糖尿病と暮らす日々の記録の最近のブログ記事

 6時10分起床。血糖値測定147。
 体重測定101.1kg(前日比−0.1kg)。ちょっとずつ、ちょっとずつ、減ってはいるが。脱水機にでも入りたい。

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◆ごはん195g(半分残す)、味噌汁(しめじ)、竹輪炒め(半分残す)、切り干し大根の白和え、ほうれん草のツナ和え、味海苔、牛乳(在庫へ)。生野菜を追加。

 9時、血圧測定。115/65。外出を申請。
 午前中はとっぷり仕事。昼が近づくと、いつもよりも空腹感が大きい。
 12時の血糖値137。ほどほどの状態。ただ、朝めしが少なかった感もあるので。
 12時27分、昼食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g、鶏肉、もやし。

 完食。12時50分には外出。

 歩道の雪はとけてぐちゃぐちゃ。ところにより5〜7cmほどの水深がある水たまり。雨水管につながるグレーチングが雪山に埋もれているのだろう(函館図鑑「下を向いて歩こう」回で得た知識)。
 函館中央警察署から東山墓園通へ向かう歩道は、最低の除雪レベルで自然にできた細い踏み跡のみ。その先にある函館中央図書館前の歩道は幅広く除雪されていて、点字ブロックもしっかり見えていた。どちらも「中央」を名乗る施設・団体だが、それぞれどんなことを考えているのか、なにを大切に思っているのか、本当は誰のための存在なのか、歩道の様子からも自ずと見えてくるというものだ。

 息切れしながら帰宅。出勤前の家人がいた。

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クロネコポイントで交換したミニカーが届いていた。これで2台目だ。

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 サッポロ堂から古書目録が届く。この古書店とは学生のころから二十年以上のお付き合いだ。近年「日本の古本屋」というサイトが充実しだしてからは、古書を目録で探して買う機会は減ったのだけど、年末恒例の目録が来ると(以前は秋に来てたけど)すべてのページに目を通してみる。定番の函館本は揃っているので、ほかに仕事のネタになりそうなものはないかと探しつつ。

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 ピーさんを放鳥して昼寝。指先が猛烈に痛くて目を覚ます。ピーさんに激しく囓られてた。俺さまの相手をしろ、という主張からの行動らしい。

 16時、家をあとにする。今日も帰りはバス乗車。来たバスに乗り込んだものの「たぶん違うな」という感触があったので、発車する前に運転席まで行って「このバスは丸井さんまで行きますか?」と確認。「行かないですよ」ということで降車。すぐ後ろに正しいバスが来てた。時刻表から15分ほど遅れていたので混乱してしまった。しかも、1分ちがいのバスが前後して到着したのもあって。バスは難しい。まして、これが旅先で、さらには海外だったら。函館に来る外国人観光客はバスを乗りこなせているのだろうか。
 道新前で降車。道新1階(ここはかつて広告部が入っていた)のセイコーマートで、生野菜とゼロコーラを購入。ホットシェフの揚げ物臭が魅力的過ぎて、入院中にはオフっているスイッチが入るかける。危険なコンビニである。

 病院まで行啓通を歩く。歩道の路面は酔っ払いならあっさり転んで後頭部を打つような路面状況だ。通りは函館では地価がもっとも高いとされている場所で、商店街(繁華街?)のひとつである。飲食店を中心に、各種店舗が並んでいる道だ。人が往来してなんぼなのだが、そんな店の前の歩道のコンディションは劣悪だ。ところどころ店の前を丁寧に雪かきをしているところがあるが、七割方は降雪積雪圧雪解凍再凍結のツルテカ状態を放置している。店の前の除雪をサボってるところは、絶対に利用しないと心に誓う。路面店としての矜持はないのか。

 17時の血糖値154。
 17時50分夕食配膳。インスリン注射(ヒューマログ10単位)。

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◆ごはん195g、味噌汁(山菜)、柳川風(豚肉)、冷や奴。

 仕事の続き。
 21時の血糖値207。インスリン注射(トレシーバ)。単位が増えたと説明があったが、いくつか確認するのを失念。
 23時ころ就寝。
 6時10分起床。ほどほどに熟睡。
 体重測定101.2kg(前日比−0.2kg)。ようやく4日前の体重に復す。
 7時、血糖値測定。134。
 7時46分、朝食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、味噌汁、ボイルウィンナー、里芋の煮物、大根の甘酢和え。生野菜を追加。

 9時、血圧127/64。計測中に話しかけられたので少し高め(じゃないかと思っている)。
 午前中は昨日からの引き続き。校正のチェックと戻し作業。追加の文字原稿や写真原稿の用意。サムネを切ってはスマホで撮影する。

 11時、主治医の回診。病棟の看護師長と。
 「食事を残しているようですが、あんまり頑張りすぎても退院後に続くかどうかわかりませんよ」と。もっともだ。ただ、どう考えても、ごはん(お米)の量が多すぎるのだ。カロリー量の数合わせになっている。
 「理論上は膵臓が分泌しているインスリンは充分な量です」「まだインスリン抵抗性が残っていますが、食事制限を続ければ、かならず血糖値は下がりますから」。インスリン抵抗性とは、膵臓からインスリンが分泌されても、筋肉や肝臓が血中のブドウ糖を取り込まずに、血糖値が下がらない症状(状態)。原因は肥満・運動不足・ストレスなど。こびりついた抵抗性は、少しずつ剥がしていくしかない。年末にしか掃除しないレンジフードの油汚れのように。
 それでも、せっかくお金をかけて入院しているのだから、どうにか成果を得てから退院したいものだ。体重も血糖値も、その他もろもろの数値も。
 「インスリンを注射すると体重は減りにくくなります。食べた栄養を有効活用するのがインスリンですから」。前途は多難である。

 12時の血糖値165。
 12時30分、昼食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、鶏ささみカツ、中華風やっこ。生野菜を追加。

 カツ!

