あら、今朝は良いですね。」
154の93。ほんとだ。すげー。日曜日だから高血圧も休みか。
体重測定のリミットまで45分、便意なし。どうする。

で、出せないまま体重測定。102.6kg。くそっ。体重減少も日曜日か。
ぜったいに大腸付近に400gくらい入っているはずだ。

昨日いただいた花籠に水をやりながら、
俺はこんなもので終わる人間じゃない、と決意を新たにする。
10年ほど前、やはり100kg近くあった体重を、半年で25kgほど減らしたことがある。
医者に言われた訳ではなく、当時、気になっていた女性に交際を申し込んだら、
かるく鼻で笑われつつ「痩せたらね」と言われたからだ。
あたしゃ発憤(あれ、発奮か。辞書を見たら同じだった。)しましたね。
というわけで痩せました。
どんどんお洋服の値段が安くなって嬉しかったね。
彼女のためにおしゃれもしたかったし。
ただし、その減量方法は「若さ」と「時間」のおかげで実行できたもの。
とにかくメシは減らした。お米は茶碗の底にほんのり軽く。
お昼はカロリーメイト。あれは1本200kcalだから計算しやすい。
で、歩きました。3時間も4時間も。
当時、無職でしたから。いや、夢に向かって挑戦中だったから。
よーするにヒマだったので。コンビニバイトとたまに来る撮影の仕事だけ。
歩きすぎて、いま思えばハンガーノック(低血糖症)で動けなくなるときもあった。
そんな無茶な努力のおかげで、誰もが心配するほど痩せていった。
無事に意中の女性とも交際ができ、愛の強さを示したわけである。
まっ、その方と結婚したわけですが、けっきょく体重はリバウンドしてるけど。
あー。愛が薄まったわけではないぞー。いや、ほんとに。ほんとほんと。
ただ、最近、健康に対して自暴自棄ではあったな。いろいろあって。

ん、こんな話を書くつもりじゃなかったのに。ま、いっか。

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◆朝食。牛乳がないじゃないか!

9時5分。血圧測定、129の85。いいねー。薬物万歳。
向かいの爺さんが看護師さんに年齢を聞かれて、
「わがんねんだ。九十なんぼだ。」と答えていた。
違うでしょ、と言われて「大正2年だもの」と。
大正2年だと、1913年生まれで96歳か。ふむ。見た目はそんな感じだが。
実際は80代後半とのこと。後期高齢者であることに変わりなし。
それにしても、後期高齢者ってすげーネーミングだな。

ちょっとして、また年齢を聞かれたら「大正12年だ」と言っていた。
なんだよ。思わず声を出して笑っちまったよ。

9時半、締め切りが迫ってきたので仕方なく原稿書き。
今月末に発行する道新「函館港まつり」特集の記事。
なんだかんだと、もう8年くらい書かせてもらっている。
お祭は参加してなんぼである。開港記念イベントとあわせて盛り上がってほしいと願う。

10時35分、担当の看護師Sさんが来て、薬(アマリール)を回収していく。
10時40分、Ws先生の回診。日曜日も働いてるんだな。自営業と変わらんね。
昨日の検査(食後のターゲス)の結果、昼食後の血糖値が下がりすぎだという。
そのわりに朝食後の下がり方がいまいちだとも。
おそらく、インスリンが遅れて働き出すのだろう、と。
インスリンは飼い主に似る。ってやつだ。のんきな膵臓である。

  そう言えば、先日、実家に寄ったとき、本棚の奥で成績表(通知簿)を見つけた。
  親が保存しておいたものだろう。そういうもんなんだな。
  で、成績はずっと下の中なので、見てもつまらないのだけど、
  後ろにある先生の通信欄を読んだら面白かった。
  とにかく、小学校・中学校・高校と、すべての先生に
  「とくに問題行動はないが、計画性を身につけていきましょう。」
  と書かれていた。先生方、ごめんなさい。そのまま大人になりました。

閑話休題。
で、アマリールという「膵臓にムチ打つ薬」(主治医の表現)を減らすことに。
むふふふふ。どうよ、この快復力。若いってことか。ことか?
5mmくらいの錠剤を半分に割るんだって。職人技だな。
こちらから腎臓の検査の話をふる。
「腎臓の生検をやってもらおうかと思います。」「覚悟できましたか。」
いや、覚悟はできていない。できていないけど、治療への克己心が最大値だから。
このタイミングを逃すと、きっと、次は、ない。

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◆そんなわけで、これが入院中の最大投薬量ということになる。
◆勝手に手相占いをしないように願います。

11時、妻から電話。今日はPTAの資源回収のお手伝いだったそうで。
このブログを読んで、長くて読むの疲れると言われた。
このやろう。おまえそれでも文筆家のつれあいか。
長いのは、まずは自分のための記録だからなんだよ。
病気のことだけ書いても気晴らしにならんし。数字だけ並べてもつまんないし。
ひまを見つけてぼちぼち読んでくれ。

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◆はじめてパンが出た。

11時半、昼食。パンはちょっと胃にもたれるんだよな。
あーーーー、神戸こむぎ館のパンを食べたいなー。退院したら絶対食べよ。
ジャム(砂糖不使用)はこれぽっちで20kcalと書いてあったので、
くやしいので85%くらい残してやった。

13時10分、お出かけ。まずは、松風町の丸山靴店へ。
空に雲はありながらも晴れて気持ちよい。風もここちよい。

人力のスピードは適度な視覚情報を処理しながら思考にふけるのにちょうど良い。
そう言えば、どんな仕事でも楽しんでいたころ、原稿書きに行き詰まると
よく散歩をしていたなぁ。歩いているうちに、どんどん書きたいことがあふれてきて、
机の前に戻ると気持ちよく筆が進んだ。最近、忘れてたな。

青年センターの前まで歩いて、事務所のカギを忘れたことに気が付く。
いったん病室に戻り再出発。ちょっと時間をロスしてしまったので電車に乗る。
ていうか、市電は便利だよな。遅れないし。次は沿線に引っ越そうと思う。
松風町電停で下車。白衣の若者が、大門のアーケード歩道を清掃してた。
なんの団体なんだろう。学生っぽかったが。
大門広小路(グリーンプラザ)では、オープンカフェの「実証実験」。
どこのヒモ付きなんだ。なにを実験してるんだろ。

さて、丸山靴店。3、4年ぶりにシューフィッターの丸山さんに会う。
愛用の靴、ワールドマーチ(WM502 PRIDE)。もう8年もはき続けている。
本当はソールを交換できるのだが、皮の手入れもせずに履きつぶしてる。
1度買い換えたので、いまのは二足目である。
事前にネットで調べると、ちゃんと今も、まったく同じものが製造販売されている。
それほどしっかりと設計された靴ということ。もちろん人気も評価も高い。
8年前、靴の記事を書くために、丸山靴店を訪れたときに出会った。
当時、よれよれのブーツをはいていたのだが、
ほんとうに少し歩くだけで足の裏が痛くて、水ぶくれができるくらいだった。
取材のついでだったので丸山さんに相談すると、
靴が悪すぎると言われた。足を測定・診断してもらい、
歩きの実情を聞いてもらった上ですすめられたのがこの靴である。
はき替えたとたんに、足の痛みはすっかり消えた。
大げさでなく、いくら歩いても足は痛くならないのだ。まるで魔法のように。
改めてメーカーのサイトを確認すると、
「1日40km以上歩くウォーカーのための究極の1足。」とあった。
函館から木古内である。函館から森町である。そんなに歩けないし歩かない。
でも、全力で僕の足をサポートしてくれる靴だ。マジでおすすめ。

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◆これ。いっさい手入れをしていないので見る影もないが、ほんとに良い靴です。

今回も同じ靴を買おうと思っていたのだが、専門家の意見も聴いてみたいところ。
「人気があるのはヨネックスですね。クッション性能が高い靴底で、
 踏み出しが軽く、気持ちよく歩けますから。」
体が重いと膝にくるしなぁ。
「僕がいま愛用している靴と性能的な違いは有るのでしょうか?」
「快適に歩くという点では同じだと思います。ヨネックスの方は、
 歩きごごちが軽いと感じると思いますよ。耐久性も同程度です。
 高山さんはあんまりお手入れをされる方ではないので、
 こちらの靴のほうが良いかも知れませんね。」
かるく逡巡した上で、足下をモデルチェンジすることにした。
購入したのは「YONEX 旅ウォーク MT-03」。
6mの高さから卵を落としても割れないパワークッション採用。
道具にこだわるのは好きだ。そして、プロを相手に買い物をするのも好きだ。
こちらの要望や質問にぱきぱきと応えていく接客。これでしょう。

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◆若松町の長屋建築。軒のよれ具合がよろしい。

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◆雑草が演出する小路の踏み跡。積み重なった時間が見える。

14時半、海岸町の事務所まで写真を撮りながら歩く。
駅前からゆっくり歩いて約20分だった。
事務所で「海藻おしば」作品のラミネート加工。
途中、仙石くんとなおちゃんが顔を出す。
「あれ、また、いる。」「あれ、見つかっちゃった。」
約束の17時までに作業が終わりそうもないので病棟へ電話。
17時半にまけてもらう。日ごろのおこないが良いのであっさり許可。
17時10分、ようやく作業終了。あとは病室に持ち帰って最後の工程をおこなおう。
オーシャンタクシーに電話。「あっ、お向かいの高山さんですね。」
運転手さんとの会話が大好きだ。
「モーモータクシーに対抗して、イカタクシーとかどうすかね?」
あんまり唐突すぎて、運転手さんが反応しにくそうだった。中央病院まで930円。
17時25分、病棟に帰還。ぎりぎりだった。

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◆谷地頭町「酒保 小西酒店」 純粋もっきり屋さんです。厳密に言えば、立ち飲み屋とは違う。
◆あくまで酒屋さん。火を使った調理はできない。お燗もダメ(レンジでチンはオッケー)。
◆いわゆる立ち飲み屋とは、客席における飲酒時姿勢が「立っている」ということ。

17時半、テーブルの上の●ー●●●コ●をベッドの上に移動し、
配膳された夕食のトレーを乗せたとき、背後から声が。
振り返ると、「函館酒場寄港」の収録でお知り合いになった高橋さんだ。
びっくり。ブログを読んで、とのこと。すいません。催促したみたいで。
谷地頭町の小西酒店で赤玉スイートワインをご馳走になった。
なぜか、次の収録先(丸善瀧澤酒店)でもご一緒になって、
収録後、大門広小路沿いの「フェルマータ」でもう一杯。
「収録の時はすでに不調だったんですね。飲ませてしまって申し訳ない。」
とんでもない。好き好んで飲んだくれていただけで。うまい酒でした。
高橋さんの名刺には「好きです 酒と音楽と落語」とある。
思い切り趣味嗜好が重なってるんですが。ちなみに、僕の贔屓は志ん生ですな。
しかも、ツールを観戦しているそうだ。くそ。くそ。俺も俺も。
夏には江差までのサイクリングに誘われる。ママチャリで。
退院したら新しい自転車(クロスバイク)を購入しようと思っていたので
ちょうど良いかも知れない。距離にして約80kmだって。
一献の縁でわざわざお越しいただいて恐縮です。そして感激です。

