01 日記の最近のブログ記事

今回の入院では三回のターゲス(血糖値日内変動検査)をおこなった。

 あらためてターゲスについて。
 空腹時血糖(前回食事から9時間後)・随時血糖の測定によって、
 1日の血糖値の上がり下がりを調べる検査。食前後に7回採血する。
 体内で分泌されるインスリンの状況を数値の推移から知ることができる。

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これが3回の結果をひとつのグラフにまとめたもの。
目盛りの単位は「 mg / dL 」である。
青色で示した線の内側が正常値(上限)となる。
空腹時血糖(グラフ0時位置「朝食前」)だけは基準値が109と低く、
あとの時間帯は160以下が正常値となっている。
以下、結果から読み取れること。

まず、入院の日を追う毎に正常値へと近づいている。
これは食事療法の成果が出ているということ。

空腹時血糖が相対的に高めであること。
これはインスリン抵抗性の傾向を示していると思われる。

夕食前の血糖値が低い(正常値に近い)のは、
運動療法(散歩)の影響ではないだろうかと考えている。
つまり、朝昼後の血糖を、運動によって消費しているということ。

また、午前にくらべて午後の血糖値が低めなのは、
膵臓の活動(インスリンの分泌)のスタートが遅いのかもしれない。
内臓まで呑気なのか!

15日「就寝前」の血糖値が急激に上がっている(入院時最大)が、
間食などはしていない(嘘じゃない)。
考えられる要因としては、この日は運動療法をしていないことと、
夕食の米を完食した上に、おかずが肉と芋だったことだろうか。


まだ膵臓はそれなりに活動をしていてインスリンも分泌されているが、
それ以上の体重増加や過食などによって、
糖の代謝が間に合わずに高血糖症状を招いている状態だということ。
ただし、過去のターゲス結果と比較すると、
いずれも良好に経過した後の数値を参照した場合でも
15%〜20%ほど血糖値は高めになっている。
これは先にあげたインスリン抵抗性(肥満・運動不足による)と、
膵臓機能の低下が進んでいるということが原因だろう。
薬の効き目にも影響しているはずだ。

つまり、いまのところはギリギリセーフだけど、
もう崖っぷちにいるんだよ。かなり楽観的に言えばね。
糖尿病だけを考えると、
おそらくこの文章を読んでいる人たちのなかでも、
これ以上に悪い状態を放置している人もいると思う。
ただ、ぼくの場合は高血糖状態が腎臓に及ぼすリスクが高いので、
まったく褒められた状況ではないことは確かだ。


※グラフでは数値が読み取れないので、
 一覧表もあわせて掲示する。
tages2.jpg

6時起床。体重測定98.05kg。もうちょっとだった。
昨日から600g減らして、入院初日からは7.85kgの減量となった。
明日の最終日も減るだろうか。

昨夜からナースコールがひっきりなし。
今朝も次から次へと鳴り響いて、
看護師さんが廊下をあちこちばたばた走っている。
いつもは6時に病室の主電灯が点けられるのだが、
今朝は7時を過ぎても暗いままだった。
そんなときに限って早起きしてたりする。
採尿、採血。この結果を確認して退院ということに。

7時半、建物に囲まれた窓外の景色がまぶしい朝陽に照らされている。
次に入院するときは東向きの病棟がいいな。
今回の病棟は過去と比べて、もっとも長期入院に合っていない病室だった。


朝食。あと2回。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
味噌汁(大根の葉っぱ)   1杯 0.5単位:40kcal
ツナたまご焼き       1皿 1単位:80kcal
きんぴらごぼう       1皿 0.5単位:40kcal
きのこ和えもの       1皿(野菜はカロリー計算せず)
牛乳            180ml 1.5単位:120kcal
【5.5単位:440kcal 7時50分】

ツナ入りのたまご焼きは自宅でもつくってみよう。
ゆっくり、ゆっくり、味わって食べる。
退院後もこの食生活をなるべく忘れないように。


年末年始ということで、
入院患者も大晦日と正月をどうするか思案に暮れている。
多くの患者は外泊をするようだ。
通常認められるのは1〜2泊だが、
年末年始はさらに1〜2日ほどプラスできるようだ。
月が替わるので月間外泊数がリセットされるのかもしれない。

なんとなくだが、病院側も年末までに退院させよう的な雰囲気もある。
外来は休診になるが、入院業務が休みになるわけではない。
それでも、お正月くらい、いつもよりはゆっくりしたいのも心情だろう。
入院している患者が少なければ、それだけ余裕は出るのかもしれない。
五日日ほど前に病室を移動してきた隣のおじいさんは、
退院してもいいよと言われて頭を抱えていた。
その理由はわからないが、あまり幸せそうじゃない雰囲気は伝わってきた。


11時、主治医の回診。
血液検査の結果はいずれも良好に経過。
病院の食事ってすごいね。ちゃんと効果が出てる。
ほぼ毎日の運動療法(散歩)も相乗しているはずだ。
主治医からも「このまま続けられれば」という注釈つきだが、
まだ手遅れにはなっていないと伝えられる。
健康を取り戻せるチャンスは残されているようだ。
そういうわけで、まずは予定通りに明日の退院となった。
それぞれの検査数値については別項にて。


昼食も残すところ2回。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
回鍋肉           1皿 2単位:160kcal
スパゲッティサラダ     1皿 1単位:80kcal
牛乳            180ml(隠し在庫) 1.5単位:120kcal
【6.5単位:520kcal 12時25分】

なんだよ。スパゲッティサラダって。
これはデブ御用達の炭水化物 on 炭水化物じゃないか。
最後の最後にきて、体重を減らせまいとする謀略が潜んでいるとは。
サラダの定義を教えてくれよ。
って、ツイッターでつぶやいたら、
サラダの語源はsalt(塩)で、サラリー(給料)も同じだ、と。
それがどうした的なトリビアを教えてもらった。
 たしか古代に肉体労働者への報酬として
 塩を渡していたことに由来するんじゃなかったかな。
とにかく、回鍋肉がかすむくらいスパゲッティサラダはおいしかった。


函館中央病院では患者へのインターネット回線の提供サービスはないので、
iPhoneをテザリングすることでパソコンをネットにつなげている。
 同じ法人が経営する五稜郭病院では無料回線があるのにね。
スマホ単体での回線使用も併せて、3日で1GB前後の通信量のようで、
三日ほど前に月間使用量の上限を超えて速度規制が入ってしまった。
仕方がないので1000円ほど追納して、1GBのデータ通信枠を購入したが、
それもそろそろ尽きかけてしまいそうだ。
ふだん自宅ではNCV(ケーブルテレビ)の固定回線を使っているので、
ネット草創期のころのように通信量を気にする必要がない。
その感覚で回線を使っていたら、予想よりも早く速度規制されてしまった。
動画を観たり、重いデータをやりとりはしていないのだが、
パソコン用のサイトは静的なページでもデータ量が多いのかもしれない。


今日は病室でおとなしくしていようと思っていたのだが、
明日朝の体重測定も気になり、散歩(運動療法)に出かけることにした。
今回の入院では今日までの20日間中13日は外出して運動療法をしている。
仕事での外出もふくめると外出しなかったのは3日間だけ。
通常の運動療法では、病院内の別室でエアロバイクをすすめられるのだが、
主治医と話し合って散歩という運動療法に代替してもらっている。
飲食店街の真ん中にある病院なので、
ここから散歩に出かけるのは「運動」に加えて「修行」にもなる。
あちこち歩き回っていると、
退院後にかならず行こうと心に決める店がどんどん増えていってしまう。
毎回ここに入院するたびに、
病院の向かい側にある「地獄ラーメン」に行きたいと願うのだが、
退院してしまうとそうでもなくなるのが不思議なもので。