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ついでに、ピーさんの食事の様子。

 今日は外出せずに、午後いっぱい仕事。入院中の方が労働時間が長いのではないだろうか。ただし、やっぱり仕事の効率は限定的だ。ものを書くためには、ネット検索だけでは無理で、書棚の資料を引っ張り出してくる必要があるもので。

 17時、血糖値測定。161。
 17時56分、夕食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g(完食)、味噌汁、鶏の水炊き風、ニンジンの和えもの。生野菜を追加。

 食後は気力が落ちてしまったので、仕事はせずに寝ころがる。読書をする気にもならず、だらだらしているうちに消灯時間。正しい入院患者の食後だ。
 21時、血糖値測定。156。インスリン注射。
 今夜は湿布を貼ってもらうのを忘れる。それだけ痛みが取れてきたということだろう。いつもは3枚貼ってもらうのだが、自分で1枚だけ貼った。
 6時半起床。体重測定101.4kg(前日比なし)。減らない。
 7時の血糖値131。まずまずか。

 7時48分、朝食。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、味噌室(しいたけ)、玉子焼き(甘い)、ポテトサラダ、インゲンの油炒め(ひき肉)、ふりかけ。生野菜を追加。

 9時、血圧測定114/70。
 午前中はさっそく出来上がってきた校正の確認と戻し作業。
 12時の血糖値171。12時30分、昼食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、炒り豆腐、焼き魚、牛乳。生野菜を追加。

 献立表にはハヤシライスとあり。がっかりしていたら、生野菜を冷蔵庫から出すときに、半分くらい床にぶちまけてしまった。くやしい。あやまちすな。

 13時、外出。外は冷気緩む。ざくざくと足跡をつけながら自宅をめざす。工程の半分くらいで足にだるさを感じ、後半は疲れて何度か立ち止まる。亀田側沿いの遊歩道は踏み跡ができていたが、その幅が狭くて歩きにくかった。すこしずつ幅を広げるように新たな踏み跡をつくったりしたが、それで体力を余計に消耗してしまう。息切れしながら帰宅。

 シャワー浴びてから、ピーさんと遊ぶ。あいつは元気だ。家人は風邪をひいていた。

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 仕事部屋で作業。50GBほどの写真データをポータブルHDDに移動保存。USB2.0なので20分以上時間がかかる。最新のMBPも購入したので、周辺機器も更新する必要があるだろう。
 16時20分、なんとか作業を終了して、大急ぎで出発。おかげでいろいろ忘れ物をしてしまった。16時30分、医師会病院前からバス乗車。珍しくイスに座ることができた。いつもは本町交差点の手前で降りるのだが、ふたつ先の中央病院前まで乗ってみる。200mもない距離だが運賃が30円違った。帰院。

 17時、血糖値測定。139。
 運動の成果もあるだろうが、昼食に牛乳を飲んだものの血糖値はほどよく下がっている。やはり、なにを食べたら血糖値が上がるのか、上がりにくいのか、まださっぱりわからない。
 看護師さんから、血圧が低く安定しているので薬が減った、と報告あり。よしよし。
 17:50、夕食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、すまし汁(豆腐)、牛鍋風、オクラおかか和え、煮豆(甘い)。生野菜を追加。

 献立表には「鮭ちゃんちゃん焼き」とあったが牛肉に化けていた。もちろん脂身はない。肉は豚鶏牛の順に好き。

 消灯まで仕事。そう言えば入院してから、ほとんどテレビを視ていないな。昼食と夕食ときにワンセグでテレビを点けるのだが(そのために使い古しのガラケーを持ってきた)、小さい画面を見るのも億劫なので音声だけを聞いている。あとは視ない。1日20分弱だ。なんの不自由もない。ついでに言えば、新聞も帰宅したときにサラッと目を通すだけだ。

 21時の血糖値168。入院当初よりは格段に良くなったとは言え、なかなか正常の範囲内までは下がらないものだ。
 6時起床。昨夜のインスリン量に不安を感じつつも、低血糖の自覚症状はなし。朝の血糖値はいつもより低めのはずだ。
 体重測定101.4kg(前日比+0.1kg)。二日続けて100gずつ増量。これは便秘の影響だろう。1日半すっきりとした便通なし。

 7時。血糖値測定。129。入院後、朝の空腹時血糖としてはもっとも低い数値に。看護師から、インスリン注射の量(単位)について医師の指示を待つので朝食がすこし遅れる、と伝えられる。昨日、主治医の回診では「インスリン量は固定」と言われたのだが、昨夜も血糖値測定後に重ねてインスリンを注射されている。不穏な予感。抱いていた危惧は間違いではなかったかもしれない。