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◆大相撲を聴きながら夕食。

ご飯、サバ塩焼き、もやし、フキ炒め、味噌汁(白菜)、減塩醤油、大根おろし。
そして肉じゃが。今夜のは肉が入っている。俺は幸せ者だ。
これでビールが飲めたら、もっと幸せだろう。月2回、月2回、月2回...。

採尿用の紙コップを渡される。明日、腎臓の件で泌尿器科で診察。
入院中に検査はできないか確認したら、別の病気なので一連の治療にはならないそうだ。
たぶん、医療制度上のことなんだろうけど、いびつな感じがするね。
それにしても、痛い検査はイヤだな。これ以上、病気を抱えるのも凹むわ。
仕方ないけど。

嗚呼、もう消灯の時間は過ぎている。
忙しくて原稿を書くヒマがなかった。明日、起きてからだな。
書きそびれていたターゲス(Tagesprofile)の結果を記録しておく。
これは1日の血糖値の推移を確認する検査。
ターゲスなどとドイツ語で専門用語丸出しだが、1日の記録くらいな意味らしい。
(ドイツ語の講義は初回だけ出席して逃げたので知らん。)
入院の2日目におこなった。次は10日目にある。
6日目には食後だけの採血があった。

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2009年7月8日
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函館中央病院
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【血糖値】  ※正常値 空腹時:〜110
            食 後:〜140

  参考 6月15日(空腹)  351
     6月22日(空腹)  229

朝食前(7時)   146
朝食後(9時半)  230 食前後に投薬
昼食前(11時)  189
昼食後(13時半) 184 食前に投薬
夕食前(17時)  141
夕食後(19時半) 196 食前後に投薬
就寝前(21時)  202


ご立派な糖尿病である。それにしても、初診(6月15日)の数値は見事。
そして、その1週間後の数値も、高くはあるが努力の成果が見えるじゃないか。
その時点では、糖尿病の薬は飲んでないからね。
とは言え、投薬の効果もすごい。医学は科学(化学?)だ。
それでも、異常値を示してはいる。最初のターゲス後、薬が増えた。

血糖値が下がったことで、
あきらかに口乾(ノドが乾く)・多飲(水がぶ飲み)・頻尿(1日10回以上)の症状はなくなった。
わずらわしくなくて良い。でも、自覚できる症状としては、それだけだ。
糖尿病は「勘」や「感覚」では判断できない。かきっと数値を見つめていくしかないのだ。
7月11日(土)

さらなる上は、糖尿病の治療入院六日目である。ここは函館中央病院。

6時起床。だんだん遅くなってきた。
今日も朝は雨。体重測定102.4kg。ちょっと便秘。
昨夜は月がまぶしかった。

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◆10日、21時の月。立待月。
◆月が赤く見えるのは地球の大気のチリなどが影響している。らしい。
◆1/60 F6.3 ISO3200 270mm AUTO 手持ち撮影

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◆11日、午前1時の月。居待月。カーテン全開の窓から、こうこうと月明かりが見えた。
◆1/4000 F6.3 ISO3200 270mm AUTO 手持ち撮影
◆いまさらながらデジカメはすげーな。これくらいはお任せであっさり撮影できる。


7時、洗顔。やはり頭まで洗う。頭髪1.2cm。伸びてきたな。
ひげともみあげをトリミング。
向かいの爺さんは、挨拶をするたびに困惑した表情になる。
耳が遠くて聞こえていないのかも知れないな。

血圧測定。173の110。

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◆今日も無事に朝食にありつけました。

7時35分、朝食。
ご飯、味噌汁、梅びしお、大根そぼろ煮、白菜甘酢和え、牛乳(180ml)。
牛乳は冷蔵庫に隠しておく。夜に飲もう。
そぼろ煮がほのかに暖かくて嬉しい。小さな喜び見つけ上手になっていく。
食事中に2枚目のテレビカードがなくなる。
そう言えば、携帯電話はワンセグを受信できるんだよな。
病院の売り上げに貢献できないのは申し訳ないけど、そっちで見よう。
どうせ、食事のときにニュースを見るというか聞くだけだし。

8時、歯磨き。いちど電動歯ブラシを使うと手放せなくなる。
そういや、昨日の夜、爪楊枝を使っていたら、奥歯が欠けた。
小学生のころ詰め物をして、一昨年、そいつが取れた。
それから、ゆっくりと奥歯は崩壊している。
ちなみに、糖尿病では歯の治療もままならない。

今日は土曜日なので、ちょっとゆっくりカミさんに電話をする。
職員室でブログを見たとのこと。外野(他の教職員)がうるさかったらしい。
パンツの一件は、だいぶ笑われた。そんなもの見慣れてるでしょ、と結論。

8時50分、雨が上がり雲が晴れ、土曜日の楽しげな日ざしがあらわれる。
病院にいるのに、なんて快適。窓からは、少し湿った涼しい風。
今日は食事後の採血がある。

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◆注射への恐怖から、絞りもシャッタースピードもスピードライトも忘れて撮影。

9時半、血圧測定。169の112。薬服用前とほとんど変化なし。
看護師さんに「立派なもんです」と言われた。高いという意味だよね?
すぐに看護師詰め所に移動して採血。たぶんトンボ針ってのを使ってた。
以前、通院したとき、僕の細くて弱腰で引きこもり気味で痛がりの血管には、
これが良いでしょうってことで、この針で採血されてた。
細いから時間がかかるんだって。でも、痛くないから、こっちの方が良い。


11時、Ws先生の回診。

  諸注意を受けたので、残念ながら以後は医師名を匿名とします。
   > プライベートな日記ではありますが、
   > 取材して執筆し公に発表することを職業としていますので。
   > 良かれと思ってのことと信じていただきたいですが、
   > 取材者としての思い上がりもありました。
  どうしても、自分が良いと感じたことは、多くの人にも触れて欲しい思うもので、
  なるべく多くの情報を知らせて、その一助にと書いてしまうのですが。
  病院内の常識を逸脱してたようで。反省。
  僕にWs先生が名医かどうかを判断することはできませんが、
  治療に対して親身かつ厳正な先生であると、僕の責任で評価します。
  また、採血について「痛い」「イヤだ」と書いていますが、
  それはけっして文句を言っているのではなく、
  書くことで(痛がることで)気分を紛らわそうとしているだけですので。
  ま、痛いのは痛いわけですが。

ということで、ちょっと意気消沈しながら、今朝の採血データを見せてもらう。

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2009年7月11日
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函館中央病院
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体重 102.4kg

GOT  48
GPT  72
γ-GTP  146
LDH  216

総コレステロール  217
中性脂肪(LDL、悪玉コレステロール)  155

UA(尿酸)  8.7

「コレステロールは、まだ高いながらも下がってきましたが、
 こんどは尿酸値が上がってきました。痛風の症状が出てもおかしくない数値です。」
「なんもしてませんよ。」
「なにかが下がると、どこかが上がる。これはよくあることですから。」
「痛風は痛いって言いますね。痛いの嫌いです。」
「私も痛風の症状まで出ると面倒ですので、今日から薬を追加します。」
「うーす。」

過去の数値はこんなふうに推移している。

2003年12月 UA 7
2005年08月 UA 7.3
2009年06月15日 UA 7.8
2009年06月22日 UA 7.2
2009年07月07日 UA 8.0

順調に上昇。ちなみに正常値の範囲内はUA 7.0以下。

11時半、昼飯。
今朝、採血してくれた看護師さんが配膳してくれた。
「すいません。さきほどは。」
「あんまり病院内のことは、ね。」

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◆お、またキウイ。小学生のころ、本通生協にキウイが入荷したのを見て、
◆すごく食べたかったことを思い出す。1個100円だったな。

ご飯、カレー風味ムニエル、野菜の炒り卵、サラダ、キウイ。
ムニエルといえば、中学校の家庭科で習った料理だ。鮫川先生だったはず。

13時半、採血。あっさり成功。針を抜くとき、ちょっぴり痛かった。
14時、糖尿病教室。やはりビデオには前田吟。
講師の看護師さん(担当のSさん)に質問。
「糖尿病は不治の病と言いますね。空腹時の血糖値が110以上で糖尿病と診断されるわけですが、これはつまり投薬や食事療法なしでは、もう正常値には戻らないということなんでしょうか。仮に、糖尿病の完治するなら、それはどんな状態を言うのでしょうか?」
「患者さんによっては、治療によって薬やインスリンの量が減少することもあります。投薬・注射の必要がなくなる患者さんもいます。でも、食事・運動療法を続ける必要はあります。」
「食事療法ってのは、つまり常識的な食生活をしなさい。運動療法ってのは、それなりに動きなさいってことですよね? つまりは、ふつうに生きてろってことですよね。」
「そうとも言えますね。でも、インスリンをつくる膵臓の機能が弱っているという場合もありますから。」
ビデオはそれなりだったが、質疑応答は有意義だった。

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◆なんとなく撮影。しっかりハシゴ高なので満足。

15時、お出かけ。出かけに雨が降り出す。
病院前のサンクスで折りたたみ傘を購入。980円。
愛用のウォーキングシューズのゴム底がすっかりすり減ってしまったので、
新しく買い直すことにした。函館駅前の丸山靴店まで雨のなか散歩。

途中、昭和橋の手前で、Uターンして近づいてくる白い軽四あり。
なんじゃと思ったら、仙石くんの車だった。なぜか、背後から片原さんが駆け寄ってくる。
「あの、いまお見舞いに行こうとしていたんですが。
 入院してるはずの人が歩いてるのを発見して...。」
あー、悪い悪い。電話して来てよ。
「ちょっと大門まで靴を買ってくるからさ、30分後に電話するわ。ごめんね。」
こんな偶然もあるんだね。
いくら赤いポロシャツ(もちろん3倍早くなる。いや1.3倍か。)を着ていたとは言え、
傘も差していたに、予想だにしていない場所だし、すれ違いざまによく見つけたものだ。
くすくすと笑いつつ散歩を続行。

大門まで40分。意外と近いな。
さて、意気込んで丸山靴店に行ったら、シューフィッターさんはお休みでした。
店員さんは、同じ靴ですし大丈夫ですよ、と言ったが、
まぁ安い買い物でもないので、やっぱりきっちり足の診察を受けてから買うことにする。
名刺を置いて、後日あらためて訪れると伝える。
松風町電停から市電に乗車。整理券を取り忘れる。
中央病院前で下車。200円。
今日の歩数4956歩。往復で1万歩か。1時間半くらいの散歩ということか。