夕食はこれがラスト。


米             195g 4単位:320kcal
鶏汁            1杯 1単位:80kcal
煮魚            1皿 2単位:160kcal
菊花の和えもの       1皿(野菜は摂取カロリーに加えず)
【7単位:560kcal 17時50分】

豚汁(ぶたじる)かと思ったら鶏だった。
病院食ではこちらの好みを聞いてくれるわけでもないので
(食事制限の無い患者は週末に選択メニューがあるが)
いつもと違う食材を、いつもはしない料理法と味つけで楽しめた。
さすがに60食近く食べていると、メニューが2回転したものもあったが、
とにかく「食べる楽しみ」を損なうような内容ではなかった。

もし将来、食べることと呑むことが厳しく制限されるときが来ても、
ぼくの楽しんでやろうという精神は萎えずにいるだろうか。
そのときは何らかの覚悟を決めるときなのかもしれない。
せめて、自分の脚で歩き回れるうちは、
行きつけの店で食事をして、行きつけのバーで酔いたいものだ。


【本日の食事量総計】
19単位:1520kcal(設定値:21単位1680kcal)
6時起床。わりとぐっすり眠れた。
体重測定98.65kg。昨日より200g減だが、一昨日からは100g増。
昨日は運動もしていないし、こんなもんだろう。


朝のお食事。

米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
味噌汁(白菜と揚げ)    1杯 0.5単位:40kcal
はんぺん焼き        1皿 1単位:80kcal
ビーフン          1皿 0.5単位:40kcal
ツナとキャベツの煮物    1皿 1単位:80kcal
ふりかけ          1袋(使わず)
ジョア           1本(飲まずにお土産)
【5単位:400kcal 7時50分】

ジョアね。ジョワじゃない。牛乳以外の飲料は初めて。
ストロベリー味は1本(125ml)で77kcal。
病棟に掲示された張り紙には、
「食事に牛乳はあわないという指摘を多くいただき...云々」とあり、
基本的にはジョアを提供しますと書いてあったが、
俺のところには牛乳だけが出てきていた(牛乳好きなのでありがたい)。
すこし考えて、飲まずに退院のお土産にすることを決めた。


来月のフィレンツェ旅行にも使える広角単焦点レンズを通販で購入。
3カ月くらい検討した上での決断。
仕事では芸術的な写真を必要とされているわけではないし、
そのような写真を撮りたいという欲求もあまりない。
カメラやレンズを収集するほど凝り性でもない(お金があれば別だが)。
素人にちょびヒゲが生えた程度の腕であれこれ手間をかけるくらいなら、
プロに発注した方が手っ取り早くて確実だと考えてしまう。
 もちろん、ほしい写真を撮ってもらうためには、
 誰に依頼するかとか、どう伝えるかとか、事前の仕込みは大切なのだが。
そんなわけで、
利便性(1本で済む)や即応性(すぐに撮れる)の観点から、
「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」だけで仕事をしている。
ただ、このレンズはでかくて重いので、海外旅行のお伴には嵩張り気味だ。
しかも今回は屋内での撮影機会が多くなりそうなので、
明るく広く撮れて軽いレンズがあればいいだろうという理由で、
「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」を選んだ。
はじめて買った一眼レフ「Nikon NewFM2」にセットされていた
「NEW Nikkor 50mm F1.4」以来の単焦点レンズとなる。
潤沢な資金も使いこなせる腕もセンスもないので、
これくらいが俺にはお似合いだろう。
キャンペーンで1万円キャッシュバックのようだし、
分割金利・手数料が0円だったので。
ちなみにカメラは「Nikon D600」だが、あと2年くらいは使いたいところ。


昼のお食事。


米             195g 4単位:320kcal
肉さつま          1椀 1単位:80kcal
サバのもろみ漬け焼き    1切 2単位:160kcal
大根おろし         1皿(野菜はカロリー計算せず)
【7単位:560kcal 12時30分】

サバうますぎ。気がつけばご飯を完食。
肉さつまは肉じゃがのさつまいも版。素直にじゃがにしてくれ。

13時、最後の散歩(運動療法)に出発。
五稜郭公園を抜けて30分ちょっとで自宅へ。
すぐに自動車に乗り込み函館大妻高校へ。
事務長に7%ほど痩せましたと報告したものの、
まったくわからないと言われた。
妙にお酒コーナーが充実している魚長本通店でミツバと鶏肉を、
サツドラでトイレットペーパーなどを購入。
久しぶりにクルマを運転したので、スピード感覚が狂ったように感じた。
ふたたび自宅に戻って、仕事の事務処理をいくつか。
シャワーを浴びて、また病院へと歩き出す。
戻り道は途中まで亀田川に沿って。いろんな種類の鳥がいるのでおもしろい。
詐欺だが市議だがわからないが、首の長い白い鳥が魚を狙っていた。

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病院後ろの入口。すでに正月飾りが掲げてあった。
いよいよ2016年も終わってしまうのか。
ドトールでブレンドコーヒーのLサイズをテイクアウトして病室に戻る。
17時半ぎりぎりだった。


夜のお食事。


米             195g(25%残す) 3単位:240kcal
味噌汁           1杯 0.5単位:40kcal
鶏胸肉の照り焼き風あんかけ 1皿 1.5単位:120kcal
オクラサラダ        1皿(野菜はカロリー計算せず)
牛乳            180ml(隠し在庫より) 1.5単位:120kcal
【6.5単位:520kcal 17時50分】

家でも試してみたいメニューと、
ここでしか食べないだろうなというメニューとがある。
今日のは後者。まずくはないが納得はいかない。

往復90分ほどの歩行の疲れか、昼夕とお米を食べ過ぎたのか、
食事後に1時間ほど眠ってしまった。牛になるかもしれない。肉用牛だ。

入院の夜もあと二晩。本当にお酒のことばかり考えている。


【本日の食事量総計】
18.5単位:1480kcal(設定値:21単位1680kcal)
6時半起床。そのまま布団をかぶりだらだら。
入院をしていても月曜日は憂鬱なのかもしれない。
便通なしのまま体重測定98.85kg。がっかりの300g増。
 昨日こっそり汁粉を食べていなければ。
 自宅から戻ってくるときに、ちゃんと歩いていれば。
 夕食にサラダを追加して食べていなければ。
 などと、後悔の蓄積が体重に反映されるわけで。
明日の計測に期待しよう。退院までに98kgは切りたいが。

さてこそ朝食。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
焼き魚(カラフトシシャモ) 2尾 1単位:80kcal
味噌汁(豆腐とネギ)    1杯 0.5単位:40kcal
白菜炒め(挽き肉入り)   1皿 1単位:80kcal
とろろ芋          1杯 0.5単位:40kcal
牛乳            180ml(飲まずに保管)
ふりかけ          1袋(使わず)
【5単位:400kcal 7時50分】

シシャモは子持ちでした。
あんなにひょろっとしているのに、2尾でしっかり1単位80kcalなんだな。

この「1単位」という表現は、
糖尿病の食事制限(食事療法)でおなじみの目盛りだ。
1単位とは80kcalであることを示している。
たとえば、お米(炊いたご飯)50gが1単位、つまり80kcalとなる。
家では0.1g刻みで計測できるスケールを使っているが、
なれてくると自分の目がスケールになって
盛りつけられたお米を見ただけで単位数(カロリー量)がわかるようになる。
コツはちょっと多めに見積もるということ。
日本人の食事はお米が基本だから、この単位にしたと見聞きした記憶がある。
たしかに、もうちょっと食べたい、とシャモジですくう量が、
だいたい50gなのでわかりやすい。

