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 6時10分起床。血糖値測定147。
 体重測定101.1kg(前日比−0.1kg)。ちょっとずつ、ちょっとずつ、減ってはいるが。脱水機にでも入りたい。

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◆ごはん195g(半分残す)、味噌汁(しめじ)、竹輪炒め(半分残す)、切り干し大根の白和え、ほうれん草のツナ和え、味海苔、牛乳(在庫へ)。生野菜を追加。

 9時、血圧測定。115/65。外出を申請。
 午前中はとっぷり仕事。昼が近づくと、いつもよりも空腹感が大きい。
 12時の血糖値137。ほどほどの状態。ただ、朝めしが少なかった感もあるので。
 12時27分、昼食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g、鶏肉、もやし。

 完食。12時50分には外出。

 歩道の雪はとけてぐちゃぐちゃ。ところにより5〜7cmほどの水深がある水たまり。雨水管につながるグレーチングが雪山に埋もれているのだろう(函館図鑑「下を向いて歩こう」回で得た知識)。
 函館中央警察署から東山墓園通へ向かう歩道は、最低の除雪レベルで自然にできた細い踏み跡のみ。その先にある函館中央図書館前の歩道は幅広く除雪されていて、点字ブロックもしっかり見えていた。どちらも「中央」を名乗る施設・団体だが、それぞれどんなことを考えているのか、なにを大切に思っているのか、本当は誰のための存在なのか、歩道の様子からも自ずと見えてくるというものだ。

 息切れしながら帰宅。出勤前の家人がいた。

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クロネコポイントで交換したミニカーが届いていた。これで2台目だ。

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 サッポロ堂から古書目録が届く。この古書店とは学生のころから二十年以上のお付き合いだ。近年「日本の古本屋」というサイトが充実しだしてからは、古書を目録で探して買う機会は減ったのだけど、年末恒例の目録が来ると(以前は秋に来てたけど)すべてのページに目を通してみる。定番の函館本は揃っているので、ほかに仕事のネタになりそうなものはないかと探しつつ。

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 ピーさんを放鳥して昼寝。指先が猛烈に痛くて目を覚ます。ピーさんに激しく囓られてた。俺さまの相手をしろ、という主張からの行動らしい。

 16時、家をあとにする。今日も帰りはバス乗車。来たバスに乗り込んだものの「たぶん違うな」という感触があったので、発車する前に運転席まで行って「このバスは丸井さんまで行きますか?」と確認。「行かないですよ」ということで降車。すぐ後ろに正しいバスが来てた。時刻表から15分ほど遅れていたので混乱してしまった。しかも、1分ちがいのバスが前後して到着したのもあって。バスは難しい。まして、これが旅先で、さらには海外だったら。函館に来る外国人観光客はバスを乗りこなせているのだろうか。
 道新前で降車。道新1階(ここはかつて広告部が入っていた)のセイコーマートで、生野菜とゼロコーラを購入。ホットシェフの揚げ物臭が魅力的過ぎて、入院中にはオフっているスイッチが入るかける。危険なコンビニである。

 病院まで行啓通を歩く。歩道の路面は酔っ払いならあっさり転んで後頭部を打つような路面状況だ。通りは函館では地価がもっとも高いとされている場所で、商店街(繁華街?)のひとつである。飲食店を中心に、各種店舗が並んでいる道だ。人が往来してなんぼなのだが、そんな店の前の歩道のコンディションは劣悪だ。ところどころ店の前を丁寧に雪かきをしているところがあるが、七割方は降雪積雪圧雪解凍再凍結のツルテカ状態を放置している。店の前の除雪をサボってるところは、絶対に利用しないと心に誓う。路面店としての矜持はないのか。

 17時の血糖値154。
 17時50分夕食配膳。インスリン注射(ヒューマログ10単位)。

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◆ごはん195g、味噌汁(山菜)、柳川風(豚肉)、冷や奴。