 7時48分、朝食配膳。注射待ち。8時ちょい前にインスリン注射(10単位)。どうやら主治医の行っていた固定量に落ちついたようだ。ますます昨夜のブレが気になる。

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◆ごはん195g(半分残す)、味噌汁、はんぺん焼き、うの花、豚肉の味噌野菜炒め、牛乳(在庫へ)、ふりかけ。生野菜を追加(味ぽんで)。

 9時30分、血圧127/64。
 午前中は昨日からの積み残しの原稿書き。昼までになんとか初稿を書きあげる。誌面の作り込みこれから。

 12時、血糖値測定。144。
 今日は昼食前に主治医回診。やはり、昨夜のインスリン注射は投与量を間違っていた(医師の指示の約2倍)ようで、病棟の看護師長がしきりに謝罪してた。事前の主治医の説明と、注射に来た看護師の説明が食い違っていたし、さらには注射する量も多すぎると感じたので、自己防衛として夕食を残さずに食べておいたのは正解だったようだ。
 唯々諾々と治療を受けているわけではないが、どれだけ病気の知識や経験則を積み重ねようとも、専門家である医師や看護師の発言や行動を、ずけずけと「確認」したり「拒否」することは難しい。もしかしたら、と思いつつ、そんなわけないか、と従ってしまいがちだ。
 もともと超高血糖だったので、2倍量の投与で「(血糖値が)ほどよく下がりましたね」と半笑いで受け応えしたが、まかり間違えば「死ぬ」可能性もあるミスである。事故の半歩手前だろう。糖尿病の薬を飲み始めるとき副作用(低血糖)について説明されるのだが、インスリン注射の段階に進むとそのリスクは格段に高まる。
 さてでは、このミスはなぜ生じたのか。実はふだんからあることなのか。顕在化していないだけなのか。たまたま、なんとなく訳知り顔の患者である俺のところで起こってしまったので、ミスを認めることになったのか。重大事故が発生する前には、複数の小さな事故が生じているという。たまたま、俺だったから良かったのだ。患者も知識と勇気を持たなければならない。

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◆ごはん195g(半分残す)、白身魚のきのこシース、からしマヨネーズ和え。生野菜を追加(味ぽんで)。

 食後、熱いお茶をすすっていると、じわじわと便意がやってくる。焦らない。焦ってしゃがんで空振りだと、さらに便通の機会を遠ざけるような気がするからだ。ほどなくして、微かな便意は確信に変わった。トイレへ。出た。硬くてお尻が痛い。それでも出た。嬉しい。

 16時前、薬剤師が来てインスリンの説明。今さらかと思ったが、たぶん毎日外出していたので、このタイミングになったのだろう。昨日の件を話すと「いやな汗が出ました」と言ってた。やはり、なかなかの事件だったのだ。

 17時、血糖値測定。125。
 17時55分、夕食配膳。インスリン(ヒューマログ)4単位。

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◆ごはん195g(半分残す)、棒々鶏、餃子、もやし。生野菜を追加(味ぽんで)。

 なんて(カロリー的に)豪華な食事なんだろう。棒々鶏のタレは濃厚で、舌が恐縮してしまうほどだ。わずか2個の餃子には食の喜びがつまっていた。1個を6口にわけて食べる。大満足。ふるえながら米を半分残した。

 21時、血糖値測定。189。インスリン(トレシーバ)を12単位。湿布を貼ってもらって消灯。疲れたのですぐに横になった。
 毎晩なのだが、廊下の向こうからおじいさんの呻き声が聞こえてくる。おそらく認知症でもあるのだろうか、昼間は「かあさん、かあさん! おい! 誰がいねがー!」とナースコールも押さずに何度も叫んでいる。乱暴な口のきき方をしたかと思えば、急にしおらしく重症患者のような悲鳴を出す。看護師さんたちは献身的ではあるが、多忙なタイミングだとすこし持て余し気味のようだ(看護師によって対応が異なる)。ただ、徘徊されて転んでケガでもされると看護師さんの責任になるのだろうから、なかなか難しいものである。
 人は晩年を幸せに生きるために、私たちはどんな準備や心構えが必要なのだろうか。おじいさんの声を聴くたびに、そんなことを考えてしまう。ましてや、ここ日本の老後環境には、あまり過大な期待はできない。

 7時起床。血糖値160。
 体重測定101.3kg(前日比+0.1kg)。昨日、未運動と未便通のためだろう。ちゃんと出せば、それなりに減るはずだ。100kgを切るくらいまでは。
 7時47分、朝食。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、味噌汁(白菜)、煮豆、サラダ(アスパラとカリフラワー)、オムレツ(プレーン)、牛乳180ml、ふりかけ。生野菜を追加。5単位400kcal。