香川芳子 編『七訂食品80キロカロリーガイドブック』(女子栄養大学出版部)
 これは最新版。ぼくが最初に購入したのは『五訂』版だった。
 五訂とか七訂とかは、食品のカロリー量を収載した報告書
 『日本食品標準成分表 2015年版(七訂) 』に由来する。
 いま気がついたが、この報告書は厚生労働省ではなく文部科学省の所管なのね。

吉田美香 著『簡単!食品カロリー早わかりBOOK―』(主婦の友社)
 こちらは五訂準拠なので版が古いが、いまでも充分に役立つ。
 たぶん最新版の類似書もあるだろう。

これらは最初の入院直後に購入した書籍。
食材ごとに1単位80kcalの大きさが写真で紹介されていたり、
調理で使う実用量(1個・1尾・1杯・1人分など)のカロリーだったり、
おりにふれてぱらぱらと本をめくっていると、
お米以外の食材も適正な分量が自然と身についてくる。
それをふだんから活かせるかどうかは、
ぼくが身をもって実践の難しさを証明しているわけだが。

食材のカロリーをより手軽に調べる(だけ)なら、
こういうときこそインターネットとグーグルの出番である。
まず、グーグル検索の(おそらく)基本機能として、
おもな食材のカロリーが表示される。
さらに、ほぼどんな食材でも、しかも実用性の高い単位で、
カロリー情報を提供してくれるサイトがある。
初回入院時(2009年)にはすでにあったので、息の長いサイトである。

糖尿病の重症度、身長と体重、年齢・性別・日中活動量なども勘案して、
患者それぞれの適正なカロリー摂取量が決められている。
例えば、ぼくが初めて入院したときは23単位1840kcalという指定だったが、
今回は主治医と相談をして21単位1680kcalにしてもらった。
毎日の記事の最後に1日の総摂取カロリーを記載しているが、
そこからもわかるように、わざと指定の食事量から減らしている。
 入院すると意識が変わるので、それほどムリには感じていない。
 「せっかくお金を使って入院しているのだから」的な感覚。
具体的には、ほぼ毎回ご飯を半分(4単位→2単位)残すという方法で。
これはもう単に、早く体重を減らしたいという焦りからである。
お仲間の皆さんにはおすすめできない。
とくに、低血糖症状を起こす薬を飲んでいる人は厳禁だ。
ただ、慣れてくると自分でいろいろ工夫をしたくなってくるものなのです。
飽きてしまって途絶や諦観してしまうよりは、
すこし間違っていても探求する方が前途は明るいと思うのであります。


9時、血圧測定117/70。
看護師に「血圧が下がると、日常でふらつきを感じる」と伝える。
ふーんという顔をされて、頻繁に感じたらまた伝えて、と言われる。
どこからが頻繁になるのだろうか。よくわからない。
ただ、血圧が低くなると登場してくる症状ではある。

はたして昼食。


エビピラフ         195g(半分残す) 2単位:160kcal
チキンカツ         1個(衣は剥がす) 2単位:160kcal
大根サラダ         1皿(野菜はカロリー計算せず)
牛乳            180ml 1.5単位:120kcal
【5.5単位:440kcal 12時25分】

たしか、小学校か中学校の国語の教科書に、
ピラフとはなにかを説明する文章があったような記憶があるが。
どうだったかしら。

献立表ではメンチカツだったが、かじってみるとチキンカツだった。
肝心の衣がべっとりとしていて、
20時過ぎのスーパーの総菜コーナーにある半額の揚げ物感がたっぷり。
喜びを感じないものからカロリーを摂取するのは悔しいので、
衣をぺろりと剥ぎ取って食すことにする。
中から出てきた鶏肉の不自然なカタチに驚愕しつつ食べる。
なにか見てはいけないものを白日の下にさらしてしまった感じがする。

13時11分、待望の便通あり。
ありがとう。ありがとう小腸、ありがとう大腸、ありがとう肛門。
刺激の少ない毎日を過ごしていると、
ほんの些細なことに幸せや達成感を強く感じるようだ。

14時40分から管理栄養士さんによる栄養指導。
以前は毎月の診察のたびに指導を受けていたのだが、
主治医が変わり懇意の管理栄養士さんもご退職されてしまって、
指導を受けることがなくなってしまった。
今回は新たな病気も加わったので、
あらためて指導を受けたいと、こちらから主治医に申し出た。

管理栄養士の役割でイメージしやすいのは、
病院や学校での給食(集団への食事提供)を、
とくに栄養という観点に配慮しながら管理する仕事だ。
メニューやレシピづくりということだろう。
また、個々(患者などの相談者)に対して、
栄養状態を把握した上で健康的な食事内容を指導する仕事もある。
病院や保健所で活躍している管理栄養士はこちらの仕事がメインのはずだ。
病院内においては、すべて医師の指示のもとにおこなわれる。

この病気をきっかけに、何人かの管理栄養士と知り合いになって、
一緒に仕事もさせてもらったりもしたが、
どの方もコミュニケーション能力がすごく高いようである。
食事は生きるための基本中の基本の活動だ。
誰もが食べるし、食べることは生きることであり、楽しみでもある。
だからこそ、ここに「指導」するのは難しいことではないかと思う。
病気のことを考えるとこれは控えてください、
栄養面からはお嫌いでも頑張って食べてください、
などと言われてハイそうですかと素直に従う人は大人も小人もまれだろう。
そういう意味では、説得力をもって(どうにか言いくるめて)
健康的な食事(それは概してつまらない食事内容である)をさせるためには、
相当な対話スキルが必要だと思う。
今回もそんなことを感じながら管理栄養士さんの話を聴いた。
また、なにか仕事につなげられないかな。
おもしろくて役に立つという切り口で。絶対に需要はあるんだよね。

今回の栄養相談でいただいた格言をひとつ。
「おいしい、ちょうどよい、その一歩手前の塩加減」。

栄養指導が予定よりも長引いたので、
今日の散歩(運動療法)はナシということに。小雨模様でもある。
もうすぐ大晦日と思えないほどの外気温だ。
あの雪はすっかり消え去ってしまった。

いかにも夕食。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
ホッケの幽庵焼き      1皿 1.5単位:120kcal
フキの油炒め        1皿 1単位:80kcal
のり佃煮          1袋(使わず)
牛乳            180ml(隠し在庫より) 1.5単位:120kcal
【6単位:480kcal 17時50分】

「幽庵焼き」というのは、
醤油と酒とみりんのたれに漬け込んだ魚を焼いた料理だそうで。
江戸時代の茶人が考案したレシピのようだ。
魚があんまりおいしくないので、その魅力は伝わってこなかったが。
幽庵の感動を共有してみたかったね。それはまたこんど。


さて、今日の栄養指導で入院中の用事はおおむね完了した。
今後の治療方針について主治医と話し合って、
あとは次回の診察予約を決めて退院するだけである。
実際ところ明日にでも出所してしまって良いのだが、
せっかくの残りの2日半を有意義に使いたいと思っている。
仕事以外で。