 仕事の続き。
 21時の血糖値207。インスリン注射(トレシーバ)。単位が増えたと説明があったが、いくつか確認するのを失念。
 23時ころ就寝。
 6時10分起床。ほどほどに熟睡。
 体重測定101.2kg(前日比−0.2kg)。ようやく4日前の体重に復す。
 7時、血糖値測定。134。
 7時46分、朝食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、味噌汁、ボイルウィンナー、里芋の煮物、大根の甘酢和え。生野菜を追加。

 9時、血圧127/64。計測中に話しかけられたので少し高め(じゃないかと思っている)。
 午前中は昨日からの引き続き。校正のチェックと戻し作業。追加の文字原稿や写真原稿の用意。サムネを切ってはスマホで撮影する。

 11時、主治医の回診。病棟の看護師長と。
 「食事を残しているようですが、あんまり頑張りすぎても退院後に続くかどうかわかりませんよ」と。もっともだ。ただ、どう考えても、ごはん(お米)の量が多すぎるのだ。カロリー量の数合わせになっている。
 「理論上は膵臓が分泌しているインスリンは充分な量です」「まだインスリン抵抗性が残っていますが、食事制限を続ければ、かならず血糖値は下がりますから」。インスリン抵抗性とは、膵臓からインスリンが分泌されても、筋肉や肝臓が血中のブドウ糖を取り込まずに、血糖値が下がらない症状(状態)。原因は肥満・運動不足・ストレスなど。こびりついた抵抗性は、少しずつ剥がしていくしかない。年末にしか掃除しないレンジフードの油汚れのように。
 それでも、せっかくお金をかけて入院しているのだから、どうにか成果を得てから退院したいものだ。体重も血糖値も、その他もろもろの数値も。
 「インスリンを注射すると体重は減りにくくなります。食べた栄養を有効活用するのがインスリンですから」。前途は多難である。

 12時の血糖値165。
 12時30分、昼食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、鶏ささみカツ、中華風やっこ。生野菜を追加。

 カツ!

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ついでに、ピーさんの食事の様子。

 今日は外出せずに、午後いっぱい仕事。入院中の方が労働時間が長いのではないだろうか。ただし、やっぱり仕事の効率は限定的だ。ものを書くためには、ネット検索だけでは無理で、書棚の資料を引っ張り出してくる必要があるもので。

 17時、血糖値測定。161。
 17時56分、夕食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g(完食)、味噌汁、鶏の水炊き風、ニンジンの和えもの。生野菜を追加。

 食後は気力が落ちてしまったので、仕事はせずに寝ころがる。読書をする気にもならず、だらだらしているうちに消灯時間。正しい入院患者の食後だ。
 21時、血糖値測定。156。インスリン注射。
 今夜は湿布を貼ってもらうのを忘れる。それだけ痛みが取れてきたということだろう。いつもは3枚貼ってもらうのだが、自分で1枚だけ貼った。
 6時半起床。体重測定101.4kg(前日比なし)。減らない。
 7時の血糖値131。まずまずか。

 7時48分、朝食。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、味噌室(しいたけ)、玉子焼き(甘い)、ポテトサラダ、インゲンの油炒め(ひき肉)、ふりかけ。生野菜を追加。

 9時、血圧測定114/70。
 午前中はさっそく出来上がってきた校正の確認と戻し作業。
 12時の血糖値171。12時30分、昼食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、炒り豆腐、焼き魚、牛乳。生野菜を追加。

 献立表にはハヤシライスとあり。がっかりしていたら、生野菜を冷蔵庫から出すときに、半分くらい床にぶちまけてしまった。くやしい。あやまちすな。

 13時、外出。外は冷気緩む。ざくざくと足跡をつけながら自宅をめざす。工程の半分くらいで足にだるさを感じ、後半は疲れて何度か立ち止まる。亀田側沿いの遊歩道は踏み跡ができていたが、その幅が狭くて歩きにくかった。すこしずつ幅を広げるように新たな踏み跡をつくったりしたが、それで体力を余計に消耗してしまう。息切れしながら帰宅。