16時、改めてお見舞い。
仕事場お隣さんの仙石くん・片原さん、ペリー紙芝居で同志だったナオちゃん。
病院1階のドトールでお話。ぜんぜん病状の話をしなかったな。
まぁ、見舞い相手がパジャマも着ていないし、街を散歩してるくらいだから、
お見舞いのしがいがないのかもな。ラッシーの話をする。
退院の打ち上げ(?)は、生ビール電車を強く希望していると伝えておいた。

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◆いただいたお花。ありがとう。花をもらったのは22年ぶりだ。

17時10分、三人に見送られて病室へ。
いそいで、土曜の夕方のお約束「アバンティ」を聴く。話題は「1Q84」。
17時半、夕食の配膳。このタイミングで入浴。男性は月・水・土なのだ。

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◆これに秘匿しておいた朝食の牛乳を追加。まるで晩酌のような気がして、大いに満足。

17時50分、ちょっと遅れて夕食。見てよこれ。肉に芋っすよ。
ご飯、味噌汁、すき焼き煮、芋(サツマイモか?)、菜っ葉とキノコ、バナナ。
途中で、ちょっと残そうかと思ったほど。
まじで満腹。腹がふくれた。胃もたれ。なんて幸せ!
退院したらエンゲル係数は下がりまくりだな。
糖尿病の治療は生活水準をあげるということか。余裕のある生活をせよ、っつーことだ。

つーことで、今日もなんとか制限時間までに書き終わった。
仕事のときと同じ胃の痛みを感じるのは、なぜ?
7月10日(金)

とは言うものの、糖尿病での入院五日目。函館中央病院にて。

5時50分起床。昨夜は窓を閉めて寝た。明け方から強い雨と風。
気温16〜18度くらいがいちばん過ごしやすい。
朝、トイレに行くと俺の蓄尿セットがなくなっていた。
尿意を我慢しながら看護師さんに聞くと、昨夜で終了とのこと。
いちいちビーカーに入れるのが面倒で、小さな尿意は我慢していたのだが、
これからは思う存分に放尿できる。重畳なり。
尿は目盛りの付いた透明のビニール袋に溜めていく。たぶん満杯で2Lくらい。
幾人かの患者さんの尿備蓄パックが並んでいる。
どうしても、尿を袋に注ぎ込みながら、隣人尿と見くらべてしまう。
色が濃いと、ちょっと恥ずかしかったりして。

すっきりと放尿・快便の後に体重測定。102.8kg。それなりに減っているなぁ。
でも、腹も胸も二重あごも、とくに痩せた気がしない。
0.1トンを越えるクラスでは、10%くらい減量しないと見た目の変化はないようだ。

6時半、メールチェック。
NPO法人なちゅらす代表の赤石くんからメール。
 > お見舞いは
 > Hな本にしますね。
 > 食べものの制約が、ありそうなので・・・
 > しばらく
 > 白衣の天使と
 > たわむれて
 > ゆっくりしてくださいね。
お見舞いにエロ本ってのはデフォルトなんだろうか。
それとも、俺がエロと同類項なのか。もう4人に言われた。なんなんだ。早く持ってこい。
ありがとう。

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◆毎朝のお薬。これで朝だけだぜ。お腹一杯になりそうだ。
◆血糖と高血圧の薬。めまい(耳鼻科)の薬。

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◆充実の朝食タイム。味海苔かと思ったら焼き海苔だった。

7時45分、朝食。負け惜しみでなく、量には慣れた。
ご飯、白菜の味噌汁、さつま揚げともやしの醤油炒め、からし菜和え、焼きのり。

過食をふせぐコツとして、よく言われていることだが、なるほど見た目は大切である。
どんなに腹七分に慣れても、やはり量は少ないと思うし、
たとえどんなにご立派な料理でも、見ただけでは満腹にはならない。
しかし、これしかない、と非常な現実を視認すると、
これだけでなんとかやりくりせねばなるなまい、と思うものだ。
必然、食べるスピードは減速する。貪欲によく噛んで少しでも食べた気になろうとする。
5分で食べ終わるのは悔しいので、ちょっとインターバルを置いてみたりする。
お茶を飲んで、胃の中でメシがふくらまないかとたくらんでみる。
そうやって食べていると、
まぁ、これくらいなもんだろうと、心理的・胃の腑的にも納得できるのだ。

8時50分、昨日の午後から着手していた原稿を書き上げる。
デザイナーの和也さんにメール送信。
来週17日、道新(函館・道南版)に掲載される広告特集の読みもの。
海藻おしば」の紹介と函館開港150周年ネタ。
ペリー艦隊は箱館で海藻を採集し、標本=おしばをつくっている。
その標本はいまもハーバード大学に収蔵されているというお話。
川嶋昭二先生からお借りした書籍が役立った。

9時、病室に副院長が訪れる。体調はすこぶる良好とお伝えする。
入院生活も快適。退院後もメシを食べに通いたいくらいだ。
「ちょっと、ブログ・・・」...おっ、校閲が入るのか?
「書きすぎ。良く書きすぎだよ」。そっちか。でも正直に書いてるんだし。
健康食品の利用者コメントなんかとは違って、
(ほぼ)正真正銘、虚飾なしのユーザーコメントですから。
でも、本来は糖尿病の治療・訓練くらいで、入院なんかしてはいけないのかも。
要するに、あなたは自己管理なんてできないだろうから、強制入院しなさい。
そういうことなのである。
だからこそ、僕はこの2週間(予定では。)の体験を、
しっかり貪欲に吸収(知識と体験のカロリー制限はない)しなくちゃいけない。

9時半、皮膚科で足をチェック。15秒で水虫と診断。
「19歳の4月から水虫なんです」というセリフを用意していたが、言うヒマがなかった。
軟膏を処方していただく。痒くないけど、皮膚が剥がれてくるんだよね。
ちなみに、僕に水虫を授けてくれたのは、大学の寮の先輩でした。飯芽さん元気かな。

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◆空きベッド。

斜め向かいのおじさんが退院。昨日の退院した人もそうだったが、
病気を治して病院をあとにする人は、みな良い笑顔をする。
向かいのお爺さんもいつのまにか退院していた。
あっという間に、病室の先輩が3人ともいなくなった。
ということで、暫定ひとり部屋。差額ベッド料はナシ。

今週はふだんより仕事をしているので肩がこった。
俺しかいない病室でストレッチ。などをしているうちに昼飯、11時40分。

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◆明日の予定。15日には、もういちど7回採血が待ち受けている。

今日も食べようとしたWs先生の回診。
軽い運動の許可をもらう。できるだけ毎日、お散歩しようと思う。
検査データをもらう。明日、こんどは食後3回の採血だ。
痛いのは耐えるしかない。数値の変化が楽しみだ。

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◆ご飯、サラダ、鶏肉、ビーフン中華炒め。

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◆鶏肉。照り焼き。あぁ、鶏皮の脂身。ここでキミに会えるとは。
◆食事制限・食事療法の病人が、こんなに甘やかされて良いのだろうか。

Hakodadiさんのブログで、この入院日記を紹介してくれたようで。
  → HAKODADI Vol.2(IZA版)「糖尿病患者の貴重な入院記録
 > 今日で入院4日目。まだ10日間は楽しめそうだ。
 > (本人が途中で絶望のあまり無謀な脱走を図らなければだが)
くそ。余計な世話じゃ。ありがとうございます。

以前から思っていたんだけど、「糖尿病」という病名はひどい。
外国語の直訳なのかも知れないけれど、あまりに残酷な写実である。
糖尿病の合併症は血管に関するものが多いので、
血の病気の線で新たなネーミングを考えてほしいところだ。
以前、年上のフリーライター(いまは廃業)が、
「糖尿病はイヤだね。立ち小便したら、たちどころにアリが集まってくるんだぜ。」
と笑っていた。笑われるような病気になってしまいました。

ちなみに、人類が糖尿病を患ってきた最古の記録は、紀元前16世紀(3500年前)のエジプト古文書(パピルス)に書かれており、「体から生気が流れ出す病気」と説明されている。もっとも歴史のある病気のひとつだそうだ。しかし、糖尿病の原因(インスリンの不全)や治療法が発見されたのは19世紀後半から20世紀初頭にかけてである。
【参考文献:日本糖尿病学会編『糖尿病 治療の手引き』改訂第54班】

14時、糖尿病教室。ビデオに前田吟が出演してた。

15時、外出許可をもらってお散歩に。
一歩踏み出したとたん雨が降り出したので、
いったん病室に戻ってカメラを置いて再スタートする。
本町、杉並町、駒場通をまたぎ、白楊通を南下、時任町、人見通に入り、鈴かけ通を南下、的場町、日乃出町、高盛町、千歳橋で亀田川を渡り、千歳町、電車通りを北上し、堀川町、千代台町、本町。1時間ほど。
風が強く雨が降ったりやんだり。
千歳町「まる吉」の前で、天ぷらの香りにくじけそうになる。
電車通り沿いにある古美術・篆刻の店も気になる。
立派なもみあげをした店主が、店の前にイスを出して、
なにやらいわくありげな器でちびちびと茶を飲んでいた。
退院までには声をかけてみたい。

病室に戻ると新たな患者さんが入院していた。爺さんだ。よくしゃべる。
ひとり部屋は半日で終了。
夕方、一昨日から書いていた入院までの記録をブログにアップ。
今日はちょっと早めにブログ記事の整理を始める。

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◆キウイが続くなぁ。果物は瓜系とリンゴはダメを出してるからね。

17時35分、晩飯。早いのにも慣れた。コップに氷をもらいに行く。夕日がまぶしい。
ご飯(やわらかめ)、お麩の味噌汁、オクラの酢の物、平べったい焼き魚、海藻サラダ。
海藻はワカメとトサカノリか。うまいうまい。

アマゾンから本が届く。送付先を病院宛にしても、しっかり届く。
週刊文春で紹介されていた衿沢世衣子『シンプル ノット ローファー』。
とりあえずぱらぱらと読む。好感の持てる絵柄。
毎年のお仕事で、女子高校生のインタビューをしているのだが、
彼女たちの心理や興味や考え方に感心させられることがある。
だから、女子高生の日常を描くような作品は気になるのだ。

看護師さんから外出届を2通もらう。
明日の土曜日は15時から17時まで、
日曜日は糖尿病教室がないので昼食後から出かけるつもり。
事務所に行って、市立はこだて幼稚園の「海藻おしば」作品を完成させなくちゃ。

今日はここまで。
たまにはラジオを聞きながら、ベッドに寝ころんで本を読むことにする。
消灯という締め切りに追われる日々はストレスにならないのだろうか。
糖尿病の原因のひとつはストレスだという。明日、主治医に聞いてみようか。