 俺のところには牛乳しか来ないが、他の患者のところにはジョワやヤクルトが届く。たまに飲みたいもの。

 9時20分、血圧測定118/69。外出届を要請。
 午前中は昨日の続きの原稿書き。仕事の電話とメールをいくつか。

 12時、血糖値測定。226。高い。要因はなんだろうと考える。食事と血糖値の記録を見ると、牛乳を飲んだ後に血糖値上昇が目立つような気がする。もちろん、断言するほどのデータはそろっていないし、あくまで俺個人の体質における傾向である。「牛乳 血糖値」でネット検索すると、食事と一緒に牛乳を飲むと血糖値が下がる、という話題が出てくるが、エビデンス不明の噂話レベルのようだ。牛乳は子どものころから大好物のひとつで(おかげで背も伸びたし横にも広がった)、これからもほどよく付き合って行きたいとは思っている。ただ、カロリー量を基にした食事制限をすると、牛乳1杯は1.5単位120kcalと多いので、あまり飲めなくはなってしまう。
 とりあえず、隠し在庫の牛乳は家に持ち帰ることにしよう。

 12時27分、昼食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、鶏肉と大根の煮物、ブロッコリー。生野菜を追加。

 13時、外出。窓から眺めて吹雪いていたのはわかっていたが、実際に外へ出てみると「ひどい」のひとこと。いつもは「ポケモンGO」をちらちら見ながら家まで歩くのだが、今日はこの雪道と真剣に向き合わなければ命を落としかねない。
 それでも病院前から行啓通りの歩道は、まだ踏み跡もあって問題なく歩くことができた。中央警察署から図書館方向への道(東山墓園線)に入ると、踝(くるぶし)の上まで埋まりながらの歩行になる。中央図書館を過ぎてからは車道を歩いて行く。
 その先で道を誤ってしまった。いつものように亀田川沿いの遊歩道に入っていくと、もうそこは深い新雪が真っ白に広がるのみ。脛(すね)まで埋まり、冬靴ではあるが長靴ではないので、靴の中に雪がどんどん入って来る。自分で雪をかきわけて踏み跡をつくるので余計に脚力をつかう。容赦ない吹雪。かすかに遭難を覚悟しながら、何度か立ち止まって休みながら進む。視界は100メートルほど。
 なんとか家にたどり着いたと思ったら、玄関先が雪で埋もれている。長靴に履き替えて雪かき。すこし重い雪だ。必要最小限の範囲だけを除雪するが、かなり疲れた。腕が上がらない。息を切らして帰宅。ストーブの前にびしょ濡れの手袋や帽子、それに雪が入ってしまった靴を並べる。ピーさんがぎゃあぎゃあ鳴きだしたので、カゴの入口を開けて放鳥した。
 シャワーを浴びて布団に寝ころがる。ピーさんが飛んできて顔の上を歩いている。話しかけると顔を近づけてきて、話すのをやめると唇をかじって「話せ!」と催促してくる。ピーさんを顔に乗せたまま昼寝。眉毛を毛づくろいされた。

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 15時半過ぎ、ちょっと早いが病院へ戻ることに。玄関を出ると、またそれなりに雪が積もっている。二回目の除雪をしてから出発。今度は川沿いを歩かない。医師会病院前からバスに乗った。

 16時20分、病院到着。病室へ戻る前に院内のローソンで、昨日あきらめた海藻入りサラダを購入する。本日の雪中行軍のご褒美だ。
 病室へ戻ると担当の看護師がやって来て、今後はインスリン10単位で固定する、と伝えられる。ただし、1日4回の血糖値測定は続ける。

 17時、血糖値測定。128。もうすこしで一般人並みに(ただしインスリン注射のおかげ)。この夕食前の測定が1日でもっとも血糖値が下がる傾向にある。やはり運動による好影響もあるのだろう。
 17時50分、夕食配膳。説明がよくわからなかったが、インスリン(ヒューマログ)をこれまでより多めに注射するという。低血糖に関する諸注意。この数値なのに大丈夫かしら。この治療の意図については、明日の主治医回診で確認しよう。

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◆ごはん195g、味噌汁、焼き魚、大根おろし、なす田楽。海藻サラダを追加。

 低血糖症状を恐れて(空腹でもあったが)、ごはんを完食してしまった。インスリンを打つと太るという言説があるが、こういう心理も影響しているのかもしれない。

 食後は原稿書きの続き。とくに低血糖症状はなし。ただ、気にはなるので、すこしの変化に敏感にはなっている。
 21時、血糖値測定。160。インスリン(トレシーバ)を12単位+10単位。やっぱりけっこうな量だ。すこし不安を覚えつつも両腕を差し出すしかなし。
 外は雪が降り続いている。
 入院初日から続いていた眠れないほどの痛みは、その後の工夫(寝る姿勢の探求・ふだんの姿勢の改善・湿布の貼付など)の効果もあって、睡眠を妨害するほどではなくなった。首・肩・背中の痛みは続いているが、通常営業の範囲内である。上半身の筋肉痛は、思い起こせば中学生のころから続いている。そういうものだと思って生きてきた。

 6時起床。体重測定101.2kg(前日比−0.5kg)。正確な体重測定を始めた入院2日目の朝の体重からだと2.1kgの減量だ。1日平均200g弱ずつ減っていることになる。
 7時、採血。血糖値測定156。起床時としては入院後最小値を更新。昨晩の就寝時よりも下がっていた。前回の入院までは、インスリン注射なしで血糖をコントロールできたのだが、今回はすっかりインスリンに頼ることになってしまった。
 糖毒性を解除できた(インスリンが正常に効くようになる)後は、食事+運動+経口薬の治療法に戻ることができるのだろうか。それとも、今後は死ぬまでインスリン注射を必要とするのか。どんどん機能が低下している腎臓との兼ね合いもあって(薬は腎臓機能にダメージを与える)、後者の選択をすすめられる気がしているので、ちょっとずつ覚悟は決めているつもりだが、まだかすかに「どうにかなるのでは」と淡く期待している自分もいる。
 インスリンの分泌が充分におこなわれているかを確認する膵臓の検査結果がまだ出ていないので、そこからの判断となるだろう。

