2017年12月22日(金)糖尿病・腎臓病での入院 22日目

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 6時半起床。
 体重測定101.0kg(前日比+0.1kg)。便秘続く。
 7時の血糖値98。おお、いいね。寝ぼけていたのか、測定の手順を一部誤る。慣れたかな、と思う頃合いが一番ミスを犯しやすいものだ。

 7時50分、朝食配膳。インスリン(ヒューマログ)10単位注射。

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◆ごはん195g(量に疑問)、味噌汁、茹でアスパラ、ボイルウィンナー、切り干し大根煮、ふりかけ。生野菜を追加。

 いつも半分残しているので、ごはんの量が減ったのかと思った。見た目(体積)としては明らかにいつもより小さい。看護師さんにごはんの量を確認したが、いつもと同じ量のはずとのこと。食べる量が減ったというクレームだと思われたらイヤだな。どうせ半分残すわけだが、その半分の目安にバラツキがあるのが許せなくて。
 実際に食べた感じはすこし水分量が多いかな、という炊き加減。120gくらいのような気がする。逆に盛りが多いときもある。そういう時は指摘しないのだから勝手なものだ。

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 9時半、血圧測定148/80。血圧の薬が減って、じわじわと数値が悪化してしまている。これはおそらく来週の退院時には薬は元に戻りそうだ。
 10時前、デザイナーから奥尻島の観光パンフの表紙案が届く。すぐさま役場と観光協会へ転送。

 10時半、主治医回診。インスリンは確実に効いてきたので、「(個人的に記録している血糖値と食事内容の一覧表を見て)その糖尿病へのこだわりを退院後も続けられれば、インスリン注射の量も減っていくはずですよ」。まったくその通りでございます。

 12時の血糖値118。
 12時31分、昼食配膳。インスリン(ヒューマログ)10単位注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、白身魚の野菜あんかけ(四割残す)、肉じゃが、牛乳(在庫へ)。

 あまり美味しくない。近年では珍しいことだ。

 13時、外出。病院正面から出待ちしている緑色のタクシーに乗車。車内はイカの燻製の香りが漂っていた。すこし雑な感じの運転。信号待ちではハンドルを指でとんとんと弾いている。ここのタクシー会社は運転手の名前を客席から見える場所に掲示していない。そう言えば、運転席と客席を仕切る防犯用の透明ボードもない。いろんなものへの投資をやめているのかもしれない。この病院の出入り業者だと思うが。いつもは運転手との会話を楽しむのだが、今日は終始無言で。
 自宅のちょっと手前で降車。870円。千円札を出して領収書だけもらう。

 帰宅してすぐに仕事部屋へ向かって作業開始。奥尻で撮りためた写真から、パンフレットに掲載するカットを選ぶ。
 取材で撮影した写真は、膨大な量を外付けハードディスクに保存してあり、さらにそれを別の外付けハードディスクにバックアップしてある。でも、機械なので壊れることがあるわけで、デジタルデータが物理的な場所を取らないが、物理的破損に弱すぎる。津波などの震災で汚れてしまったプリント写真をクリーニングするボランティアがあるが、デジタルデータは諦めるしかないだろう。取材では古写真の存在に助けられて、歴史的な事実や類推に辿り着いたりするのだが、デジタル時代以後の将来はどのように「掘り起こし」がおこなわれるのだろう。
 紙と墨の文書は千年たっても読むことができる。千年後はデジタル時代の記憶はすっかり消え去って、謎の時代になってしまうかもしれない。

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ピーさんと遊ぶ。うごうごしてた。

 15時、予定にはなかったが「冬至だから」という家人のすすめで入浴。柚子の香り。ああ、もう今年も終わるなぁ。
 16時5分、家を出発。12分ころバス停到着。さすがに16時2分のバスは行ってしまっただろうし、次のバスは16時20分だったので、ひとつ先のバス停まで歩くことにする。はい、予想通り。次のバス停までの中間まできたあたりで、当初乗ろうとしていた16時2分のバスに追い越される。遅れすぎだぜ。
 次のバス停に着いて、ほどなくして来たバスに乗車。五稜郭(第一生命前)で降車。第一生命には俺が幼稚園児のころまで母が勤めていたので、その中の託児所的なところに何度か預けられた記憶がある。
 病院内のローソンで生野菜を購入して病室に戻る。
 奥尻町役場からメールが届いて、パンフレットの改訂版が校了(一部責了)する。印刷データの作成に進む。

 17時の血糖値81。低い。低血糖症状が出そうな数値。空腹は感じているが、その他の症状はなし。昼食を少なめにしてしまったので、その影響だろう。夕食が待ち遠しい。
 17時50分、夕食配膳。インスリン(ヒューマログ)10単位注射。

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◆ごはん195g(四割残す)、鶏の照り焼き、かのこ煮、海藻サラダ。生野菜を追加。牛乳を在庫から追加。

 本日は冬至ということでカボチャが出た。かのこ(鹿の子)とは、こしあんに小豆の粒が入った料理らしい。和菓子で鹿の子餅とか耳にする。
 これで、ゆず湯に入ってカボチャも食べたので、健康な1年を暮らせるはずだ(こういう迷信は嫌いじゃない)。

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おしい。文字も手書きにすべき。かわいい。

 21時の血糖値134。インスリン(トレシーバ)20単位注射。どうやら手順書を見なくてもスムーズに注射できるようになった。

 消灯後、デザイナーから印刷データ完成のメール。さっそくダウンロードをこころみるも、用意している回線では1日かかりそうだし、それを印刷所にアップロードするのは2日かかりそうなので、30分ほどで見切りを付けて中断。明日も一時帰宅して作業をすることにした。入院中に感じたほぼ唯一の不便だ。毎日不便(便秘)ではあるけれども。

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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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