【7月11日、一部改訂】
ここで入院のきっかけを書いておきたい。

すいぶんしばらく長いこと体調は悪かったのだと思う。
あれもこれもぜんぶ糖尿病の症状だったんだろう。
分かっていながら放置していたのだから。
とりあえず、その話は改めて書くとして、直近の入院までの経緯を書いておく。

内科の初診日は6月15日(月)。
その1カ月くらい前から、右脇腹に違和感があった。
酒を飲み過ぎると肝臓が腫れるというから、きっとそれだろうと思っていた。
体を右に向けて横になると圧迫感があった。
ちょっと酒を抜けば治まるんだよ。と、自己診断。
連休前後は、ひどい「めまい」を抱えながらも、奥尻やら花見やらで連日飲酒。
酒を飲むと、酩酊感で「めまい」が相殺されるので、
足下がふらつくにもかかわらず酒量は減らさなかった。

  「めまい」はその後ゆっくりと快方に向かった。
  飲酒でめまいが相殺される件に関しては、
  耳鼻科の瀧先生(函館中央病院)に話してみたら、
  「そんなこともあるかも知れませんね」と笑われた。

このころから日記ブログの更新が滞ってしまったので詳しくは覚えていないが、
手帳を見ると外での飲酒は週1回程度。自宅晩酌は3日に1度くらいのはず。
毎朝10時ごろ起きて事務所へ。メシは食べずに14時くらいまで原稿書き。
がっちょり昼飯を食べて、事務所の床で16時くらいまで昼寝。
21時くらいまで仕事をして、港町のアークスで半額弁当を三つ買って帰る。
テレビを見ながらビールを飲みつつメシを食い、酔っぱらって26時ころ就寝。
そんな生活スタイル。不健康きわまりなし。
しかし、朝メシを食べないのは仕事のため。朝がいちばん集中できるので、
消化に血をまわしたくないのだ。昼食までの数時間は、夜の数倍も働ける。

日を追うごとに、じんわりじわじわと脇腹の腫れが気になってくる。
じゃっかんの痛みもともなうようになってきた。
5月下旬から6月上旬は、田んぼと学校の取材で忙しかった。
取材中はしゃきっとしているのだが、事務所に戻ると疲労困憊して床に寝転がる。
原稿書きに集中できず、いつもより輪をかけて遅筆になる。

腫れを発見したのは、初診日の10日ほど前だ。
あれ? もしかして腫れてんじゃん。なんか痛いし。
正直に告白すると、僕はポコリとふくらんだ脇腹に手を当てながら、
怖くて怖くて仕方なかった。このとき、腫れの原因はてっきり肝臓だと思っていたので
もうきっと脂肪肝どころじゃない状態になっていると思ってた。
アルコール性肝炎もしくは肝硬変とか。

6月10日(水)、横になると仰向けでも痛みを感じるようになる。
食事後は、内側から圧迫されているような痛み。
気になって眠れない。この前日は、テレビの収録でたくさん飲んだので、
それが痛み増加の原因だろうと考え、しばらく酒を控えようと決めた。
朝、起きてすぐは、それほど痛みがない。
12日(木)の朝は、腫れも治まったような気もするし、気になるほどの痛みも無し。
よかった。病院に行かなくても良いかも。それにしても疲れやすい。
13日(金)。だめだ。腫れも痛みもぶり返してきた。寝ても治まらない。しかし週末。
めまいの時も、通院を迷っているうちに土日になってしまった。
それで、自宅から一番近い市立函館病院の休日外来を受診しようと思ったら、
他を当たってください、と断られてしまったわけだ。
土日は安静にして、月曜日に病院へ行こう。
ホームページで函館中央病院の外来受付時間を調べる。
かかりつけ医はいないし、どんな病気かわからないので、
やっぱり総合病院に行きたいと思った。ここ最近、通い慣れていた病院だし。

痛みと腫れにおののきながら週末を過ごす。
15日(水)、7時起床。痛い。腫れてる。熱い。
8時に中央病院到着。初診受付をして内科の外来受付へ。
問診を受けて、9時半くらいに診察。エコー検査。
「これかな。あーあー、ありました。膿傷ですねー。」
採血、検尿、CT(造影剤たっぷり)。結果を待って、ふたたび医師と対面。

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2009年6月15日
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函館中央病院
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体重 105.6kg

GOT 46
GPT 75
γ-GTP 301
LDH 360

総コレステロール 355
中性脂肪(LDL、悪玉コレステロール) 266

尿蛋白 4+
尿糖 4+

血糖 351
HbA1c 12.8


「はい。今日から入院です。」
「はっ、今日からですか? そらまた急ですね。」
「糖尿病ですね。数値がなかり悪いですよ。膿傷、体内に膿がたまっているんですが、
 ふつうの人ではありえません。糖尿病で抵抗力が落ちているからです。」
「ちょっと抱えている仕事もありまして。
 それを終わらせないと入院費もままならないし。2週間は長いし。」
「でも、体が腐っているわけですよ。膿があるのは筋肉の内側の深い部分です。」
「わかりました。先生、時間をください。」
「来週なら大丈夫ですか?」
「あー、でも来週だと、あのほら、高額医療費の手続きで損するというか」
「どうしましょうねー。糖尿病の治療と膿傷は同時に治療しないと...」
「いますぐの入院は無理ですが、毎日通院することはできますが。」
「じゃあ、今日から1週間、点滴をしに来てください。」
そんなわけで、その週は毎日朝10時半に通って点滴を受けた。

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◆初診日の帰り際に渡されたメモ。入院までの3週間は、ほぼ指示通りの生活をした。
◆飲酒は入院の4日前に、仕事(テレビ収録)のために1度だけ。
◆糖尿病の自己注射薬を宣伝するメモ帳なのが、なんとも脅迫めいていて効果的だった。


さて、これが1週間後の数値。

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2009年6月22日
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函館中央病院
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体重 105.6kg

GOT 41
GPT 61
γ-GTP 206
LDH 238

総コレステロール 259
中性脂肪(LDL、悪玉コレステロール) 182

尿蛋白 4+
尿糖 4+

血糖 229


「コレステロール値が100も下がってますね」
「いったいぜんたい、どんな食生活をしてたんですかね。自分のことながら。」
「ふつうはこんなに下がりませんから。」
「じゃあ、入院はしなくても良さそうですか?」
「いーえ。覚悟を決めてください。」

こうして、入院の申し渡しから3週間の準備期間を経て、
631病室の人になったわけである。

そして、入院翌日の結果。

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2009年7月6日
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函館中央病院
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体重 104.6kg

GOT 48
GPT 68
γ-GTP 171
LDH 220

総コレステロール 293
中性脂肪(LDL、悪玉コレステロール) 217

コレステロール値が上がっているのは、
収録後に食べたラーメンのせいかも知れない。
7月9日(木)

しかしながら、四日目となった入院。函館中央病院にて。

昨夜は洗濯機が使用中だったので洗濯を断念。
少し寝苦しくて、ちょっと涼もうと病衣(ねまき)を脱いで素っ裸になる。
油断してそのまま眠ってしまったようだ。
起きたらなぜか病衣の下だけ着ていた。この世には不思議なことがあるものだ。

5時15分、体重測定103.6kg。
とくに運動もしていないのに体重が地味に減っている。
ほぼ基礎代謝だけで減っているわけだ。ずいぶんと燃費の悪い俺。しかも馬力なし。
あっ、でも仕事をしているから、脳でカロリーが消費されているのかも。
ちなみに、俺の基礎代謝は【2310kcal/日】だ。
基礎代謝は(体重)×(基礎代謝基準値)で算出できる。
詳しくはWikipediaの基礎代謝のページを。

ロビーの窓から本町の繁華街を見おろすと、
男女4人が歩道に座り込んで楽しそうにお話をしている。
そうそう。いま時期は飲み明かすと外が明るくて、
飲み過ぎたなぁという脱力感と朝を迎えた高揚感がないまぜになって、
俺もよく道路に寝転がったものだ。ついこのあいだまで。

6時ぴったりに洗濯機を確保。テレビと同じカード式。
洗濯機200円(39分)、乾燥機100円(30分)。
洗剤は売店で購入しておいた。5袋入り105円。
カードを投入するもエラー表示。あれれ。乾燥機の方に入れたら、ちゃんと読み込んだ。
じゃあカードを取り出してと思ったら、ぴぴっと課金されて乾燥機が動き出す。
空っぽなのに。なんてことだ!
あわててトビラを開けると停止してくれた。開始ボタンがないのね。油断も隙もない。
お前の出番はこの後だ。100円で一喜一憂する生活。いや、それは入院前と変わらないか。

7時、洗濯機へ。おお、悲しい現実。乾燥機の度数が失われていた。
可動していなくても時間は減算されるわけか。くそっ。
ということで、ふたたびカードを挿入して乾燥工程へ。

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◆あぁ、奥尻に行きたいな。島では立茎アスパラの栽培が盛んです。

7時半、朝食。
ご飯、炒り卵(アスパラ入り)、ホウレンソウ、味噌汁、牛乳。
20分ほどかけて食べる。栄養士さんが、食事の途中で何度か箸を置くように、
と言っていたので実践してみる。というか、ゆっくり食べてると、自然とそうなる。
ざらざらと薬を飲む。入院してから5錠も増えた。

7時45分、乾燥機を確認。洗い物はバスタオル・ハーフパンツ・下着類だけだが、
ポリエステルのハーフパンツ以外はまだ乾燥が足りない。
さらに100度数(100円)を追加。いけ乾燥機。すべてを乾かしてしまえ。
8時20分、乾燥終了。ほかほかだ。

ちらりと看護師さんの詰め所を見たら、忙しそうにいろいろ準備してた。
日中は8〜10人ほどの看護師さんがいる。
向かいのベッドの爺さんが、けっこう体が不自由らしく頻繁にナースコールで看護師さんを呼ぶ。
時間帯によってお世話をする看護師さんは違うのだが、
それは当然のことなんだけど、それぞれに個性があっておもしろい。
あと、病院内のヒエラルキーも垣間見える。
やっぱり、それぞれの資格取得の難易度に合わせた順位があるようだ。
看護師と外部のヘルパー(有資格者かどうかは不明)の会話を聞いていると、
そのへんが明らかに漂ってきたりする。

病室の窓から外を眺めていたら、綿毛というか羽毛のようなものが、
いくつも舞っているのが見えた。なんだろう。鳩の巣でもあるのか。ちなみに鳩は嫌いだ。
入院前からの足先のしびれがおさまらない。血糖の影響なのか、腰から来ているのかわからない。
いちおう看護師さんには伝えてあるが。少し手の指先にもしびれを感じる。
10時半、血圧測定。162の103。ちょい高め。