入院の効用は、内科的・外科的な治療だけではなくて、
いつもとは違う流れの時間のなかで「内省」できることではないだろうか。
だから、ベッドに寝転んでテレビばかり見るのはお金と時間の無駄だ。
入院したからこそできることを、それぞれに見つけるべきだと思う。

【本日の食事量総計】
18単位:1440kcal(設定値:21単位1680kcal)
同室の患者のうめき声で何度か起こされる。
眠り足りない感じで6時半起床。
便通がないままあきらめて体重測定98.65kg。
それでもすこし減ったかと納得しようとしたところで便通あり。
体重を再計測して98.55kg。なんだよ100gかよ。

今日の朝食はなんでしょう。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
味噌汁(ふのり)      1杯 0.5単位:40kcal
魚肉ソーセージ炒め     1皿 0.8単位:64kcal
おからサラダ        1皿 0.4単位:32kcal
ツナとほうれん草      1皿 0.8単位:64kcal
味つけ海苔         1袋(使わず)
【4.5単位:360kcal 7時45分】

すいぶんとモサつくポテトサラダだなと思ったら、
ふたくち目で「おから」だと気がつく。
俺としたことがぬか喜びしたぜ。いや、おから喜びか。

日曜日ということで、病棟はゆっくりした雰囲気。
入院して3度目の日曜日。早いものだ。来週の日曜日は2017年である。

午前中は検査データのまとめ。
治療項目に腎臓病が加わったので、
過去の蓄積から関係するデータを抜き出して一覧表に書き加えていく。
素人ながら、なんとなくの傾向は見えてきたようだ。
それらのことは、なんとか退院までに別項で書きたいと思う。

今日の昼食はどうでしょう。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
鶏肉のソテー        1皿 2単位:160kcal
カリフラワーのサラダ    1皿(野菜はカロリー計算せず)
牛乳            180ml(飲まずに保管)
【4単位:320kcal 12時25分】

献立表にはパンとハンバーグとありましたけどね。
母さん、ぼくのパンとハンバーグは、どこへ行ってしまったんでせうね。


天気も良いので自宅まで散歩(運動療法)。
息が弾むくらいの速歩で30分かからずに自宅到着。
パンツ一貫で体重測定をしたら98.5kgだった。

お年玉用の図書カードが届いていた。
現金を渡して玩具や菓子に使われるよりも、
書籍(絵本でも漫画でもいい)を買ってもらう方がすこしは役立つだろう。
ということで、ポチ袋には図書カードを入れる。
うちには子どもがいないので毎年毎年お正月は吸い取られるばかりだ。
しっかり香典で返してほしい。生前葬にしよう。

すこし肩や背中に痛みをおぼえるので、
風呂に入って温熱療法を施すことにする。
雑誌を読みながらあずましく入浴。うへー、と声が漏れる。
立ち上がったときに、ほんの1、2秒だが視界がブラックアウトする。
血圧を低く制御しているときはいつもこうだ。
そう言えば今日朝の血圧測定は106/73だった。

冬至の恨みをひっそりと自宅で晴らす。
間食をすることにした。

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お汁粉           1杯 3単位:240kcal
チョコデザート       半分 1単位:80kcal
【4単位:320kcal 12時25分】

病院までの戻りも歩くつもりだったが、
風呂に入って運動意欲が霧消してしまったようだ。
同方向へ移動する用事のあったかみさんのクルマに同乗して、
病院までらくちん移動。カロリーを消費せず。

今日の夕食はいかがでしょう。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
味噌汁(ニラ)       1杯 0.5単位:40kcal
煮魚            1皿 1.7単位:120kcal
肉野菜炒め煮        1皿 1単位:80kcal
生野菜サラダ        1皿(野菜はカロリー計算せず)
ドレッシング        1袋 0.3単位:24kcal
【5.5単位:440kcal 17時50分】

1階のローソンで購入した「生野菜サラダ」でお腹いっぱいにしてしまった。
せっかく縮んできた胃が、また広がってしまったかもしれない。
前回、1単位80kcalもあるドレッシングを選んでしまったので、
今回は慎重に内容を確認してノンオイル青じそドレッシングを選択。
勢いでビール風ノンカロリー飲料も開栓。
そろそろ冷蔵庫内を整理するという意味合いもあるが。
でも、明日の体重は減っていないだろう。


【本日の食事量総計】
18単位:1440kcal(設定値:21単位1680kcal)
※お汁粉なども入っています。
6時半起床。頭痛がする。
ずーと歯を食いしばって寝ていたような感じ。
体重測定98.9kg。前日から100g減って、入院初日から7.0kg減。
便通はなし。

朝食、いらっしゃい。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
味噌汁           1杯 0.5単位:40kcal
ボイルウインナー      1本 1単位:80kcal
アスパラサラダ       1皿(野菜はカロリー計算せず)
切り干し大根煮       1皿(野菜はカロリー計算せず)
牛乳            180ml 1.5単位:120kcal
【5単位:400kcal 7時45分】

よしよし。ほぼ献立の通りだ。
病院での食事もあと16回となった。
そろそろ牛乳の隠し在庫の整理を始めるタイミングだな。

朝食後は仕事の事務処理。
ご請求の数々をネットバンキングで送金していく。
開業当初から活用しているが、ATMに並ぶ必要もなく便利なもんだ。
とくに使用料もかからないし。
年々セキュリティー対策がめんどうにはなっているけれど。
みるみるうちにお金が消え去ってしまった(実際には月曜日の朝にだけど)。


11時、主治医の回診。

3度目のターゲス(血糖日内変動)については入院の成果が出た数値に。
今回の入院でも、抑制された食事内容と継続的な軽運動によって、
血糖は大きく改善されることがわかった。
インスリン抵抗性への懸念もあるが、まだ膵臓は機能しているようだ。

血液検査の結果も、おもに食事が影響する数値については、
軒並み正常値もしくは正常値に近づいた。
これもまた毎回の入院と同じ傾向をたどっている。

腎臓に関する変化はとくになし。もちろんそうだろう。
クレアチニンは2.08、eGFRは29.6ということで、
慢性腎臓病(CKD)の重症度分類はG4(高度低下)のまま。
「遠からず人工透析は避けられない」という所見。
腎臓病の進行を抑える薬としては、
クレメジン(活性炭で体内の毒素を吸着する作用のある薬)のみとのこと。
医療技術が進んだ現代でも腎臓を治す薬はないのだ。
糖尿病の薬としてメトホルミン(薬剤商品名:メトグルコ)を使ってきたが、
いまの腎臓の状態を勘案して入院後すぐに中止となった。
これは腎臓への影響を考えると、
もうすこし早めに中止すべきだったかもしれない。
「腎臓専門医に診てもらって、
 糖尿病、高脂血症、高血圧、それぞれの薬から
 腎臓に負担が少ないものを検討してもらう必要があるでしょう」
「むかしは腎臓病になると、医者もそこまでとあきらめたものですが、
 いまは進行を抑え、人工透析に進むのを遅らせるような努力をします。」

こちらから過去のデータを示して、
体重と腎臓病の相関関係(体重が増えると数値も悪化する傾向)を指摘し、
幼少のころからのタンパク尿についても改めて話すと、
「おそらく、生まれたときから腎臓の機能が弱かったのかもしれません。
 肥満によって糖尿病が進行し腎臓病に悪影響を及ぼすわけですが、
 高山さん程度の糖尿病では、ここまで悪化しないと考えられている。」
という推論もありうるということだった。