 7時40分、朝食。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、肉じゃが、ツナおろし、おひたし、ふりかけ(在庫へ)、牛乳(在庫へ)。生野菜(千切りキャベツ)を追加。

 午前中、ブログを書いた後は原稿執筆前の資料整理。入院時にひとやま掴んで持て来た資料をベッドの上に並べて、メモをとりながら整理する。なかなか原稿を書く気が起きないときは、とりあえず関連の「作業」をして気分が乗るのを待つしかなし。

 12時、血糖値測定。173。
 12時30分、昼食。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、鶏肉の磯部揚げ、ふき炒め、牛乳(在庫から)。生野菜を追加。

 今日は午後からの外出を控える。
 時間も差し迫ってきたし(越えているような気もするが)、いよいよ原稿に手をつける。書き始めると、ほどほどの勢いに乗ることができた。ベッドの上には引き続きが広げられている状態。

 必要なこと以外は話しかけるな、という雰囲気が出ているのか、めったに看護師さんから世間話をふられないのだが、今日は珍しく治療以外の会話をした。ベッドの上の資料が目に入ったようで「奥尻町となにか関係があるのですか。わたし奥尻町の出身なんです」と。旧姓を教えてもらって「青苗ですか?」と問うと、その通りですとのこと(偶然当たった)。すでに島に実家はないが、お盆には日帰りで墓参りをしているという。

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家人に送ってもらったピーさんの写真。お気に入りの小菊と。

 14時40分、主治医回診。「だんだんと普通の糖尿病患者になってきました」「自前のインスリンはまだ大丈夫なので、このまま正しい食事と運動を続けることができれば、インスリンは必要がないかも」「2型糖尿病の場合は1日に2回の血糖値測定が保険診療内」などのやりとり。どうやら、俺の膵臓はまだ健気に働いていたくれたようだ。退院後、その正しい食事と運動とやらを継続していけるのかどうか。そのためにはどうしたらよいのか。課題山積である。

 16時半、原稿を三分の一ほど書きあげて、頭が働かなくなったので仕事おしまい。ほどほどに集中できた。でもまだ先は長い。

 17時、血糖値測定。179。運動はしなかったが、大きく上昇はしなかった。
 17時50分、夕食が来る。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、擬製豆腐、カボチャ煮、きんぴらごぼう、煮豆(甘い)。

 ああ、前回の入院でも出たな。擬製豆腐(ぎせいどうふ)。豆腐を崩して、他の食材(肉とか野菜とか)を混ぜて、ふたたび整形したもの。見映えは悪いけどおいしい。あんがかかっていた。

 19時半、院内のローソンでお買い物。ウーロン茶と生野菜(千切りキャベツ)を購入する。海藻入りサラダもおいしそうだったが、キャベツの1.8倍もするので断念。
 ちなみに、病院の食事は1食360円(課税世帯)。近年、100円ずつ値上がりしていて、2015年度までは260円、2018年度からは460円になるそうだ。460円はさすがに高く感じるね。すき家の「おしんこ納豆定食」は320円、サラダを付けて460円。まぁ、同じものばかり食べてはいらないから、日々のバリエーションが多いという点では、この料金でもありがたいのかも。もちろん自宅で調理した方が安く上がるだろうけど(一汁一菜なら)。

 22時くらいまで、行きつけのバーのWEBサイトづくり。WordPressを導入してみたが、いま自分のブログで使っているMTよりは使いやすく感じる。分厚いマニュアル本を読まなくても、どんどんつくっていける。
 6時起床。あっという間に十日もたった。
 体重測定101.7kg(前日比0.6kg)。ようやく気持ちよく体重が減った。10日で1.6kgの減少を楽観的に解釈すると、退院時には4.8kgの減量になっているはずだ。ほぼ5%ということで計画通りなのだが。そうは問屋が卸さないもので。

 7時、血糖値測定。180。昨夜就寝前が175だったので、ひと晩なにも食べたりしていないのに血糖値が上がった(もしくは下がらなかった)ことになる。不思議に思って調べてみると、これはよくある現象らしい。すでに8年以上も糖尿病の治療をしているわけだが、これまで血糖値をそのつど計測していなかったので(月1の定期検査のみ)、このように1日のなかでの変動について理解が浅かった。理由は三つ考えられるようだが、ぼくにはどれなのかは判断できない。ただ、深夜に病院をこっそり抜け出して、熱々のラーメンを食べたわけではないことは確かだ。夢の中で堪能した可能性もあるが、空想では血糖値は上がらないだろう。たぶんだけど。

 7時48分、朝食。今日も生野菜(千切りキャベツ)を追加。

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◆ごはん195g(半分残す)、味噌汁(白菜)、ひじき煮、スクランブルエッグ、ほうれん草の白和え。千切りキャベツを追加。