お隣にご家族が来ている。本日退院。木直(南茅部)の人らしい。
カーテン越しに会話を聞いていると、
どうやら地元の祭りに間に合うように退院したかったのだが、
それは「もう緒わっちまったよ」と言っていた。
たぶん奥さんの声だろう。いかにもな下海岸(正確には南茅部は陰海岸)言葉で、
録音して保存しておきたいくらいだった。
インタビュー記事を書くとき、なるべくそういった言葉の雰囲気を伝えようとするのだが、
やはり生の音にはかなわなくて悔しかったりする。
その点、テレビやラジオはストレートに伝えることができる。
しかし、あの業界にちょっと違和感を覚えてしまうのは、
取材対象者に同じことを何度か言わせること。リハーサルと称して。
放送上は「生」かも知れないが、声は「生」じゃないのではなかろうか。

看護師さんに、このブログはどこで読めるの? と聞かれたので名刺を渡す。
これで悪口を書けなくなった。書いてないけどさ。

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◆たしか小学4年生ころ、サバがバカみたいに豊漁で、毎日サバばかり食べていた。

11時45分、昼飯。
ご飯、サバ塩焼き、茄子味噌炒め、枝豆おろし、バナナ半分。
昨日の糖尿病教室で栄養士さんが「塩分はご飯をもっと食べたくなってしまうので控えめにしています。小袋のおしょうゆは5ml入っていますが、あれは使ってください、ということではありません。できれば使わずに、素材の味を楽しんでください」と言ってた。
うーん、そのわりに味付けがしょっぱい気がするんだよな。
俺が塩気よりダシを重視する口だからか。
ふだん食べないバナナも、これしかないので食べる。
エビとバナナは嫌いじゃないけど食べないのだ。いつもはね。
岩波新書に『バナナと日本人』『エビと日本人』という名著がある。

12時半、斜め向かいのご夫婦の会話。
明日退院だと話をしている。奥さんに、すぐ連絡しなさい、と叱られてた。
「おとうさんがたは車で行くでしょ。どこでもすぐに。でもおかあさんたちはバスに乗って帰ると、もう晩なんだわ。疲れちゃう。バスって、そんなもんなんだわ。」
ここ、函館中央病院ほど交通至便な場所にある病院はないだろう。
電車もバスも目の前を走り、真ん前で停車する。
そんな場所にあっても、不便さを感じる人たちはいるのである。
都市における公共交通の対策、
ましてや、加速度的な高齢化に直面しつつある函館では、
これほど重要なことはない。街ごと寝たきりになりたくなければ、だ。
 話が逸れるが、港町にある市立函館病院なんぞは陸の孤島である。
 交通弱者への対策ひとつなく、あの場所へ移転を決めた人たちの気が知れない。
 お隣の亀田港町の住民が言うのだから間違いない。

13時10分。
看護師さんに糖尿病の低血糖症状について小テストを受ける。
今朝、入院初日に渡されたプリントを見ておいて良かった。

NCVの一森さんから電話。「函館酒場寄港」のナレーション録りの件。
来週月曜日の夜に病院で録音することにした。
ついでに、病棟を取材しちゃえばいいんじゃない。無許可じゃまずいか。
入院の三日前に収録して、入院中に録音・編集し、退院翌日から放映となる。

14時、糖尿病教室。今日はフットケアのお話。
パワーポイントでつくったらしいレジュメがあるようだが、
それを映し出すパソコンやモニターやプロジェクターがないらしい。
たぶん、お話だけでは印象に残らないかも。

14時40分。今日はこれから外出。座布団を買ってこなくちゃ。
ずっとパイプイスに座っていたら、お尻のほっぺが痛くて。
リュックを背負って出かけようとした矢先に、Ws先生の回診。
「外は誘惑が多いですからね。」
同じことを二人の看護師さんにも言われた。信じてくださいよ。
たぶんですね、入院中の僕は至極真面目だと思います。問題は退院後なんです。
7回採血したときの結果を教えてくださいとお願いする。
あとでコピーしてくれるそうだ。ありがとうございます。

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◆緒川ラッシー。2002年生まれ。♀。姓は女優の緒川たまきから。

17時半には戻ると届け出をしたので、外出の時間制限は3時間弱。
事務所まで歩いた場合の所要時間がわからないので、
行きはタクシーを使うことにした。15時前に事務所着。
郵便物などを確認。停めておいた車に乗って自宅へ。やはり郵便物を確認。
亀田港町のイエローグローブで、低反発座布団を購入。1170円。
事務所に戻って、預けている亀(緒川ラッシー)と戯れる。
まだ16時ちょい。病院までは歩くことにする。
海岸町、大縄町、上新川町、中島町、千代台町、時任町、本町でゴール。
蒸し暑さもあって、けっこう汗だく。めまいが再発気味で少し足がふらついた。

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◆大縄町にて。午後12時ってのは深夜のことだとは思うが。ちょっと違和感。

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◆今日いちばんの誘惑。中島町にて。

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◆謎の看板。店先を覗いてみたが不明。知っている人はご一報を。
◆中島廉売の入り口付近にて。

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◆じゃあ、行きません。千代台町にて。ギネス飲みたし。

16時45分、病棟に戻る。
どうでしたと聞かれたら、「お腹一杯です」と言おうと思っていたが、
なんだか看護師さんは忙しそうだったので、とくに構ってもらえず。

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◆ディナー。肉じゃがには肉が入っていなかった。高望みはいけない。

17時40分、夕食。おもわず小声で歓声をあげる。
今日も肉だ。じゃがいもだ。こんなに贅沢しても良いのかしら。
どうやら夕食の量は間違ってはいないようだ。
たしかに少ない。でも、それなりの量は食べることができる。1840kcal万歳。

18時すぎ、和也さん来訪。
お茶ペットボトルと、なぜかタイガーマスク(マンガ本)を差し入れにいただく。
道新「港まつり」特集の記事資料をもらう。締め切りは日曜日。
病棟のロビーで、パソコンを2台ならべて打ち合わせ。
和也さんは8月1日に、中央病院で検診を受けるそうだ。お父さんだしね。
19時半、和也さんを見送り。

例のごとくブログの記事整理。
夜風が涼しい。今夜はちゃんとパンツをはいて寝ようと思う。

【7月11日、一部改訂】
7月8日(水)

そうはおっしゃるが、函館中央病院での入院三日目となった。

昨日の採血7発は辛かった。痛がりだからね。
21時、7回目の採血。もう手の甲はイヤですと伝える。
左腕。「細い針にしましょう」。あら、痛くない。幸せな気分で就寝。

やはり4時半に起きる。外は雨だ。雨音はショパンの調べ
お出かけしない日の雨降りは大好きだ。二度寝。6時10分に起きる。
目を覚ます直前、ずいぶんと大きめのイビキをしていた。
ふぐぅわがががが。
ちょっと恥ずかしくなって、咳払いとかしてごまかしてみたり。
ごまかせてないか。含羞は文化的生活において大切なことである。
血圧測定、190の132。
たぶん起きぬけは、睡眠時無呼吸症候群の影響で高いんじゃないかと。

昨日、地下の売店で購入した洗面器とボディーソープで洗顔。
あぁ、坊主で良かった。顔も頭も丸ごと洗ってしまう。
もみあげの手入れ。なぜか、ここだけ伸びるのが早いんだよな。
頭頂部の毛髪も、もう少しがんばれよ。

「高山さん、体重測定を忘れてますよ」と呼び出し放送。
忘れてました。104.2kg。でも、104kgちょうどで申告。
今日はすでにジーンズ(ベルト有り)に着替えていたので、
寝間着より200gくらいは多いだろう、ということで。

7時20分、メールチェック。
先月、丸善滝澤での番組収録で隣り合わせた神奈川の「たかやま」さんからメール。
ブログを見たとのこと。もうすぐDVDが届くと思うので。お楽しみに。

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◆神奈川のたかやまさん。右の人は今金町出身で東京在住。あれは6月9日、最高に楽しい酒でした。「函館酒場寄港 第3話」は7月19日までNCVでリピート放送中です。

東京の弟からもメールが来てた。どうやら徹夜明けのようだ。
彼は漫画雑誌の編集長である。遅筆の作家たちに泣かされてるんだろう。
くっくっくっ、泣け泣け。俺は編集者の気持ちはわからないことにしている。
お互いに因果な商売を選んだもんだ。

弟のメールから。タイトルは「びっくり」。
 > 入院してしまったとは。
 > 自分が20年近く前に入院した時は、
 > この世の終わりかというくらい絶望したものでした。
 > (ひと月は泣いて暮らした
 > まあそのうち諦めというかなんというか、
 > 狭い世界が自分の世界になり、
 > なんとなく特別な存在な気がして(そういう逃避?)
 > 慢性病棟の澱んだ怖さを退院後思ったものでした。
 > あとブログは超チェックしてますので
 > しっかり更新してください。
 > 採血のくだりは にやにやしたw
 > あれってほぼ 若い=下手、年配=上手い
 > 自分も手の甲から何度もやられましたわ。末端は痛い。

いや甘いな。採血に関する技術レベル(痛いか痛くないか)に関して、
年齢は絶対条件ではない。たぶん、刺すのが好きな看護師さんは上手なんだと思う。

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◆朝食。味噌汁が熱ければ満点だ。ま、病人食だから。

さて、朝食。ご飯、味噌汁(豆腐)、さば生姜煮、オクラおひたし、牛乳。
オクラの緑があざやかだ。よくよく噛んで食べる。
さば生姜煮は病棟内でも美味しい評判だったようだ。同意。
どうしても汁まで飲み尽くしてしまう。
外はけっこう強い雨が降っている。少し窓から吹き込んできた。

8時から「ふっくりんこ蔵部 田んぼブログ」の更新作業。
こちらも体調不良を理由に、ずいぶん放置してしまっていた。取材分が溜まっている。
PHSを使ってネット接続をしているのだが、
回線が細いので写真のアップロードに時間がかかる。
9時30分、血圧測定157の110。

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◆病室のテレビ。液晶ワイド。地上波+BS+CS、ぜんぶで18chもある。充実。
◆プレペイドカードによる精算方式。1時間で120円。

11時40分、お昼ご飯。
さて食べようと思ったら、主治医Ws先生の回診。

「血糖の数値は良かったです。いやいやいや、あの、悪いながらも良い方向に推移しているという意味です。食事療法の効果が大きいようですね。今後もう少し時間をかけて、食投薬もしくは自己注射が必要かを判断します。明日から積極的に血糖値を下げる薬を飲んでもらいますので。」

ほらね。へへへ。1日や2日の入院で変化はしないだろうから、
先生の診断を受けてから入院までの3週間の節制のおかげだろう。
ちょっとだけ自信がついた。
あっ、数値を聞くのを忘れちゃったな。

「血圧が高いですね。薬で少し下がりましたが、まだまだです。こちらも薬を追加します。」

親父もずっと血圧の薬を飲んでるからなぁ。

「尿のタンパクですが、これは糖尿病だけの影響ではないかも知れません。糖尿による腎臓への障害は、長い年月を要するものですから。今のところ腎臓機能は正常です。でも、タンパクが出ています。ネフローゼの可能性があって、ステロイドという薬が効くタイプと効かないタイプがあります。後者の場合は残念でした、なんですが。いずれにしろ、詳しく調べるためには生検が必要ですので。今すぐというわけではありませんが、検査をしたほうが良いと思いますよ。」

そっか。生検はブツリと針のようなものをさして、内臓の細胞を採取して検査するってやつだ。中島らも「今夜すべてのバーで」という作品に、肝臓の生検の描写がある。それを読んで以来、生検と聞くと及び腰になって逃げ出してしまう。腎臓は放置しておけば人工透析だし。ま、覚悟を決めるか。
でも、こんな会話を公開しちゃったら、もう生命保険とか医療保険には入れないなー。どこか製薬会社のスポンサーとか付かないだろうか。

「食事はどうですか? 足りますか?」

ぜんぜん足りませんよ。でも、3単位(240kcal)多めにしていただいたこと、
食事のたびに感謝をしております。ほんと。でも、米をもっと食いたい。
ところで先生、ブログは見ましたか?