 シャワー浴びてから、ピーさんと遊ぶ。あいつは元気だ。家人は風邪をひいていた。

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 仕事部屋で作業。50GBほどの写真データをポータブルHDDに移動保存。USB2.0なので20分以上時間がかかる。最新のMBPも購入したので、周辺機器も更新する必要があるだろう。
 16時20分、なんとか作業を終了して、大急ぎで出発。おかげでいろいろ忘れ物をしてしまった。16時30分、医師会病院前からバス乗車。珍しくイスに座ることができた。いつもは本町交差点の手前で降りるのだが、ふたつ先の中央病院前まで乗ってみる。200mもない距離だが運賃が30円違った。帰院。

 17時、血糖値測定。139。
 運動の成果もあるだろうが、昼食に牛乳を飲んだものの血糖値はほどよく下がっている。やはり、なにを食べたら血糖値が上がるのか、上がりにくいのか、まださっぱりわからない。
 看護師さんから、血圧が低く安定しているので薬が減った、と報告あり。よしよし。
 17:50、夕食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、すまし汁(豆腐)、牛鍋風、オクラおかか和え、煮豆(甘い)。生野菜を追加。

 献立表には「鮭ちゃんちゃん焼き」とあったが牛肉に化けていた。もちろん脂身はない。肉は豚鶏牛の順に好き。

 消灯まで仕事。そう言えば入院してから、ほとんどテレビを視ていないな。昼食と夕食ときにワンセグでテレビを点けるのだが(そのために使い古しのガラケーを持ってきた)、小さい画面を見るのも億劫なので音声だけを聞いている。あとは視ない。1日20分弱だ。なんの不自由もない。ついでに言えば、新聞も帰宅したときにサラッと目を通すだけだ。

 21時の血糖値168。入院当初よりは格段に良くなったとは言え、なかなか正常の範囲内までは下がらないものだ。
 6時起床。昨夜のインスリン量に不安を感じつつも、低血糖の自覚症状はなし。朝の血糖値はいつもより低めのはずだ。
 体重測定101.4kg(前日比+0.1kg)。二日続けて100gずつ増量。これは便秘の影響だろう。1日半すっきりとした便通なし。

 7時。血糖値測定。129。入院後、朝の空腹時血糖としてはもっとも低い数値に。看護師から、インスリン注射の量(単位)について医師の指示を待つので朝食がすこし遅れる、と伝えられる。昨日、主治医の回診では「インスリン量は固定」と言われたのだが、昨夜も血糖値測定後に重ねてインスリンを注射されている。不穏な予感。抱いていた危惧は間違いではなかったかもしれない。

 7時48分、朝食配膳。注射待ち。8時ちょい前にインスリン注射(10単位)。どうやら主治医の行っていた固定量に落ちついたようだ。ますます昨夜のブレが気になる。

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◆ごはん195g(半分残す)、味噌汁、はんぺん焼き、うの花、豚肉の味噌野菜炒め、牛乳(在庫へ)、ふりかけ。生野菜を追加(味ぽんで)。

 9時30分、血圧127/64。
 午前中は昨日からの積み残しの原稿書き。昼までになんとか初稿を書きあげる。誌面の作り込みこれから。

 12時、血糖値測定。144。
 今日は昼食前に主治医回診。やはり、昨夜のインスリン注射は投与量を間違っていた(医師の指示の約2倍)ようで、病棟の看護師長がしきりに謝罪してた。事前の主治医の説明と、注射に来た看護師の説明が食い違っていたし、さらには注射する量も多すぎると感じたので、自己防衛として夕食を残さずに食べておいたのは正解だったようだ。
 唯々諾々と治療を受けているわけではないが、どれだけ病気の知識や経験則を積み重ねようとも、専門家である医師や看護師の発言や行動を、ずけずけと「確認」したり「拒否」することは難しい。もしかしたら、と思いつつ、そんなわけないか、と従ってしまいがちだ。
 もともと超高血糖だったので、2倍量の投与で「(血糖値が)ほどよく下がりましたね」と半笑いで受け応えしたが、まかり間違えば「死ぬ」可能性もあるミスである。事故の半歩手前だろう。糖尿病の薬を飲み始めるとき副作用(低血糖)について説明されるのだが、インスリン注射の段階に進むとそのリスクは格段に高まる。
 さてでは、このミスはなぜ生じたのか。実はふだんからあることなのか。顕在化していないだけなのか。たまたま、なんとなく訳知り顔の患者である俺のところで起こってしまったので、ミスを認めることになったのか。重大事故が発生する前には、複数の小さな事故が生じているという。たまたま、俺だったから良かったのだ。患者も知識と勇気を持たなければならない。

