2017年12月19日(火)糖尿病・腎臓病での入院 19日目

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 3時ころ目が覚めて、せっかく処方してもらった便秘の薬(ピンクの小粒)を飲むのを忘れていたことに気がつき、ゼロコーラで流し込む。効くかしら。
 7時、看護師さんに声をかけられて起床。
 血糖値測定111。確実にインスリンが効果を発揮してきたようだ。次の段階はインスリン投与をなくせるかどうか、だが。

 7時46分、朝食配膳。インスリン(ヒューマログ)10単位注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、味噌汁(豆腐とさやいんげん)、スクランブルエッグ、大根と竹輪の煮物、ほうれん草と油揚げの煮びたし。生野菜と追加。

 これはスクランブルエッグではなくて炒り卵だな。病院食は卵の加熱がしっかりしている。半熟のゆで卵が食べたい。

 9時、血圧測定136/79。ちょっと高い。測定中に話しかけられたからかも。本日も外出届けを要請する。
 昨夜、眠れないと言ってた同室の老人が高いびきで寝ている。これたぶん入院患者あるある。安心感と背徳感とお得感があるからだろうか、昼間のほうが安眠できたりする。部屋は明るくて、看護師さんたちが出入りする雑然とした中なのに。

 11時半、看護師さんが来て「自己注射の練習」が必要なことを伝えられる。ついにきたか。どうやら退院後もインスリン注射を免れないようだ。仕方ないとは言え、それなりにショックを受ける。注射の仕方は薬剤師からの指導が必要ということで、明日の午後になるようだ。

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◆ごはん195g、うま煮(鶏肉・里芋・人参・コンニャクなど)、海藻サラダ、牛乳。野菜サラダを追加。

 13時半、病院出発。出力してもらった校正紙を受け取るために、五稜郭公園の裏手にあるデザイナーの事務所へ。徒歩なのにクルマで移動するときの道(一方通行路や隘路を避ける)を選んでしまって、余計な距離を歩いてしまった。
 ひと休みさせてもらって復路。今度は五稜郭公園の中を抜けるいつもの道で。寒さに負けて途中で公園内の茶店で「奉行所コーヒー」を飲む。310円。
 昨日の日誌で触れた五稜郭タワー横の除雪状況は、相変わらずの放置状態。文字では伝わりにくいかもしれないので写真を撮ってきた。あちら側とこちら側の除雪格差がわかる。

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 五稜郭タワーから五稜郭公園正面まで僅か30m。タワーだけ利用して帰る客は少ないだろう。もう少し先まで雪かきしてもバチは当たらないと思うのだが。感謝されこそすれ。
 ふだんクルマ移動が基本だから、たまに歩くと気になることが多い。とくに雪道において。やはり取材は足で稼がなくちゃいけないのだろう。

 ぶつぶつ言いながら五稜郭を離れて、無印良品に寄ってコーヒーを購入。15時ちょい過ぎには病院へ到着。看護師さんに、あら今日は早いわね、という顔で迎えられる。

 15時半、資料とノートパソコンと校正紙を持って、病院1階にあるドトールへ。奥尻町役場と観光協会からの来客を迎える。いくつかの印刷物の打ち合わせ。
 長年携わっている観光パンフの改訂については、こちらの提案もふくめた工夫は受け入れらたようだ。そのまま増刷でもよかったのだろうが、できることは少しずつでもブラッシュアップした方が良い。予算縮減で減ページを示唆されていたが、それでも削ってはいけない部分(内容)はあると思っているので、その分はこちらで負担して減ページにならないようにも提案した。個人的な趣味や嗜好だけでなく、歴史や文化への興味関心は旅の動機になるからだ。うまいもの、きれいな景色、よかったよかった。それでは人は呼べないし、リピートもしない。観光にこそ深みとか厚みが必要だと思ってる。

 長年お付き合いをしている人たちは、「また入院かよ」とか「入院中の方が真面目に仕事してるな」という理解がお約束なのだが、考えてみれば一般的には入院すると仕事ができなくなる(もしくは停滞する)ものなのだ。心配と懸念を抱いた皆様には配慮を欠いていたことをお詫びしたい。

 17時の血糖値154。やはりわからない。昼食に米飯を完食したとは言え、その後は1時間ほど散歩したわけだが、血糖値は上昇している。なにが、どんなふうに影響するのか。ぜひ知りたいものだ。
 17時46分、夕食配膳。インスリン(ヒューマログ)10単位注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、タンドリーチキン、和風スパゲッティ、トマト。生野菜を追加。

 よくわからない取り合わせ。おいしかったけれども。

 20時30分、血糖値測定。129。ほどよく下がる。
 21時、就寝前のインスリン(トレシーバ)20単位を注射。18単位から増えてた。血糖値の推移を見ると、だんだんと落ちついてきたようにも思えるが、ここで2単位増えるのはどうしてだろう。食直前の超速効型(ヒューマログ)よりも、俺には1日効果が続く持続型インスリンの方が効果がある、という判断なのだろうか。明日の回診で主治医に聴いてみよう。


 おもに自分のために書いておきたいこと。
 関心のないことに言及はしない。好悪の感情もない。こうあってほしいという思いがなければ、悪口も諫言も提案もしないだろう。安全な場所からこっそり陰口を吐いているわけではない。評価も批判も、その対象を愛していなければ、そんな手間のかかることはしない。
 とは言え、そんな思い(スタンス)が周囲に伝わらないのは、こちらが舌足らずだったり誤解を招くような行動をしている所為でもあるのだろう。それはそれで仕方のないことだ。何事にも限界はあるし、なんとなく相性の悪い人もいるものだ。勘違いやすれ違いにも、そこに至ったなにかしらの理由があるはず。
 ただ、少なくとも主張しておきたいのは、大切にしている文筆という手段を使って陰口を書くことはない、ということだ。どこかに匿名で悪口を垂れ流すようなことはしない。そういう行為は否定しないが(有用な場合もあるので)、自分ではしないということ。もし、私がそのようなことをする人物だとお考えなら、まったくもって心外である。
 折り合いをつけるのは上手になりたい、とは思っている。

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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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