「あのですねー、実名はやめてくださいよぉ。」
あははっははは。笑ってスルー。
それどころか、先生の顔写真を撮影しようと思っていたのですが。
「やめてくーだーさい」。逃げられた。
患者の軽口にも付き合ってくれる良い先生だ。

   ※7月11日以降、匿名表記になっています。ご了承ください。

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◆昼食。百点。

改めて昼食。
わかめご飯、鶏肉のポン酢大根おろし、ホウレンソウおひたし、キウイ。
肉である。しかも好物の鶏肉である。酢の味付けも好き。いいね。
誰だ? 俺に中央病院のメシはうまくないよと吹聴した奴は。
やはり現場に行くことは大切だ。
自分の目と耳と舌と感性で取材しなければ、真実には出会えない。
廊下に張り出してある献立表を確認すると、
常食(カロリー制限の無い皆さま)は鶏が豚肉で、カボチャ煮が付いていた。

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◆鶏肉おろしポン酢。うめー。

昨日の連続採血はイヤだったが、
ある意味でイベントみたいなものだったので退屈しなかった。
今日はとくに検査もないので、単調な一日になりそうだ。
昼食後、昼寝をしてみた。15分くらい。
13時過ぎ。シーツ交換。二人がかりで、てきぱきぱきと交換していく。

13時40分、敦賀さん来訪。いつも母親のことを聞かれる。
「神戸こむぎ館」のパンをいただくも、食事制限中ということで泣く泣く返却。
中央病院の1階売店に「神戸こむぎ館」のパンが並んでいる。
先々週、点滴のために毎日通院していたのが、そのときにハマってしまった。
お昼はチーズサンドとハム玉子サンドばかり食べてたのだ。
11時ころ入荷するようだ。おすすめ。ハコダテ150でも紹介されている。

14時、糖尿病教室。
昨日お話をした管理栄養士のTさんが講師。

腹八分と言いますが、今は腹七分が常識です。八分は古いです。」
そうなんだ。やはり飽食の時代だからか。

「仏壇のおやつから見直しましょう。お亡くなりになった人の好きだったものをお供えしていると言いますが、実際にお供え物を食べるのは私たちですから、かならず自分の好みの菓子を買って供えているはずです。」

なるほどね。俺も墓参りに行くときは、マドレーヌとかレモンケーキを買うもんな。
墓の中の祖母さんが好きだったかどうかに関係なく。

「糖尿病の治療にはストレスをためないことも大切です。人生はなるようにしかなりません。食事療法をがんばる。そして、たまには自分にご褒美をあげる。2、3日で終わるものではありません。食事制限とは、これから一生付き合っていくんです。一日でも長く続けられるようにしましょう。」

これは昨日、外舘さんとみっちり話し合ったことだ。
がちがち厳密な食事制限には、おそらく長続きしないだろう。

「糖尿病に良いアルコールはありません。基本は禁酒です。」
よく焼酎は良いんだよ、とか言うよな。あれは飲んべえの言い訳です。

14時40分、病室に戻ると雑誌の入った袋が。
なんだなんだと中を探ってみると、
ハコダテ150のお仲間(アニキ的な存在。姉御か。)である洋梨さんの名刺が。
さっそくメールで留守を詫びる。夕方、洋梨さんからの返信。

 > 最初は熊田曜子、高岡早紀などのエロ本を差し入れようと思ったのですが、
 > 治療に差し障りがあってはいけないと思い、刺激の少ない雑誌にしました。

あのね。いや、もう、ありがとうございます。
でも、その程度のエロ本じゃ刺激になりませんから。ご安心を。何を?

15時、今日は男性の入浴日。昼間からお風呂。病人の特権だ。
蒸していたのだが、風呂上がりはすっきり。
看護師さんに明日の外出許可をお願いし、主治医の許可をいただく。
17時、血圧測定。146の94。お、まともだ。でも、あんまり体調変化なし。

17時半。もう晩飯。
んんんんんんんん? どう考えても量が多いような。
メシの盛りも多いし、皿数も入院後最大だし。食べて良いのかな。
ご飯を残したほうが良いかしら。いやでも、ご褒美かも知れんし。
急に「あっ、これ違います」とか言われて、持ち去られないだろうか。
「食べちゃったんですか。あーあ。」とか言って呆れらのもイヤだ。
そんなことを考えながら食べていたら、あまり味わえなかった。だが、満腹。
真相はいかに。まぁ、もう食べちまったが。

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◆ビールを500缶で2本はいける。多いでしょ。どう見ても。

18時半、ちょっとずつ断片的に書いておいた今日の日記を、
ひとつにまとめる作業を始める。毎晩、これに時間がかかっている。

メールチェック。やはりハコダテ150仲間のぷーさんからメール。

 > 退院後はスリムな高山さんになってるんでしょうか?

どうなんでしょうか。
このくらいの食事制限だと、2週間で3kg減くらいじゃないだろうか。
たぶんですね、10kgくらい痩せても、あんまり見た目は変化ないかと。
少し俊敏になっているかも知れませんが。

あとは洗濯して眠るだけ。
20時、おお、眠くなってきたよ。明日は外出だ。楽しみ。

【7月11日、一部改訂】
7月7日(火)

そんなわけで、函館中央病院での入院二日目。

昨夜は消灯ぎりぎりまでブログを書いていたら、
「消灯です。時間だけは守ってください。」と言われて、
ズバッと部屋の電灯が消される。それがルール。
21時になんか眠れるかよ、と思っていたが、暗くなると眠くなるもの。
携帯電話でツール・ド・フランスのテキストライブをチェックしているうちに、
いつのまにか眠ってしまっていた。
ちなみに、昨日のステージは別府選手が8位入賞。
日本人選手ふたりが刺激しあって良い結果を出している。
くそっ。見たい。
窓は開けっ放しにしておいたのだが(窓際で良かった)少しだけ蒸し暑い。
4時半に起きてしまう。もういちど眠ろうかと思ったが、
どうせ今夜も9時には消灯だ。5時にはベッドを抜け出して仕事をする。

6時半、病棟がざわつき始める。
体重計測。104.2kg。まぁ、一日じゃ減らない。
7時、採血。今日は朝から晩まで7回の採血が待っている。
右腕・左腕と失敗して、看護師さんが交代。けっきょく右手の甲で採血した。
血管が肉の奥深くにあって刺しにくいらしい。
ロビーで朝のNHKニュースを見る。物騒な事件ばかりだ。

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◆待望の朝食。朝日に照らされた白米が美しい。

7時半、お待ちかねの朝食。
ご飯、味噌汁(白菜)、鮭水煮缶、
もやし和え(献立には「梅びしお」とある)、牛乳(180ml)。
今朝のご飯は固め。好みの加減だ。
お米の仕事をしていると、低たんぱく米(低いほど食味が良い)だとか、
アミロース(ねばり)とか話したり書いたりするのだが、
ご飯の美味しさは炊き加減も大きいってことだな。
やはり、ゆっくりゆっくり食べる。好きなおかずばかりで幸せだ。
子どものころから愛飲している牛乳。ここでお前に会えて嬉しいよ。
ストローを差し込んで飲もうとしたら、5mlくらい吹き出してしまった。
もったいないことをした。拭き取ったティッシュがうらやましい。

看護学生の血圧測定。180の132。体温35度。
窓から差し込む朝日はまぶしくて、吹き込む朝の風は爽やかだ。
掃除の人や看護師さんが、この部屋に入るたびに、あら涼しいと言っている。
9時半、2回目の採血。担当看護師。右腕に一発で決める。
10時、和也さんに電話。道新の花火企画記事について。
メールチェック。はこだて幼稚園の先生からメールが届いていた。
星野さんからもメールあり。
 > 飲食店街に隣接する中央病院。
 > そこでしっかりと体調管理・生活習慣の改善に専念するという
 > 強い決意が高山さんの明日への希望を繋ぎ、
 > 多くの読者の希望の応える道。
 > 辛いでしょうががんばってください。
 > 次の50年のハコダテのため、いや日本の明日のために。
 > 今日あたり、高山くん抜きの「飲み会」を
 > 中央病院近辺で開催するとか・・そういう悪趣味はやりません。
 > やるときは黙って。
 > 亀は大丈夫生きています。
 > かなり新しい保護者にストレスがあるようで、一日中暴れていましたが。

11時、3回目の採血。同じく担当看護師。左腕で失敗。右腕で成功。
この看護師さんの採血は痛みが少ない。

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◆ノンフィクションです。このままのレイアウトでした。
◆どんぶりにはふたが乗っていたので、この写真以上のショックを受けました。

11時半、昼食。
さすがに、このトレーを見たときには、鬼嫁にいじめられている姑の気分になった。
しかし、どんぶりのふたをあけてみると、そこにはたっぷりの素麺が。
やった。麺類。まるで給食のメニューに一喜一憂する小学生気分だが、
食べることは幸せ直結だから。
どんぶりを持つ。ずしりと重い。手に温かみは伝ってこないので冷めているのか。
まぁ、それは仕方ないだろう。
ひと口食べてびっくり。かけの冷やし素麺だった。うまいうまい。
素麺ってのびないんだな。それとも、なにか秘策があるんだろうか。
星形のニンジンと錦糸玉子がのっている。
なんだろうと思って献立表を見たら、「七夕そうめん」と書いてあった。
いいよね。こういう細かいイベントもの。すごく大切なことだと思う。
食べても食べても減らなくて、つくづく嬉しくなる。満腹だ。
食った食ったと週刊誌を読みながら横になっていたら、
看護師さんに「栄養指導の時間ですよ」と呼ばれてしまう。
すっかり忘れてた。