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◆ごはん195g(半分残す)、白身魚のきのこシース、からしマヨネーズ和え。生野菜を追加(味ぽんで)。

 食後、熱いお茶をすすっていると、じわじわと便意がやってくる。焦らない。焦ってしゃがんで空振りだと、さらに便通の機会を遠ざけるような気がするからだ。ほどなくして、微かな便意は確信に変わった。トイレへ。出た。硬くてお尻が痛い。それでも出た。嬉しい。

 16時前、薬剤師が来てインスリンの説明。今さらかと思ったが、たぶん毎日外出していたので、このタイミングになったのだろう。昨日の件を話すと「いやな汗が出ました」と言ってた。やはり、なかなかの事件だったのだ。

 17時、血糖値測定。125。
 17時55分、夕食配膳。インスリン(ヒューマログ)4単位。

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◆ごはん195g(半分残す)、棒々鶏、餃子、もやし。生野菜を追加(味ぽんで)。

 なんて(カロリー的に)豪華な食事なんだろう。棒々鶏のタレは濃厚で、舌が恐縮してしまうほどだ。わずか2個の餃子には食の喜びがつまっていた。1個を6口にわけて食べる。大満足。ふるえながら米を半分残した。

 21時、血糖値測定。189。インスリン(トレシーバ)を12単位。湿布を貼ってもらって消灯。疲れたのですぐに横になった。
 毎晩なのだが、廊下の向こうからおじいさんの呻き声が聞こえてくる。おそらく認知症でもあるのだろうか、昼間は「かあさん、かあさん! おい! 誰がいねがー!」とナースコールも押さずに何度も叫んでいる。乱暴な口のきき方をしたかと思えば、急にしおらしく重症患者のような悲鳴を出す。看護師さんたちは献身的ではあるが、多忙なタイミングだとすこし持て余し気味のようだ(看護師によって対応が異なる)。ただ、徘徊されて転んでケガでもされると看護師さんの責任になるのだろうから、なかなか難しいものである。
 人は晩年を幸せに生きるために、私たちはどんな準備や心構えが必要なのだろうか。おじいさんの声を聴くたびに、そんなことを考えてしまう。ましてや、ここ日本の老後環境には、あまり過大な期待はできない。

 7時起床。血糖値160。
 体重測定101.3kg(前日比+0.1kg)。昨日、未運動と未便通のためだろう。ちゃんと出せば、それなりに減るはずだ。100kgを切るくらいまでは。
 7時47分、朝食。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、味噌汁(白菜)、煮豆、サラダ(アスパラとカリフラワー)、オムレツ(プレーン)、牛乳180ml、ふりかけ。生野菜を追加。5単位400kcal。

 俺のところには牛乳しか来ないが、他の患者のところにはジョワやヤクルトが届く。たまに飲みたいもの。

 9時20分、血圧測定118/69。外出届を要請。
 午前中は昨日の続きの原稿書き。仕事の電話とメールをいくつか。

 12時、血糖値測定。226。高い。要因はなんだろうと考える。食事と血糖値の記録を見ると、牛乳を飲んだ後に血糖値上昇が目立つような気がする。もちろん、断言するほどのデータはそろっていないし、あくまで俺個人の体質における傾向である。「牛乳 血糖値」でネット検索すると、食事と一緒に牛乳を飲むと血糖値が下がる、という話題が出てくるが、エビデンス不明の噂話レベルのようだ。牛乳は子どものころから大好物のひとつで(おかげで背も伸びたし横にも広がった)、これからもほどよく付き合って行きたいとは思っている。ただ、カロリー量を基にした食事制限をすると、牛乳1杯は1.5単位120kcalと多いので、あまり飲めなくはなってしまう。
 とりあえず、隠し在庫の牛乳は家に持ち帰ることにしよう。