自業自得と仕方なさと、半分半分の痛み分けってところか。
腎臓病患者は死ねと放言したフリーアナウンサーには、
どうにか半殺し程度で済ませてもらえそうである。


星野さんから電話。この病院での診察があったそうで。
ドトールでコーヒーをご馳走になる。
三回目の抗がん剤投与を終えて、やはりあちこち影響はあるようだ。
いまのところ頭も口も達者だし、あれこれ走り回ってもいるので、
こちらがてっきり勘違いをしそうになるが、
長くはない余命宣告も頂戴している立派な末期癌患者である。
どう生きるか、どう生きたいか。考える機会をもらった気がしている。

hoshinocalendar1.jpg


星野さんと面識のある人はご本人からの直接購入をおすすめします。
著者の励みにもなるし、売り上げが直接届きますので。

函館・近郊在住の皆さんは下記の取扱店で。
 いるか文庫(函館駅2階)
 cafe Drip Drop(函館市地域交流まちづくりセンター1階)
 函館蔦屋書店

遠方の方はAmazonで。

コンパクトかつ高精細。
古書店で見つけても数万円〜数百万円の地図が、
お手元に置いておけるのは魅力だろう。
なによりも、古地図という視点から「函館の歴史」を概観できる。
各ページおよび巻末の解説を、ぜひ読んでいただきたい。

30分ほど話して星野さんとわかれ、
入れかわりにかみさんが荷物を持ってやってくる。

そしてすぐに昼食。


カレーピラフ        1杯(半分残す) 2.5単位:200kcal
ポテトグラタン       1盛 1単位:80kcal
鶏肉            2口 1単位:80kcal
サラダ           1皿(野菜はカロリー計算せず)
チョコデザート       1個(残して夕食へ)
【4.5単位:360kcal 12時35分】

お、本気を出した。
カレーだ。たしかにカレーの味だ。うまい。
半分残すのが辛かった(かみさんがおいしくいただきました)。
奇跡のようなチョコデザートは夕食の楽しみに残しておくことにした。
こんなに素晴らしいメニューでは、退院後の楽しみが薄れてしまう。
シャンメリーもほしかったね。

食後は散歩。寒いが天気は良い。
いまごろになって手袋(スマホ操作対応)を購入する。
これまでは左手だけはいて(北海道ことば)、
右手は素手でiPhoneをいじっていた(ポケモンGO)のだが、
病院に戻るころには凍傷にでもなりそうな冷えっぷりだったので。
買おう買おうと思って買いそびれていた。

途中、丸井今井をひやかす。
かみさんは来月の旅行用にと、薄手だけど暖かいズボンを購入してた。
どこかでお茶でもしようかと店内をさまよっていたら三宅くんに遭遇した。
3階にある「喫茶ジョリー」に入る。

misuzujokky.jpg

素早くメニューを下げられてしまったので、
なにがあったのかは判然としないが色々そろっていた。
なんとかいう特別な豆のコーヒーを飲む。うまい。
アップルパイは果実感が活きたままで、たいそう美味しかった。
そうです。かみさんが食べてた。

16時半に帰院。鼻水がたっぷり。
看護師さんに「いつもよりお早めね」と言われる。

土曜日しかも12月24日。夕食はこちら。


米             195g(25%残す) 3単位:240kcal
豚味噌焼き         1皿 2.5単位:200kcal
もずく酢          1皿(野菜はカロリー計算せず)
おひたし          1皿(野菜はカロリー計算せず)
牛乳            180ml(隠し在庫を飲む) 1.5単位:120kcal
【7単位:560kcal 17時50分】

豚肉しかも味噌漬け!
入院中はふだんの2〜3倍ゆっくり食べるように心がけているのだが、
今夜だけはブレーキがきかずにがつがつと食べる。
なんという多幸感! なんという罪悪感!
あまりに勢いよく食べ過ぎたのか、胃もたれを感じ始めて、
夕食のお楽しみにしておいたチョコデザートを食べられず。
さらに、食後すぐにベッドに横たわって眠ってしまった。

消灯間際に起き出して、ブログの続きを書き始める。
近くの病室(個室)からアラーム音が10分ほど鳴り続いて、
どうなることかとヒヤヒヤしながら。


長いと思っていた入院も、残すところ5日間となった。
そろそろ病気について現時点での総括をしておくべきだろう。
これまで蓄積してきた検査データなども提示しながら、
これからどうなっていくのか、どうしていくべきなのか。
まとめながら考えて行くことにする。
というか、仕事もそれくらい熱心にやれよ!
誰かに言われる前に自分でつっこんでおきます。

【本日の食事量総計】
16.5単位:1320kcal(設定値:21単位1680kcal)
5時半に起床。安静尿を採取。
6時半、体重測定99.0kg。
ようやく今年春の体重にまで戻した。
過去2年だと95.6kg、
治療を始めてからだと2009年12月24日の86.2kg、
日記の記録だと1998年1月24日の77.8kgが最軽量となる。

7時、ターゲス。1回目の採血。
神の存在を信じたくなるくらい痛くない採血。
ずっとこの看護師さんに採血してほしい。

そんな夢想をしているうちに朝食。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
味噌汁(豆腐)       1杯 0.5単位:40kcal
焼き魚(サバ)       1切 1.5単位:120kcal
キャベツの炒め煮(ひき肉) 1皿 1単位:80kcal
おひたし(モロヘイヤ)   1皿(野菜はカロリー計算せず)
牛乳            180ml(飲まずに保管)
ふりかけ          1袋(使わず)
【5単位:400kcal 7時45分】

「ふりかけ」添付のさじ加減がよくわからない。
今朝はおかずが多いほうだと思うのだが。

9時半、バイタルの確認。
血圧121/71。書き忘れた昨日は118/73。
本日2度目の採血。今回も痛くない。素晴らしい。

ゆっくり立ち上がらないと、すこしふらっとする。
でも、これ入院前からあった症状のような気もする。
低血糖傾向のときに起きる「めまい」だろうと思っていたが、
腎臓が弱まっている症状のひとつとしても「めまい」があるようだ。
腎性貧血である。指標となるのは血液検査のヘモグロビン量。
過去の検査結果を繰ってみたが
異常値を示したのはインターフェロン投与中のみだった。

今日は外出できないので原稿を書き継ぐ。
仕事に飽きて珍しく窓際に並んでいる患者と話をする。
とにかく、この病室は俺以外みんな抗がん剤を投与していて、
俺が一番健康的な内臓ということになる。この俺が。
隣人は腸閉塞で、術後がよくなくて長引いているそうだ。
年末年始は外泊したいとも思っているが、
家に帰っても老人ふたりでは、とくに楽しいこともない、という。
「めしは病院にいる方がうまいよ」と。
ただ、帰宅すれば酒が呑めるなとは言っていた。

11時ちょっと過ぎに、3回目の採血。
今回はすこしだけ痛みあり。

星野さんか電話。商品の取次方法について。
こちらは病人なので(あちらはもっと重病人だけど)、
めんどくさいことは手伝わないことにする。
おおむねお好きにどうぞと伝えた。

ぼちぼち仕事をしているうちに昼食。


米             195g(25%残す) 3単位:240kcal
かに玉あんかけ       1皿 1.5単位:120kcal
海藻サラダ         1皿(海藻はカロリー計算せず)
牛乳            180ml(隠し在庫を飲む) 1.5単位:120kcal
ふりかけ          1袋(隠し在庫を使う)
【6単位:480kcal 12時25分】

かに玉(芙蓉蟹)には大嫌いなタケノコが入ってた。
これしかないから我慢をして食べる。
嗚呼、給食の嫌な記憶がよみがえってくる。
あの時のように吐きはしなかったが。