12時7分、1階で栄養指導。管理栄養士のTさん。
実は食事療法のための栄養指導は3回目。以前通った病院で経験済み。
通常は家族とともに指導を受けるものである。
妻を出稼ぎに出している僕は、ひとりでの受講となる。

「知識としては頭に入っています。自分なりの目標も決めました。
 ただ、それを『継続する』ことに不安というか自信がありません。
 過去の実情を振り返っても、たぶん、これまで通りだと2カ月が限界かと。
 まずは、そのことについて、具体的な助言をいただきたいです。」
「わかりました。それでは、逆にご質問いたしますが、
 高山さんは食事療法をどこまで真剣に取り組むことができますか?」
「これまで、月に5〜6回のお出かけ飲酒と自宅での飲酒で、
 ほぼ三日に二日の頻度だった飲酒を、月に2回にしようと思います。
 ゼロにはできません。たぶん、その目標だと、すぐ反故にするでしょう。
 食事療法にを完璧にこなすのは難しいですが、
 量と質ともに、これまでのあまりに爛れた内容は改めていきます。」
「お約束できますか?」
「確約はできないのですが、たぶん、月に1回くらいの頻度で
 診察や栄養相談を継続していければ、モチベーションは下がらないかと。
 基本はイイフリコキなので。数値が下がっていくのも楽しいし。」

こんな感じのやりとりをした。
最初、あまりにひどい食生活の現状を聞いて、Tさんも険しい表情だったが、
話しを進めるなかで俺の不安と懸念を理解してもらえたようだ。
そんなわけで、これまでで一番身になる栄養相談だったと思う。

最後に外舘さんとNCV「函館酒場寄港」の話をする。
月2回の飲酒のうちの1回分の飲酒が番組用ですと説明。
今月20日から放送される花園商店街「藤吉郎」の話になる。
店の場所を聞かれて、むかし「ボンいなふね」という店があって・・・
と言ったら、わかるわかる、実家が近所ですから、と。
僕も日吉ヶ丘小学校のときの通学路でした。
あら、まぁ、同窓生。思わず校歌を歌ったくらいにして。
 ♪ 丘 丘 丘だ 日吉ヶ丘だ 朝日がさせば 輝く丘だ
 ♪ 海 海 海だ 巴の海だ  世界に続く ●●の海だ (歌詞忘れた)
小学生ながら、「世界に続く海だ」の歌詞にしびれたものだ。

13時20分、星野さんのご学友で副院長の粉川さんが来訪。
ブログを見たとのこと。2〜3日は内緒で書こうと思っていたのに。
その後すぐに、院長と事務部長も訪れる。
すっかりブログの記事を読まれていたようで、こちらが恐縮。
院長には、しっかりと食事療法のコツを覚えてください、とご指導いただく。
僕の記事は不平や不満ではなく、ユーザーの正直な体験感想記と捉えてください。

13時半、本日4回目の採血。右腕。
看護師さんに、院長とお知り合いなんですか、と聞かれる。
さっき知り合ったばかりだけど。
血中コレステロール値を下げる薬が追加になる。また増えた。
2週間で退院できるんだろうか。少し不安がよぎる。

14時、看護師さんに呼ばれて、これまでの生活について
取り調べを受けて供述調書をとられる。
改めて振り返れば、とにかくひどい生活だった。
(このことは別項で書く。)
看護師さんに、何度が重度のあきれ顔をされた。
その後、糖尿病神経障害の検査。足の裏をこちょがされる。
ちなみに、こちらの看護師さんも番組の視聴者だった。NCVすげーな。

15時40分、とつぜん市丸くんが来訪。ハコダテ150の編集スタッフ仲間だ。
どうしてわかったの?と問えば、ブログを見たとのこと。
2カ月も放置していたブログなのに、ずいぶんアンテナ張ってるなぁ。
なんでもお祖父さんは、中央病院の関係者(偉い人)だったそうだ。
クラシックカメラの話をする。就職活動がんばれ。
苦しくても、自分の好きな仕事に就くのが一番だよ、と無責任にアドバイス。

16時、看護学生のふたりがご挨拶。実習は今日までということ。あら、残念。
記念に写真をと思ったら必死で避けられた。
高山さんの親戚確認をするのを忘れてたなぁ。そのうち、結婚式か葬式で会うだろう。

16時半、北日本海運の高橋さんに電話。
「お父さんが、見舞いに来るなと言われた、と愚痴ってたよ」
まぁ、僕なりの親に心配をかけまいとする配慮ですから。

曇り空。
17時、5回目の採血。右手の甲から。

17時半、ほけん堂の船岡さんに電話。中央病院と繁華街の誘惑について話す。
素早く保険の手続きをしてくれる。ありがたし。

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◆これで260円。素晴らしい。万代食堂なら650円だ。食事も国保3割負担なんだろうか?

17時40分、夕食。おおっ、なんてことだ。すごい量じゃないか。
心なしかご飯も多いような気がする。
衣つきの煮魚。あぁ、こんな高カロリーっぽいものを食べて良いのかしら。
食べ過ぎで胃がもたれそうだ。焼き茄子、お麩の味噌汁、枝豆。
誰かのと間違ってんじゃないのか?
などと心の中でつぶやきながら夕食と感動のご対面をしているときに、
星野さんから電話。あと5分くらいでお見舞いに行くから、と。
なんてこった。この豪華な晩餐を急いで食べなくちゃいけないのか。
30分で食べる予定を5分に短縮。枝豆は冷蔵庫に隠しておくことにする。

17時50分、星野さん来る。ドトールで話そうということで1階へ。
エレベーターから降りたら主治医のWs先生と鉢合わせ。
「あっ、高山さん。あくまで、お仕事のための飲酒を許しただけですからね。
 本当は心を鬼にして禁酒と言いたいところなんですが。」
先生、もちろんわかっております。
僕の心の中では、1カ月の飲酒回数は番組収録ともう1回と決めていますので。
っていうか、看護師さんや栄養士さんに、
主治医から月1回の飲酒許可をもらったと吹聴していたから、
どこからかツッコミが入ったのかな。
ごめんなさい。今後はちゃんと説明します。

アイスコーヒーをご馳走になりつつ星野さんと世間話。
七夕における競争原理について。
七夕における伝統技術(空き缶カンテラ)の継承について。
政治資金規制法について。
入院生活について。
現代の若者の精神構造について。
楽しかった。

星野さんと話している途中、NPO法人なちゅらすの岡田さん親子に遭遇。
どうやらお子さんがケガをしたようだ。ほっぺに大きな絆創膏をしていた。
いま入院してるんすよ、と伝える。
今年は奥尻のプログラムをお手伝いできなくてゴメンね。
 → 17日18日19日 奥尻島での宿泊体験学習

19時40分、本日6回目の採血。
看護師さんの詰め所にいくと看護師さんがひとり。
採血をお願いします、と声をかけると、「採血ですか...」と顔が曇る。
いやーな予感。
刺し直しは辛いので、自ら右手の手の甲を差し出す。
ぷす。ぐぇ、痛い。ぐりぐりぐり。逃げる血管。失敗。
別の看護師さんにバトンタッチ。左手の甲。ぷす。ぐぇ、痛い。でも採血は成功。
両手とも採血箇所がぷっくり腫れる。
あと1回。次は21時の就寝直前だ。なかなか痛みが引かない。もうイヤだ。
やせたら血管は浮いてくるかしら。

ということで本日はここまで。半日くらいブログを書いてるな。
明日はもうちっと仕事をしよう。

【7月11日、一部改訂】
反省をふくめて、過去の体の状況を振り返ってみようかと思う。

これまで2度に渡って通院・治療のチャンスがあったのだが、
いずれも生来の怠惰な性格が遺憾なく発揮されて、
2カ月くらいで挫折している。その後は放置プレイ。投げやり人生だったわけだ。
そのわりには、過去の検査結果などをしっかりファイリングしていたりする。


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2003年12月
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函館稜北病院
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 当時、函館で創刊された週刊求人誌のお手伝いをしており、そこに掲載する記事を書くために函館稜北病院を訪れた。廉価な健康診断があるというので、30歳にもなったことだし受診してみることにした。その結果である。

体重 108.9kg
最高血圧 170
最低血圧 98

GOT 95
GPT 184
γ-GTP 393

総コレステロール 222
中性脂肪 117

尿蛋白 3+

 このときは、これから生活を改めなければ糖尿病になりますと言われた。食事と運動を進められて、栄養指導も受けている。糖尿病の恐怖と治療に関する資料をたくさんもらった。今回の入院が決まって改めて読み直してみた。
 たぶん2〜3回ほど通院して、待ち時間がかったるくなって行かなくなった。その後、放置。当時は30歳になって、物書きとしていろいろ覚悟をし直した時期で、ぎらぎらと貪欲に忙しかったのだ。


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2005年8月
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五稜郭循環器泌尿器科
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 ちょうどこのころ頭髪諦観の境地に達した。最初は12mmとか。
 この年は戦後60年ということで、道新さんの紙面でずいぶんと関連記事や企画をやらせてもらった。生意気に仕事を整理しだして、金銭面では漸減だが、仕事の内容は充実していた。この年の秋から「ふっくりんこ」の取材もスタートしている。海藻アートの活動も積極的に展開していた。
 通院のきっかけは腰痛だった。FMいるかさんの広報誌の仕事で、船に乗って函館の海岸線を海から撮影してレポート記事を書くことになった。そのとき、カメラ片手にボートの上で踏ん張っていたら、腰がピキッときたのだ。それで、今は閉院した宮崎整形で診てもらった。そのとき、なぜか採血をされて、医師から「腰なんかより内科に行きなさい」と言われて、紹介状を持たされた。あんまり待ち時間が長くない病院を希望したら、五稜郭循環器泌尿器科を紹介された。
 たしかに、なんとなく体調がすぐれなかった。頭痛に悩まされていた。最大体重もこのころである。