 12時27分、昼食配膳。インスリン注射。

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◆ごはん195g(半分残す)、鶏肉と大根の煮物、ブロッコリー。生野菜を追加。

 13時、外出。窓から眺めて吹雪いていたのはわかっていたが、実際に外へ出てみると「ひどい」のひとこと。いつもは「ポケモンGO」をちらちら見ながら家まで歩くのだが、今日はこの雪道と真剣に向き合わなければ命を落としかねない。
 それでも病院前から行啓通りの歩道は、まだ踏み跡もあって問題なく歩くことができた。中央警察署から図書館方向への道(東山墓園線)に入ると、踝(くるぶし)の上まで埋まりながらの歩行になる。中央図書館を過ぎてからは車道を歩いて行く。
 その先で道を誤ってしまった。いつものように亀田川沿いの遊歩道に入っていくと、もうそこは深い新雪が真っ白に広がるのみ。脛(すね)まで埋まり、冬靴ではあるが長靴ではないので、靴の中に雪がどんどん入って来る。自分で雪をかきわけて踏み跡をつくるので余計に脚力をつかう。容赦ない吹雪。かすかに遭難を覚悟しながら、何度か立ち止まって休みながら進む。視界は100メートルほど。
 なんとか家にたどり着いたと思ったら、玄関先が雪で埋もれている。長靴に履き替えて雪かき。すこし重い雪だ。必要最小限の範囲だけを除雪するが、かなり疲れた。腕が上がらない。息を切らして帰宅。ストーブの前にびしょ濡れの手袋や帽子、それに雪が入ってしまった靴を並べる。ピーさんがぎゃあぎゃあ鳴きだしたので、カゴの入口を開けて放鳥した。
 シャワーを浴びて布団に寝ころがる。ピーさんが飛んできて顔の上を歩いている。話しかけると顔を近づけてきて、話すのをやめると唇をかじって「話せ!」と催促してくる。ピーさんを顔に乗せたまま昼寝。眉毛を毛づくろいされた。

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 15時半過ぎ、ちょっと早いが病院へ戻ることに。玄関を出ると、またそれなりに雪が積もっている。二回目の除雪をしてから出発。今度は川沿いを歩かない。医師会病院前からバスに乗った。

 16時20分、病院到着。病室へ戻る前に院内のローソンで、昨日あきらめた海藻入りサラダを購入する。本日の雪中行軍のご褒美だ。
 病室へ戻ると担当の看護師がやって来て、今後はインスリン10単位で固定する、と伝えられる。ただし、1日4回の血糖値測定は続ける。

 17時、血糖値測定。128。もうすこしで一般人並みに(ただしインスリン注射のおかげ)。この夕食前の測定が1日でもっとも血糖値が下がる傾向にある。やはり運動による好影響もあるのだろう。
 17時50分、夕食配膳。説明がよくわからなかったが、インスリン(ヒューマログ)をこれまでより多めに注射するという。低血糖に関する諸注意。この数値なのに大丈夫かしら。この治療の意図については、明日の主治医回診で確認しよう。

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◆ごはん195g、味噌汁、焼き魚、大根おろし、なす田楽。海藻サラダを追加。

 低血糖症状を恐れて(空腹でもあったが)、ごはんを完食してしまった。インスリンを打つと太るという言説があるが、こういう心理も影響しているのかもしれない。

 食後は原稿書きの続き。とくに低血糖症状はなし。ただ、気にはなるので、すこしの変化に敏感にはなっている。
 21時、血糖値測定。160。インスリン(トレシーバ)を12単位+10単位。やっぱりけっこうな量だ。すこし不安を覚えつつも両腕を差し出すしかなし。
 外は雪が降り続いている。
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プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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