 9時半、血圧測定126/70。点滴なしということで外出届を要請。提出後に差し戻されて、鉛筆書きダメとのこと。今日から規則が変わったのか、過去数年間にわたって見落とされてきたのか。筆ペンで書き直す。

 12時、血糖値測定。176。
 12時30分、昼食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g(三分の一残す)、鶏肉のピザ風、大根サラダ、牛乳。千切りキャベツを追加。

 「ピザ風」ってのはチーズとトマトソース(じゃなくてケチャップか)が乗っているから。小麦粉を使っているわけではない。献立表はパンだったが、俺はピザ風をおかずに米を食べた。

 13時外出。外はそれほど寒くない。早足25分で帰宅。汗をかいた。
 郵便物の整理、事務所でしかできない仕事を済ます。入浴。家人とお茶を飲みながら、昨日の酒席の話を聴く。うつぶせになって背中をつまんでもらう。ピーさんが飛んできて、一緒に背中に乗ってきた。

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 15時半、家を出る。帰りはゆったりペースで35分。やはり中国人もしくは台湾人の観光客と多くすれ違う。ありがたいことだ。また台湾に行きたいな。中国も行ってみたいものだ。
 17時、血糖値測定125。入院後の最小値を更新。
 17時48分、晩ご飯。インスリン注射。

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◆ごはん195g、味噌汁(豆腐とネギ)、魚(たぶん平っべたいやつ)の漬け焼き、角揚げの煮物、白菜和え。

 完食。うまい。この五倍の量でも平気で食べられるはずだが、この量はこれで至極満足だ。

 21時、血糖値測定208。上昇。ごはん(お米)の量がわかりやすく影響するのだろうか。検証を続けてみないとわからない。経験則としては、ごはん(お米)の量を減らすと体重は減少する傾向にはなるが。

 ふとんの中でラジコで放送大学を聴きながら就寝(入学しているわけではない)。23時前か。夜中、淫夢を見たような気がする。
 左腕の点滴針が気になって何度か目が覚める。それでも懸念していたほどではない。朝方すこし寝る姿勢が乱れていたのか首に鈍痛を感じた。
 6時起床。体重測定102.3kg(前日比+0.2kg)。なんてこった。増えてやがる。空気を吸っても水を飲んでも太ってしまう俺様の身体が恨めしい。昨夜のハンバーグが巧妙な罠だったのか。
 7時、血糖値測定。162。入院後の最低値を更新。それでもあと60は下げる必要があるということか。まだ点滴は続くのだろう。気が滅入る。

 7時51分、朝食が配膳される。直前にインスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、味噌汁(とろろ昆布)、蒸し天かま(三分の一残す)、おひたし(山吹和え)、うの花、牛乳。生野菜(千切りキャベツ)を追加。

 9時30分、血圧測定134/77。測定中は話しかけないでほしい。すこし数値が上がるのよ。
 昨日の日記(ブログ)を書いた後は、これまでの検査数値をエクセルにまとめていた(下記画像)。2003年12月からの検査数値をまとめて記録してあるのだが、現在がもっとも悪い状態だ。実はここ1年分のデータ入力をサボっていたのだが、入力しながらあまりの酷さに愕然とした。

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◆事故や災害現場で負傷者が同時多発したときに使われトリアージタッグを真似て、検査数値を深刻度(進行度)に合わせて色分けしている。無色→黄色→橙色→赤色→黒色の順。トリアージタッグの場合、黒色はカテゴリー0で死亡。

 そんなことをしているうちに昼食どきに。
 12時、血糖値測定。192。
 12時32分、お昼の時間。インスリン注射

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◆ごはん195g、親子とじ、のり和え。

 また献立表と違う。コロッケと書いてあったが。揚げ物が出てくるのは奇跡と言っていい。それだけに、献立表で見つけるたびに期待してしまうのだが。掲示してある献立表には「常食」と「全粥食」があるのだが、常食メニューに脂質が高そうな料理がある場合は、どうやら全粥食のおかずに差し替わっていることが多いようである。

 点滴があるのか、ないのか。わからないまま点滴針は刺さったまま。外出(運動療法の実践と検証)もできない。すこしいらいらしつつ仕事をする。

 16時過ぎ、看護師から「今日は点滴がないので、針を外しましょうか?」と言われる。本日の点滴がない、という判断はいつの時点で下されたんだよ、と問いたいのをぐっとこらえて、刺され損でした、と小さくつぶやいて腕を差し出す。

 17時、血糖値測定。192。昼食前と同じ数値だ。
 17時50分、夕食到来。お魚大きい!

