日記:12月14日〜12月21日

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12月14日(日)
午前10時、道新に掲載する「ふっくりんこ通信 第5号」の取材で函館市内のご家族を訪問。
6カ月のお子さんに、離乳食として「ふっくりんこ」を食べさせている。
実際に用意してもらって、食べているカットを撮影。
おかゆの入った茶碗が出てくると、さっそく赤ちゃんは右手をぶんぶん振り回して、
はやくよこせ、と主張しはじめる。かわいい。

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よくよく話を聞いていたら、FMいるかリスナーであることも知る。
ラジオネームをうかがったら聞き覚えがあった。
一時間半ほどインタビューする。
大縄町のセブンイレブンでお弁当と烏龍茶を購入。
事務所でコタツにもぐりこんで昼食。

1月1日発行の「いるかプレス」に掲載するインタビュー記事に手を付ける。
うまく書き上がらない。21時前に帰宅。
洗濯物が溜まってパンツがないのに気がつく。すさんだ生活を反省。


12月15日(月)
朝起きると頭が痛い。後頭部から肩にかけて張った感じ。
寝不足の時に発生することが多いので1時間ほど追加睡眠。
快方せず。牛乳で頭痛薬を飲み下す。
10時に事務所。自宅もすさんでいるが、仕事部屋もすさんでいるなぁ。
通販で購入したミネラルウォーターとワインが届いていた。
水は1本(750ml)20円って、なんだそりゃ。ヴッテルなんだけど。
ワインも3本で7000円のものが半額だった。
昨日の続きでの原稿書き。敦賀さんから電話、原稿の催促。
この日も書き終えられず。どうした、おれ。
PHSのファームウエアをアップデート。


12月16日(火)
函館市役所から電話。
2004年に補助金を受けた函館海藻アート協会の事業に監査が入っているとの由。
なにか悪いことしたかしら。
「アート展を開催するにあたって、一部の作品を買い取っているが、なぜか」
これは作品内容と展示方法が特殊だったため。
海藻紙と海藻染布をそれぞれ作家から購入したのだが、
いずれも来場者に自由に触ってもらえるかたちの展示にしたかった。
紙や布の風合いや香りを楽しんでもらうためだ。
とくに海藻で手漉きをした紙は海の香りが香ってくる。
それを目や鼻や手から遠い場所に展示したのでは意味がない。
また、触れていただいた作品は、当初の同一性を保証できない。
展示中に、破けたり汚れたりするわけである。
ということで買い取りにした、というわけ。
「作品の出展および買い取りに関する報酬金額の根拠はありますか」
うーむ、根拠ねぇ。
おおざっぱに言えば、支払った報酬は作品づくりのための手間には見合っていない。
いわゆるお友だち価格ほどだったはずだ。
公立の美術館とか、庁舎とか街中に飾っている絵画や彫刻への報酬は、
どのように積算してるんだろう。
なんだか、紙やら布やら写真やら、海に勝手に生えている海藻を拾ってきたアートに、
ずいぶんと金をかけすぎじゃね、と言われているような気がする。
とは言え、函館市から180万円も補助金をいただいている。
しっかりと監査していただき、こちらもしっかりと説明と主張をしたいと思っている。
こちとら、もらった金の数倍以上の活動をしてうる自負もある。
そういうもんだろ。公の金を使わせてもらうってのは。
お昼。湯川町の「グリル塩豚」にてチャーシューメン(塩)。
この店、めっぽう安い。きっちりうまいし。
14時、同じ湯川町の函館渡辺病院へ。
こちらにお勤めの医療ソーシャルワーカーさんと打ち合わせ。
数度にわけ時間をかけて、介護に関するルポルタージュを書けないか打診。
介護を要するのは高齢者だけでなく、障害を持つ方々もふくまれる。
身体障害、知的障害、精神障害の三つである。
このうち精神障害に関しては、前者の二つに比べて対応が遅れ気味だという。
知識や理解が進まなければ偏見を生みがちなものだ。
若いソーシャルワーカーさんだが、
どうにか少しずつでも現状を改善していきたいという思いを語っていた。
このお話、まだ勉強途中なので僕自身に理解不足の面があると思うが、ひらにご容赦。


12月17日(水)
朝8時すぎ、JA知内の玉森さんの電話で起床。
写真データを送ってくれと。すっかり忘れてた。
午前中、共栄運輸の北村さんを訪ねたら、木曜日まで出張中とのこと。
年末の忘年会の打ち合わせをしたかったのだが。
木村さんと北斗市の「七福神」と「バー・コージー」の話をする。
早く行ってみたい。
14時。「ふっくりんこ」の取材で北斗市のご家族を訪問。
幼稚園と1歳のお孫さん(姉妹)に、
おばあちゃんが握ったオニギリを持ってもらって撮影。
上のお子さんがレンズを向けると、かならず首を傾け両手でハートをつくるポーズをとる。
幼稚園でそうやって教えられるそうだ。

