糖尿病と暮らす日々:8月15日(さよなら長崎屋)

8月15日(土)

8時起床。日高晤郎ショーを12分ほど聴く。
出すものをだして体重測定94.5kg。
ひゅー。昨夜から2kg減。ほとんど水分だったんだな。

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◆朝食。すごい皿数だ。ざっくり6単位480kcal。

野 菜 串焼きトマトとレタス
香の物 蓮根の西洋酢漬け
煮 物 煮しめ(蕗・蒟蒻・焼き豆腐)
御御御汁 海藻若布の味噌汁
焼 物 夏刀魚塩焼き(半身)
御 飯 北海道赤飯(甘納豆)
果 物 葡萄(スチューベン)
口直し 酪

赤飯は甘納豆。これ、北海道の基本。
色は小豆ではなく食紅でつける。
子どものころは、ご飯(餅米)と甘みの取り合わせが嫌だったが、
函館を出てからは「懐かしい味」に変わった。

事務所で仕事。

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◆組み立てると月球儀になるジグソーパズル。

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◆宇宙の創造主になった気分。

かんたんだろうと思ったら、完成まで1時間半くらいかかった。
ピースごとの写真や文字のズレがけっこうあって、
そこに惑わされて時間がかかった。
また、完成図がないから、月面の裏側はまったく手がかりなし。

昼食。

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◆野菜と香辛料だけでつくったカレー。ルーは使用していない。3.5単位280kcal。

香辛料は半年に一度くらい半額ワゴンで売られていることがある。
そのとき、いろいろと買いためておく。腐るものじゃないし。
カレーはたくさんあるので冷凍保存。

この間のブログでも長崎屋を訪れたと書いたばかりだが、
先日、長崎屋函館店閉店(リニューアルし店名変更)の新聞記事を読んで、
妻と一緒に再訪することに。またひとつ、子どものころの想い出の場所が失われる。

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◆サンバード。ヒヨコの図柄だと気が付いたときは感動で体が震えた。

僕も妻も、いわゆる原函館人ではない。
原函館人というカテゴリーや条件があるかどうかは知らないが、
両家両親ともに函館出身(松前・札幌・山形・亀尾)ではないし、
本人たちも函館成分の濃いエリア(西部地区)では育っていない。
どちらも亀田人脈。
ボーニ(棒二)・サイカ(彩華)・ワコー(和光)と大門あたりの記憶もあるが、
やはりお出かけのメインは美原の長崎屋とイトーヨーカドーだった。

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◆30年ほど、この地にあった。

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◆ずらりと閉店割引ののぼり(たらし)が並ぶ。

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◆かつての噴水跡。地下の飲食店街にあるのだが、その区画は封鎖されていた。

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◆店舗中央部の吹き抜け。

ここにも噴水があったが、やはり閉鎖。メリーゴーラウンドがあったことも。
夫婦ともに長崎屋っ子である我々は、子どものころ出会ってはいないが、
この場所での共通の記憶はたくさんある(年齢は8カ月違い)。

サン サン サンバード  長崎やーのサンバード
しぃーあーわーせーをー サンバード
こーのーむーねーにぃー サンバード
サン サン サンバード 長崎やーのサンバァ〜ア〜ド

このへんの歌は、どちらからともなくユニゾンで歌っちゃうわけで。
ちなみに、上記の歌詞は店内やCMで流れていた歌から。記憶違いがあるかも。

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◆フタバヤのソフトクリーム(180円)。リニューアル後もお店は残るんだろうか。

めっぽう甘い。で、ノドが渇く。メロンソーダを飲む。これ、定番。
たぶん、何十年も変わらない味。

ぜんぶ食べたかったが、泣く泣く一口だけにする。

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◆フタバヤは長崎屋内に3店舗もあった。はず。

ソフトクリームを落としたら無料で交換します、という看板がある。
フタバヤは長崎屋の良心だった。

小学校高学年になると、フタバヤの向かいにあったミュージックショップ国原で、
レコードを立ち見して、長時間迷った末に1枚ずつ買ったものだ。
ポイント(紙製の券だった)が貯まって、LPと交換したこともある。

始めて買ったのは、レコードではなくカセットテープ。
爆風スランプの「しあわせ」というアルバム。たぶん小学5年生か。
その後は、TM NETWAORK(デビューから3枚目のアルバムまで。「金曜日のライオン」は名曲)。
中学に入ってからは、ちょうどデビュー25周年(1987年)という年で盛り上がりもあった
THE BEATLESに大はまり。ここから、高校卒業するくらいまで、
ビートルズとモーツァルトしか聴かず。

実家にでっかいステレオ(もちろん家具調)があって、
レコードは「およげたいやきくん」とビートルズの赤盤だけあった。
赤盤は母の妹の遺品だったはずだ。
あれは中1の春。日曜日の朝、なんとなく赤盤を手にとって、
2枚組のうちの1枚目をターンテーブルに乗せて針を落とした。
A面1曲目の「Love Me Do」は、そうでもなかった。
2曲目の「Please Please Me」でいかれた。
「From Me To You」「She Loves You」「抱きしめたい」「All My Loving」「Can't Buy Me Love」。
すごかった。衝撃だった。しびれた。
B面の「I Feel Fine」のイントロ(ギターのフィードバック音で始まる)前に、
かすかに咳払いが聞こえて、大発見だと興奮していた。
いま思えば、けっこう間違いだらけのライナーノーツを何度も何度も読んだ。
何百回も聴きたおしても、英語の成績は上がらなかったが、
発音だけはそれっぽくなった。(英語の授業で、たった1回だけ褒められた。)

そんな方面まで想い出が広がる長崎屋。

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◆さようなら長崎屋函館店(閉店は9月6日)。最後に写真撮影できて良かった。

帰宅。夕食。

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◆ズッキーニのチーズ焼き。いやー、うまい。うますぎる。半分食べる。

長崎屋の閉店セールで買ったマーブルコーティングのフライパン(26cm)。
2割引だった。焦げ付きにくいので少ない油で焼くことができる。

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◆フランスパン。半分。ズッキーニとあわせて6単位480kcalくらい。

23時半ころ就寝。

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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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