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◆ごはん195g(四割残す)、鮭ゆず味噌焼き、かぼちゃあんかけ。生野菜(千切りキャベツ)を追加。

 夕食後、便通あり。腎臓の薬の影響で便秘なのだが、久しぶりに七割ほどの快便感。ただ、便が硬くてお尻が痛くなった。おかげさまで痔ではない。

 21痔じゃなくて21時、血糖値測定。175。

 家人は勤務先の忘年会とのこと。しかも、病院のすぐ近くの居酒屋で。俺が入院してから二度目の酒席だ。うらやましい。うらめしい。22時半ころ、いつものバーでひとり二次会をしているとメール報告。ちくしょう。1時前に帰宅したというメールが届いていたが、そのころは俺は夢の中。
 2時に排尿で起きたが、あとは朝までぐっすり。寝る姿勢における首および肩の痛みの回避方法を(いまのところ)完全に体得したと宣言して良いだろう。のど元過ぎればなんとやらで、このまま放置してしまいがちだが、そのうちまた痛みが繰り返してしまうのだろうから、早急に原因を究明しておきたい。

 体重測定102.1kg(前日比-0.1kg)。減らない。
 7時、血糖値測定。190。ようやく200を切る。食前のインスリン注射なし。

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◆ごはん195g(半分残す)、目玉焼き、春雨サラダ、味噌汁、小松菜おひたし、ふりかけ。キャベツ千切り。

 9時、血圧測定。124/64。ほどよい。
 外出届を請求。昨日はお散歩(運動療法の実践)ができなかったので、今日はしっかり歩いておきたい。本日も点滴ありということになったので、「昨日、先生から外出後でもOKをもらっているので、17時からにしてください」と伝える。

 11時、主治医回診。もう少し血圧を下げた方がよいけれど、それでも高すぎるという状態ではないので、腎臓に影響のある降圧剤を止めることに。

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◆ごはん195g(半分残す)、白身魚、大根おろし、中華風冷や奴、牛乳(飲まずに在庫)。千切りキャベツ。

 献立表にはスパゲティーミートソースとあるが、そんな欠片もないメニュー。
 急いで食べて、12時50分に病室を出る。院内のATMから半年分の家賃(住宅ローン返済分)を引き出して、病院近くの銀行で引落口座に入金する。とりあえずこれで半年間は月末にハラハラすることはない。あと三年半で解放される。

 本町交差点(北洋銀行前)で、赤紙(召集令状)を模した戦争反対のビラを配っていた。今日は1941年(昭和16年)に日本による真珠湾攻撃があった日。勇ましく威勢よくはじめた戦争は、あっという間に泥沼へと「転進」していく。戦争をおっぱじめるのは国家として政治家として軍人として、下策中の下策だろう。いま、大きな犠牲を払って手に入れた「平和」という価値観の軸がずれて、気がついてみれば焦臭い時代の空気に包まれている。せめて、想像をしてほしい。あなたの手もとに、あなたの最愛の人の手もとに、あなたの子どもの手もとに、こんな紙が届く時代は不幸と言うほかないことを。

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 定刻よりも7分ほど遅れて到着したバスに乗車。今日は間違えていない。210円。自宅最寄りのバス停で降車。ラーメンと排気ガスが入り交じった下界の臭い。いとおしく感じる。帰宅。
 家人とお茶を飲みながら雑談。風呂を用意してもらって入浴。浴槽につかりながら何度か寝落ちした。風呂上がり5分ほど自分の布団に寝ころがる。点滴の関係で、いつもより帰院時間が早いので、早々に戻る準備。でもその前に、ピーさんとは遊ぶ。

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 帰りは徒歩。亀田川沿いの道を下っていく。夕暮れ前の空が気持ちよく晴れていて、寒さは気にならなかった。五稜郭で外国人の団体客とすれ違う。
 行啓通で外国人個人客に道を訊ねられている若者あり。あそこでは何度か外国人観光客に「五稜郭へはどう行きますか?」と聞かれたことがある。市電の電停「五稜郭公園前」で降車するものの、その電停前に五稜郭はあるわけではない。それに、これだけ聞かれるということは、案内板が不明瞭なのかもしれない。もうひとつ気になるのは歩道の除雪状況だ。これは過去にも書いたのだが、道新の交差点から五稜郭タワー手前の交差点まで、歩道が凍結してツルツルなのだ。除雪しないままに多くの人が歩いて踏み固められ、すこし融けては氷結するのを繰り返しているからだ。しかも、日の当たる時間が少ない。せめて、あの歩道だけは、優先的に除雪するようにした方が良いのではないだろうか。五稜郭のおかげで稼いでいるタワーさんラッキーピエロ五稜郭前店とが共同で出資して、融雪剤でも散布してくれればいいのに。

 16時、帰院。さっそく点滴の準備。
 「昨日、針を抜いてしまったので」と看護師に言われて、すこし気に障る。点滴の針を抜いたことは、誰にとって「不利益」なことなのか? 俺のわがままなのか? 翌日の治療の効率をよくするために、カラダに針を刺したまま一晩過ごさせるのは、こころある治療なのか?
 終了後に外してくれるように頼むが、看護師もいろいろ理由を言ってくる。それは強制なの、と問えば「お願いです」と。最後にはこう伝えた。「納得はいかないが、ことを荒だてるのはイヤだし嫌われたくないので、おまかせします。ただ、ぼくは残念には感じている」と。
 16時30分、点滴がはじまる。意欲減退。

 17時、血糖値測定。224。
 17時48分、夕食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g、味噌汁、和風ハンバーグ、もやし(青しそ和え)。千切りキャベツ。牛乳。

 ハンバーグの前に、ごはんを残すに能わず。まずは自主的に追加した千切りキャベツから食べる。食後には隠し在庫から追加した牛乳も。点滴のおかげで、すこしストレスを感じていたのかもしれない。食欲をコントロールできなかった。
 食後ふて寝。