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まだカメラに慣れていないので、前半のカットをMFモードのまま撮影してしまっていた。
おばあちゃんの話を1時間半。たいへん面白かった。
ご実家が旧大野町でお米農家(小作)だったそうで、
半世紀前の田んぼのお話をたっぷり聞けた。
この記事は今月28日の道新(道南版)「ふっくりんこ通信」に掲載する。
事務所に戻って原稿書き。
昨日まで書いてきた山形さんの原稿をいったん全部ボツにして、
一問一答のインタビュー記事に書き直す。
肉厚な記事はまたの機会にすることにしよう。書き直しの原稿は2時間ほどで完成した。
21時、帰宅途中に亀田町「かつ勝」へ。
隣の席では若い3人が別れ話。なんとなく耳に入ってくる会話を聞いていた。
別れ話のわりには、きっちりキャベツとご飯をおかわりしていた。
こちらもキャベツを2回おかわりして、野菜不足を解消する。


12月18日(木)
10時前に事務所。
コタツにもぐりこんで、ノートパソコンでメールチェックをしようとしたら停電。
ブレーカーが落ちたのかと確認するも「ON」の位置にある。
不動産屋を呼ぶしかないようだ。お隣の片原さんが電話で手配していた。
コタツが入らないので寒い。
ストーブをつけようにも、ここ数日暖かかったのでストーブの上や前に、
取材ノートやら紙の資料やらを広げてしまっていた。
いま、その地層を崩すのは危険である。
あきらめてタオルケットを体にかけて仕事を続ける。お昼前には復旧。
星野さんとお昼に出かける。途中、道新に寄ってから旭丘町「軽食アサヒオカ」へ。
優しい味のランチで満足。

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千歳町「EDWARDS」でサンドイッチをテイクアウト。これが晩めし。
事務所に戻って原稿を1本アップ。


12月19日(金)
11時半、昭和1丁目の市立昭和小学校へ。
この住宅街の学校では、昨年、校庭に田んぼをつくった。
今年も5年生の授業として、お米(もちろん「ふっくりんこ」だ)を育てた。
今日は「収穫祭」ということで招待されていたのだ。

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家庭科室に案内されると、すでに調理(おにぎり)を終えていた。
しまった。もうちっと早く来たら良かった。
子どもちが具を持ち寄ったようで、鮭、いくら、おかか味噌などいろいろ。
海苔の巻き方も各種あって、
ぐるりと真っ黒に巻き付けたり、サッカーボールのように貼り付けたり。
ありがたくごちそうになる。
どうやら水加減をちょっぴり間違えたようで、やわらかに炊きあがっていた。

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担任の先生が何度も何度も何度も生徒に謝っていて笑ってしまう。
新米のときは水は少なめなんだよね。
でもでも、しっかりと「ふっくりんこ」の甘みや粘りを感じられた。
なにしろ子どもたちが植えて収穫して握ったオニギリ。
ほんとうにごちそうさま。
こういう授業、すごくうらやましいよ。


12月20日(土)
昨夜、自宅に戻ってから、3時間ほどテレビゲームをしてしまった。
いまだにファミコンしか持っていないので、中学生のときに遊んでいたゲームなんだが。
たまたま東京にいる弟(マンガ雑誌の編集長)からメールが来ていて、
とある古いゲームの話題があったもので。
というわけで、少し寝坊して11時に事務所へ。
お昼は徒歩3分の「丸南熊谷」で、親子丼・そば(温)セット。そば大盛りで。
いいかげんヒドイ状況になった仕事部屋を掃除することにする。
こんな狭い部屋なのに3時間くらいかかった。
2週間ぶりに、原稿を書くポジションをコタツから机に変更。
こうやって、たまに場所移動をして気分転換するのである。
夕方5時、たぶん高校生のころから聞き続けているラジオ番組「アバンティ」を聞く。
毎週、この番組が始まる前に妻から電話が来る。もしくは、妻へ電話する。
ふたりとも、この番組のファンなのだ。
今週は教授(登場人物)役の団しん也が声帯模写を交えつつクリスマスソングを歌っていた。
19時40分、亀田港町「魚長」で晩めしの買い物。
ここは秋くらいに閉店時間が1時間短くなってしまった。
しかも、閉店作業がめっぽう早くて、50分くらいに「蛍の光」が流れ出す。
落ち着かない。背中を押されるように買い物をしてお店を出る。
あっ、ほら、やっぱり、白菜を買い忘れた。今夜も鍋。


12月21日(日)
笠原くんからメール。昨日の試合、初スタメンで出場。きっちり仕事はしてきた、と。
今回はテレビ中継がなくて残念だった。いちど観戦に行かなくちゃな。
ラグビーのことはぜんぜんわからないけど。
10時半、事務所。昨夜から寒さが戻ってきた。
整理整頓された部屋は気持ちがよい。ストーブも点火できるし。
昼食はコンビニもの。オニギリ(鮭・梅)、ひじき五目煮、おぼろ豆腐梅風味スープ。

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ぼちぼちと原稿書き。途中、1時間ほどコタツで昼寝。
18時から1週間の日記を書き始める。
いま書き終わったら20時だ。今夜は「魚長」で買い物ができないな。
5倍ポイントの引換券があると言うのに。悔しいことだ。

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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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