体重 114.1kg
最高血圧 190
最低血圧 86

GOT 81
GPT 151
γ-GTP 272
LDH 257

総コレステロール 269
中性脂肪 190

尿蛋白 3+
尿糖 3+

血糖 228
HbA1c 8.2

 糖尿病ですと言われる。このときの主治医がおもしろい人で、糖尿病の話から「天明の飢饉」まで話題が広がった。覚えている限り再現してみる。
 「日本人は粗食に耐えてきたんです。江戸時代に天明の飢饉とか天保の飢饉とかがあって、ほんとうに少ないカロリー量でも生きていける体を長年かけてつくってきたわけですよ。だから現代の食生活に、昔ながらの日本人体質は合っていないの。欧米人を見ると、高山さんよりずっと太っている人でも糖尿病じゃなかったりします。それは、日本人に比べて欧米人が高いカロリーを摂取できてきたからなんです。そういう食事に慣れているわけです。多くの日本人は、幾度となくおそった飢饉に耐えて生き残ってきた人の子孫なんです。たぶん高山さんもそうです。だから、飽食の時代をそのまま享受していると、はっきり言って生き残れないんですよ。糖尿病になると精力も減退します。つまり、うまく子孫を残せなくなる。ある意味で淘汰されてしまうわけです。」
 そんなことを言われたので、3カ月ほどまじめに通ってみた。このときも栄養指導を受けて、食事療法のバイブル「食物交換表(第6版)」も購入している。ちょくちょく散歩に出かけていた。通院中に4kgほど減量し、数値(血糖値・HbA1c)も改善の傾向に向かった。なにより血圧の薬を処方してもらっていたので、それまで頻繁だった頭痛もおさまり、だいぶ体が楽になった。そうなると、楽観気分があふれてきて、いろいろ理由を付けて診察を先延ばししているうちに、とうとう行きにくくなってしまった。その後、華麗に放置。


そして、2009年6月を迎えることになる。
7月6日(月)

ということで、今日から函館中央病院に入院している。
病室は6階にあってベッドは窓側だ。4人の患者がいて圧倒的に俺が若い。
青空がきれいだ。

先月の15日、右腹部の腫れと痛みで診察を受けた。
「はい。今日から入院です」。
糖尿病。完全放置から4年。ついに体がギブアップしたようだ。
即入院は無理です、ということで3週間後の今日から入院。
その間、進行中の仕事を終わらせたり、
退院後の仕事の仕込みをしておいたり、保険の手続きをしたり。
最初の1週間は毎日通院して点滴をしていた。
主治医に、「腹八分目」というメモを渡されたので、
(これまでに比べると)かなりの節制を(自分なりに)してみた。
おかがで調子が良くて元気になった気がする。

そんなわけで、元気に明るく入院初日を迎えた。

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◆病室からの風景。競馬場・湯の川方面を望む。

8時半、事務所へ。メールチェック。
丸山くんから、昨夜のツール・ド・フランスの感想が届いていた。
今年は十数年ぶり(今中大介さん以来)に日本人が出場している。
しかも2人も。
沖縄石垣出身の新城選手が、昨夜はゴールスプリントで5位入賞。
俺も深夜に大興奮だった。
ツールは約3週間にわたる自転車ロードレースだ。
ずっと観戦してきたのに、ついに日本人が活躍する今年、
このツールの季節に入院だなんて。ひどく残念だ。

9時、仙石くんに緒川ラッシー(亀)の飼育に関する諸注意を伝える。
9時半、事務所の向かいにあるオーシャンタクシーに電話。
いつもは相互交通を利用しているのだが、
事務所から乗車するときはご近所のよしみでオーシャンを呼んでいる。
星野さんと世間話。弥生小学校保存運動の署名。
大荷物をタクシーに積み込んで病院へ。運転手さんは裏道を駆使してくれた。
でも、たぶん素直な道の方が早い気がするが。

10時5分、病院到着。荷物を抱ええて入院受付へ。
「看護師が来ますので、お座りになってお待ちください。」
10時20分。なかなか来ない。
男性職員(渡辺さん)が「ただいま看護師を催促いたしましたので」とフォロー。好感。
待たせないこと、待たせてしまっていることを伝え謝罪し善処すること、
これは接客における最良のサービスである。
25分すぎに看護師さんが来る。看護学生を二人引率している。
たぶん、それで遅くなったんだろう。
「高山さん、テレビに出てますよね?」
いきなりか。そうでございます。担当の看護師さんは視聴者でした。
「波止場も丸善も、けっこう行くんですよ。」
「マジっすか。じゃあ、皆さんで飲みに行きましょうか。」
どこに、どんなチャンスが転がっているかわからないものです。

ベッドに案内されて、寝間着を渡される。
「やっぱり着替えなくちゃダメですかね?」
入院前の予定では、日中は普段着でいようと考えていたので。
「うーん。着替えてください。」
ここはあんまり抵抗せずに着替えることにする。

体重測定。104.6kg。
ちなみに、最大時は2005年8月の114kg(公式プロフィールでも採用)。
最近は体重を聞かれると120kgと言っていた。
糖尿が重症かしていくと体重が減るというから、
これも症状のひとつなのだろう。ぜんぜん気が付かなかったけど。
その後、看護師詰め所にて入院生活の説明。
お風呂は月水土だけなんだって。しかも13時〜18時。うーむ。
自宅ではほぼ毎日、朝シャワー・夜お風呂なんだけどなぁ。しかたなし。

検温、35度ちょうど。血圧は180の110。

病棟のロビーで見知った顔に出会う。えぞ共などでおなじみの下田さんだ。
「どうしたの。ああ、これか。」と、腹を撫でられる。
うしろで看護学生が笑っている。
「厳しく治療しちゃってください。」
余計なことを言うなっ。

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◆昼飯。少なっ。

11時半、昼食。早っ。
1日の摂取カロリーは23単位。1単位は80kcalなので1840kcalになる。
よく糖尿病の闘病記などを読むと(気になって読んじゃうんだよ)、
1日1600kcalってのが多い。ちょっぴり多めなのか。
と、期待してたら、配膳された食事を見てがっかり。めっぽう少ない。
俺はこのあと、別のトレーが出てくるのかと思ったよ。
いつもは、この倍の量を半分の時間で食べていた。
 ・・・入院を言い渡されてからは、ちょっぴり節制していたので倍。
 ・・・それ以前なら3〜4倍は食べていた。
ことさらゆっくり食べる。
ご飯はやわらかめ。甘みもあってそれなりの味。
メインディッシュは「蒸し魚のあんかけ」。子どもの手のひらくらい。
薄味。自炊のときはいつも塩気は少なめなので薄味には慣れている。
が、ダシまで薄いのはなぁ。すかすかの白身をゆっくり噛みしめる。
そう言えば、病院の食事は原産地表示とかしないんだな。
小売店や外食産業では常識になりつつあるが。
副菜は「ささげと豚肉の炒め物」。少量ながら使われている脂を貪欲に摂取。
もうひと皿。りんご。なんてことだ。りんごはアレルギーで食べられない。
ノドや耳の奥がが痒くなっちゃうのだ。言っておいたんだけどな。
ただでさえ少ない食事が。がっくり。

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◆病気の告知に関して、患者の要望を伝える書類。

13時、ようやく落ち着いたので荷物の整理。
どういう状態になったかは諸事情で詳しく書けない。
13時半、看護学生が来て血圧を測る。
「た、か、や、ま、さん、横になってください。」
うん? なぜに名前を呼ぶのに引っかかるんだ?
と、胸のネームプレートを見たら彼女も高山さんだった。
「親戚かも知れませんねー。松前なんですけど?」
「あっ、私も父が松前です。」
「おお、そりゃ親戚確率が高い。ちなみに、館浜なんだけど?」
「一緒です。」
親戚確定。奇遇というやつは、ままあるのだ。

14時、別室で糖尿病教室。出席表を持って行かなくちゃならない。
看護師さんに、「出かけるときパジャマでは心もとなくて」と言うと、
普段着に着替えるのを許してくれた。ありがとう。
だってさぁ、パジャマ姿だと、いかにも病人じゃん。病人なんだけどさ。
30分ほどで終了。

15時半。廊下で主治医(Ws先生)に会う。
「たっぷり検査を入れておきましたから。」とにこやかに言われた。
本当にねぇ。
「見ましたよ番組。たくさん飲んでラーメン食べてましたね。」
前回の診察のときに、「今日から禁酒でーす」と言われたとき、
「すんません。どうしても月1回は仕事で飲酒しなくちゃいけなくて」
というぎりぎりの交渉があった。
そのとき、ぜひ番組を見てくださいと伝えておいたのだ。
「私が見た回の収録はいつだったんですか?」
はい。先生の初診を受ける1週間前でございます。
「その次は?」
はい。入院の4日前に収録いたしました。
「今回、先生の名前を言っておきましたから。」
「えーっ、超恥ずかしいっ。」

また、血圧測定。140の90。

16時40分、病室に主治医が来る。
「さっそく薬が増えまーす。血圧が高すぎです。」
ありがたく頂戴いたします。

17時、大妻高校の齊藤先生が病室を訪れる。ベッドの周りを見て笑われる。
「仕事場ですか? ぜんぜん休んでいないじゃないですか。」
初日に誰か来るとは思わなかった。ありがたいことだ。
「僕が唯一コツコツと蓄積してきたのは病気と体重だけですから。」
我ながら名言だ。

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◆晩飯。2分くらいで食べ終わりそうだ。20分くらいかけて食べた。

17時半。晩飯。やっぱり早い。
やった皿数が多い。大根の味噌汁、うまし。
うま煮(メニュー表には「炒り鶏」とあった。)のタケノコは残す。
鶏肉(ムネ)が嬉しい。小松菜の和え物、うまし。
大根とにんじんの酢の物。パイナップル、完熟。昼より量が多い。
まぁ、ここから明日の朝まで12時間以上メシなしだからなぁ。

病棟では、でかい自動製氷器があって、自由に氷を使える。
これは、氷好きの俺には、かなりの高得点。
売店で爽健美茶を買ってきて、がぶがぶ飲む。

夕食後、病棟のロビーでNHKのニュースを見る。
ここで見ておけばテレビカードのお金が減らない。
どうせ地上波はニュースしか見ないし。
ロビーの窓からは本町の飲み屋の看板を見下ろせる。
夕日が沈んでいく。看板のあかりが目立ってくる。
あの店も、この店も、ここもあそこも、楽しい酒だったなぁ。

血圧測定、187の121。

もうすぐ消灯だ。21時だよ、まだ。健康になっちまうぜ。

入院初日ということで、なんだか興奮してたくさん書いてしまった。
明日は採血7回。いやだいやだ。

【7月11日、一部改訂】


プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、街のアジテーター(扇動家)、奥尻島旅人、2型糖尿病(慢性高血糖症・DM)患者、酒豪。函館市出身(第一次オイルショックの年に生まれる)。父母はいわゆる団塊世代。妻は奥尻島で小学校の教員(臨時)をしているので別居中(長万部町静狩小→旧砂原町砂原小→小樽市北手宮小→奥尻町奥尻小)。体重増減中(最大117kg→最小86kg 2010.01現在。主治医による目標体重は70kg。そんなに痩せられるかよっ!)。取材・執筆のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。インタビュー記事や日常雑記に歴史や民俗学のテイストを加えた文章を得意とする。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。函館海藻アート協会」事務局長。函館市女性センターの指定管理団体監事。NCV「函館酒場寄港」案内人。「ハコダテ150プラス」編集協力スタッフ。2005年から田んぼの取材を継続。「函館育ち ふっくりんこ蔵部」田んぼ記者。

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