2016年12月13日(火) 入院5日目

| コメント(1) | トラックバック(0)

6時10分起床。

昨夜のあれで良く眠れず。

便通なし。体重測定101.8kg。


さて、朝食。



米             195g(半分残す) 2単位:160kcal

みそ汁(白菜)       1杯 0.5単位:40kcal

オムレツ          1皿 1単位:80kcal

野菜大豆煮         1皿 1単位:80kcal

【4.5単位:360kcal 7時45分】


ごはん残す

低血糖症状になるよ、と言われる。

そんなことは知ってるんだよ。

フルーツの代替が白飯増量しかないってのが、

工夫がなさ過ぎだろって話だ。

たぶん給食業者はシダックスだと思うけど。


9時13分、血圧測定139/81。

ほどよくなってきた。


午前中はブログ更新。

よく眠れなかった影響か、ぼんやりすることたびたび。

コーヒーを淹れて目を覚ます。


そして、昼食。



米             195g 4単位:320kcal

鶏肉と大根の煮物      1皿 2単位:240kcal

ブロッコリーのマヨかけ   1皿 (野菜はカロリー計算せず)

【6単位:480kcal 12時20分】


また米を残しそうになるが、低血糖症状を起こすと困るので、

使わずにおいた「ふりかけ」を使って完食する。

今回の食事にはアンケート用紙が添付されていたので、

このご飯増量問題もふくめて回答する。


IMG_8865.JPGIMG_8866.JPG


さて、ここで出てきた「低血糖症状」について解説。

これは糖尿病患者が日々の様子を問診されるときに、

口渇(のどの乾き)・多飲・頻尿とともに確認される定番の症状だ。

低血糖は高血糖症(糖尿病)の症状というよりは、

糖尿病の薬の副作用というべきだろう。


昨日の記事にも書いたが、

糖尿病にはその名前ゆえの誤解を生じやすい。

この病気についてまったく知識や経験がない人は、

「甘いものばかり食べるからだろ」と言いがちである。

これは半分正しくて、半分間違っている。

甘いものは概してカロリーが高いので、糖尿病の天敵である。

その通りではあるが、

ここで問題なのはカロリー量であって、糖分の多寡ではない。

どんな食事内容でも

過分なカロリー摂取は病気に悪影響するという意味である。

この悪影響とは、血中の糖分が多いという状態のことだ。


たとえばお米(ごはん)について。

小中学校で学んだ家庭科の知識からもわかるように、

人間は炊いたお米を食べ、

それをアミラーゼ(唾液にふくまれる消化酵素)で分解することで、

糖分に変えてカロリーを摂取している。

ごはん50gで約80kcalである。

摂取カロリーという意味では、

80kcalであればお米でも砂糖でも同じである。

つまり、甘いものを食べたから糖尿病になるのではなく、

カロリーを過剰に摂取するから、

高血糖症状(糖尿病)のリスクが高まるわけだ。


ただし、厳密に言えば、お米には食物繊維もふくまれているので、

単純な糖類(ジュースに入っているようなブドウ糖など)に比べると

糖分の吸収がすこし穏やかである。

これは摂取後の急激な血糖上昇を幾分かは抑えることができるので、

ジュース類よりは「質の良い」糖分ということにはなる。

同じカロリーを摂取するならば、

ジュースを飲むよりはお米なりを食べる方がこの病気には良い。

また、逆に言えば、すみやかに糖分を摂取すべきタイミングでは、

おにぎりよりもスポーツドリンクなどを選ぶべきだろう。

ストイックにスポーツをしている人にも低血糖症状はおなじみである。

運動中にがくっと体力も気力も落ちてしまうハンガーノックは、

糖尿病患者の低血糖症状と同じ状態である。


ここで最初の話に戻す。

糖尿病は高血糖の状態を指すことはすでに書いた通りだ。

高血糖になると、おもに神経組織への悪影響が出る。

糖尿(高血糖症状)そのもので死にはしない。

その影響で身体が壊れる。いわゆる合併症で病気になってしまうわけだ。

糖尿病の薬にはいくつかあるのだが、どれも治療薬ではない。

作用機序は様々だが、

基本的には「糖の吸収を抑える」か「糖の代謝を助ける」かである。

いずれにしても、糖尿病患者がその薬を服薬している場合は、

薬によって糖の吸収や血糖値を制御していることになるので、

場合によっては想定以上に血糖が足りなくなってしまうことがある。

血糖が下がり過ぎると、人間はまともな活動ができなくなる。

空腹、発汗、震え、動悸、集中力欠如、眠気、頭痛、

そして意識の混濁や昏睡を招くことまである。


ということで、糖尿病患者の「低血糖症状」は、

服薬している限りはそのリスクを抱えているということになる。

だから、すこし無理をしてご飯を完食したわけである。



かみさんが荷物を持って来る。

近所に新し居酒屋ができた、との情報。

退院したらすぐに行こうと心に決める。


14時前、主治医の回診。

次回のターゲスは15日(木)に。

通常の血液検査もおこなう。

血圧は落ちついてきたが、

糖尿病&腎臓病のコンボ患者としては120がベストだろう。

入院時点から体重が4.1kg減ったと伝えると、

それは脂肪燃焼ではないですね、と笑われる。その通りだ。


散歩に出かけるも雨降りで断念。

電停前のミスドへ。

俺はコーヒーだけで、かみさんはポン・デ・リングを食べてた。

あまつさえテイクアウトまで。


バス停前でわかれて、冷たい雨を受けながら帰院。

短時間の散歩だったが、すっかり手がかじかんでしまった。


着替えて熱い茶を飲んでいるうちに夕食の時間。



米             195g 4単位:320kcal

みそ汁(もやし)      1杯 0.5単位:40kcal

焼き魚(鮭)        1切 2単位:160kcal

茄子田楽          1皿 1単位:80kcal

【7.5単位:600kcal 17時50分】


こちらの病院食は、肉よりも魚の方がうまいようだ。

茄子の田楽味噌が甘くておいしい。

おそらく人工甘味料(パルスイートなど)を使っているとは思うけど。

もやしのみそ汁は嫌いじゃないが、貧乏くさいのよね。

学生時代を思い出す。


【本日の食事量総計】

18単位:1440kcal(設定値:21単位1680kcal)


21時の消灯後も小型の照明を駆使して、

23時くらいまで本を読み継ぐ。


宮下孝晴『メディチ家 12の至宝をめぐる旅』アスキー新書

来月のフィレンツェ行きの準備として。


ワインを飲む夢を見た。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.monokaki-0138.jp/hakodate/mt-tb.cgi/329

コメント(1)

言わずもがなとは思いつつ。
記事中に書いてある病気の情報は、ぼくが理解した範囲であることに留意してください。診断・治療をするのは医師しかできませんし、人それぞれ病気にも個性があると思います。
なんにせよ、病気や病院を怖がったり億劫がっていても、得することはほとんどありませんので。いつまでも役に立たないキュレーションサイトを見て震えているよりも(そういう情報ページはおおむね消え去ったようですが)、ちょっとだけ時間をつくって病院へ行った方が確実だし話が早いと思います。
一連の「病気もの記事」の目的は、そういった人の背中をすこし押してあげたい、というものです。

コメントする

プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。C型肝炎患者(難治性・HCV・2011年3月から抗ウィルス治療を開始し、翌年2月に寛解するもウィルス再燃、2014年10月からインターフェロン・リバビリン併用療法で再治療、2015年9月ウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市出身(第一次オイルショックの年に生まれる)。父母はいわゆる団塊世代。取材・執筆のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材)。


ツイッター

最近のコメント

アーカイブ