14時、4回目の採血。
今回もそれほど痛くない。ありがたい。

今日はおとなしくしているつもりだったが、
食べて寝るだけだと、まるで病人みたいになってしまうので、
やはり今日も散歩(運動療法)に出かけることにした。
あちこち歩き回る。風が強くて鼻水が出まくりだった。

17時に5回目の採血。
あまり躊躇することなく左手の甲から採血。
この看護師は前回のターゲスでも3回続けて手の甲に針を刺した。
俺にはできない技術だから文句は言いたくないし、
実際に口に出すことはないのだけれど、
注射の上手下手(もしくは好き嫌い)って確実にある。
おそらく残りの2回も同じ看護師だろう。

そんな憤懣やる方ないまま夕食に。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
タラの南蛮漬け       1皿 2単位:160kcal
サラダ           1皿(野菜はカロリー計算せず)
牛乳            180ml(隠し在庫を飲む) 1.5単位:120kcal
【5.5単位:440kcal 17時50分】

晩ご飯を豪華にしないのが、ダイエットを続けるコツだと思う。
なんだか、しんなりした気持ちになる皿数。
南蛮漬けも生野菜も好きだが、この絵面はさびしい。

病気とメシのことしか書くことがないのか、と言われそうだが、
入院とはそういうものなので仕方がない。
今夜も恨み言をかるく書きつらようと思う。
献立表ですよ。
今日の昼食はオムライスとありました。夕食はとんかつとありました。
なのにこの体たらくです。わかってはいたけど、がっかりだよ。

そんなわけで、今日は隠し在庫の牛乳で、
ヤケ乳して飲んでやった。2本も。

milk.jpg

こんなに貯め込んでいたので、ちょうど良かったのかもしれない。
子どものころは牛乳を毎日1本(1リットル)飲んでたな。
水の代わりに飲んでた。だから背が伸びたのかしら。太りもしたが。

19時半、6回目の採血。
やっぱりけっきょく手の甲に。同じ看護師だ。
失敗されるよりはマシと思おう。

日中から強かった風が、強風から暴風に変わってきた。
外はみぞれから雪にかわっていきそうな気配。
この病棟はこの病院でもっとも古い建物なのだが、
それにしたってこれはないだろうレベルのすきま風がひどい。
大きくなカーテンが風で揺れて、裾の下から冷たい風が入ってくる。

21時、7回目最後の採血。手の甲を隠して暗に拒否。
すこし血管を探った後で、右肘窩にて無事に採血終了。
たぶん、この看護師さんはやればできるのに面倒くさがりなんだな。

【本日の食事量総計】
16.5単位:1320kcal(設定値:21単位1680kcal)
6時半起床。すこし頭痛がある。
体重測定99.4kg。
昨日より250gの減、入院直後からだと6.5kg減ったことになる。

糖尿病で初めて入院したときは14日間で3.8kgの減量だった。
3回目の入院時は17日間で4.9kgの体重減。
前回は12日間で6kg減らしている。
入院直後の体重としては、今回がいちばん軽いので、
日数あたりの減量率は今入院がもっとも効率が良いようである。
 ただし、初日・2日目の体重減は、あきらかな便秘解消なので、
 3日目から脂肪燃焼が始まったと考えると、
 12日間で4.1kgとなって減量効率はがくっと落ちる。

まずは朝食レポート。


米             195g 4単位:320kcal
味噌汁(白菜)       1杯 0.5単位:40kcal
五目たまご焼き       1皿 1単位:80kcal
豆腐の炒め煮        1皿 1単位:80kcal
牛乳            180ml(飲まずに保管)
ふりかけ          1袋(使わず)
【6.5単位:520kcal 7時50分】

「炒め煮」という調理法も頻繁に登場する。
炒めることで素材の味を引き出して、
少量のだしで煮ることで料理全体の味を深める。
なるほど。カロリーや塩分が制限される病院食に適した調理法だ。
味つけが毎回おんなじだけどな!


今日はお迎えに来てもらって夕方までお仕事。
昼食の時間をまたいだので、この入院で2回目の入院外食。
撮影を忘れたので「ほっともっと」のサイトから拝借。


米             100g 2単位:160kcal
おかず           盛り合わせ(少し残す) 3.5単位:280kcal
【5.5単位:440kcal 12時30分】

銀鮭弁当。公式サイトでは729kcalの表示。
ごはん通常盛りは250gということで5単位:400kcalとなる。
そのうち100gを食べたので150g分のカロリー(240kcal)を引いた。


大いに疲れて帰院。
風がどんどん強まってきた。雨も激しい。
子どものころは12月に雨が降るってのは信じられなかったもんだ。

ショッキングな夕食。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
蒸し鶏の薬味醤油      1皿 2単位:160kcal
マカロニサラダ       1皿(すべて残す)
牛乳            180ml 1.5単位:120kcal 在庫から追加
【5.5単位:440kcal 17時50分】

まず、今週2度目となる「炭水化物のおかずで炭水化物を食べる」やつだ。
ふだんの食生活なら大歓迎もしないが嫌いでもないのだが、
まじめに食事制限をやっている日々に、
こういったメニューが出てくると静かにカチンとくる。
患者の(ダイエット中の)ココロノウチがわかってない。
悔しいので残してやった。

もうひとつは献立表との違いである。
多少の期待外れ(昨日のカボチャのような)は織り込み済みである。
しかし、今夜の献立表には「赤魚お好み焼き」という料理が掲載されていた。
どんな料理かわからないけど、けっこう期待をしていたのに。
まさかこいつがNG料理だとは。がっかり。

今夜は悔しさにつつまれながら就寝する。
明日は入院から3度目のターゲスだ。朝から晩まで7回の採血が待っている。

【本日の食事量総計】
17.5単位:1400kcal(設定値:21単位1680kcal)
6時50分に起床。
体重測定99.65kg。前日比200g減。

ゆっくり起きると、すぐに朝食。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
味噌汁(大根)       1杯 0.5単位:40kcal
蒸し天かま         1皿 1単位:80kcal
からし菜和え        1皿(野菜はカロリー計算せず)
しらたき炒り煮       1皿 1単位:80kcal
ふりかけ          1袋(使用せず)
【4.5単位:360kcal 7時50分】

「蒸し天かま」は二度目の登場ではないだろうか。
この「からし菜」も頻繁にでてくる。
でも、考えてみれば毎日の食事なんてものは、
だいたい「いつも同じ」ものを食べるのが普通なのかもしれない。
俺も家では朝食は納豆ばかりだ。
それに比べると、毎朝毎食いろんなものが食べることができている。

12時、主治医の回診。
次回のターゲスと血液検査を金曜日に。
腎臓病食についての栄養相談を希望する。
 「高山さんの場合は、タンパク質がどうのこうのよりは、
  カロリーを減らして、ひたすら減塩に努めるのが目標です。」
なぜか毎回、主治医は腎臓食に関する栄養相談に否定的だ。
知識があっても邪魔にはならないので、
ぜひにということ、管理栄養士の指導をお願いすることにした。
腎臓を保護するための食事制限は、
糖尿病のようにおおむねカロリーだけを制限するのとは違って、
かなり面倒くさい内容になっている。
食べる楽しみは八割方犠牲にして、生きつなぐための食事という感じ。
すこし大げさかもしれないが、いまの自分からするとそんな印象を受ける。