 20時ころ起き出して仕事をぼちぼち。
 21時、血糖値測定。224。インスリン注射。
 22時、点滴終了。点滴針は留置することに。もう面倒であきらめた。

 23時、アップルストアでMBPを購入。28万円ほど。六年半ぶりの買い換えとなった。かなり迷ったが、タッチバーは不必要と判断。そのかわり、メモリやSSDを特盛りに。納品まで10日くらいかかりそう。
 夜中にトイレで2度起きる。あとはしっかり睡眠。6時起床。便秘。
 体重測定102.2kg(前日比-0.3kg)。これまでの入院時のように気持ちよく体重が減らない。このペースだと退院までに5%すなわち5kg痩せるのは難しいかもしれない。
 7時、血糖値測定。225。やはり高い。
 7時53分、朝食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、味噌汁、玉子焼き、ほうれん草の胡麻和え、大根かに風味くずあん、ふりかけ、牛乳。

 かに風味の大根を食べたら気持ちが悪くなる。カニか。思わず食べてしまったのは失敗だった。

 9時、血圧112/66。看護師さんに「NCVにお勤めなんですか? 昨日、契約をしたんですよ」と言われる。会社のかわりに丁重な御礼を伝えておいた。俺も契約代理店をやってインセンティブをいただこうかしら。
 午前中は仕事の書類と資料の整理。

 いつものように外出届をもらう。申請内容を書き終えたころに看護師さんがやって来て、「今日から点滴なので、外出はできないかも」と。予想外の展開。さっそくネット検索をすると、インスリンの点滴というものがあるらしい。血糖値が下がらないので、次の段階に進んでしまったようだ。

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 11時、点滴が始まる。
 右腕に刺して失敗。左腕に刺して失敗。ベテランの看護師さんが登場して成功。ここから6時間かかるという。点滴台をがらがらと押しながら動き回ることもできるのだが、いかにも病人らしい(病人なんだけど)点滴のビジュアルにやられて、なにごとも億劫になる。動きもぎこちない。
 ことここに至ってようやく大いに反省している。

 12時、血糖値測定。228。
 12時24分、昼食が来た。

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◆ごはん195g、豚肉(かすかなガーリック風味)、ポテトサラダ。

 豚肉は奇跡のように脂気なし。ポテトサラダがおいしかった。隠し在庫のふりかけをかけて米を食べきる。下膳する気力はなし。看護師さんに食器を下げてもらう。

 いつもはここで出かけてしまうのだが。久しぶりに午後の病室に滞在となったが、15時くらいまではとにかく騒がしくて賑やかだ。函館の駅前よりも人口密度が高かったと思う。
 14時、主治医回診。今日はひとりで来てた。病状についての説明。
 高血糖が続いているのは「糖毒性」が原因だろうということ。糖毒性とは高血糖状態が長く続いてきた(放置してきた)ことで、膵臓からのインスリンの分泌が低下したり、インスリン抵抗性(効きにくくなる・鈍感になる現象)があらわれたりすること。
 まずは、この糖毒性をリセットするために、インスリンの量を増やしていくのが直近の治療方針。点滴もそのひとつ。「インスリンも入っていますが、あとは生理食塩水ですので、なんというか体液を薄めるみたいなものです」という説明がおもしろかった。血液検査の結果で中性脂肪が700以上あるようで、どんだけ不摂生を続けてきたというのか。
 点滴をする時間帯はいつでも良いという言質もいただく。外出後が良いでしょう、ということだったので、明日からも点滴が続く場合には17時からにしてもらおう。

 16時半、家人が来訪。ピーさんの話をして帰る。

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 17時、血糖値測定。243。
 17時48分、夕食配膳。食事前に点滴は終了していたが、看護師さんたちが忙しそうだったので、そのまま食事に。すこし血液が逆流してるのが目に入ってめまいがする。

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◆ごはん195g、味噌汁、サバの南部焼き、豆腐あんかけ。キャベツ千切り。

 「南部焼き」というのは、胡麻(すりつぶしていない)を加えたタレに魚や肉を漬けてから焼くものらしい。そう言えば、南部煎餅も胡麻がまぶしてあるな。胡麻はあのあたりの特産ということだ。
 キャベツの千切りは家人にお願いして、コンビニから買ってきてもらったもの。ドレッシングがわりの味ぽんとともに。生野菜が食べたくて。うまい。

 18時20分、ようやく点滴をはずしてもらえた。
 看護師さんが「明日も点滴はあるかもしれないので、針はこのまま・・・」と言いかけたところを、間髪を入れず、やや被せ気味に「いやです」と返答。しかも強めの口調で。このような意思表示は、入院中の自分としては珍しいことなのだが、さすがに明日まで針が刺されたままというのはイヤだったので。たとえまた刺すときの痛みがあるとしても、だ。看護師さんも(強い意思表示に)驚きつつ「そうですよね」と同意。
 患者が看護師に望んでいるのは「技術」と「温情」だと考えている。看護技術だけが完璧でも、患者の気持ちを汲み取れない看護師が「優れている」とは言えないだろう。ニコニコしながら何度も採血を失敗する看護師もイヤではあるが。もうひとつあればいいなと思うのが「対応力」だ。

 21時、血糖値測定。233。インスリン12単位を注射。
 今夜も湿布を貼ってもらう。やはり「便利」と高評価。

プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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