日誌に書きそびれていたが、
昨日1人退院して、空いたベッドに今日また1人入院した。
今度の患者も何度目かの入院のようだ。
病棟の看護師長が来て、
「ごめんなさいね。いつもと違う古い病棟で。」と謝っている。
前回までは南病棟だったのだろう。
そういうやりとりを聞かされながら、いつも古い病棟に入院している俺は、
なんとなく釈然としないものを感じもしたが。

長くしつこいブログを書いているうちに昼食。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
酢豚うま煮         1皿 2.5単位:200kcal
ブロッコリーのツナマヨ   1皿 0.5単位:40kcal
牛乳            180ml(飲まずに保管)
【5単位:400kcal 12時30分】

酢豚はあまり好きじゃない。大きなタケノコが入るからだ。
それに、小学校の給食では、こいつは難敵だった。

13時から入浴を予約しておいたが、
他の患者がすぐに入りたいので一緒にどうか、とお願いされる。
それならと、12時50分に入浴をして7分で退室した。
自宅に戻った際にはシャワーを浴びているので、
病院で入浴する必要性はあまり高くない。
ちょっとだけ広い浴槽を楽しんでみようと思っただけだ。
お湯はぬるかった。


本日は病院内で静かにしていた。
それでも不思議なものでお腹がすく。夕食。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
焼き魚(ホッケ)      1切 1.5単位:120kcal
あんかけ豆腐        1皿 1単位:80kcal
味噌汁(油揚げともやし)  1杯 0.5単位:40kcal
ツナ和え          1皿 0.5単位:40kcal
牛乳            180ml 1.5単位:120kcal 在庫から追加
【7単位:560kcal 17時55分】

あわく期待していたのだが、冬至のカボチャ料理は出なかった。
俺にだけ出なかった。
これは「瓜」系の食品が禁止になっているからだ。
もともとはスイカ(西瓜)やメロンを食べると吐き気がすることがあるので、
それを出すのは控えておいてくれと伝えてあったのだが、
それが前々回くらいの入院から瓜系食材が全面禁止になっていた。
だから、キュウリ(胡瓜)とかズッキーニも出てこない。
そしてカボチャ(南瓜)も出なくなった、と。
どちらもふだんは平気で食べているのだけれど。
面倒で訂正をしなかったのは俺の判断なので、
今日健康のためにカボチャを食べることができなかったのは
仕方の無いことなのだろう。

退院したらカボチャも食べよう。

【本日の食事量総計】
16.5単位:1360kcal(設定値:21単位1680kcal)
昨夜22時ころに意識を失って、今朝6時まで中断せずに睡眠継続。
体重測定99.85kg。ようやく「Mr.0.1トン」の称号を返上する。
100kgを切ったら、体重計の最小単位が50g刻みに変わった。

朝食です。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
味噌汁(さやえんどう)   1杯 0.5単位:40kcal
スクランブルエッグ     1皿 1単位:80kcal
ほうれん草の煮びたし    1皿 0.5単位:40kcal
大根とササギの煮物     1皿 0.5単位:40kcal
【4.5単位:360kcal 7時45分】

タケノコ以外はだいたいなんでも食べられるのだが、
この「さやえんどう」というのは
大人になっても魅力がわかりにくい食材のひとつだ。

毎日9時〜9時半くらいにバイタルサインの測定がある。
血圧や脈、体調に異常あるやなしや、体温などを
担当の看護師さんが患者に確認してまわる。
 おそらくこのタイミングで夜勤から日勤への看護師に交代している。

ここで入院時からの血圧の推移を並べてみたい。
その改善っぷりに笑ってしまう。苦く。
 ご存知のように血圧には上(収縮期血圧)と下(拡張期血圧)がある。
 これは心臓の動き(収縮拡張を繰り返し血液を循環)に連動している。

 12月 9日 175 / 102 入院翌日。
    10日 168 /  91
    11日 178 /  93
    12日 140 /  80
    13日 139 /  81
    14日 128 /  80
    15日 131 /  83
    16日 121 /  75
    17日 120 /  78
    18日 126 /  70
    19日 130 /  74 
    20日 129 /  80 入院12日目。

正常の目標値は【140/90】だが、
糖尿病患者やCKD(腎臓病患者)は【130/80】となる。
病院で計ると血圧がふだんより上がる、という話は耳にしていたが、
この目標値の指標にも「診療室血圧」と「家庭血圧」というのがあるのね。
後者の方が上下ともに10ほど低く設定されている。
先にあげた正常目標値は診療室血圧である。


ぼくの病気の始まりはいつなのだろう。
その証拠はどこまで集められるのだろうか。

【慢性高血糖症(糖尿病)】を確認したのは、
とある病院を取材したときに健康診断の受診をすすめられた30歳のとき。
独立開業して初めての健康診断だった。
この時点でHbA1c(過去1〜2カ月間の血糖状態を知る数値)は「9」。

 HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)は2012年から基準値が変更となり、
 検査結果にも順次適用されていった(当初は新旧併記)。
 それまで日本だけで使用していた基準値(JDS)から、
 国際基準(NGSP)となり、それまでの数値に0.4プラスされることになった。
 かつて正常値4.3〜5.8だったが、現在は4.5〜6.2である。

つまり、HbA1c 9.0%とは現在の基準だと9.4%になる。
同病の皆さんはすぐに反応すると思うが、
30歳の2型糖尿病患者としては、なかなかの高値である。
 実際にはその5年後にHbA1c 13.2%(当時12.8%表記)を記録するのだが。
それ以前のHbA1c検査データは残っていないのだが、
25歳ころ通院していた時点では高血糖の指摘を受けていなかったので、
そこからの5年間で病気を育んだということなのだろう。
その後、病気を放置し続けて、
ようやく2009年(35歳)から函館中央病院での治療をスタートした。


【C型肝炎】の発覚も、2009年の診察時である。
当時の主治医に「輸血または入れ墨か覚醒剤の経験はありますか?」と
問われて驚いた(おもしろかった)のを覚えている。
C型肝炎ウィルスは血液を介して感染する。
血液汚染対策が厳格になった現代においては感染経路はごく限られている。
ぼくの場合は、輸血も入れ墨も覚醒剤も、
もしくはトランシルヴァニアの貴族のような食生活をしていわけでもない。
可能性があるのは、小学生のころの予防注射でのまわし打ちくらいである。
当時すでに厚生省によって、
注射のまわし打ちを止めるような勧告があったようだが、
ぎりぎり徹底が図られる以前のタイミングだった。
もう20年以上も小学校のクラス会には参加していないが、
きっとクラスメイトにはC型肝炎患者がいるはずである。

 このような感染ルートをとるために、
 C型肝炎患者数には地域の偏りがあることを知られている。
 ようするに、注射のまわし打ちが多い地域があるということ。
 たとえば覚醒剤が蔓延しているとか、
 ウィルス感染への意識が低かった医師や病院が存在している地域である。
 函館はその地域(厳密には2004年12月に函館市に合併された町)のひとつだ。
 このことについては今後また別項を立てて記事にしようと思う。
 そのつもりで2009年から資料は集めているので。
 この「事実」はNHK函館放送局の報道でも取り上げられたことがある。

大学4年生のときに「脂肪肝」で入院し、
二十代半ばまで通院(投薬)をしていたのだが、
肝臓の数値が悪かったのはC型肝炎が原因だったのだろう。
当時はまだC型肝炎ウィルスは発見されて間もなかった。
(ウィルスの発見は1989年で、翌年に論文が発表されている。)
主治医はいつも数値(GOT・GPT)を見ては首をかしげていたものだ。
ぼくのC型肝炎については、
2度目のインターフェロン治療が成功したことで寛解となった(昨年)。
現在までのところウィルスは再燃していない。

 国からお金をもらえるのでしょ、と言われたことがあるが、
 それはB型肝炎についてのことである。
 C型肝炎についてはインターフェロン治療への国からの補助はあったが、
 それは治療にかかったお金が減免されるという意味であり、
 現金をプラスしてもらえたわけではない。
 C型肝炎は上記で示したような理由で
 国内蔓延が拡大し長引かせてしまった病気であるのだが。
 いまは感染対策が徹底され、
 インターフェロンに替わる著効率の高い新薬(飲み薬)もできて、
 これから患者数が増えるということは考えられないが、
 いまだ「国民病」であることには間違いがない。
 キャリアの人は怖がらずにすぐに治療をしてしまった方がいいだろう。
 インターフェロンはきつかったが、いまの薬はかなり楽ちんらしい。


そしてようやく【慢性腎臓病】の番だ。
以前の投稿記事にも書いたが、
腎臓病が進行した原因は糖尿病の影響(合併症)が大きいはずだ。
ただし、もともと腎臓が壮健ではなかった、という「事実」もある。
小・中学校の尿検査(再検査)の想い出はすでに書いた通りだ。
今後、腎臓病については
「初診日」が重要になる可能性もあるということなので、
そこを判明させてみることにした。
すこしネット検索をするとわかると思うのだが、
この腎臓病の「初診日」を明確にするのは困難な取り組みらしい。
簡単に言えば、腎臓病としての症状が
はじめのうちは「ほとんどない」ということが原因である。
糖尿病性腎症の場合は、糖尿病の初診日を
腎臓病のそれとして採用することが多いようであるが、
ぼくの場合はもっと以前にさかのぼる必要があるようだ。

親もとで暮らしていた小・中・高校生のころについて、
親に検査結果などがないかを確認してみた。
学校から届く「健康のお知らせ」という書類は保存してあったようだが、
そこには腎臓に関する所見はなし。
尿検査後、平田泌尿器科医院で受診した際の記録(領収書など)もない。
この時期の客観的なデータは手もとにないことになる。
親もとを離れて、19歳で上京して大学に入学するわけだが、
そこでの健康診断でもタンパク尿を指摘されたことを覚えている。
そこで、大学に電話をして、
在学当時の健康診断データがあるかどうかを問い合わせてみたが、
「保存期間は過去五年間です」とのこと。そりゃそうか。
医療機関においても、カルテの保存期間は医師法で5年間のようである。
そこで思い出したのが日記帳だ。
高校生のとき「漱石日記」を読んだのがきっかけで日記をつけるようになった。
キャンパスノートに汚い字で書き綴っていたはずだ。
自宅に立ち寄ったついでに、書庫をごそごそと探索してみる。
背中を補強したセロテープが変色してしまった日記帳が出てきた。
1993年前後の日記帳を開いてみる。青臭いことを語る俺がいた。
まぁ、それはどうでもよくて、病気に関連する記述を探す。
ところどころ悶えつつ、ざーっと日記の文面を読んでいくと、
わずかだが書き残していた。

 七月九日
  校医に面談し、検尿の結果を効く。
  タンパク質が常人の50〜100倍、腎炎特有の症状が出ているという。
  泣きそうになる。
  実家に電話をする。
  自分の運の悪さは知っていたが、ここまでついていなくてもいいのに。
  嫌になっちまう。
  痛いのは嫌だ。
  病気が治るのなら少しくらい痛いのは構わないが。

 七月十日
  体の崩壊。

 七月十四日
  結果が出る。タンパクは2プラスのままなり。
  寝起きの尿がタンパク+だったら困る。

 十月七日
  午前中、取材または腎臓の病院。

入学直後の健康診断でひっかかり、大学の校医に呼ばれたのが七月九日。
ここで再検査(再提出)をして、同月十四日に検査結果を確認している。
この段階で、国分寺駅北口にあった腎臓病専門のクリニックを紹介される。
何度か通院して、検査・診察を受けた記憶がある。
「いちど痛い思いをして検査をする必要がある」。
そんな医師の言葉を記憶している。
これはおそらく腎生検のことを指していたと思う。


この言葉に怖れをなして、日記で確認できる限りにおいては、
同年十月以降の通院は自主的にやめてしまったようである。
すでに、このクリニックは存在しない。
移転をしたのかもしれないが、現時点では確認できない。
今後、必要であれば調査をするかもしれないが、
おそらくカルテはとっくのむかしに廃棄処分されているだろう。
そうなると、この日記帳だけが「証拠」になるわけだが、
厳密に言うと客観的な物的証拠ではない。
ただ、24年という年月が資料的価値(信頼性)を高めていると期待するのみだ。
このころペンネームとして「腎臓悪太郎」を名乗っていたことも思い出した。
これも当時から病気だった(病識があった)証明になるのだろうか。
とりあえず、今回はここまでにする。あとは必要になったときだ。


昼食です。


米             195g 4単位:320kcal
うま煮           1皿 1.5単位:120kcal
からし酢味噌和え(ワカメ) 1皿 0.5単位:40kcal
牛乳            180ml 1.5単位:120kcal
【7.5単位:600kcal 12時30分】

酢味噌和えはうまいな。おかわりをしたいほどだった。
午後からの散歩に備えて、
低血糖を防ぐためにもすこしムリをして米を完食する。
おかずがたりなくて隠し在庫のふりかけを使用。

14時、本日も外出。病院と自宅の往復。
亀田川沿いはすこし気温も下がるのか、
歩道に氷が残っていたので滑って滑って怖かった。
17時ちょいに帰院。

夕食。ビール風ノンカロリー飲料とともに。


米             195g(半分残す) 2単位:160kcal
タンドリーチキン      1皿 2単位:160kcal
和風スパゲッティ      1皿 1単位:80kcal
生野菜           1袋140g(野菜はカロリー計算せず)
ドレッシング        1回分25ml 1単位:80kcal
【6単位:480kcal 12時30分】

炭水化物をおかずに、炭水化物を喰わせるメニューとは!
嬉しいような、納得がいかないような、そんな晩餐。
どうしても生野菜が食べたくて、
1階のローソンでサラダ(野菜千切り)とドレッシングを購入。
ドレッシングは1袋25kcalだと思って買ったのだが、
野菜にまぶした後で再確認したら25mlで80kcalという内容だった。
驚きの高カロリーに目がくらむ。

【本日の食事量総計】
18単位:1440kcal(設定値:21単位1680kcal)

プロフィール

高山潤
函館市および道南圏(渡島・檜山)を拠点に活動するフリーランスのライター、編集者、版元、TVディレクター、奥尻島旅人。元C型肝炎患者(抗ウィルス治療でウィルス再燃、インターフェロン・リバビリン併用療法でウィルス消滅で寛解)、2型糖尿病患者(慢性高血糖症・DM・2009年6月より療養中)。酒豪。函館市(亀田地区)出身、第一次オイルショックの年に生まれる。父母はいわゆる団塊世代。取材活動のテーマは、民衆史(色川史学)を軸にした人・街・暮らしのルポルタージュ、地域の文化や歴史の再発見、身近な話題や出来事への驚きと感動。詳しくはWEBサイト「ものかき工房」にて。NCV「函館酒場寄港」案内人、NCV「函館図鑑」調査員(企画・構成・取材・出演・ナレーション)。


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